JALは なぜ飛べなくなったか?

日本航空が策定中の再建計画が難しいらしい。
金融機関が融資に難色を示しているらしいが当然だろう。(注1)
JALの決算を見てみるとANA(全日空)と驚くほど似ているが微妙な違い
もある。
資産規模は同じくらいだし、売上はJALの方が若干多いものの営業総利益は
26百億円台だ。
決算書から何が問題なのか検討してみた。
①売上総利益率が低く下落傾向。
両者とも同じようだが、JALは下落して来てこの利益だ。
なぜ粗利が低いのか、主なものは不採算路線が多いからのようだ。
不採算は地方地元の要望で政治家の圧力もあったという報道もある。
②営業利益がマイナス。
マイナス要因の大きなものは人件費だ。
ANAと比べると倍以上で、退職引当も多くこれでは金融機関は貸さない
だろう。
③キャッシュフローがマイナス
資金繰りも当然悪く、お金がドンドン減っていく。
資金ショート寸前というところだろう。
このような兆候は数年前から決算書で簡単に読み取れる。
なぜもっと早くから対策を採らなかったのだろう。
外資制限があり法律で守られていて日本の代表的会社だから、国が国民が
税金で、今までのように何とかしてくれるとでも思っているのだろうか。(注2)
JALは今の日本に似ている。
コスト削減は必要だが、無料酒類は無くさないで欲しい。
とおやま ひでゆき
(注1)
日本航空(JAL)(9205.T)が策定中の再建計画について「実現可能性に
不安があり、週末帰国する鳩山総理と対応策を協議する」と述べた。同日、
JALの再建問題について同社幹部や政策投資銀行など金融機関と個別に
会談した後、記者団に語った。
JALは今春、金融機関に対して年末までに2000億円の融資を実施
するよう求めていたが、金融機関側はこれを拒否。6月に政府保証が付け
られる形で1000億円の融資契約を締結し、JALが9月末までにまと
める再建計画を見た上で1000億円の追加融資に応じるか決める計画。
これまでにJALは、2011年度までにグループ全従業員の14%に相
当する6800人の削減や国内外50路線の削減、1600億円規模の退
職給付債務の削減などの再建計画を打ち出していることが明らかになって
いる。ロイターニュース:2009/09/24
(注2)日本航空株式会社に対する助成
http://www.mlit.go.jp/hakusyo/transport/shouwa43/ind110301/002.html


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