演奏途中で突然中止
2010.05.28

2000人弱の大コンサートホールで突然音が消えてしまった。
指揮者がコンサートの途中で「すみません」と謝って、演奏を中止して終わってしま
ったのでアンコール曲とは言え、とてもビックリした。

同日の朝日の朝刊に全く同じような記事が出ていたのでご紹介する。
「故岩城宏之さんは豪州での本番の舞台で、演奏が途中で止まる大失態を演じてしま
った。曲は不協和音が連続して複雑だ。

岩城さんによれば、疲れ果てたラストに最大の難所が来るという。そこで指揮棒を振
り間違えて演奏は「崩壊」した。

音の消えた会場は凍りつき、体がガクガク震えた。途中からやり直したが、恥じ入る
ほかはなかった。」

岩城さんは、失敗した個所をやり直したが、また同じように失敗し、そのまま最後ま
で行き着いて何とか終わったそうだ。(注1)

演奏途中で突然中止した指揮者は宇宿允人さん(76歳)で今回で185回の公演になる。
ご縁があって、ほとんど最近の公演は聴いているのだが、今年の4月に肝臓がんの摘
出手術を行い抗がん剤治療を開始しているようで辛そうだった。

そのことを皆知っているので、惜しみない拍手がなり止まなかった。
宇宿さんも演奏した「田園」は人生のポエムのようで終わりは大いなる大地に包まれ
て消えていく最後を感じると仰っているのが印象的だった。

    宇宿さん、元気になって
     また緊張感のある音楽を聞かせてくださいね。


                  とおやま ひでゆき

(注1)
楽譜の風景 (岩波新書 黄版 250) (新書)
岩城 宏之 (著)

(注2)
宇宿 允人(うすき まさと 1934年 - )は京都府出身の指揮者。
1957年、東京芸術大学器楽科卒業後、1959年までNHK交響楽団で首席トロンボーン奏
者として活動した。
その後指揮者を志し、近衛秀麿に師事した。定期演奏会でのベートーヴェンの「ミサ・
ソレムニス」により、指揮者としてはじめての大阪文化祭賞を受賞した。1982年以降、
現在に至るまで、東京において「宇宿允人の世界」という名称で連続的に演奏会を企
画しており、一貫して指揮者として活動を続けている。

   <お知らせ>
 6月セミナー
平成22年6月22日(火)15時30分~17時。
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日本がダメなら...
2010.05.25

「日本がダメならニュージーランドがあるさ」という本が数年前まで売れていました
ニュージーランドは、島国であり、オーストラリアの東2,000kmにあります。(注1)

当時のニュージーランドは、かつて経済的に失敗したが改革に成功し、国営企業も売
却し、小さな政府を作り、規制も少なくて模範的な再建の成功例と言われていました。

経済成長率が高く、為替も安定し、IT化も進んでいて不動産も将来性があるので世界
で最も過ごしやすい国の一つと言われ、日本からもツアーを組んで見学に行ったくら
いです。

印象的だったのは、たとえ世界で核戦争が始まっても放射能は赤道付近上空を漂うの
で、南極に近いニュージーランドは大丈夫だということでした。

僕もその本を読んで、訪れた一人ですが、気候も良いし映画のロケ地になるくらい風
光明媚で、食事もおいしくて、いまだに当地で食べたクレイフィッシュは世界随一だ
と確信しています。

 しかし、ニュージーランド経済は余りにも貿易と金融に依存していたので、不況の
波をまともに受け再び財政難に陥ってしまいました。
現在は財政黒字化の予算を立てて頑張っていますが、回復には10年近くかかるようで
す。(注2)

しかも地球温暖化の影響もあってオゾンホールが破壊され大きくなったため、紫外線
が強くなり住みやすいとは言えなくなりつつあるようです。

 当時その本を読んで、移住したり、不動産を買ったりした人はその後どうしている
のでしょう。

ネットでみると結構クレームが出ているようで、評論家の言うことはあてにならない、
自己責任だなとつくづく思いました。


          日本がだめなら
           どこへ行きますか?

                  とおやま ひでゆき

(注1)
日本がだめならニュージーランドがあるさ!―2003年、日本国破産 海外編 (単行本)
浅井 隆 (著), キーウィサポート (著)
もはや経済がコントロール不能になっている日本の将来に見切りをつけて、住むとこ
ろや財産の保全先を海外へ移すことを真剣に考えてみませんか?
今後日本人が注目すること間違いなしのニュージーランドを徹底紹介。

(注2)
ニュージーランド予算案、2016年までに財政が黒字化と予想
5月20日16時15分配信 ロイター
 ニュージーランド政府は20日発表した予算案で、2016年までに財政収支が黒
字を回復するとの見通しを示した。成長率の改善に伴って借り入れと債務を徐々に減
らす方針。
 予算案には、予想通り、所得税や法人税の引き下げおよび売上税の引き上げといっ
た税制改正要綱も盛り込まれた。

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平成22年6月22日(火)15時30分~17時。
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人生に迷ったら 「10-10-10 」法則
2010.05.17

人生に迷ったら、3つのスパンで決めなさい! 
全米ベストセラーというので 「10-10-10 」を読んでみました。
分かりやすくてジャック・ウェルチとの出会いなどはおもしろかったです。

 【内容解説】
人生に迷ったとき、「決める力」が身につく。
全米ベストセラーで、これを読めば、仕事、夢、結婚、家族、友情など、人生に迷っ
たとき、どう判断したら最適な決定がなせるか、「決める力」が身につく。
紙とペンさえあれば、10-10-10は今、この瞬間から試せる。

もしも、この選択をしたら......
・「10分後(今)はどうなっている?」
・「10ヶ月後(ちょっと先)は?」
・「10年後(未来)は?」     ・・・こう自問するだけでOKなのです!

