名言集 松下幸之助 適切な目標
2008.03.30

こんばんは。月岡です。

本日は、季節が逆戻りしたような寒い日でした。私は終日、家を出ることなく、本を読んだり、講師の原稿を書いたり、娘と遊んだりしておりました。

娘は最近、一人で立つ練習をしております。椅子などに手をかけて、立ち上がり、そっと手を離します。ふらふら立っておりますが、数秒後また椅子などにつかまります。こうしたことを寝る直前まで、様々なものを使って練習しています。もうすぐ本当にきちんと立てるようになるかもしれません。とても楽しみにしております。

さて、本日は松下幸之助氏の言葉です。私は好きで何冊か本を読みました。私は気に入った箇所には線を引くのですが、今本を見てみますと、人に関することによく線が引かれています。今日はその人の育て方に関する言葉です。

経営者、責任者、会社や部課の目標、それらに基づく個々の社員の目標を、社内、部課内に十分に行き渡らせるようにしなければならない。部下に適切な目標を示し、希望を与えられない責任者は、失格とさえ言ってよいのではないかと思う。目標が適切に与えられれば、たいていの人は、自由に創意工夫してやってくれる。

私は、この言葉の中の「部下に適切な目標を示し、希望を与えられない責任者は、失格とさえ言ってよいのではないかと思う」という箇所にはっとしました。これは簡単に聞こえますが、実行は難しいことの一つでしょう。少なくとも部下の長所短所を踏まえた上で、長所を伸ばすような希望のある、目標の設定をしなくてはならないと私は理解しています。責任者の役割は難しいですね。


名言集 ドラッカー 経営は組織の僕
2008.03.28

こんばんは。月岡です。

今日、娘が事務所に来ました。一緒にお昼を食べ、少しのんびりした気分になれました。駅まで送る際に九段下の交差点から、靖国通り沿いのお堀を眺めましたら、桜が実に見事でした。少し、風があったせいか、ひらひらと舞っている花びらもあり、その美しさに沢山の方が足を止め、カメラや携帯で写真を撮っていました。毎年の光景ですが、見飽きることも無いですね。

娘は居間で一人でおもちゃで遊んでいるのがあまり好きでなく、すぐに台所の方へ行きたがります。特に台所にあるゴミ箱が大好きです。ちょっと目を離すとゴミ箱を無心にあさっています。そのため、台所までくると捕獲されて、またおもちゃの前に連れて行かれるのですが、すぐに台所めざしてつき進んできます。この繰り返しにうんざりし、居間に娘を隔離するスペースを作りました。しかし、ここに入れますと、とてもつまらないらしく大きな声で不満を訴え、終いには泣き出します。この繰り返される徒労と娘の満足の両方を満たす方程式の解はあるのでしょうか。

さて、今日はドラッカーの言葉です。私には非常に興味深かった言葉です。何十億という報酬をとるスーパーカリスマ経営者を批判した言葉です。

経営をまるでそれ自体が独立して存在しているかのように見なすことは、やがて組織を崩壊に追いやることになります。経営とは、社会において機能している組織が、自身の内なる一つの器官として頼るべき存在であり、あくまで組織のために存在しています。言い換えれば、経営とは組織の僕(しもべ)であり、そのことを忘れた経営はすべて誤った経営です。そして、誤った経営は組織を破壊してしまう。いかなる地位であれ、経営者もまた組織の僕であり、そのことを失念した瞬間から、その経営者は自ら組織に害を及ぼす存在へと身を落とすのです。

ドラッカーは、カリスマなどを馬鹿げた考えで、迷信であり、危険だと思ってたようです。我々は弱い存在で、強く信頼に足る存在を求めがちですが、そのことが自分自身とその組織を破滅に追いやることをはっきりと認識すべきかもしれません。


名言集 西郷南洲遺訓25条
2008.03.27

こんばんは。月岡です。

本日は桜が満開のようですね。今日、市ヶ谷の公認会計士協会の会館に行きましたが、靖国通りの桜が見事でした。家の桜も満開です。桜は夏になれば、無数の毛虫が出るし、秋になれば大量の葉が落ちるので、非常に面倒くさいと思いますが、この春の短い数日間はまったく見事です。これがあるので、面倒な雑事も我慢できるというものです。

