フリーレントは注意?
2010.02.25

 最近、首都圏を中心とした高層ビルの建設ラッシュ等を背景に,テナントの空室を防ぐ
目的として賃料を数カ月間無料とするフリーレント契約が広く行われている。

 借りるほうからすると、引越しの最初の時期は何かと経費もかかるので家賃の支払いが
ないと助かる。
したがって、貸す方(賃貸側)は、広告にもなるし、人気も上がるので良い方法だ。

ただ、このフリーレント契約に基づき支払われた賃料(賃貸側)の税務上の処理には注意
が必要である。

 契約で、途中解約可の場合は賃料をもらった時に計上する。
契約期間解約不可の場合は、①事業用も②居住用も総賃料をフリーレント期間も含めた契
約期間で按分した後の金額を各事業年度で未収であっても一律に収益計上しなければならない。

また、消費税については、③有償取引説と④無償取引説があり、処理は分かれる。
さらに問題なのは支払っている側の処理だ。

賃貸側の処理の逆と考えると、費用処理だが、異なった考えもある。

以上賃貸側を図示すると、概ね以下のようになる。


フリーレント で 賃貸         → <契約途中解約可>
                          もらった時に計上            
  ↓
<契約期間解約不可>
  ↓
    ①事業者                      ②居住用
(所得税)
   総賃料をフリーレント期間も含めた契約期間で按分した後の金額を,
    各事業年度で一律に収益計上
      ↓             ↓               ↓
(消費税) ③有償取引説        ④無償取引説      なし(不課税)
     期間按分して計上     もらった時に計上

 フリーレント契約・取引は、新しい取引形態であり実態も様々であるだけに、税務上の取扱い
については一概に言えないのが現状だ。

             実際の実務に税務が追い付いていない例だろう。
             取引がある場合にはご相談ください。


                    とおやま ひでゆき 

(注1)フリーレントの取り扱い
 http://www.bekkoame.ne.jp/ro/tji/sinnkokukojin.htm#2-1


人を動かす秘訣 (2)
2010.02.22

原題は『友をつくり人を動かす』だが、社会人として身につけるべき人間関係の原則を
具体的に示して、あらゆる自己啓発本の原点となった不朽の名作で日本でも440万部も売
れている。

前回に続き、いくつか感心したことをご紹介しよう。(注1)

1、誠実な関心を寄せる
人間は他人のことには関心を持たない。ひたすら自分の事に関心を持っているのだ。
大勢と一緒に自分が写った写真を見るとき、我々はまず始めに誰の顔を探すか!?

友を作りたいなら、まず人のために尽くすことだ。
人のために自分の時間と労力をささげ、思慮のある没我的な努力を行うことだ。

こうして相手に深い関心を示すことによって、個人的に友を作ることができるだけでな
く、相手が我々が勤める会社の顧客であれば、会社への忠誠心とも言うべき気持ちを育
てることすらできる。

2、相手を理解するように努めよう(盗人にも五分の理を認める)

「俺は働き盛りの大半を、世のため人のために尽くしてきた。ところが、どうだ-俺の
得たものは、冷たい世間の非難とお尋ね者の烙印だけだ」
こう嘆いたのは、暗黒街の王者アル・カポネだ。

彼ほどの極悪人でも、自分では悪人だと思っていなかった。
むしろ自分は慈善家だと考えていた。

ある刑務所長から、興味深い話を聞いたことがある。
およそ受刑者で自分自身の事を悪人だと考えているものは、ほとんどいないそうだ。

人間はたとえ自分がどんなに間違っていても、決して自分が悪いとは思いたがらないも
のなのである。

人を非難する代わりに、相手を理解するように努めようではないか。
どういうわけで、相手が、そんなことをするに至ったか、よく考えてみようではないか。

そのほうがよほど得策でもあり、また、面白くもある。
そうすれば、同情、寛容、好意もおのずと生まれ出てくる。


当たり前のことだが、難しい?
今日会う人から始めてみよう。

                    とおやま ひでゆき 


(注1)
「人を動かす」【著者略歴】D・カーネギー
1888年、米国ミズーリ州の農家に生まれ州立学芸大学卒業後、雑誌記者、俳優、セールス
パーソン等雑多な職業を経て、YMCA弁論術担当となり、やがてD.カーネギー研究所設立。
人間関係の先覚者として名声を博す。1955年、66歳で死去。


人を動かす秘訣
2010.02.17

社長や役員の悩みで一番多いのが人の問題だ。
その人を動かす秘訣は、この世に、ただ一つしかないとD・カーネギーはいう。
この事実に気づいている人は、甚だ少ないように思われる。(注1)

しかし、人を動かす秘訣は、間違いなく、一つしかないのだという。
すなわち、自ら動きたくなる気持ちを起こさせること-これが秘訣だ。

人間は何を欲しがるか?普通の人間なら、まず、

一、健康と長寿、  二、食物、
三、睡眠、     四、金銭及び金銭によって買えるもの、
五、来世の生命、  六、性欲の満足、
七、子孫の繁栄、  八、自己の重要感、

