国債格付け引き下げ~日本の長期国債~

2011.01.31

・先日の新聞報道によれば、日本の長期国債格付の引き下げが明らかになりました。       
        
 その内容       
  格付を行った会社  スタンダード&プアーズ社(S&Pと表示されることが多い)       
  格付対象債権    日本の長期国債       
  格付けランク    「AA」→「AA-」 ワンランク引き下げ         
   「AA-」の内容    強い財務力を有するが、環境悪化の影響を幾分受け易い 
      
・有名な格付会社はS&Pの他にムーディーズ社、フィツチ社の二社がある。       
 日本にも格付会社はあるが、米国と比べ歴史は浅く、一般には浸透していない。       
 しかし、相応の実績を積み重ねてきており今後の期待は大きい。       
 日本の格付会社には日本格付研究所、R&I社等がある。 
      
・格付対象となる債券等       
 格付けの対象となるものは国債(短期、長期)ばかりではなく、       
 優先株、社債、銀行財務、発行体(債券等を発行する企業等)も範疇に入る。
       
・格付定義       
 各々の格付会社によって、区分が異なり、意味する内容のニュアンスが異なるので       
 一概には比較検討が困難である。       
 1、S&P:①投資適格(1位:AAA~14位:B+) ②投機的(15位:B~22位:D)       
 2、ムーディーズ:①投資適格(1位:Aaa~14位:B1) ②投機的( 同上 )       
 3、フィッチ社:①投資適格( S&Pと同一 ) ②投機的(15位:B~24位:D)
       
・S&P社のコメントでは、日本国家財政の悪化懸念、財政健全化対策の実現性に       
 疑問があるとして、今回の格付引き下げに至ったことのようである。       
 世界の投資家から日本向投資に注目が集まり、結果として悪影響がないことを       
 望みたい。 
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