頬を刺す朝の山手通り

2007.11.14

昨日は、朝から夕方まで地元スーパーでの無料相談だったわけですが、空気が
恐ろしく乾燥していたため、案の定今日は喉の調子がイマイチです。
マスクしたまま相談受けるわけにもいかないので、仕方がないのですが。


裁判員制度の導入が迫っています。
今まで司法の専門家のみが判断すれば良かったことが、私達のような素人が
関わることによって、どんな影響が出るのかが注目されています。

日経新聞には「試される司法」という連載があります。
今日の一面には「素人感覚が活かされると、厳罰化の傾向がある」という内容の
記事が載っています。
心神喪失や計画性の有無等、素人が判断をすると重めの量刑が出やすいようです。

もう一つこちらの記事を。
「状況証拠での立証はより高度でなければならない」というわけでもない(ややこしい)。
この記事は別に裁判員制度を意識したものではないでしょうが、やはり厳罰化の方向に
向かっているのではないか、という一つの傾向を示していると思われます。
が、この状況証拠、もし裁判員制度が導入された後には、立証は物凄く難しくなるような
気がしています。

私見かつ素人による感覚なのですが、裁判員制度導入後の司法にはこんな傾向が
出てくるのではないでしょうか。
「罪を犯したことがはっきりしている場合(有罪が確定)、罰も重めになる」
「罪を犯したかはっきりしない場合(無罪かもしれない)、有罪にはなりにくい」

殺人罪等々の量刑が軽めではないのか、という感覚は私にも理解できます。
よって上記の傾向が導き出されます。
しかし、罪を犯したかどうかわからない人に対する量刑を判断するとき、気軽に有罪を
下せる素人ってそんなにいるものでしょうか?
もし自分の判断が間違っていたら、無実の人間を何年にも渡って拘束することに
なるのですから、私だったらそう簡単には有罪判決は下せません。
以前もお勧めしたこの漫画の27巻に、裁判員制度の話があります。
下手な記事を読むより、余程裁判員制度がわかり易いと思います。


立証責任は検察のみにあり、立証できない場合は被告は無罪。
疑わしきは被告の有利に。
これらの言葉が空しく聞こえるほどに、現在の日本では「起訴=有罪」という風潮が強いです。
検察による強硬な起訴により、結果的に無実の人間が投獄された事件も多発しました。
一方で、素人感覚からすると明らかに軽すぎる量刑がまかり通ります。

「プロの言うことが絶対正しい」とは限りません。
裁判員制度は、プロでは決して成しえない「歪み」を修正するチャンスではないでしょうか。
(…税理士業にもそのまま跳ね返ってきそうな言葉だなぁ…)


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