経団連成長戦略2010(7)、税、財政、社会保障の改革提言
日本経団連は、成長戦略にかかわる税・財政・社会保障の一体改革の
具体的措置として、以下のような改革を提言する。
2.財政
(1)成長戦略の実行を通じた名目成長率の引き上げ
(2)歳出重点化・合理化努力の継続
(3)歳入構造改革の推進
3.社会保障
(1)社会保障制度の横断的将来像を見据えた改革の推進
・医療・介護:公費投入割合の拡充を目指した高齢者医療改革、医療・介護
サービスの効率化・重点化、介護保険給付対象者や給付水準の見直し、など
・年金:基礎年金国庫負担2分の1を賄う安定財源確保、全額税方式化に
向けた基礎年金の国庫負担の拡大、公的年金の支給開始年齢の見直し、など
・少子化対策:待機児童の解消やサービスの拡充を目指した保育制度の
抜本改革、子ども関連の給付の充実、少子化関連予算の規模や使途を
点検評価し、次年度の少子化対策の方針を決定する「子育て会議(仮称)」の
新設、子育てに関する基金設置構想に反対、など
(2)雇用の多様化・流動化に対応したセーフティネットの再構築
4.税制
(1)消費税の拡充
・税率の早期引き上げ
・逆進性対策
消費税率が10%以上となった場合、社会保障・税共通番号制度の導入を
前提に、低中所得者層に対し、生活必需品にかかる消費税率引き上げ相当額を
低額で還付する制度を導入
(2)所得税の再分配機能の回復
(3)法人実効税率の早期引き下げ等
(4)社会保障・税共通番号制度の早期導入
経団連の提言は、財政の安定化、社会保障の安定財源確保等にも消費税の
拡充をうたっており、「消費税増税」を前面に出してきた感じがしますね。
それと同時に、世界的に非常に高くなってしまった法人税率の引き下げを
通じて、企業の国際競争力の強化、経済成長の確保を狙っているようですね。


ビスカストップ
