言葉に責任を持つ政治
2010.05.29

沖縄・普天間基地問題に揺れる鳩山内閣は、28日、閣議決定・署名を
拒否した社民党党首福島瑞穂少子化担当相を罷免、平野官房長官が
福島前大臣が担当した職責を兼務することとした。
これを受け、福島前大臣は同日、社民党本部で記者会見をしたが、
この記者会見で、「政治家のあり方」を感じさせる言葉が発せられた。

「言葉に責任を持つ政治をやらなければなりません」

詳しい内容は、社民党HPや福島氏のブログを確認して頂きたい。
http://www5.sdp.or.jp/
http://mizuhofukushima.blog83.fc2.com/blog-entry-1592.html

この言葉こそ、政治家の責任だと私は考えています。
高校時代の友人に衆議院議員の1年生がおりますが、彼もそのような
高い意識を持った議員の一人です。
かつて行動が伴わず、志半ばで都議会議員を辞任せざるを得なかった彼は、
「言葉に責任を持つ政治」を理解している男だからこそ、失敗を反省し
生まれ変わった彼を支援する方も多いのですね。

「言葉に責任を持つ政治」だからこそ、鳩山首相は昨年のこの時期に
当時の麻生首相に向けて「ブレた」と言い続けたのではないでしょうか。

今の鳩山首相には、かつての自民党の悪い伝統を引き継いでいるとしか
思えないところです。
「5月末解決」の約束を守るために、国民との約束であるはずの選挙での
言葉を反故にすることは、国民をないがしろにしているとしか思えない。

福島前大臣を罷免するという政治決断ができたことは評価できようが、
そこまでして辺野古移設をすべき理由を沖縄県民に理解できるように
説明することができなければ、説明責任を果たしたとは言えないだろう。

「ブレた」わけではなく、しっかりとした理由があるならば、
まずは沖縄県民に対して「お詫び」ではなく「説明責任」を果たすこと。
これこそが、「言葉に責任を持つ政治」であろう。


あの人の人生を変えた運命の言葉100
2010.05.28

ある人の一言が人生の支えになることは多いですね。
今日、紹介する本はそのような言葉を集めたものです。

「あの人の人生を変えた運命の言葉100」
本田有明著、PHP文庫(2010年5月刊)

野村克也監督の「勝ちに不思議の勝ちあり、負けの不思議の負けなし」
(34ページ)

野村氏自身の著書のタイトルにもなったこの言葉の元は、平戸藩9代藩主
松浦静山候だそうで、「勝ちには、相手の失敗によって転がり込んでくる
ような、偶然の勝ちもある。その場合は自分の実力ではないのだから、
慢心してはいけない。逆に、負けには偶然はない。よく分析してみれば、
必ず自分の落ち度に気がつくはずだ。負けを負けとして素直に認め、
それを糧にしてこそ向上がある。」(34-35ページ)という教えだ。

失敗は成功の元と言われるが、失敗の原因を改善することが成長であろう。
トヨタの「カイゼン」の教えにも通じるところだと思う。

オシム元監督の言葉とあわせて考えたいところだ。
「君たちはプロだ。休むのはオフになってから、あるいは引退してからで
十分だ。」(52ページ)

「負けないためには、負けないだけの練習を積むこと」(53ページ)が必要で、
負けるのは勝つための準備ができていないから負けるんですね。

就職支援で著名な杉村太郎氏の「死ぬ気でやれよ、死なないから。」(74ページ)

私は大学院時代に2回倒れましたが、そこまで自分を追い込むほど勉強した
経験が今に生きている。才能のない人間が勝つためには、覚悟を決めて
ぎりぎりまで頑張るしかないんですよね。

まあイチローにここまで言われてしまうと、返す言葉がありませんが...
「毎日、血の滲むような練習を繰り返してきたからいまの僕があると
思います。僕は天才ではありません。」(54ページ)


11月13日全国会計人会サミット、現在準備中です(1)
2010.05.27

5月10日の記事にも書きましたが、来る11月13日土曜日に
第14回全国会計人会サミットがわが母校法政大学で開催されます。
昨日の実行委員会の会議で、ある程度詳細が決まってきました。