本日、娘は耳鼻科に行ったようです。生まれてから一度も耳のお掃除をしていないということで、連れて行ったらしいのですが、大泣きに泣いたようです。私などは耳の掃除は大好きなのですが、赤ちゃんは違うのですね。
そうそう、本日は神保町にある子供用の本屋さんで、娘の本と手を入れて遊ぶ人形を買ってきました。本は「いいお返事できるかな」というもので、名前を呼ばれると絵本の中にある仕掛けを引張って、絵のキャラクターの手が上に伸びます。この本に娘が興味を示しましたので、久しぶりに名前を読んで、お返事をさせてみましたら、きちんと返事をしてくれました。やはり、本は大切なのかなと思いました。

さて、前回まで書いた資金調達のお話はお終いです。追加すべき事項がありましたら、適宜行おうと思います。ただ、次回のテーマがまだ決めかねています。それまでは、私がこの前読んだ本で稲盛和夫さんの「人生の王道(西郷南洲の教えに学ぶ)」に随分と感銘を受けましたので、その中の言葉をご紹介したいと思います。

遺訓25条

人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして、己を尽し人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ねべし。

(訳)
人を相手にしないで、常に天を相手にするように心がけよ。天を相手にして自分の誠を尽して、決して人の非を咎めるようなことをせず、自分の真心の足らないことを反省せよ。

私のような狭量の人間はすぐに怒ったり、文句を言ったりするものですから、この言葉にははっとさせられました。筋を通すということは、こういうことだと思います。私はおろかで、本を読んだときはその通りと思うのですが、すぐに忘れてしまい、昨日と変化の無い行動しか出来ません。しかし、この言葉だけは忘れないようにしたいと思いました。


ベンチャー資金調達 SBIR
2008.03.25

こんばんは。月岡です。

今日も随分暖かい陽気でした。桜の花が次々と開いて、もうすぐ満開でしょう。夜、帰ってくるときに、街灯の明かりに照らされたオレンジ色の桜は何とも幻想的でした。家に変えると娘が手を上下に激しくゆすりながら、喜んで迎えてくれました。しかし、食後に娘の歯を磨こうと歯ブラシを口に入れようとすると、びぇーびぇー泣いて嫌がり、ひざの上から逃げてしまいました。歯磨きが好きではないようです。私は娘に非常に甘いのですが、心を鬼にして、しっかり歯を磨いて行きたいと思います。

さて、今日はSBIRについてのお話です。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、SBIRとは中小企業技術革新制度のことです。これは、中小企業の新技術を利用した事業活動を支援するため、関係省庁(現在SBIRに参加している省庁は、総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省の7省です。)が連携して、中小企業による研究開発とその成果の事業化を一貫して支援する制度のことです。

具体的な内容は、以下の通りです。
①中小企業の新たな事業活動につながる新技術に関する研究開発のための補助金・委託費等について、中小企業者への支出の機会の増大を図る。
②その成果を利用した事業活動を行う場合に、特許料等の軽減や債務保証に関しての枠の拡大等の措置を講じる。

もう少し詳細なことについて、補助金については、非常にたくさんあるので、記載できませんが、中小企業庁のHPに記載があります。http://www.chusho.meti.go.jp/faq/faq/faq07_sbir.htm

事業活動支援としては、①特許料等の軽減措置 、②中小企業金融公庫からの低利融資 、③信用保証の特例 、④中小企業投資育成株式会社の特例、⑤ 小規模企業者等設備導入資金助成法の特例 があります。

年々、交付額も増加していますし、その他の活動支援も増えています。すぐに資金調達には繋がらないかもしれませんが、技術開発などに力をいれているところは調べてみると面白いと思います。


ベンチャー資金調達 リスケ③
2008.03.23

こんにちは。月岡です。

昨日、今日と良い天気が続きました。今日は、娘と二人で砧公園をぶらぶらと散歩したのですが、ソメイヨシノもちらほら咲いておりまして、たくさんの方がシートを広げて楽しんでいらっしゃいました。私の家にも桜の木があるのですが、昨日あたりから咲き始め、今日の暖かさで更に何輪か咲きました。娘にもその桜のつぼみや花を見せてあげるのですが、何はさておき、とりあえず口に入れようとします。といって、我が家で娘にご飯をあげていないというわけではありませんので。念のため。そういえば、昨日は芝生を口に入れようとしていました。

