死んでももらえる年金

2010.03.24

政府は国民年金の未納保険料をさかのぼって払うことができる期間を、
10年に延長することを閣議決定した。

これはかなり画期的なことで、未納のある人は有利なので積極的に利用
してもらいたい。

この制度によって、無年金見込み者のうち最大40万人が救済され、年金
額が増える人は1600万人に達すると推計される。

 よく年金は払うだけ損だとマスコミなどで言われており、年金に入ら
ないで生保の年金保険に入っている人も多くいるというが大きな間違い
である。

下記の表を見ると、どの世代でももらう方が多い。 (注2)
      
年齢(夫)(生年) ①保険料  ②給付  ②/①
70歳 (1929年生) 600万円 6,800万円 10.8
60歳 (1939年生) 1,200万円 6,500万円 5.5
50歳 (1949年生) 1,700万円 5,700万円 3.3
40歳 (1959年生) 2,200万円 5,100万円 2.4
30歳 (1969年生) 2,600万円 5,000万円 1.9
20歳 (1979年生) 3,000万円 4,900万円 1.7(注3)


 さらに、国民の立場から言うと、
1、まず年金の支払いは法的に強制されている。
2、国庫負担が1/3(1/2に予定されている)ある。
  年金を払ってない人も半分税金で負担している。

3、会社が半分負担している。
4、支払額は全額所得控除である。(最大で半額節税)
5、死ぬまでもらえるし、遺族年金のように死んでもらえることもあ
る。

 国も会社も大きな犠牲を払って年金制度を支えているのであって、
一般的なマスコミ等の論調だと、上記の認識が抜けているように思わ
れる。

例えば、いま55歳で今まで年金を払っていなくても年金は70歳ま
で掛けられるので、10年さかのぼって掛けてこれから15年払えば、
年金がもらえる。



    あとは長生きするだけですね。
     さあ、年金を払いに行こう。

       


                    とおやま ひでゆき 


 
(注1) 事後納付を10年に延長=国民年金法改正案を閣議決定
 3月5日12時10分配信 時事通信

 政府は5日、国民年金の未納保険料をさかのぼって払うことができる
 事後納付の期間を、現行の過去2年から10年に延長する国民年金法改
 正案を閣議決定し、2011年中の施行を目指すそうです。

 国民年金の受給資格を得るには25年以上の加入期間が必要。
 しかし、不況や年金不信などの影響で保険料未納が増えており、将
 来、無年金・低年金者の増加も見込まれる。

 一方で、年数を経てから未納に気付くなどして、事後納付を希望す
 る人も少なくない。
 厚生労働省は、改正案が成立すれば、65歳未満の無年金見込み者の
 うち最大40万人が救済され、年金額が増える人は1600万人に達すると
 推計している。 (時事通信)

(注2) 厚生年金制度における世代毎の保険料拠出と年金給付の関係
 (改正制度(国庫負担割合3分の1))

(注3)
 平成11(1999)年における。

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