こんばんは。月岡です。
最近、私が居間で寝ながら本や新聞を読んでいると、娘がハイハイしながら近づいてきて、私の眼鏡を取ろうとします。眼鏡は割れると危険ですし、数万円しますので、娘に取られないように顔をあっち向けたり、こっち向けたりするのですが、娘は私の眼鏡に非常な執着をみせまして、なかなかあきられません。そこで、娘が眼鏡を取ろうと近づいたときに、ほっぺにチューをしてあげようと顔を近づけますと、娘はちょっと顔を引いて逃げます。それでも、眼鏡には興味があるので、手を伸ばします、私はチューをしようと顔を近づけます、娘は背けます、手を伸ばします、という攻防を最近繰り広げております。もちろん、両者無言です。
さて、今日はゲーテからです。私の周りではゲーテという言葉すらあまり聞いたことがありません。ですから、あまり人気がないかもしれません。しかし、この方の本には含蓄の多い言葉がたくさん含まれています。その中で今日は『ゲーテとの対話』からです。
『生れが同時代、仕事が同業、といった身近な人から学ぶ必要は無い。何世紀も不変の価値、不変の名声を保ってきた作品を持つ過去の偉大な人物にこそ学ぶことだ。こんなことを言わなくても、現にすぐれた天分に恵まれた人なら、心の中でその必要を感じるだろうし、逆に偉大な先人と交わりたいという欲求こそ、高度な素質のある証拠なのだ。モリエールに学ぶのもいい。けれども、何よりもまず、古代ギリシャ人に、一にも二にもギリシャ人に学ぶべきだよ。』
どうでしょうか。同時代の同業者は持っている専門知識、時代認識は自分と似ていますから、話は早いでしょうし、楽しいでしょう。しかし、そこから得られるものは限られているのではないでしょうか。画期的な面白いアイデアは異業種や世代を超えたところにむしろ転がっているかも知れません。特に芸術に関しては、時代を耐え抜いた先人達の残してくれたものから、学ぶことは絶大でしょう。芸術だけでなく、ビジネスの分野でも先人達の教えを、自分の物としようとする謙虚で素直な姿勢は、次の飛躍へ役立つものときっとなるはずです。


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