名言集 中原中也 頑是ない歌
こんばんは。月岡です。
今日、家に帰ると娘の目の下が赤く腫れていました。どうもアスパラガスを食べながら、それで顔を掻いて炎症を起こしたようです。かゆいらしくしきりに顔をこすっていましたが、薬を塗って少し落ち着きました。私がアトピーなので、その影響かと思うと胸が痛みます。明日、皮膚科に行くということですが、早くよくなってもらいたいと思います。
今日は、本屋でふと中原中也という名前が目に入ったものですから、何だか久しぶりに聞いたその名前がなつかしくて、好きな詩を載せたいと思います。名言かどうかわかりませんが、すてきな中也の詩です。ちょっと長いですが、ご勘弁ください。
『頑是ない歌
思えば遠く来たもんだ
十二の冬のあの夕べ
港の空に鳴り響いた
汽笛の湯気(ゆげ)は今いづこ
雲の間に月はゐて
それな汽笛を耳すると
悄然(しょうぜん)として身をすくね
月はその時空にゐた
それから何年経つたことか
汽笛の湯気を茫然と
眼で追ひ悲しくなつてゐた
あの頃の俺はいまいづこ
今では女房子供持ち
思えば遠く来たもんだ
此の先まだまだ何時までか
生きてゆくのであろうけど
生きてゆくのであろうけど
遠く経て来た日や夜の
あんまりこんなにこひしゆては
なんだか自信が持てないよ
さりとて生きてゆく限り
結局我ン張る僕の性質(さが)
と思へばなんだか我ながら
いたはしいよなものですよ
考えてみればそれはまあ
結局我ン張るのだとして
昔恋しい時もあり そして
どうにかやつてゆくのでせう
考えてみれば簡単だ
畢竟(ひっきょう)意志の問題だ
なんとかやるより仕方もない
やりさへすればよいのだと
思ふけれどもそれもそれ
十二の冬のあの夕べ
港の空に鳴り響いた
汽笛の湯気や今いづこ』
どうでしょう。・・・ビジネスには何にも関係ないですね。でも、子供の頃をちょっとを思い出して、何だか切なくなりませんか。こうした気分もたまには良いではないでしょうか。


ビスカストップ