今回のサミット会議のテーマは「今後の日本経済を支える中小企業の
成長戦略・中小企業税制と会計業界の支援」に決まりました。
このテーマに沿って、基調講演を、法政大学元総長の清成忠男教授に
「中小企業の成長戦略」を、国税OBの成松洋一税理士(法政大学
会計専門職大学院元教授)に「中小企業の税制」をお願いしました。

サミット当日は法政大学外堀校舎で12時30分開場、13時開始。
基調講演は、清成先生が13時30分から15時10分、
成松先生が15時25分から16時15分、
サミット本会議が16時30分から1時間を予定しています。

懇親会は18時から法政大学から徒歩5分のアルカディア市ヶ谷で。
学内の会場が学内の他団体との関係で取れなかったものですから、
外になりますが、大学時代からOB会等で使ってきた会場です。

会費は、サミット会議、懇親会合わせて1万5千円(予定)。
懇親会でのアトラクションは、会場の都合もありますので、
できる範囲で、法政を代表できるところにお願いするつもりです。

2次会は神楽坂の料亭で行うことが決まりました。
昨年の関西学院大学で、法政会計人会の太宰会長が
「神楽坂でお会いしましょう」と、ご挨拶されましたが、
どうやら実現できそうです。
2次会会費は2万5千円~3万円程度になりそうです。

決して安い金額ではないだけに、参加される皆さんが満足できる
内容を提供しなければなりません。
サミット会議が充実した実りあるものにしていくとともに、
懇親を深める楽しい懇親会にしていきたいところです。


もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら
2010.05.25

最近、ビジネス書のコーナーに平積みされている萌え系の表紙の本が
気になっていました。
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を
読んだら」(岩崎夏海 ダイヤモンド社2009年12月)

作詞家秋元康氏を師事する元放送作家で、AKB48のプロデュースにも
携わった方が書いた異色のビジネス書である。

「企業の目的と使命を定義するとき、出発点は1つしかない。顧客である。
顧客によって事業は定義される。事業は定款や設立趣意書によってではなく、
顧客が財やザービスを購入することにより満足させようとする欲求によって
定義される。顧客を満足させることこそ、企業の使命であり目的である。
したがって、「われわれの事業は何か」との問いは、企業を外部すなわち
顧客と市場の観点から見て、初めて答えることができる。」
とのドラッカーの言葉から、「野球部の定義」を考えようとした高校野球の
女子マネージャーが、
「野球部のするべきことは、『顧客に感動を与えること』なんだ。
『顧客に感動を与えるための組織』というのが、野球部の定義だったんだ。」
(57ページ)と考え、
「人のマネジメントとは、人の強みを発揮させることである。人は弱い。
悲しいほどに弱い。問題を起こす。手続きや雑事を必要とする。人とは、
費用であり、脅威である。しかし人は、これらのことのゆえに雇われる
のではない。人が雇われるのは、強みのゆえであり能力のゆえである。
組織の目的は、人の強みを生産に結びつけ、人の弱みを中和することにある。」
とのドラッカーの言葉に、
選手それぞれの強みを活かした練習方法を取り入れ、戦略を練り上げた結果、
程高伝説と呼ばれる奇跡が達成できたというストーリーなんですが、
随所にドラッカーの「マネジメント」(上田惇生編訳 ダイヤモンド社)の
珠玉の言葉がちりばめられ、ドラッカーのエッセンスを楽しみながら
読むことができるようになっています。

面白おかしく作ったフィクションではあるけれども、いわゆる教科書に
抵抗感がある方にとっては、最適な入門書になるのではないですかね。
昨日の記事とともに、ご参考にして頂ければ幸いです。


星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則
2010.05.24

私は"理論武装は納税者のために!"というキャッチコピーを使って、
自分の事務所の特徴を表現してきましたが、やはり同じような考え方の
経営者がいらっしゃったんですね。
それを確信したのが、GWに読んだ「星野リゾートの教科書」
(中沢康彦著 日経トップリーダー編 日経BP社2010年4月)です。

