何が重要なのか

2008.01.10

一時間砂場遊びを続けられる集中力は凄いと思う。

おはようございます、よくもまぁ飽きないものだと感心します。
きっと彼にとって、その瞬間は何よりもソレが重要なのでしょう。


会計には幾つかの大原則があります。
真実を明らかにしろ、だとか正規の手続きに従え、だとか至極最もな事が
高らかにうたわれています。
改めて規定しないといけないということは、やはりキチンと会計帳簿がつけられない
ことがそれだけ多いという傍証にもなりましょうか。

さて、そんな中、個人的には実務において最重要原則だと思っているものが
あります。
その規則の名は「重要性の原則」といいます。
意味は「重要なものはきちんと、重要でないものは適当でも良いよ」という程度の
ものです。
さて、では重要なものとそうでないものの境目は?

取引の頻度なども判断に当たっては大事ですが、何といっても金額で区別されます。
極簡単に言ってしまえば
「大きな金額はしっかりやってね」
「小さなのは適当でも良いよ」ということになります。
さてさて、では大きい、小さいの境目は?

これまた絶対的な基準はありません。
その事業主が日常的に行っている取引の金額によりけりです。
例えば日常的な取引が100万円単位の会社にとって、1万円は小額でしょう。
数千円単位の取引を繰り返す会社なら、1万円は無視できない金額です。
このように、会社によって考え方は変わります。


もう一つ、重要性を考える際の一つの目安があります。
厳密な処理をすることにより把握できるコストよりも、その処理をする為の
コストが上回るような場合が考えられます。
例えば、100円の差額を正確に処理する為には1,000円のコストが必要な
場合、どう考えれば良いのか?というような場合です。


会計の大原則は企業の適正な財政状態と経営成績の開示ですから、
「木を見て森を見ず」にならない為の規則がわざわざ用意されているのです。
個人的には、この規則こそが実務において最も難しく、且つ経験則が必要な
ものではないかと思います。

税理士の存在意義として、これは結構大きなポイントだと思っています。
一般の方のソレに比べれば、場数も経験も踏んでいる分、より適格に重要性の
原則を適用できるが故、無駄なコストを削減することが出来ます。
但し、各税理士間において、何が重要かということについては、非常に差異が
あります。
(決して雑だとか几帳面というレベルではないということは補足しておきます。)
そこら辺に税理士としての特色が出ていると考えて頂ければ間違いはないの
ではないでしょうか。


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