六代目円楽と税を考える(法令出版)
今日ご紹介する本は、是非映像化して頂きたいと思います。
「六代目円楽と税を考える―知っておきたい税金の常識―」
三遊亭円楽・小宮山隆 著 法令出版平成22年7月刊
国税庁が提供するテレビの税金番組に長年出演され、芸能界きっての
税制通である6代目円楽師匠と、東京国税局課税第一部訟務官等の重責を
歴任された後、今年から国学院大学教授に就任された、税理士の小宮山隆
先生の対談を一冊の本にまとめたのが本書です。
非常に具体的で分かりやすい説明の本書は、是非ともこのままDVD化
して頂きたいものですね。DVD化することができたら、これを全国の
中学校に配布して、社会科の副読本として読ませたいところです。
国税庁が従来から作成してきた税金啓蒙DVDの完成度が低いとは
言いませんが、時間の制約上、税の本質を考えるまでに至ることは
やはり難しいのではないかと思います。
本書であれば、何本かのシリーズものになってしまうでしょうが、
税について考えるきっかけを作ってくれるでしょう。
その意味で、第2部の「あるべき税制を考える」をお読み頂きたい。
・あるべき税制はどんな姿か
・所得税に頼るべきか
・法人税は重すぎるか
・消費税は期待に応えられるか
の4つの章からなる第2部では、これまでの税制改正がどのような方向性を
持っていて、民主党政権がどのような改革をしようとしているのか、なぜ
今、税制改革が必要なのかを明らかにしています。
国税庁の見解に沿いすぎている感じはしますが・・・。
消費税増税の必要性が叫ばれている昨今、本当に増税が必要なのか、
またそれはなぜなのか。
我々国民は今まで政治家任せで、当事者意識をもたな過ぎていたのでは
ないでしょうか。政権交代をきっかけに、問題意識を高めた方も多いように
思いますから、誰でもが理解できる税制を考えるとともに、「嫌なものは嫌」
ではなく、なぜなのかを考えるべきではないでしょうか。


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