「星野リゾートは旅館・ホテルの運営会社である。長野県軽井沢町で
創業し、4代目の経営者である星野佳路社長は、顧客満足度アップと
収益力向上の両立を掲げ、会社を成長させてきた。この10年で、軽井沢の
老舗企業から、全国でリゾート施設を運営する企業へと変身を遂げた。
日本各地でリゾートの運営を引き受け、業績を向上させていると同時に、
軽井沢や京都では高級旅館「星のや」の展開を進めている。
星野社長の打ち出す経営戦略は、時として常識破りに見える。
カレーライスに「おいしさ保証」をつけたり、旅館で働いたことがない
社員をいきなり高級旅館の総支配人に抜擢したりする。「話題を作ろう
としているだけではないか」と感じる人もいるだろう。
だが、そうではない。星野社長の経営は、どれを取っても「教科書通り」
なのである。社員のモチベーションアップやサービス向上策は、すべて
経営学の理論に裏打ちされている。星野リゾートの事業展開の背後には
常に「教科書」が存在している。
一流の経営学者が緻密な研究によって導き出した理論に基づいて考え抜き、
確信を持ってビジネスを実践する。それが星野社長の経営である。」

本書のはしがきの冒頭部分には以上のような記述がある。
「教科書はビジネスの役に立たない」とおっしゃられる方が多いのも
事実だが、それならなぜノウハウ本の需要が減ることがないのか。
小難しく書いてあるいわゆるテキストを読みこます努力が面倒だから
手頃なノウハウ本やいわゆるビジネス書に手が伸びるのでしょうね。

テキストの内容を吟味し、つまみ食いではなく、その本質に迫り、
顧客の状況に応じて適切なテキストを選択して実践していくことが
成功の近道だと考えてきましたし、星野リゾートはそれを実践している。
事業再生が困難に思える事例でさえ再生に成功させてきた
星野リゾートの手法には、共感を覚えるとともに、私の考えてきたことに
確かな道しるべを与えてくれた思いがしましたね。


「日本でいちばん大切にしたい会社」セミナーに行ってきました
2010.05.21

「日本でいちばん大切にしたい会社」セミナーに参加してきました。
35万部を売るベストセラーになった坂本光司法政大学教授が書かれた
「日本でいちばん大切にしたい会社」(あさ出版2008年4月)
とその続編ですでに15万部を売った
「日本でいちばん大切にしたい会社2」(あさ出版2010年1月)
の出版記念として、著者の坂本先生を中心に、2に掲載された
世界の医療界が驚く極小機器を作り続けるアールエフの丸山社長、
非常にユニークな朝礼で知られる沖縄教育出版の川畑社長の
3名による非常に情熱的なセミナーでした。

坂本先生は「会社経営とは5人に対する使命と責任」とは、
(1)社員とその家族を幸せにする
(2)外注先・下請企業の社員(坂本先生は社外社員と呼びます)を幸せにする
(3)顧客を幸せにする
(4)地域社会を幸せにし、活性化させる
(5)自然に生まれる株主の幸せ
を永続的に実現し続けることだと言われます。

昨日のセミナーでも、特に社員とその家族の幸せを強調されていました。
確かにその通りなんですよね。
顧客満足度を高める経営と言っても、社員が義務的に行っていることは
顧客にも伝わってしまうものですね。
社員が本当に心から「お客様のために」と思えるのは、自分たちがいいと
思っているからこそなんですよね。

私の事務所では「3つの愛」ということで、「三愛会」という
クライアントさん同士の親睦会を父の時代から行っています。
私が引き継いでから順番が多少入れ替わりましたが、
(1)お客様を愛すること  お客様に喜んでもらえる仕事をしよう!
(2)家庭を愛すること   家庭が安定してこそいい仕事を生む
(3)仕事を愛すること   好きだからこそ頑張れる 好きこそ物の上手なれ
という3つの愛を標榜して、クライアントの経営指導に当たってきました。

形は違えど、同じ匂いがする講演者の皆様から、感動と勇気をたくさん
頂きました。ありがとうございました。
私のクライアントを含め、幸せが溢れる会社を応援していきたいものです。


ひとしくんのビジネス日記1-8
2010.05.19

<資金繰りを考えよう>

どういうお店にするのかを考えるのは楽しいんだけど、
お金の問題も避けて通れないよね。

いくらいい商品を仕入れたとしても、売れるまでは
お金がないんだから、どうすればいいんだろう。
貯金で足りるかな?
リフォームのお金もかかるし。
事業資金は6か月くらい欲しいって聞いたけど、
リフォームで使ったら足りないなあ。

ネットで調べてみたら、公的な助成制度というのがあるんだね。
受給資格者創業支援助成金なら、
脱サラして、事業開始後1年以内に従業員を雇って、
雇用保険に入れば創業から3か月以内にかかった経費の
3分の1を支給してくれんだって。
助かるなあ。

