精神科医の話
自分の外に求めるだけでは、人生はいつまでも満たされない。
「ふつうの幸せ」を手に入れるには、「私が私が」という自慢競争をやめること。
物事の曖昧さ、ムダ、非効率を楽しむこと。
そして他人の弱さを受け入れることだという。
今は、百年に一度の大不況でピンチですがチャンスの時代でもあります。
新旧の事業交代の時期、弱肉強食ではなく優勝劣敗(優れたものが勝ち劣ったものが負
ける)の未体験の新世紀に突入しています。
そんなストレスの多い時代を上手く乗り切る10の方法を提案しています。(注1)
いくつかご紹介しましょう。
1、恋愛にすべてを捧げない
恋愛がきっかけとなって心身の調子やバランスを崩し、結果的には「埋めがたい寂しさ」
が心に巣食ってしまうことになる人は、とくに女性では少なくない。
TVや雑誌、小説、映画などの最大のテーマは「恋愛」だ。
毎日おびただしい数の恋愛関連のマーケティングがいっぱいだが、これはビジネスとして
やっているのだということを忘れてはならない。
現実の「恋愛」の比重はもっと少ない。
少なくとも、頭の中では「恋愛はほどほどに」と考える。
2、自慢・自己PRをしない
前向き思考法をし、自己アピールをする若者たちがどんどん"自慢競争"に走り、採用
を勝ち取って行く先には、いったい何が待っているのだろう。
3年で辞める若者。社内いじめ。急増する20代、30代のうつ病と長期休職。過労自
殺と労災申請の増加などなど、若者と仕事や企業との関係は、かなり悪化していると言わ
ざるをえない。
競争と、ポジティブ思考の結果がこうなのだ。
どうやら、経済的、経営的な観点から見ても、これが企業や社会を成長させるものではな
いらしい、ということがわかりつつある。
3、老・病・死で落ち込まない
テレビやラジオの視聴率調査会社が用いる集計区分のうち、最も商品購買力があるとさ
れる20歳から34歳の女性を「F1層」と呼ぶのだという。
しかし、本当にF1層の購買力がそんなに高いのか、ということで、それは疑問のままだ。
その結果として、新しい工夫や冒険をする余裕も策もないまま、これまでF1層で当たっ
た番組を、経費削減要請から、より中身を薄くしながら反復して提供していくしかない、
ということになるのだ。
そしてつまらない番組ができているので、ミドルからシニア層の人たちは、テレビを見な
がら「これについて行けないのは、私が時代から取り残されたからだ」と誤解しないで欲
しい。
狭い日本そんなに急いでどこへ行く?
ゆっくり行きましょう。
仕事に疲れたら精神科医の話を聞いてみよう。
とおやま ひでゆき
(注1) 「しがみつかない生き方」 香山リカ著 1960年札幌市生まれ。東京医科大学
卒業。精神科医。立教大学現代心理学部映像身体学科教授。
<お知らせ>
①会社設立セミナー。
12月16日6時30分より。
http://www.to-yama.com/kaisyaseturitu/seturitu.html


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