台風15号
2011.09.30

台風15号が過ぎ去った後、めっきり涼しくなり秋らしくなってきました。
その台風15号ですが、
「非常に強い」勢力での台風上陸は
1993年の鹿児島県に上陸した台風13号以来18年ぶりだそうです。

子供の頃は、台風が来ると何故だか判りませんが集中力が高まるような気がして、
家の中で暴風雨の音をBGMにしながら、模型を作ったり、パズルをしたり、
何かに没頭した時間を過ごしていたと思います。

また、その当時は台風による停電も多く、
家族で集まってロウソクの火や懐中電灯の灯りで過ごすのも、
何か冒険をしているようで、ワクワクしていたように記憶しています。

学校も休校になることが多かったので、
天気予報の台風情報も関東に上陸しないかなと期待しながら見ていました。
被災される方もいるのに、今考えると、とても不謹慎な話ですが・・・・・。

冒頭で18年ぶりと言いましたが
たいてい関東上陸前に勢力が衰える台風が多いので
関東に限ると、「非常に強い」勢力での台風上陸は
データがある1986年以降で初めてだそうで、
実に25年以上もの間が空いたことになります。
これだけ間が空くと台風の怖さも忘れてしまいます。

先週、大型の台風接近の報道を見ていても、台風が来るということは認識しているのですが、
危険が迫っているとは感じていませんでした。
当日は、歩くこともままならない暴風雨のすさまじさに驚き、
また、そういった状況を考えもしなかった自分の台風への危機意識の低さにも驚きました。
この意識の低さが災害につながると、強烈に感じさせる暴風雨でした。

今回の台風上陸で自分の意識の低さを思い知らされましたが、
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」といったことにならないよう、
この思いを持ち続けたいものです。
         

                                     弓削田 剛史


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こんな会社が危ない!!
2011.09.28

調査会社によると、「円高関連倒産」や「資金繰り難倒産」が増えているそうです。(注2)
今日のような不況ですと、危ない会社はいっぱいあります。
危ない会社の簡単な見分け方を、ヒト・モノ・カネに分けてご紹介します。

  -社内で出来る簡便法・自分の会社もチェックしてみよう-
(1)ヒトについて
□いつ訪問しても社長不在  □従業員の勤務態度が悪い
□有力役員・従業員の退職   □経理担当者の不在めだつ
□後継者不在        □幹部の内紛や悪口がめだつ
□接客、電話対応が悪くなる □能力あるが、人格悪い社長

(2)モノについて
□在庫の急増        □主力販売先の変更    
□売上の大幅減       □過大な設備投資
□大口取引先の倒産     □安売りが目立つ
□大量の返品クレーム    □仕入れの急増 OR 急減

(3)カネについて
□支払日の延長要請多い    □主力金融機関の変更あり
□手形のジャンプ要請あり  □手形割引不可の情報あり
□回収の督促増える     □賃金の一律カットがあり

チェックが 4≒取引注意 6≒要注意 8≦倒産の危機あり

 さらに、信用調査会社に調査依頼をしたり、謄本の取り寄せをして担保等チェックし、
場合によっては決算書の提供もお願いすべきでしょう。

また、貸倒れにならないように、会社ごとの与信限度を設け、定期的な限度額の見直し、
連鎖倒産防止共済加入等も必要です。(注1)

         売上が増えても、回収できなければ。。。
         自社は大丈夫と思わないこと!