さて、またリスケの話です。前回までで書き残したことを付け加えます。金融機関がリスケに応じてくれれば、その間に何とかしようということにもなりますが、そもそもリスケに強行に反対して認めてくれないということも当然にあります。このような場合は、最終的には返済をストップするしかありません。もちろん、会社に返済原資や他の資産があるのにもかかわらず、返済を行わないということは許されませんが、事業継続に必要な財産以外に会社に財産がなく、社長にも財産がない場合は仕方がありません。返済をやめて、金融機関とのリスケの交渉も一時中断します。その事態に陥る前に、売上げの入金口座を別の金融機関の口座にしておいてください。ときどき、返済をストップした後に、売上げの入金がその金融機関の口座に振り込まれ、その口座から出金できずに、資金繰りに困ってしまったケースもあります。ご注意ください。
また、社長以外の第三者が連帯保証人になっている場合、その保証人の方は、法的には弁財義務がありますので支払わなくてはなりません。しかし、どうしてもその方も支払うだけの財産がない場合は、語弊がある言い方ですが払えないと開き直ってください。ただし、その際には、金融機関に対しての行動を主債務者とよく話し合い、協調して行ってください。


ベンチャー資金調達 リスケ②
2008.03.21

こんばんは。月岡です。

桜がところどころで咲き始めましたね。もう3月20日過ぎですから、自然なのでしょう。こうした季節ごとの花々の移ろいが、月日が瞬く間に過ぎ去っていくことを教えてくれます。この月日の経過と共に娘も日々成長しています。昨年の今頃はまだお腹の中にいたのに、最近では大好きなイチゴを豪快にムシャムシャ食べています。また、最近は追いかけられるのが大好きなようで、私がハイハイしている娘を追いかけますと、キャッキャッと大喜びして逃げ回ります。こうして日々大きく成長する娘に負けずに、私自身も成長していきたいと思います。
しかし、現実はなかなか思うようにはいきません。昨日、娘と家内と3人で横浜のセンター北にあるベビザラスに行ってきました。その時、その施設にある5Fのレストランでお昼を食べたのですが、3Fのフードコートが気になって、そこでやきそばを食べてしまいました。私はお腹が元来強くなく、食べすぎが厳禁なのです。食べ過ぎると、ほぼ100%の確率で腹痛に襲われます。この日も当然のようにお腹が痛くなり、トイレを探し回り、最終的にはドラッグストアで整腸剤を購入する羽目になりました。お腹が痛くなると分かっていながら、自制出来ないのは情けない限りです。こうした事態に直面しますと、娘と違って日々成長していないということを自覚してしまいます。

さてさて、今日は前回のリスケの続きです。金融機関との交渉が上手くいき、リスケが行われたとしましても、その期間は6ヶ月から1年です。それ以上の期間は通常ありません。原則としましては、この期間で建て直しをはかる必要があります。しかし、最大限努力したにもかかわらず、このリスケ期間で思うような回復が出来ない場合であるならば、金融機関と交渉して、リスケの期間を延長してもらうことは可能です。この最大限の努力をしっかり行えるかどうかが、リスケの期間延長や新規の融資にも繋がりますので、ご注意ください。
また、リスケと同様な効果があるものとして、返済の1本化があります。特に保証協会の資金繰り円滑化借換保証制度は随分人気がありました。複数ある借入を1本化して、返済期間を伸ばして月々の返済額を減少させるので、資金繰りは楽になります。
しかし、リスケにしろ、返済の1本化にしろ、営業キャッシュフローの改善が無ければ抜本的な解決に繋がらず、意味がありません。ここが一番重要なので、資金繰りで一息つけたからといって決して安心せずに、自社の問題点を正確に把握し、事業キャッシュフロー改善する施策を実行してください。


