いきなり3倍負担 年収100万円台前半は鬼門

2009.03.04

 お客様から「医療費が突然高くなったのだけれどどうして?」と電話がかかってきた。
それは、所得がある額を越すと1割負担がいきなり3割負担となる後期高齢者医療制度のこ
とだ。

例えば1000円多くても、年16万円の負担が、50万円になってしまう。
確かに、突然上がるのは、おかしな話だ。

1割が段階的に上がって3割になるなら分かるが、前年度より数千円上がっても3割になっ
てしまう。

 医療費はかかった費用の1割を自己負担する。
ただし、現役並み所得者は3割となる。(注1)

1000円多くても医療費が3倍になるのなら、少し収入が減っても現役並み所得者にはなり
たくないのが人情だ。

また妻の年収が130万円以上だと、突然社会保険の扶養からはずれ、妻が自分で年金も保
険料も払わなければならなくなる。

年収100万円台前半は所得税の配偶者控除も外れる(給与103万円超)ので鬼門です。
知らないと損することがいっぱいありますね。

 確定申告シーズンなので、その関係の情報を挙げておきます。
●知っていると得すること●
♪納税時期は振替納税だと4/22、延納は6/1頃まで延期可。
♪不動産の売却益の申告は引渡がまだなら翌年が有利。

♪居住用の買換(所有期間10年)有り。
♪居住用の買換において発生した譲渡損失は条件を満たせば3年間にわたって繰り越せる。
またローン控除とも併用できる。

♪青色申告だと65万円余分に控除。
♪災害にあった(災害減免法を使える場合もある)。
 災害、盗難、横領により住宅等に損害を受けたりした。


  また、年収が100万円台だと結婚できない率が高いと言う調査もある。
  やはり、100万円台は鬼門か?!

                      とおやま ひでゆき 
   

(注1) 現役並み所得者
 同一世帯に住民税課税所得が145万円以上の長寿医療制度(後期高齢者医療制度)の被
保険者がいる方。
 ただし、収入が被保険者複数世帯で520万円未満、被保険者単身世帯で383万円未満の方
は申請により1割負担にすることができる。


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