短期、中期、長期と、3つの視点で選択肢を見つめれば、後悔しない決断ができます。
10-10-10の法則があればぐずぐず迷うクセ、優柔不断、チャンスを逃すパターンが
変わる。

いくつもの10-10-10の法則を使った例が紹介されているが、注意点も挙げている。
例えば、

【3つ目の「10」の落とし穴】
「10-10-10」は、人を前向きな行動に駆り立て、現状のしがらみから自由になる方
法を教えてくれる。

しかし、すべての決断を長期的な結果に基づいて下すべきではない。
人生の大きな目標を達成するためには、一時的な試練の日々も耐える価値があるか
もしれないが、退屈な日々を送るはめにもなる。

そしてとても危険な結果を招く場合がある。

ピートはAP通信社で半夜勤の編集者をしていた。
午後4時に出社して真夜中まで働くピートは、あらゆるものを逃していた。

彼が眠っている間に子供たちや妻は学校や仕事へ出かけ、みんなが帰ってくるころ、
彼は仕事をしているのだ。

ピートは「借金せずに子供たちを大学にやり、湖へ出る桟橋付きの家を買い、早く
引退する」ため、手当のつくこのシフトを選んでいた。

しかしピートは途中で自動車事故で亡くなってしまう。彼の妻も重傷を負い、のち
に亡くなった。

ピートが人生を先送りしたまま死を迎えてしまったと考えずにはいられない。
私たちは時に遠い未来を重視し、それによって考え方を左右されたりするが、ほか
の時間枠を軽視すべきではないのだ。


   
       著者の「10-10-10 」法則の最高の実践例は
        元GEの会長ジャック・ウェルチと結婚したことだと思う。


                  とおやま ひでゆき

(注1) 【著者略歴】講談社1300円
 著者スージー・ウェルチは、ジャーナリストであり、4人の子供の母であり、40
代で経営の神様、ジャック・ウェルチと運命を変える出会いをした魅力あふれる
女性。

10-10-10は発売まもなく『ニューヨーク・タイムズ』『ウォール・ストリート・
ジャーナル』のベストセラーリストにランクインし、テレビ番組でも特集が組まれ
るなど、大反響を巻き起こした。

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平成22年6月22日(火)15時30分~17時。
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マイセンの ビジネスモデル
2010.05.11

 マイセンは有名な美しくて高価な陶器のブランドだ。
先日マイセンを知る機会があった。

マイセン陶器の絵や柄は釉薬(ゆうやく)によって、描かれるが、驚くことにその色の
種類は3000を超え、また作陶の工程は作業は細かく分業化されており、商品群も
一般品から芸術品まで区分けされている。
マイセンはドイツのベルリン近くの小さな村にある。(注1)

ある店で気に入ったものを一つぐらい記念に買おうかと思ったが、10センチ四方ぐ
らいで値段が15万とか30万していて庶民には手が届かない。
量産品なのにブランドがあるからこういう値段になるのだと思ってしまう。

マイセンは簡単に言ってみれば会社組織のなかに管理された有田焼や益子焼の村があ
るようなものだ。
安い一般食器を作る者もいれば、前衛的な作品を作る者もいる。

しかしマイセンは企業として戦略的にブランド管理をしていて、技法や釉薬から焼き
方まで内部教育委機関があって科学的にノウハウや経験を蓄積している。

同じ陶器でも益子のおじさんが作るものは経験と勘に頼って一代で終わってしまうよ
うなものが多くて、良いものもあれば駄作もあって品質が安定しないし、よく100円
ショップで売っていたりする。

結果は明らかで、マイセンは科学的に管理しているから常に品質が高く料金も法外?
なのに、益子のおじさんはたまに何かのコンテストで賞を取ったりするが、100円
ショップで買えることもあると言うことになる。

しかし僕のように陶芸を少しかじっているものには、マイセンはトヨタの車のように
完成度も高いが企業が作った量産品で、益子のほうは街の芸術家おじさんのようで、
親しみがあって好きだ。

結局僕が買ったのは、陶器ではなく、素晴らしいデザインとノウハウの詰まった1冊
の写真集だった。


    同じ陶器の皿だったら高くて完成度の高いマイセンと、
     益子のおじさんのものとどちらを選びますか?

                  とおやま ひでゆき

(注1)
 マイセン(Meisen)はドイツ・マイセン地方で生産される磁器の呼称。
名実ともに西洋白磁の頂点。国王の命で設立され、その後も組織的な管理下に置かれ
現在に至る。


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5月セミナー
平成22年5月18日(火)18時30分~20時30分。
「社長のための税金セミナー」3000円 20名当事務所セミナー室