巨富への道 (2)

2010.07.12

本「巨富への道」に登場する7名はそれぞれに異なる業種で異なる成長を歩み、すべ
て株式上場し巨富を得た。
創業して巨富を得るのに必要な5つの要素は以下のようだと言う。

1.気質
好奇心と好きへの執念
創業に成功して巨富を成すには、何よりもまずそれに適した気質でなければならない。
第一は好奇心が旺盛なことだ。

たとえばドトールコーヒーの鳥羽氏は、パリでコーヒーを立ち飲みするサラリーマン
を見る日本人は何十万人といたが、その当たり前の「現象」を「なぜ」と思った。

そこからドトールコーヒーショップへの「安価立飲み」の発想が生まれた。
立飲みという「現象」を「なぜ」と考え、「どうする」に思い巡らせた。

 2.アイデア
ビジネスモデルに繋がる発想
だるま会7名の創業者に共通なのは、みな秀逸なるビジネスモデルを創り上げているこ
とである。

他にない概念を思い付き、それを現実的なビジネスとし、その業態にふさわしい組織
と技術と人材と施設を整えるには、基本のアイデアがしっかりとしたものでなければ
ならない。

たとえばファンケルの池森氏は、化粧品に防腐剤が入っているのを知り、防腐剤を入
れずにすむ一週間以内に使いきれる小瓶の化粧品を考え出した。

 3.見通し
「出口のない入口に入るな」
ベートさん曰く、「成功への出口のある入口から入りなさい。入りやすいという理由で
出口のない入口に入るのは愚かなことです」。誰でもする楽な仕事はするなという事。

どんなに苦しくとも出口のある入口を叩き続けねばならない。そのためには、どこに
成功への出口があるのか見通す力が必要である。

4.勇気
行動してこその決断
決断には、行動が伴わなければならない。業を起して成功し、巨富を貯えるほどの人
物は、ゆるぎなき覚悟を持って決断し、直ちにかつ熱烈に行動する。

 5.少しばかりの幸運
「何があっても、だから良かった」の精神
「何があっても、だから良かった」-これはAOKIホールディングスの青木氏の口癖で
ある。

人間は「自分は幸運だ」と思えば運が付いて来るものだ。
大富豪になるのには「ほんの少しの幸運」で十分なのだ。運は誰にでもある。
それがほんの少し多い人が、巧みに捉えて巨富を築くのである


     身近で見る成功者は、みなとても運がよく見えます。(^u^)


                    とおやま ひでゆき

【著者略歴】
堺屋 太一(さかいや・たいち)
1935年大阪府生まれ。
著書に、『知価革命』『組織の盛衰』(PHP研究所)、『団塊の世代』『東大講義録
-文明を解く』、『世界を創った男 チンギス・ハン』日本経済新聞出版社)、『大
激震(実業之日本社)など多数。


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