このような欲求はたいてい満たすことができるのだが、一つだけ例外がある。
八番目の「自己の重要感」がそれで、これこそが人間の心を絶えず揺さぶっている、焼
け付くような渇きである。

他人のこのような心の渇きを正しく満たしてやれるような人は極めて稀だが、それがで
きる人にして初めて他人の心を自己の手中に納めることができるのである。

例として、
 1921年にU・S・スチール社が設立された時、鉄鋼王アンドルー・カーネギーは、当時
38歳のチャールズ・シュワッブを社長に迎えた。
カーネギーはなぜ彼を選んだのか。
それは、彼が人の熱意を呼び起こす名人だったからだ。

 シュワッブは言う。「私は決して人を非難しない。人を働かせるには奨励が必要だと
信じている。
だから(中略)気に入ったことがあれば、心から賛成し、惜しみなく賛辞を与える。
誰でも小言を言われて働くよりも、ほめられて働く時のほうが、仕事に熱がこもるし、
できあいも良くなる」と。

  確かに地位、権力、物欲は「自己の重要感」の具現だろう。
      では、まず私をほめてください。

                    とおやま ひでゆき 


(注1)
「人を動かす」【著者略歴】D・カーネギー
1888年、米国ミズーリ州の農家に生まれ州立学芸大学卒業後、雑誌記者、俳優、セールス
パーソン等雑多な職業を経て、YMCA弁論術担当となり、やがてD.カーネギー研究所設立。
人間関係の先覚者として名声を博す。1955年、66歳で死去。


億万長者の七つの法則
2010.02.12

 景気の悪い時にはチャンスがいっぱいある。
米国のお金持ちを紹介します。 

 純資産を1億円以上持つ「億万長者」は全米で、3.5%しかいないが、米国の資産のほぼ
半分を所有している。

億万長者はお金を持ってるだけでなく、精神的にも安定し、家族も幸せで、ストレスも少
ないと言うことです。

この本は20年以上にわたる研究から次のような疑問に答えます。(注1)
本当の金持ちとは、どういう人々なのか。彼らはどうやって金持ちになったのか?

彼らはどこで買い物をし、どのように投資、貯蓄をするのか?
彼らはどう育てらてられ、彼らの子供をどう育てているのか?

 <こうすれば億万長者になれる>
 資産家のライフスタイルは、金が貯まるようにできている。
私たちの調査から、次の七つのポイントが資産を築く成功の秘訣だとわかった。

 ① 収入よりはるかに低い支出で生活する。
 ② 資産形成のために、時間、エネルギー、金を効率よく配分している。

 ③ お金の心配をしないですむことのほうが、世間体を取り繕うよりもずっと大切だと
  考える。
 ④ 社会人となった後、親からの経済的な援助を受けていない。

 ⑤ 彼らの子供たちは、経済的に自立している。
 ⑥ ビジネス・チャンスをつかむのが上手だ。
 ⑦ ぴったりの職業を選ぶ。    

<億万長者のデータ>
・信託財産や相続財産から何らかの所得を得る人は19%。
・相続資産が、資産の1割以上を占める人は2割に満たない。

・過半数の億万長者はまったく遺産相続を受けていない。
・両親、祖父母その他の親戚から1万ドル以上の贈与を受けていない。

・91%は親が経営する会社の株を贈与してもらっていない。
・半数は、両親や親戚から大学の学費を出してもらってない。
・今後遺産をもらう可能性がある人は1割を切る。

      高収入でも節約家でないと金持ちにはなれない。
      意外に金持ちは初代なのですね。    

     

 
                    とおやま ひでゆき 

(注1)「となりの億万長者」 
 【著者略歴】早川書房 2,000円 トマス・J・スタンリー&ウィリアム・d・
 ダンコ著 


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  平成22年2月16日(火)6時30分開始。90分。
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知らなかった関連事件
2010.02.09

 先週著名な弁護士さんから税務事例関連の話を聞く機会があって、知らないことが多か
ったのでその一部をご紹介します。

1、弁護士が、脱税をした人に自分の口座を提供しただけで逮捕される。
2、警察は脱税事件の当事者の供述が一致しないと両方を逮捕する。

3、同じ行為であっても、目的が節税目的だけだと否認される。
4、弁護士が依頼者の相談内容を匿名で自分のブログに載せて逮捕された。

5、払うべき税金があるのに別会社を利用して隠したら逮捕された。
6、相続人が何人いても平成17年の判決で相続人1人でも銀行取引記録の開示要求ができる。

7、刑事事件で起訴されると99.8%有罪となる。
8、裁判官が痴漢容疑を否認しても、被害者の供述のみで逮捕されてしまう。

9、脱税額が年1200万円で逮捕されてしまう。
10、横領した人が経理担当役員だと経費ではなく賞与になる。

11、不動産会社が家賃を滞納した借手に追加で損害賠償金を払った事例。
12、新人弁護士の年収は500万円台が最も多い。

13、内部告発者の実名を会社に伝えた弁護士が懲戒処分となった。
14、キチンとした理由なき解雇は解雇無効で損害賠償となる。
   辞表を書いてもらうしかない。

15、固定資産税の過大徴収分を20年間さかのぼって返還された。
16、税務署への密告情報で脱税が摘発できるのは1%以下。


 上記は裁判事例なので、中には上告されて結果が確定していないものもあるが、裁判
の世界は常識とは異なる。
この弁護士先生は痴漢容疑をかけられないよう電車には乗らないそうです。