ベンチャー資金調達 リスケ
2008.03.20

こんばんは。月岡です。

娘が日々賢くなっているのには驚きです。居間と玄関の間に引き戸があります。戸の中央はガラスになっているので、私が戸の外にいるのが中から丸見えです。中にいる娘は、私が外にいるとすぐに出ようと扉を押したり、たたいたりするのですが、決して開けることはできませんでした。ところが、この間、扉の端に手をかけて、奥に押してあけてしまいました。それ以降は迷うことなく、何なく開けてしまいます。まあ、犬やオウムでも出来ることなのかもしれませんが、私はとても驚きました。
その扉を開けると玄関には段差があるので、危ないと思い、名前を大声で読んで注意するのですが、その注意を受けるのが楽しいらしく、名前を大声で呼ばれるとニヤニヤしながら振り向いて、その後一目散にハイハイしながら出て行きます。そのニヤニヤ顔の可愛いこと。

前回、リスケについて若干触れましたが、その続きです。資金不足で返済が厳しく、次の返済日には返済が困難と思われたら、その返済日の数日前には金融機関に返済が出来そうになく、リスケをして欲しい旨を伝えましょう。その際に、できればいくつかの資料を持参しましょう。
①返済条件変更申込書
 具体的な返済条件の変更の内容
 変更希望日
 こうした事態に陥った経緯

②事業計画
 リスケによって、支出を減少させると同時に、売上げを増加し、経費を圧縮し、最終的には業績が復活して借金が完済できる旨の事業計画書

③資金繰り表
 リスケをしない場合には、借金が全額返済できなくなり、リスケをした場合には、借金が完済できる資金繰り表

金融機関としましては、当然ですがリスケは望ましくありません。引当金の積み増しが必要になる可能性もあります。契約書どおりに返したもらいたいのです。しかし、そこに固執して、会社自体がつぶれて何も帰ってこないのでは、意味がありませんから、リスケに応じてくれる可能性は十分にあります。1度や2度であきらめないでください。金融機関によっては、なかなか応じてくれないところももちろんあります。そうであっても、契約書通りに返済できない自分の方に問題があるのは明らかなので、相手の立場を尊重して、なるべく誠意を見せてください。この場合の誠意は無理やりお金を融通して、金融機関に返せということではありません。中には、「無い袖は振れぬ」と開き直ってふてぶてしい態度を取る人もいたり、そうした行為を進める方もいるようですが、契約をきちんと完遂できない人の態度とは思えませんので、わたくしはお勧めしません。


ベンチャー資金到達 ハネ資金
2008.03.18

こんばんは。月岡です。

春らしい暖かな日が続いています。日中はついつい昼寝をしたくなる陽気ですが、花粉症の方はそれどころではないようですね。以前、アレルギー反応を調べた際に、私もスギ花粉はあるのですが、それよりもハウスダストやダニなどの方がアレルギー反応が圧倒的に強く、測定不能でした。そのとき病院でアレルギーを治すための注射を数ヶ月打っていたのですが、お医者さんに砂漠に行かないとダメだねなどと言われてしまいました。娘が最近、首の辺りをよく掻くので、今日皮膚科の病院に行ったらしいのですが、やはりアレルギーらしいのです。遺伝でしょうから責任を感じてしまいます。きちんと治療をすれば、2,3歳までには治ることもあるらしいので、何とか治って欲しいものです。

本日は、ハネ資金についてのお話です。利益が出ているのに、現金がなくなってしまう会社さんがありますが、そうした会社は稼ぎ出す利益よりも、借入金の返済が大きく、収支を圧迫している状況となっています。
ハネ資金とは、借金を返済するために、新たに必要とされる資金のことです。本来であるならば、借入金の元本は、減価償却費+当期純利益で返済するのが基本ですが、元本の返済額が減価償却費+当期純利益を上回る場合には、新たに借金をしなくては現預金が減少してしまい、営業が継続できません。これを補うための資金がハネ資金です。
こうした状態が一時的なものであり、すぐに利益が大きく計上され収支の状況が改善するならば、良いのですがそうではなく収支の悪化が恒常的になった場合はかなり危険です。そもそも金融機関は、こうした借入金の返済のための新たな借入金については消極的です。そのため、担保資産が多大にあるなどの特別な状況を除き、ある一定の段階で融資が通らなくなります。
この様な状況で、売却できる資産がある内はまだ良いのですが、売却資産がなくなった場合は、金融機関に対してリスケジュールをお願いするしかありません。リスケジュールとは毎月の返済スケジュールを組みなおすことを言います。金融期間はなかなかすぐに応じてはくれませんが、資金不足である以上、最悪の状況になる前に行うことはリスケしかありません。資金不足になりますと、非常に高金利の融資に手を出してしまう方もいらっしゃいますが、そうなりますとリスケそのものが難しく、再建は極めて困難です。追い詰められてもそうした融資にはどうか手を出さないでください。


