経済同友会成長戦略(5)、世界の期待を集める日本への道
経済同友会の成長戦略は、次の言葉で締め括られている。
「時代は変革を求めている。変革の実現には、トップマネジメントの
役割が大きい。"物質的にも精神的にも豊かな国民生活"の実現に向け、
まず我々企業経営者が、社会をリードする一歩を踏み出そうではないか。」
非常にドラスティックな改革提言だけに、反発も多いだろうが、
問題意識を啓発される面白い提言だと思いますね。
先日の記事にも書きましたが、個人的には疑問な点も多いけれども、
将来に向けた成長戦略を真剣に検討してきた結果としての提言であろう。
少子高齢化の進展を鑑みれば、日本男子中心主義できた労働市場に、
日本人の半数を占める女性の活力を積極に登用すべきことは当然であろう。
外国人労働者の受け入れにしても、必然であろう。
世界的な潮流とのイコールフッティングを考慮しなければ、日本企業も
いつまで日本に留まり得るのか。日本だけが高い法人税のままであれば、
世界を相手に戦っているグローバル企業が日本に利益を落とす理由が
なくなっていくであろうし、そうなれば、国益を害することになろう。
日本を活動拠点にする理由がなくなってしまえば、日本人を採用する
理由だってなくなっていく危険が高いのだ。
「人口減少・少子高齢化が進展し国内市場の縮小が懸念される中にあって、
財・サービス、労働、資本の3つの市場における構造改革・規制改革が
これ以上遅れれば、日本に投資を行うインセンティブは加速度的に低下する。」
との危機意識は、海外からの投資だけではなく、日本企業による国内投資にも
当てはまるのだ。
「各プレーヤーがその強みを活かして世界の消費者の需要に応えることが、
世界に必要とされる日本、世界の期待を集める日本への道である。」
そういう意味では、同友会の成長戦略は、読みごたえのある提言でした。


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