事前に届出していないともらえないから、出し忘れないようにしないとね。
創業支援に金利優遇の無担保融資もあるし、これも借りとかないとね。

でも、書類を作るのって、結構大変だね。
お金がないから仕方ないけど。

こうやって調べてみると、結構、新しく事業を立ち上げるための
資金を出してくれるところは多いんだね。
国も、新しい会社が増えることを応援してくれるんだね。
税金で支援してもらうんだから、がんばらなくっちゃ。

今日のポイント:事業計画、資金計画を開業前にきちんと作りましょう。
事業が軌道に乗るまでの余裕資金として、6か月分程度は用意しましょう。
公的助成を使いたいのであれば、要件を満たしているのか、事前の届出を
忘れていないか、ちゃんとチェックしましょう。


奄美の鶏飯(けいはん)は出汁で食べるお茶漬けです
2010.05.15

昨日の記事で奄美の郷土料理の話が少し出てきましたが、
奄美を代表する郷土料理は何と言っても"鶏飯"(けいはん)。

平成19年に農林水産省から発表された郷土料理100選でも
山形県の"いも煮"に続く第2位に選ばれました。
第3位の秋田県の"きりたんぽ鍋"の得票を2倍以上上回っての
堂々の2位となったことは、奄美人の誇りですね。
詳しいランキングは以下のHPでご確認ください。
http://www.rdpc.or.jp/kyoudoryouri100/ryouri/02kekka02.html

奄美の"鶏飯"は、沖縄のケーファン(字は一緒ですが)とは異なり、
ご飯の上に、
細く裂いた蒸した鶏肉、錦糸卵、パパイヤ漬けのみじん切り、
戻した干しシイタケの細切りなどの具を乗せ、
薬味に刻みネギ、刻みノリ、島ミカンの皮のみじん切りなどを添え、
しょうゆベースの鶏ガラスープをたっぷり注いで、
お茶漬けのようにして食べるものです。

東京の人は「とりめし」と読み違えて、
チキンライスや炊き込みごはんを連想してしまう方も多いようですね。
昨日紹介した月刊奄美5月号には、
新宿歌舞伎町で営業していた居酒屋「奄美料理・まれまれ」が
3月から渋谷道玄坂に移転したとの記事が掲載されています。
毎月行われる島唄ライブが好評の同店。
ご機嫌なナンバーとともに味わう黒糖焼酎を堪能あれ。

東京にも奄美料理の店は意外とありますから、探してみてはいかがですか。

お取り寄せなら、奄美自然食本舗の鶏飯はいかがですか?
オフィシャルHPの物販サイトが直っていなかったので、
直接連絡するか、楽天等で探して頂くことになりますが、
付け合わせの漬物が、ちゃんとシマのパパイア漬けですから、
シマを堪能できること請け合いです。

食べたくなってきたなあ。今日の晩御飯にしようかな。


治療食を提供できる食事処"美食奄"と"かん腎かなめ"
2010.05.14

月刊奄美5月号に、以前このブログでも紹介した"美食奄"の
おかみさんが紹介されていました。

社会人入学で栄養専門学校に通い、50代で栄養士の資格を取った
里山寿美枝さんは、腎臓病や糖尿病の食事療法を行っている方の治療食に
ついての栄養相談を行うとともに、治療食の方をメーンにした
完全予約制の食事処"美食奄"を渋谷道玄坂でやっています。
http://www.bisyokuengoru.jp/

私も時々使わせてもらっていますが(ちなみに私は一般食)、
治療食用にアレンジした食事でも治療食と感じない、
普通の居酒屋さんのイメージで食べさせてもらっています。

シマから材料を取り寄せて作る、豚味噌やパパイヤ漬け、
もち米の天ぷらは絶品です。
皆さんも是非一度ご賞味あれ。
また、早めの予約の時にリクエストしておくと、
奄美名物の"鶏飯"を用意してもらうこともできますよ。


記事の最後には、お店の運営会社が開発した腎臓病患者向けの
栄養計算ソフト"かん腎かなめ"が紹介されています。
http://www.bisyokuengoru.jp/healthsupport/home/index.php