    
・ 


                        とおやま ひでゆき

(注1)倒産防止共済加入
 http://www.all-senmonka.jp/all-senmonkablog/k-tooyama/2010/06/post_191.html

(注2)「金融円滑化法利用後倒産」の増加続く
 同法を活用するなどして返済猶予を受けた後に倒産した企業が増えている。
同法を利用した企業は少なくとも30万社前後と推定され、このうち数%でも倒産手続き入りすれば、
全体の倒産件数が大きく上積みされるのは確実だ。
このために倒産動向の転換点とみられる10月から年末にかけて一段と増加基調が強まる可能性は十
分にある。 帝国データバンク

    <お知らせ>
 10月セミナー  
*10月11日(火)18時半 会社設立セミナー(年内設立は消費税改正の影響が無い)
*10月27日(木)15時半 モデル就業規則は危ない?就業規則の見直し方
     講 師 当社 社会保険労務士 他

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天才ピアニスト
2011.09.26

読書の秋が近づいてきましたので、
最近読んだ本の話を。

「マルタ・アルゲリッチ 子供と魔法」という、今年の5月に出た本です。

マルタ・アルゲリッチは、
ブエノスアイレス出身の世界的な女性ピアニストで、現在70歳。その半生を描いた伝記です。
8歳でデビューし、若くしてショパンコンクールを始め3つの国際コンクールで優勝し
多くの名演・名盤を残しています。

親日家でも知られ、日本で別府音楽祭という音楽祭を連続して開き、天皇から旭日章も受けています。
日本でも大変ファンの多いピアニストです。
僕の小学校の頃のピアノの先生が薦めてくれて以来、好きなピアニストの一人です。
とても早くて力強いタッチなのに、正確無比な打鍵が特徴です。
音の粒が立っているように聞こえ、
他の大勢のピアニストが色あせて聞こえることがあります。

天賦の才能と情熱的な性格の反面、
変わった部分やスキャンダラスな面が語られることも多いです。
あるピアニストが家を訪ねたとき、ずっと爪を切っていたとか、
2番目の夫のシャルル・デュトワ(指揮者)と来日の際、機内で喧嘩して彼女だけ公演をすっぽかして帰国してしまったとか。
人前で演奏することが少し苦手で、
公演の契約書上、直前まで自由に演奏をキャンセルできる条項が入っているとか。キャンセルの多い演奏家でもあります。

でも、この伝記は教訓めいたことを語るわけでもなく、彼女の半生(師や交友関係、3度の離婚と3人の子を育ててきたこと、
ピアノを弾く気力を失った時代のこと、癌の闘病、日本への思いなど)を膨大な資料を元に淡々と語り、
暖かく彼女を見つめるスタンスが伝わってきて、
ファンとしても実像が少し知れて、とても良い本だと思います。
10月に来日するので、演奏を聴きに行く予定です。

今週の雨を抜けると、
少しずつ秋の足跡が聞こえてくると思います。
読書の秋、芸術の秋(他の季節ではあまり言いませんよね、スキーの冬とか、花見の春とか。なぜなのでしょうか?)
皆さんも、忙しい時間を縫って、
自分の好きな本や、音楽などに触れるといいかもしれません。
         

                                浅野 浩


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人を雇うと 税金が戻る?
2011.09.19

 かなり条件は厳しいが、それは6月に新設の『雇用促進税制』です。
条件を知らないと、損をする場合があります。

下記のような条件を満たせば、従業員の増加1人当たり20万円の税額控除が受けられれま
す。

<主な条件>
1.青色申告書を提出する事業主
2.前期および当期に事業主都合による離職者がいない

3.1事業年度で2人以上かつ、10%以上従業員数を増加させた
4.「雇用促進計画」をハローワークに提出している

 ここで、この優遇措置が適用される期間は平成23年4月1日から平成26年3月31日までの
期間内に始まるいずれかの事業年度です。

また、雇用促進計画は事業年度開始後2か月以内にハローワークに提出する必要がありま
す。

ただし、平成23年4月1日から同年8月31日までに事業年度を開始した法人については、平成
23年10月31日まで受け付けます。

しかし、いくつかの問題点が、ありそうです。

1、事業年度開始後2ヶ月以内に、「雇用促進計画」をハローワークに提出し、事業年度
  終了後2ヶ月以内に計画の達成状況について、確認を受けること。

2、人数は純増なので、例えば、退職者が6人で、7人雇用しても実質増えたのは1人。
  中小企業の場合、2人以上増えないといけないので、アウト。

3、利益計上でも法人税がないと税額控除額の対象にならないので戻らない。

4、人数条件はOKでも、給与要件が満たないと、アウト。(注1)


