銀行は今なぜ 「貸し渋る」か?

2009.02.13

 これから銀行融資がさらに厳しくなりそうだ。
先行して資金手当てをしておくべきだろう。

最近、中小企業同友会が金融危機突破マニュアルを出しました。(注1)
融資の現状把握には良いと思うのでご紹介します。

金融機関は今なぜ「貸し渋る」か?‥4つの理由

① BIS規制と金融検査マニュアルの問題があります。
 金融機関も自己資本比率をBIS規制で国際取引があるところは8%、国内のみの取引は4%以
上とされており、おのずと景気が悪くなれば融資の枠も減るのは当たり前です。

② 自己資本比率の低下です。
 アメリカの金融危機で株価などが全面安、金融機関の保有する株や債券などの下落で自己
資本の大幅な棄損、融資に充てる引き当ての枠が少なくなっています。
特に金融機関の3月決算の時期が危ない、大幅な減資が予想され、融資枠が狭められると考
えられます。

③ ビジネスローンの失敗があり、中小企業への融資に躊躇があります。
 ビジネスローンは企業の属している業種の倒産確率と経営内容を点数化し、企業への貸し
出し幅と利率を決め、取引を行う方法で、中小企業の経営実態をよくつかまずにあるいは財
務諸表だけで判断するものでした。

結果、一時期これによる貸付競争を行った(中小企業は助かった)多くのメガバンクは焦げ
付きを作り、新銀行東京も自己資本の大幅な棄損を余儀なくされました。

④ 信用補完制度が「信用保証協会と金融機関の責任共有制度」になったことです。
 金融機関にしてみれば、「責任共有制度」になり今まで以上の引当金を積まなければならず、
おのずと融資の枠は狭められる結果となります。


  これから銀行の決算も大変で、それなりの理由がある。
   次回は対策編です。
 
      打つ手はたくさんあります。

                      とおやま ひでゆき 
   

(注1)
金融危機突破マニュアル
http://www.tokyo.doyu.jp/data/090212.pdf


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