このソフトは、おかみさんのアイデアを形にしたもので、出裏照國教授
(横浜薬科大学教授・昭和大学客員教授)の推薦を頂いています。

医療関係者用の治療食栄養計算ソフトは従来からあるとのことですが、
患者自らが使用することを前提に開発されたものはないとの話です。

「治療食の基本を一緒に勉強してもらい、食事作りの手助けをして
少しでも病気の進行(透析に移行)を止める手助けをしたい。」
と語るおかみさん。
病気と闘う患者さんに食事の楽しみを思い出してもらうためにも、
頑張ってほしいところですね。


ひとしくんのビジネス日記1-7
2010.05.11

<お店におく商品をどうしようかな>


住宅ローンの審査結果がでるまでの間に、お店の事業計画を立てなきゃ。

僕がハンドメイドで作る小物をメインにするとして、
僕が好きな雑貨もおきたいなあ。
やっぱりいいと思うものをいろんな人に知ってもらいたいもんね。

でも仕入はどうすればいいんだろう?
仕入れたい商品をリストアップして、どこで仕入れればいいのか、
調べとかないとね。

あと、販売許可っているのかな?
販売許可がいるんなら、今のうちに許可をもらっとかなきゃ。

それと、輸入雑貨はどうなのかな。
個人輸入で買った物を勝手に販売したらまずいよね。
代理店って言うんだっけ?
どうやって申請すればいいのかな。
これも調べとかなきゃ。

けっこう大変だぞ。
でも、どこでいくらで仕入れるのか決まらないと、いくらで売らないと
儲けがでないのか、分からないぞ。

少しでいいから儲からないとつぶれちゃうもんね。


<今日のポイント>
商品を仕入れる前に事前準備をちゃんとしておかないと
あとでトラブルになることもあるので、注意しましょう。
また、仕入値を考えて販売価格を決めないと、売るだけ赤字になるので、
利益が残るような販売計画を立てましょう。


11月13日、全国会計人会サミットin法政大学
2010.05.10

11月13日土曜日14時より、第14回全国会計人会サミットが
法政大学外堀校舎において開催されることになりました。

詳しい内容は、第14回全国会計人会サミット実行委員会で詰めています。
とは言っても、実体は、法政出身の税理士の集まりである法政会計人会と
法政出身の公認会計士の集まりである公認会計士法友会の連合体ですが。

大学との交渉は、前経営学部長の神谷教授と会計専門職大学院の和食教授
(公認会計士法友会会長)にお願いし、実行委員長に法政会計人会会長の
太宰正俊先生(千葉県税理士会)、総務委員長に法政会計人会事務局長の
武田眞吾先生(東京税理士会荒川支部)、財務委員長に法政会計人会
東京支部副支部長の江口實先生(東京税理士会上野支部)が就いています。
私はサミット会場での段取りと懇親会のアトラクションを担当しています。

サミットの基調講演を中小企業論の清成忠男元総長に「中小企業の成長戦略」、
国税庁出身の成松洋一元会計専門職大学院教授に「中小企業の税制」という
テーマでお願いすることになりましたから、「中小企業」に焦点を当てた
サミット会議になると思います。

先日の実行委員会の会議では、来賓として中小企業庁の長官をご招待したら、
という声も上がりましたね。
法政大学増田総長、日本公認会計士協会増田会長、日本税理士会連合会
澤田会長の3名は来賓としてご招待することが決まっています。

まだ予算が固まっておりませんので、参加費がいくらになるのか、大筋は
決まっているのですが、現状では、懇親会を含めて15000円の予定です。

法政出身の税理士や公認会計士の方には運営のご協力を含め、
ご協力いただきたいところです。
昨年の関西学院大学、一昨年の専修大学には、負けられませんので、
より一層の内容の充実と、会員の掘り起こしを図っていかなければなりません。

母校の名誉のためにも、頑張らねば。


奄美群島・徳之島への基地移設、歴史認識はあるのか?
2010.05.07

GW中の鳩山首相の沖縄訪問は実に残念な内容でしたね。
そもそも徳之島への移設を考えたのは何故なんでしょうねえ。
奄美群島へ移設とは、奄美の歴史を知らなすぎるとしか言いようがない。

