現在、金子宏さんらが書かれた税法入門という本を読んでいます。
税理士が何をいまさら、という気もしたのですが、読んでみて色々と勉強になります。
税理士は各種規定についてはよく覚えていますし、計算式も使えますが、法の趣旨だとか解釈に
ついては、半ば投げ捨てている節があります。
最近、そのことについて思うところもあり、判例学習等に励んでいるのですが、この本を読んで
みて改めて法解釈等の大切さがわかってきました。
税源委譲や各自治体が課している特別税のことなど、普段の税金計算をしているだけでは
考えもしないことが盛り沢山です。
税理士試験の勉強をしていた頃、法律の条文というのは隙のないようにつくられているものだな、
とよく感心したものでした。
確かに計算式に当てはめる分には隙はありませんでした、が、解釈の問題に立ち返ってみると、
案外とブレのあるシステムなのかな、という気がしています。
もっとも、法律というのは、解釈が色々と出来るように、元々ある程度は緩めて作っておく、という
話を聞いたこともあるのですが…。
システムといえば、ここ最近ずっと書いているお金の話。
電子化などは、当然にシステムが大切です。
以前ソフトウェア会社でサラリーマンをしていた頃、PGとしてひたすらにコードを作る日々を送って
いましたが、これらのシステムは一切のブレが許されません。
が、実際には、例外の続出、予期もしないような操作、ありえないデータの入力等々、システムを
作るよりも検証作業が面倒だったのをよく覚えています。
おまけにある場所を直すと、全体を直さざるを得なくなったりと、結局はある程度の妥協をした上で
出荷せざるを得ないことがありました。
そのシステムを語る上で欠かせない暗号化技術ですが、要は素数を使います。
素因数分解、というものがありましたが、アレを使ってデータを暗号化するわけです。
解除するのに数百年かかる、といわれるような暗号化技術も、簡単にいえばこの素数の数が
とても大きいので、素因数分解をするのに時間がかかるというだけの話です。
(もちろん生体認証等、例外もあるのでしょうが…)
その素数について、最近知った面白い話。
今、おそらく皆さんのいる建物の外でも鳴いているセミ、孵るのに7年かかるというのは有名です。
実は13年とか17年というセミもいるとか。
はて、何故みんな素数で孵るのでしょうか。
これは種の保存のためではないか、という説があるそうです。(参照)
近親相姦ではありませんが、やはり一度交わった個体に近いもの同士が再び交配するのは、
個体の生命力を弱める結果につながるそうです。
もし8年と12年で孵るセミが交配をすると、24年後にはまた同じ時期に地上で出会うことに
なってしまい、好ましくありません。
しかし、7年と13年で孵るセミであれば、この次にこの2種類が地上で出会うのは91年後です。
法律と電子化とセミ、システムにまつわるお話でした。


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