 これから、人を雇い、税額も多い予定の企業にはメリットがあるでしょう。
 雇用の増加が見込まれる場合は、まず計画を提出しましょう。

また、これ以外に助成金で雇用調整助成金、高齢者確保助成金、試行雇用助成金等色々
 ある。



        人が増加しそうな場合は?
         とりあえず、提出しましょう。


    
・ 


                        とおやま ひでゆき

(注1)
① 雇用促進税制パンフ
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudouseisaku/dl/koyousokushinzei_02_pamp.pdf

② 用紙
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudouseisaku/dl/koyousokushinzei_04_keikaku.pdf

    <お知らせ>
 9月セミナー  
*9月27日(火)3:30より5:00まで
   「知って得する助成金セミナー』
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お祭りについて
2011.09.16

9月になってもまだまだ暑い日が続きますが、
外出先にてお祭りを見ることができましたので、お祭りについて調べてみました。

お祭りの由来ですが、諸説がいろいろとあるそうです。
まず、「祭る」の連用形が名詞化したものとされている説ですが、
これは、神仏に物を奉げたり、差し上げることで「奉る(まつる)」と同様の意味と考えられているようです。

その他に、「まつらう」という古語の名詞形ですが、神のそばにいて奉仕するという意味ということです。
「まつりあう」は同じ祖神(そしん 神様として祭る祖先のこと)を同胞が「まつりあう」という説もあるそうです。
他にもいろいろとあるそうです。

また、みこしという言葉ですが、「輿(こし)」に敬語「御(み)」を添えた言葉ですが、
神様がのっているものは神輿、のっていないものは御輿というようです。
輿とは人を乗せ人力で持ち上げて運ぶ乗り物のことですが、
昔は身分の高い人の交通手段として使われていましたが、儀式的な場においても多く用いられていたそうです。

祭りの掛け声もいろいろとあります。
代表的なのはワッショイですが、「平担ぎ」の掛け声です。
せいやせいやですが元は関西の掛け声ですが、地方出身者が集まる中で東京にも根付いたらしいです。
えっさえっさは、「江戸前担ぎ」の掛け声です。
その他にもちょいちょい、もーめもーめ、さーせさーせなどがありますが、地域によりいろいろと違うようです。

祭りというのもいろいろな由来からきているようですので、
それを調べてから見てみると違った楽しみ方もできると思いますので、
調べてからお祭りにいってみてはいかがでしょうか。
         

                                          赤羽根 充



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明日への統計 2011
2011.09.12

 注意して見ると、これからの事業や生活のヒントがある。
これは、統計局が実施する統計調査を中心に、調査結果の利用事例等を紹介したもので
す。(注1)
いくつかご紹介すると、

1、人口は1億2805万6千人で、人口増加率がゼロ。
 いよいよ人口減少が具体的になってきた。

2、東京都、神奈川県、千葉県など9都府県で人口が増加。
 人口が減っても、便利なところに集中し、人口増加となる。

3、全国1,728市町村のうち4分の3で人口減少
 さらに、減少率に毎年拍車がかかっている。過疎化が進んでいる。

4、65歳以上の高齢者は過去最高
 これから過去最高を更新していく。

5、60歳以上の有業者は、1100万人に
 60歳でも元気で、働く人が増える。特に60~64歳が急増している。

6、高齢者世帯の貯蓄現在高(中央値)は約1,500万円
 高齢者世帯(世帯主が65歳以上の世帯)の貯蓄現在高は平均2305万円で、世帯全体を
 二分する中央値は1502万円となっています。
 平均値を下回る世帯が約3分の2(65.1%)を占めていて、将来の不安を感じさせる。