奄美市の名瀬港を望む御神山に立つ日本復帰記念碑の文章を東京奄美会
HPから転載しますので、皆さんにも奄美人の気持ちをご理解頂きたい。

昭和十六年十二月八日、太平洋戦争に突入した日本は、同二十年八月十五日無条件降伏を見るに至り、わが奄美大島は同二十一年一月二十九日、連合軍最高司令官の覚書によって同年二月以降本土から分離され、八年の長きにわたって米国の政権下におかれた。
この悲運に際した郷土並びに本土在住四〇万同胞は、相携えて祖国復帰の悲願を樹て、八千万国民の世論を喚起、人道と国際正義に基づいてその貫徹を期し、或いは全郡民九九,八パーセントに及ぶ血涙の署名誓願、本土奄美出身者の街頭運動による三百万人署名録の提出、数度の集団断食、総決起大会によって政府を督励、或いは国際連合、米国大統領への陳情等、広く国民運動を展開して全世界に訴え、遂に昭和二八年一二月二五日復帰の大目的を達成した。この成果はわが奄美同胞団結の所産として永遠に銘記すべき厳粛な史実である。ここに復帰記念碑を建て、これを後世に伝えると共に、歴史と伝統を同じくする民族と領土不可侵の国際原則を高揚して、再び戦争の起こらないことを念願し、以て人類の平和に寄与せんとするものである。
昭和三九年(一九六四年)一二月二五日
全奄美同胞これを建てる

残念なことなんですが、沖縄を研究されている方でさえ、奄美も占領統治
されていたことを知らない方も多いのが実情ですし、
昭和21年2月2日のプライス宣言直後から占領統治に抵抗し、
同年9月東京奄美連盟発足、同年12月には全国奄美連合総本部が結成、
全国で奄美群島復帰運動のノロシが上がっています。

沖縄と奄美は同じように連合軍の統治下にありながら、沖縄には基地があり、
奄美には基地がないのか。
内から外からの日本への復帰運動と占領統治への抵抗が原因だったのでは
ないですかね?
少なくとも私はそういう歴史認識を持っていますがね。


租税専門家研究グループ「ファルクラム」発足記念セミナー
2010.05.06

租税訴訟を実務に活かすための新たな研究会が立ち上がります。

租税専門家研究家グループ「ファルクラム」

アコード租税総合研究所を主宰する国士舘大学酒井克彦教授が、
新たに立ち上げる租税訴訟の研究会です。

その発足記念セミナーが、5月15日土曜日13時30分から
青山にある第一法規出版の9階ホールにて、開催されます。

13時30分~14時30分「最近の税務訴訟の動向」講師:酒井教授
14時45分~15時30分「重要租税判例の分析と解説」講師:酒井教授
15時30分~16時「実務に役立つ裁判例の探し方」講師:第一法規

また、高度税務を必要としている専門家を研究員として公募しております。
1)判例の知識を実践に活かせるようにしたい方
2)租税法の専門家としてブラッシュアップをはかりたい方
3)租税法の基礎力に磨きをかけたい方
4)所得税法・法人税法・相続税法・消費税法などの主要租税法について
体系的理解を身につけたい方
5)税務専門雑誌に論文を寄稿できる力をつけたい方

お問い合わせについては、
03-5799-4588にTELして頂くか、
ファルクラムのHPにアクセスしてください。
http://ful-crum.info/


私も研究員として参加する予定です。
ただ、発足記念セミナーには先約があり、出席できないんですよね。
あとでDVDで見せてもらおうっと。


「餃子の王将」決算書で、儲けのポイントがサクッとわかる
2010.05.05

このところ、堅い話のUPが続いていたので、久しぶりにやわらかい本を
紹介したいと思います。

柴山政行「「餃子の王将」決算書で、儲けのポイントがサクッとわかる」
(光文社、平成22年3月刊、1200円+税)

会計数値のビジネスにおける利用価値を、会計をわからない方にも
わかりやすく紹介できている名著ではないかと思います。

大きな本屋さんでまだ平積みされているんじゃないかと思います。
ご興味がありましたら、お手に取ってみてください。

この本では、半分くらいが「餃子の王将」を例にとって、
会計数値のどこを見ると、どういうことがわかるのかを解説しています。

残りの半分を使って、家電量販店大手4社の比較、紳士服大手4社の比較、
ニトリ、ABCマートを例に、業界分析の仕方を解説しています。

この本のことは、私の講義では、すでに紹介済みですが、
会計数値の利用法を知ってもらうため、というよりも、
就職活動をする学生にとって知っておくべき企業分析の方法を紹介した
という意味合いの方が強いですね。

