visibilium(見えるもの) invisibilium(見えないもの)

2007.11.01

FPですので、たまには資産運用の話でも。
FPの方々でも、自分では資産運用をしていないという人が多いみたいです。
私、実践派ですので、ありとあらゆる投資手法を自分で人体実験しております。


所謂「伝統的なFPの手法」においては、高リスク商品に手を出すことは余り好まれない
傾向があります。
また、投資する時期もずらすことが推奨されており、ドルコスト平均法等がその典型的な例でしょう。
これらの点については私も同感で、高リスク商品のみでアセットアロケーション(資産配分)を
組んでしまうと、相場の急激な変動についていけません。
8月に起こった急激な円高で、FXにより数多くの個人投資家が大損失を被ったのが良い例です。
また、投資時期を少しずつずらすのも大いに賛成です。
所謂「買い時・売り時」なんてのは幻想でしかないと私は考えています。
それはシステムトレードを使おうが変わりません。


しかし、ではどの商品が高リスクなのかという点についていえば、私の考えは
伝統的な手法からするとズレているかもしれません。
新興国株やオルタナティブ(商品や不動産)投資が誰でも手が出せる時代ですが、
FP関係の情報をみると「こんな危険なものは個人には必要ない、株式と債権程度で充分」という
解説がされていることが多いようです。

私が今でもわからないのは、なぜ形ある資産である商品や不動産、通貨よりも、株式や債券の
ほうが信用度が高いのか、という点です。
実は問題にすべきは、投資商品としての性質ではなく、投資方法なのではないかと。

日本における商品先物取引に大きな問題があることは私も認めます。
だからといって、投資先としての商品を否定する気は全くありません。
むしろ私自身のアセットアロケーションでは、商品の割合が逓増しています。
投資方法としては、大証の金債権連動ETFやコモディティファンドを使っていますが、
現在までの所、非常に優れたパフォーマンスを見せています。
但し、調子にのって一気に額を増やすようなことはしません。
買い付けはドルコスト平均法で行っています。

実はREITについてこの原則を破ってしまい、一気に買い付けた為大失敗しました。
ここ最近の不動産市況の下落の影響を思いっきり受けています。
これが教訓にもなり、一気に買い増すのは最近はしないようにしています。

新興国株にしても、個別株は確かに危険でしょうが、インデクスファンド程度なら
日本株と大して変わらないリスクを背負う程度なのではないかと考えます。
為替リスクも確かにありますが、これも買付時期をずらせば平均化されます。
外貨預金やFX等の外国為替取引についても同じようなものです。


要は、積み立てられる商品を少しずつ買い増せば、それだけでリスクは大分減ります。
これらの施策は、全て利回りを少しでも高めるための工夫です。
投資をする以上、利回りを気にしないわけにはいきません。
投資対象と同時に、投資方法にも様々な選択肢があることを忘れないで下さい。

と、ここまでだと以前言っていることと大分違うのですが。
実は、投資資金のどの程度を、どれ位の期間でどれ位リスクをとるのかという大前提を
考えずに、投資をしてしまうケースが多いのが一番問題なのではないかと思います。
これって、事業にも通じるものがあると思うのですが…。


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