7、子供の割合は13.3%、36年連続の低下
 子供数を増加させる政策が急務。

8、労働力人口は3年連続の減少
 労働力人口(15歳以上人口のうち、就業者と完全失業者を合わせた人口)は、平成22
 年平均で6590万人となり、前年に比べ27万人減少し、3年連続の減少となった。

9、介護者数及び介護・看護時間総量は増加
一人当たり介護・看護時間は減少が続く。

10、個人経営の事業所の事業経営上の問題点
 事業経営上の問題点として「需要の停滞(売上の停滞・減少)」を挙げている事業所
 がすべての産業で8割程度と、もっとも多くなっている。
 また後継者難が30%近くになっている。

11、勤労者世帯の可処分所得(手取り収入)は月に約39万円、消費支出(生活費)は
 月に約28万3千円。
 あまり余裕はない。

12、インターネットで購入した商品・サービスへの1か月間の支出総額
 世帯主の年齢階級別にみると、40~49歳が7,366円と最も多い。
 7年間で約3.5倍に増加しており、生活に必要不可欠のものとなっている。

13、勤労者世帯の勤め先収入は、平成22年は下げ止まり傾向
 勤労者世帯の勤め先収入を四半期別にみると、前年同期に比べ、平成21年は減少が続
 いたものの、22年は下げ止まりの傾向となった。

14、科学技術研究費は8%減少。
 しかし、平成22年3月31日現在の研究者数は84万300人と9年連続の増加(対前年比0.2
 %増)で過去最高となった。研究者の待遇が悪くなるということ?

  


    現在の変化は、すでに起こった未来です。
     前向きに受け入れていきましょう。


    
・ 


                        とおやま ひでゆき

(注1)明日への統計 2011
http://www.stat.go.jp/info/guide/asu/2011/index.htm


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温泉
2011.09.09

夏も終わりに近づき、秋の行楽シーズンで旅行に行くのに丁度良い季節になります。
日本人の旅行と言いますと、まず温泉が頭に浮かぶものと思いますが、
今日は温泉の歴史についてテレビで見たお話しをさせて頂きます。

日本の温泉の歴史は非常に古く、何万年も前の石器時代からあったようで、
古事記には病気や怪我を治す不思議な水ということで、信仰の対象となっていった記述があります。

その後、江戸時代になるまでの間は一般庶民に普及することはなく、
貴族や武将など、特権階級の人達だけが利用出来たそうですが、
江戸時代になると一変し、湯治として一般庶民も利用を許されるようになり、
徐々に娯楽色が強くなっていきました。

その中で熱海だけは徳川家御用達として一般人の利用を禁じられ、
家康が子供達を連れお忍びで湯治に訪れたり、
後にお汲湯として温泉湯の入った桶を担いで江戸城まで100km以上の道のりを走って献上させたそうです。
これは温泉による健康維持・権力を誇示する目的で続けられ、
八代将軍吉宗の頃まで100年以上も続けられたそうです。

現代では考えられませんが、当時の徳川家の権力の凄さが分かるエピソードだと思います。

その後、一時は新婚旅行、社員旅行のメッカとして有名になり、
観光地・温泉の代名詞的存在だった熱海ですが、不況や国内旅行離れなどにより、
客足が途絶える一方で閉鎖する所が多く、値下げや中国人団体客の誘致でしのいでいるのが現状のようです。

温泉地の観光化は戦後の1950年(昭和25年)に、毎日新聞社が日本観光地百選を紙面で募集し、
数々の名所・温泉が紹介されたことで一気に進みました。
本来は外貨獲得のための外国人旅行者誘致が目的だったそうですが、
日本中で旅行ブームが起こり、景気回復の一端を担ったそうです。


現在もB級グルメ、遺産登録などで各地の町興しが盛んですが、
当時のように各省庁、鉄道会社が協力し、国策として国全体で大々的に行えば
景気回復の契機になるのかなと思いました。
         

                                            畠山 賢二


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アサヒ と キリンの ビール戦争
2011.09.05

 最近の記事によると、アサヒがキリンをおさえて売上を2年連続でシェアトップに回
復したそうだ。(注1)