ベンチャー資金調達 金利交渉
2008.03.16

こんにちは。月岡です。

今週末は非常に良いお天気でした。私も土曜日に家内と娘と3人で、砧公園に行きました。梅が良く見えるところで食事をしたのですが、さすがにもう梅はお終いですね。もうすぐ桜の季節です。桜の時期の砧公園は満員御礼で、ござを敷くところがないくらいです。簡易トイレも多数出現します。みなさん、歌をうたったり、音楽を流したり、とてもにぎやかで陽気です。1年に一度、この時期のみの愉快な光景です。
娘はまだ桜を見たことが無いのですが、今までの経験から見てもほとんど関心を示さないで、花をむしって、おもむろに口に入れてしまうでしょう。どんな味がするのでしょうか。

前回は金利のことを書きましたが、時間がなくてちょっと書き足りないことがありましたので、補足します。

金利については、交渉の余地がないものとあるものがあります。ないものは、地方公共団体などの制度融資や、ビジネスローン、政府系金融機関などです。一方で、あるものとは金融機関のプロパー融資や、信用保証協会の保証が入っている一般融資です。

どのような融資でも、金利についてまったく交渉の余地がないものだと思っている方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。金融機関は自ら交渉の余地についての話はしませんし、むしろ断定的な口調で金利の話をするので、そう思ってしまうと思うのですが、自社にとって金利の高低は現金の流出という面でとても大事ですので、気をつけてください。

変動金利の場合は、プライムレートの変動により、金利が変動するのはよく分かりますが、そうした事情でなく金利の引き上げを要請してくる場合があります。これは企業の財務内容や競争力の低下から、金融機関の自社の評価が低下した場合です。金利は、貸倒の可能性が高ければ高くなるのが一般的ですから、格付けが下がれば金融機関は金利の引き上げを要請してきます。そうした場合であっても、素直に応じるのではなくて、自社の状況をしっかり説明して、資金繰りが圧迫されるなどと抵抗してください。結局のところは、借り手の同意がなければ引き上げることはできません。金融機関に対しては、タフでけちな経営者になるのが大事です。こうした状況でも見得をはりたがり、スマートであろうとしたり、今後のことを考えてとりあえず要請に応じようと考える方がいらっしゃいますが、ナンセンスです。会社の状況が悪くなっても金利の引き下げになかなか応じないで、業績が良くなったら、すぐに金利の引き下げを強く要請するようなスタンスでいてください。


ベンチャー資金調達 金利
2008.03.14

おはようございます。月岡です。

朝にブログを書くことは無かったのですが、今日は直行するので、若干余裕があるため書くことにしました。
娘は今、朝ごはんを食べております。目の前のフレンチトーストを家内が熱くないか、確認していたのですが、そうした作業がまどろっこしいらしく、「うー、うー(早く、早く)」と文句を言っていました。それなのに、口に入れた瞬間、何ともまずそうな顔をして、私を見て訴えました。どうも砂糖がほとんど入っていないらしく、大人の食べるフレンチトーストとは味が違うらしいです。・・・かわいそうに。早く大人と同じものが食べられるように、大きくなってもらいたいものです。