        日々の普通の暮らしの中に
        大きな落とし穴があるのですね。


 
                    とおやま ひでゆき 


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朝日新聞とキャバ嬢の「心得10ヵ条」
2010.02.05

 前回、松下幸之助の『心得10ヵ条』の後なので、『10ヵ条』という関連だけで出すのは、
少し気が引けるが、以下の2つの対比はなかなか面白い。
特に下記10ヵ条は近い将来の日本や家庭を左右する女性たちもいるだろうから頼もしささ
え覚える。

「キャバ嬢の心得10ヵ条」

① 基本は笑顔でいるべし。口角を下げない!
② 丁寧な言葉使いを心がけるべし。
「ですます」で始まり、タメ口は親しくなって了解を取ってから!

③ 姿勢良くあるべし。猫背禁止!
④ 謙虚であるべし。イイ女は慎み深いもの!

⑤ 従業員は黒子として扱うべし。営業中は私語厳禁!
⑥ 何事も素直に喜ぶべし。感情表現は豊かに!

⑦ NO!をきちんと伝えるべし。ダメなものはダメ!NGなことをなぁなぁにしないこと!
⑧ マメに状況報告をするべし。店にもお客さまにも連絡を欠かさない!

⑨ お客さまの席を離れている時も気を使うべし!席の責任は全て指名嬢にある!
⑩ 「キャバ嬢(=自分)は商品」であることを自覚するべし。
    嬢としての価値を損なわないように言動には注意!(注1)
 
一方日本の新聞社を代表する朝日新聞社が新入社員に贈った10ヵ条も違った意味で面白い。

『新入社員に贈る出世心得10ヵ条』(注2)
(1)保身と無責任を肝に銘ずべし
(2)失敗は全て他人のせいにせよ

(3)偽なくば会社立たずと考えよ
(4)闇の圧力にとことん屈すべし

(5)法や裁判所の命令は無視せよ
(6)他の客の迷惑を第一と考えよ

(7)世間の批判に馬耳東風であれ
(8)正義感や気骨、見識は捨てよ

(9)悪事には見て見ぬふりをせよ
(10)つねに尻尾を振るポチであれ
    (以上を守れば諸君も役員に)

ネタなのか? 本気なのか? その真意はわからないが、サラリーマンの建前に対する
本音を綴ったものなのだろうか。

             これからも女性の時代?
               頑張ろうね男性諸君!


 
                    とおやま ひでゆき 


(注1)
森山まなみON&OFF 働くウーマン☆ブログ from 湘南・鎌倉♪
http://ameblo.jp/manami-moriyama/entry-10043729474.html
(注2)
TITLE:【トレビアン】朝日新聞社が新入社員に贈る驚くべき出世心得10ヵ条!!
URL:http://news.livedoor.com/article/detail/3583020/
こちらが掲載されたのは、『素粒子』という短文コラム。短い言葉で世相を語るコラムで
、風説や時事などをオモシロおかしく書いたりもしている。


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  平成22年2月16日(火)6時30分開始。90分。
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幸之助の 「不況またよし」
2010.02.01

松下幸之助の「不況克服の心得十ヵ条」は、まさに今経営者に必要なものかもしれない。
 
1.「不況またよし」と考える 
  不況は物の価値を知る得難い経験である。
2.原点に返って、志を堅持する
  不況は贅肉を取るための注射である。

3.再点検して、自らの力を正しくつかむ
  不況の時こそ千載一遇の好機、考え方一つでどうにかなるものである。
4.不退転の覚悟で取り組む
  難局こそ何が正しいかを考える好機である。不況の時こそ事を起こすべし。

5.旧来の慣習、慣行、常識を打ち破る
  かつてない困難からかつてない革新が生まれる。
 かつてない革新からかつてない飛躍が生まれる。
6.時には一服して待つ
  不況も好況も人間が作り出したもの。なくせないはずがない。

7.人材育成に力を注ぐ
  不況の時は素直な心で、不信感を持たず、対処すべき正しい道を求める時である。
  そのためには一人ひとりの良心を涵養しなければならない。
8.「責任は我にあり」の自覚を
  何が正しいか、訴え、改革せよ。

9.打てば響く組織作りを進める
  不況にはあらゆるもの(人も組織も)が吟味される。
10.日頃からなすべきをなしておく
  志さえしっかり持っておれば、人が育ち組織の体質も強くなる。


不況でも考え方を変えれば
           打つ手は、たくさんある。


 
                    とおやま ひでゆき 


 

(注1)住職と坊守のつれづれ日記より.
住職と坊守のつれづれ日記住職と坊守のつれづれ日
http://blog.livedoor.jp/tms49310/archives/919000.html


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