しかし、ビックリしたのは、今だに売上の70%はかつて大ヒットした「スーパード
ライ」で占めているというから、驚きだ。

ビール戦争というのは、1986年当時、シェアが70%になろうという超ガリバーのキリ
ンが、それまでシェアが10%未満だったアサヒに10年かけて、あれよあれよという間
に抜かれてしまった。

ここまで大差で固定化していたシェアが逆転されてしまうという、非常に珍しい出来事
がおこった。

ビールは嗜好品なので、個人の好みが多様に合ってもおかしくはないが、ラガーの味に
なれている世界であのような逆転劇がおこることは衝撃だった。

スーパードライのヒット要因 として、
1、ターゲットの鮮明化
キリンのラガーが中高年に圧倒的な支持を得ていたため,まだ染まっていない若者層に
ねらいを絞った。

2、鮮度へのこだわり
樋口廣太郎社長(86年就任)によるフレッシュ・ローテーションの実行。
一般的にビールがおいしいのは作ってから3ヶ月以内 。
古いビールを全部回収(買取)して廃棄する。

3、マーケットレディ(88年導入)。

4、鮮度・後入れ先出しの管理を1人数十店ずつ担当。

5、商品を含めた総合的な好イメージ 。

6、スーパードライの開発には100万人試飲キャンペーンが行われた。

等それぞれの有機的なつながりだったといわれている。

しかし、それ以前に、メインバンクの住友銀行から村井勉氏(82年3月就任)がアサヒ
の低迷期に諦めムードな社員の意識を変えることから着手し、経営理念6項目を定め、基
礎を築いたこと等が重要だと思う。

それらの方針にもとづき、84年当時から5000人規模の調査や、スーパードライの基本的
な方向性が決まっていったからである。(注2)

最近のアサヒは円高なので、キリンと同じく海外M&Aを積極的に行っているようであ
る。
アサヒとキリンの熱いビール戦争はまだ続くのだろうか?



      今日も美味しいビールにしますか。
    
・ 


                        とおやま ひでゆき

(注1)日経ビジネス2011.9.05

(注2)アサヒスーパードライの奇跡(溝上幸伸)

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空海と密教美術に関する展覧会
2011.09.02

今、上野では、空海と密教美術に関する展覧会が催されています。

空海は遣唐使として中国へ渡り、2年間という驚くほど短い間に密教の奥義まで修めたそうです。
真言宗の開祖・空海というよりも弘法大師様と言ったほうがなじみがあるのではないでしょうか。

「弘法筆を選ばず」とか「弘法も筆の誤り」などという諺があるように、
三筆といわれた空海の書は、書道がわからない私でもすばらしいと感じました。

奥深い密教の教えは、書画などを用いなければ理解できないと空海自身が言うように、
密教では造形作品が重視されているそうです。
芸術的才能の塊といわれる空海が中国から持ち帰った絵画、
仏像をはじめ空海ゆかりの作品が目白押しでした。

何といっても今回は98.9%国宝・重要文化財という逸品ぞろいです。
密教の本尊といわれる、大きな曼荼羅がいくつかありましたが、
平清盛の頭の血を絵の具に混ぜて書かれたという
「血曼荼羅」という大変貴重なものも飾られていました。

1200年前のことですから、世の中と心の平安を得るのに仏教は
人々の心のよりどころだったのでしょう。
最後のエリアは、曼荼羅を立体的に見せる仏像曼荼羅です。

普段は京都・東寺の講堂にあり、離れたところから眺めるだけなのですが、
今回は全体を見渡すことはもちろんの事、仏像の周り360度を歩いて見ることができます。
15体のうち8体でしたが、とても圧巻でした。

そして圧倒されつつもなにか穏やかな気持ちになりました。


金曜日は午後8時まで開館しているので、
               是非おでかけになられてはいかがでしょうか。

         
                        松永 悦子

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