今日は金利のお話です。金利のお話しするときには、知らなければならない単語がいくつかありますので、そこからお話します。まず、短期プライムレートです。これは銀行が、最も信用力のある企業に対して貸し出しをする、貸出期間が1年未満の最優遇貸出金利のことです。各金融機関によって、預金等の資金調達コスト、経費などを考慮されて決められていてまちまちですが、今は1%後半から2%前半くらいです。長期プライムレートとは「みずほコーポレート銀行債券(5年物利付金融債)」の表面利率に0.9%上乗せしたものをいいます。しかし、長期プライムレートはあくまでも基準の金利という位置づけで、実際には1年を超える融資は、短期プライムレートに0.2%から0.5%程度を上乗せして決定するという新長期プライムレートを用いています。従いまして、短期プライムレートが最も重要な指標となっています。
金利はこの短期プライムレートの変動によって変化する変動金利と、変動の無い固定金利があります。
金利の決定は、一般的には金融機関が主導権を握っていますが、どうしてその金利なのかをきっちり説明してもらったり、自社の財務内容の健全化や事業の成長性など主張すべきことはしっかり主張し、手ごわい相手になってください。決して金融機関の言いなりになると相手に思われないようにしてください。そうしませんと、金利の引き上げ要請をすぐにしてくるようになってしまいます。御注意ください。


ベンチャー資金調達 見合い預金
2008.03.11

こんばんは。月岡です。

今日はとても暖かくて穏やかな日でしたね。もうコートを着ていない人がだいぶ目立つようにようになってきました。一方で、コートを着ていませんが、マスクを着けている人が増えてきました。花粉が随分飛散しているようです。私も今日は外に出ると鼻がムズムズして仕方が無かったです。

確定申告の期限もあと少しとなりました。みなさんお済でしょうか。この時期になりますと、一夜漬けで帳簿をつけたり、領収書を探し出したりとしていると思います。このときばかりは税金と強制的に直面しなくてはなりませんが、税制度は毎年毎年、変更が加えられます。こうした変更は私達が支払う税金に直結するものです。こうした税制改正の動きと、その税金の使途について、我々納税者としていつも注意しておきましょう。日本の政治家のモラルの低さはまさに犯罪的です。政治家の方々は、自分達は法律を作っているのだから、自分達にはそれを破る権利があると思っているようです。彼らの醜い所業にあきれはて、政治に対して嫌気がさし、無関心となるのは非常に良くわかるのですが、このままでは子孫があまりに不幸です。私は私自身と未来のある娘のためにしっかりと注意深くこの国の政治のあり方を見ていきたいと思います。

さて、前段が長くなってしまいましたので、今日のおはなしは短めにしたいと思います。両建て預金、見合い預金という言葉をご存知でしょうか。これは金融機関が顧客に融資をした後で、その一部を半ば強制的に預金として預けさせることです。こうした行為は禁止されているのですが、これと実質的に同じ行為は実際には行われています。金融機関にしてみますと、不動産担保などが少ない場合は、定期預金や定期積金を組んで、保全率をあげたいということなのです。ちなみに1000万円を年4%で借入れ、そのうち300万円を年利1%の定期預金にしたとしますと、実質の金利はどれくらいでしょうか。

(1000万×4%-300万×1%)÷(1000万-300万)=5.3%です。金利が30%以上アップしました。

このように借入金を有効に使わないと実際の金利は跳ね上がるのです。ですから、こうした行為を強く勧める金融機関との取引はもう一度考えてみてもよいかと思います。


ベンチャー資金調達 事業計画
2008.03.09

こんにちは。月岡です。

本日、ようやく雛人形を片付けました。片付けるのが遅れると婚期が遅れるとか言いますね。でも、そもそも婚期が早い方が良いのでしょうか。と申しますか、結婚することが女性の幸せと直結するのでしょうか。よくわかりません。ま、単なる迷信にそんなに深く考えなくても良いのですが、一般的広くに言われることに、なんら疑念も無く盲目的に従うことには抵抗がありますし、女性に限らず、結婚の問題はとってもデリケートで、非常に複雑化した現代の社会の中で、単純に婚期が早い方が望ましいと堂々と言ってのける、そのデリカシーの無さといいますか、問題意識のなさがどうも引っかかるのです。ま、そんなに大声で言うほどのこともないのですね。
もちろん、娘が幸せになって欲しいことには代わりは無いのですが。