大学の講義ではまず教えない、理論の世界から若干離れたところにある
実務の世界での会計数値の利用法を知っておくことは、
ビジネスパーソンにとっても必要なスキルではないかと思いますね。


日銀、経済・物価見通しを上方修正
2010.05.02

日銀は、4月30日、経済・物価情勢の展望(2010年4月)を公表し、
2010年度の実質GDPが前年比+1.6~+2.0%の上昇と、1月に公表した
見通しから上方修正した。
2009年度の実質GDPは前年比-2.2~-2.1%の下降としていただけに、
景気回復に明るい材料と言えよう。

その要因として、以下のような要因が挙げられよう。
・海外経済
海外経済は、新興国・資源国の力強い成長を主因に、回復を続ける。
米欧では、失業率が高止まりを続けているものの、在庫調整の進捗や
輸出の増加を背景に、生産が持ち直してきている。
・企業部門
製造業では、輸出の増加や耐久消費財に対する各種対策の効果により、
生産が増加を続けている。こうした生産の増加に加え、企業の固定費削減
努力もあって、企業収益も回復してきている。
非製造業や中小企業については、製造業におけるコスト削減努力の継続など
から、業績の改善は相対的に遅れる可能性があるものの、輸出関連製造業
における業績回復の影響は、徐々に波及していくと考えられる。
・家計部門
雇用環境をみると、所定外労働時間が増加を続けているほか、有効求人倍率も
緩やかに上昇するなど、一頃と比べ、改善の動きがみられ始めている。
こうした状況のもとで、個人消費は、各種対策の効果などから耐久消費財を
中心に持ち直している。
・金融環境
コールレートがきわめて低い水準で推移し、ターム物レートも緩やかに低下
する中、貸出金利などの企業の資金調達コストは、低下傾向が続いている。
CP・社債市場では、良好な発行環境が続いており、低格付社債の発行環境
にも改善がみられている。また、金融機関の融資姿勢も、総じて緩和して
きており、このため、企業からみた金融機関の貸出態度も、なお厳しいと
する先が多いものの、改善している。

ただし、新興国・資源国経済の動向や、先進国経済の動向、国際金融の動向、
企業の中長期的な成長期待の動向によっては、上振れにも下振れにも
リスクがあることには警戒が必要であり続けている。
厳しい冬の時代から、春の息吹が見え始めたのは事実。
期待したいところだ。


経済同友会成長戦略(5)、世界の期待を集める日本への道
2010.05.01

経済同友会の成長戦略は、次の言葉で締め括られている。

「時代は変革を求めている。変革の実現には、トップマネジメントの
役割が大きい。"物質的にも精神的にも豊かな国民生活"の実現に向け、
まず我々企業経営者が、社会をリードする一歩を踏み出そうではないか。」

非常にドラスティックな改革提言だけに、反発も多いだろうが、
問題意識を啓発される面白い提言だと思いますね。

先日の記事にも書きましたが、個人的には疑問な点も多いけれども、
将来に向けた成長戦略を真剣に検討してきた結果としての提言であろう。

少子高齢化の進展を鑑みれば、日本男子中心主義できた労働市場に、
日本人の半数を占める女性の活力を積極に登用すべきことは当然であろう。
外国人労働者の受け入れにしても、必然であろう。

世界的な潮流とのイコールフッティングを考慮しなければ、日本企業も
いつまで日本に留まり得るのか。日本だけが高い法人税のままであれば、
世界を相手に戦っているグローバル企業が日本に利益を落とす理由が
なくなっていくであろうし、そうなれば、国益を害することになろう。
日本を活動拠点にする理由がなくなってしまえば、日本人を採用する
理由だってなくなっていく危険が高いのだ。

「人口減少・少子高齢化が進展し国内市場の縮小が懸念される中にあって、
財・サービス、労働、資本の3つの市場における構造改革・規制改革が
これ以上遅れれば、日本に投資を行うインセンティブは加速度的に低下する。」
との危機意識は、海外からの投資だけではなく、日本企業による国内投資にも
当てはまるのだ。

「各プレーヤーがその強みを活かして世界の消費者の需要に応えることが、
世界に必要とされる日本、世界の期待を集める日本への道である。」

そういう意味では、同友会の成長戦略は、読みごたえのある提言でした。