さて、本日は資金調達に必要な書類の作成の仕方です。その中で、中長期事業計画、単年度利益計画についてです。

当たり前ですが、これらの計画は自分で作ります。中には、金融機関からこれらの作成を依頼されても、面倒なので、ほっておいて自分で作らない場合もあります。金融機関がこれらの事業計画を求めるのは、銀行自身の自己査定や金融庁の評価に耐えられて、会社の評価を落とさなくても良いようにするためです。もし、評価が落ちてしまうと、貸倒引当金を計上しなくてはならず、金融機関も利益が少なくなりますので、困るのです。そこで、会社に今後の見通しができるように、事業計画の作成をお願いするのです。しかし、いくら言っても会社が作ってくれないようですと、銀行員自身が作成することになります。もちろん、銀行員は会社の内容を良く知っているわけではありませんから、根拠に乏しい、非現実的な計画となります。当然、その計画通りに数字がでることはありません。そのため、翌事業年度には評価は下がり、更に業績が悪化し、最終的には銀行の持っている会社の債権はサービサーなどに売却されたりします。
銀行員に言われて作成する場合も、全部我々のような外部に丸投げしようとする経営者の方もいらっしゃいますが、これもまったく無意味です。外部者にはどうしても把握できない要素がたくさんあります。経営者自ら現状を適格に把握し、注意深く自社が獲得できる売上げや利益を算定しないようでは、その計画は決して達成することはできません。
結局、経営者自身が、真剣に事業計画を作成しなくてはダメなのです。この事業計画を何としても遂行しようとする強い意志が必要なのです。こうした決意も意志も無いようでは、経営者失格と言われても仕方がありません。


ベンチャー資金調達 融資に必要な資料
2008.03.07

こんばんは。月岡です。

もう2時過ぎですので、今日は軽めに書きましょう。

娘は今日は、隣駅に住む娘と1月違いの男の子の家に遊びに行ったのですが、とっても楽しかったらしく大興奮だったようです。見たことの無い他人のおもちゃ箱に顔を突っ込んで、おおはしゃぎだったらしいのですが、男の子は娘がおもちゃを取り上げてしまうので、泣き出してしまったようです。ごめんなさい。これにこりずに又遊んであげてください。

さて、今日は実際に融資に必要な書類についてです。資金の目的にもよりますが、ざっと以下のような書類が必要とされます。

決算書、勘定科目明細書、税務申告書、試算表、借入明細表、返済計画表、資金繰り表、事業計画書、借入申込書、会社案内、設備等の見積書、定款、納税証明書、不動産謄本、商業登記簿謄本、印鑑証明(会社、代表者等)などです。

これらの書類の中で、普段作成されていない可能性があるのは、試算表、資金繰り表、事業計画書などでしょうか。しかし、これらの表は、経営者が事業を計画的に営むためには必要な書類です。融資の必要にせまられて、急いで事業計画書を作成しても、つじつまの合わない、後々説明のしづらいものになりがちです。また、銀行から言われて作るとどうしても遅くなります。そのような資料提出までに時間がかかるということ自体が融資という観点からはマイナスです。ですから、常日頃からきちんと事業計画や資金繰り表をしっかりたてて、融資の申し出も含めて、計画的に行いましょう。

これらのたくさんの書類が要求されるのは、金融機関は会社が本当に返してくれるかどうか知りたいからです。ですから、この要求に答えて、先方が納得しやすい資料作りを心がけましょう。難しい専門技術のことを金融期間にはなしてもあまりぴんときません。それよりも、実際にお金がどのように動く可能性が強いのか、事業活動そのものを常にお金に換算して見せてあげましょう。


ベンチャー資金調達 格付けを上げるために
2008.03.06

こんばんは。月岡です。

私が帰宅する時間は娘は寝ているか、もしくは眠い時間帯が多いのですが、眠い時間帯に帰れた場合は、顔をあわせることが出来ますので、やはり嬉しいものです。今日も帰りますと、最初はボーっとしていたのですが、すぐに大喜びで手をバタバタさせながらニコニコと笑ってくれました。私が食事している最中は、子供用の椅子に座りながら、おもちゃをいじるのですが、お気に入りは布でできたピザです。本物のピザは一度も食べたことは無いのですが、これをいつもよだれでべとべとするほど食べています。

前回は格付けの話をしましたが、この格付けにより、融資額、金利等の条件が決定されますので、格付けが良いに越したことはありません。それでは、今の格付けを変更させるためにはどうしたらよいのでしょうか。基本的には、金融機関はお金を借りる必要の無いほど資金が潤沢で、規模が大きく安定性のあり、成長性が高く利益率の高い会社を評価します(こうした会社は金融機関でなくてもだれでも高く評価しますが)ので、結論としては利益を沢山稼いで、内部留保を厚くするしかありません。ですから、一朝一夕ではできません。
もう少し、具体的に格付けを決める指標を見ていきます。
①安全性 
自己資本比率=自己資本÷総資本
流動比率=流動資産÷流動負債

②収益性
売上高経常利益率=経常利益÷売上高
総資産経常利益率=経常利益÷総資産

③成長性
経常利益対前年比=当期経常利益÷前期経常利益
売上高対前年比=当期売上高÷前期売上高

④債務返済能力
債務償還年数=有利子負債÷(当期純利益+減価償却費)
インタレスト・カバレッジ・レシオ=(営業利益+受取利息・配当金)÷支払利息・手形売却損

上記を見ると、基本的には総資本を小さくする方が数値が良くなります。これは固定資産を流動化した方が数値が良くなることを意味します。リースを使用したり、不動産の証券化や、保険積立金の流動化(必要性の乏しい養老保険などを解約)を行うと総資産が小さくなります。また、負債から資本への転換(DES:代表者から会社への貸付金を資本金へ振り替え)も自己資本を大きくしますので、数値がよくなります(ただし、代表者からの借入は資本勘定として、評価している場合もあります)。もちろん、こうしたことは、数値を表面上良くするための小手先です。
一番大事なことは売上げをのばし、無駄な経費を削減して、利益を大きくして、内部留保を厚くすることです。


ベンチャー資金調達 債権者区分と格付け
2008.03.03

こんばんは。月岡です。

3月3日、今日はひな祭りですが、うちでは昨日の3月2日に桃の節句のお祝いを親族で行いました。二子玉川の高島屋の中華料理店で、皆でお食事をして、その後に我が家でお祝いを致しました。娘ははじめ機嫌よく離乳食をむしゃむしゃ食べておりましたが、途中から寝てしまいました。しばらくして起きだしたのですが、つまらないらしく「ウー、ウー」うなって不満を訴えておりました。まだ娘にはこの催し物の意味も分からないでしょうから、昨日は娘自身よりも周りの方が楽しかったのかもしれません。

今日は債権者区分のお話です。一般の会社でも、売掛金等の債権を取引先の状況に応じて、貸倒引当金を計上していることと思いますが、金融機関も同様に融資先をその業況に応じて、区分しています。この区分は「正常先」「要注意先」「破綻懸念先」「実質破綻先」「破綻先」の5つがあります。もちろん、「正常先」が良くて、「破綻先」が最も状況が悪い融資先です。これらの区分は金融機関が自ら評価し、決定するので「自己査定」と呼びます。この自己査定を金融庁がチェックします。

正常先とは債権の回収に問題がない融資先です。
要注意先とは、金利の減免、元金・利息の支払が延滞している融資先で、このうち元金・利息が3ヶ月以上延滞している融資先を要管理先といいます。
破綻懸念先とは、実質的に債務超過であり、金利の支払が6ヶ月以上延滞していて、経営破たんに陥る可能性がある融資先です。
実質破綻先とは、元金・利息の支払が1年以上延滞し、実質的に債務超過の融資先です。
破綻先とは、手形交換所での取引停止処分や破産・清算などで経営が破綻している融資先です。

要注意先以降は引当金はしっかりつまなくてはなりません。具体的には、融資金額のうち、要注意先は5-10%、要管理先は20-30%、破綻懸念先は無担保部分の60-80%、実質破綻先、破綻先は無担保部分の100%を引当計上しなくてはなりません。

上記の区分はあくまでも債権の回収可能性という観点からの区分ですが、正常先もその財務内容等に会社の内容は様々です。そこで、各金融機関は独自に10から15段階くらいの細分化して「格付け」を行っています。この格付けと債権者区分をリンクさせています。この格付けによって、融資の可否、金利、融資期間、担保の要否を決定します。利益を計上しても融資を断られたりするのは格付けが低いのかもしれません。この格付けは決算書による財務分析によって、8-9割決められます。残りの1-2割が定性的なものです。従いまして、決算書の内容は非常に重要なのです。