非連動

2008.01.16

寒い、と思える冬が来ただけ、きっと景気には良いはず。

おはようございます、温泉のぬくもりもすっかりと消えました。


昨今、新聞紙上においてよく目にする「非連動(デカップリング)」という言葉。
基本的に、世界の経済はアメリカを中心に回っているのが現実であり、その
アメリカの景気先行きが非常に怪しくなっている中、果たして今後の世界経済は
どうなるのか、という議論です。

意見は真っ二つ。
BRICs等をはじめとする新興国の発展はアメリカの不調を補って余りある、という
意見が以前はかなり強かったです。
特にインフラ整備など、経済への波及効果が高い産業がまだまだ成長途上な為、
今後の世界経済の牽引役はこれらの国々が引き受けるだろう、ということです。

これに対し、新興国の産業は基本的に輸出産業で成り立っており、最大の輸出先は
アメリカである。
そのアメリカにおいて景気が後退、リセッションが起これば、当然に消費が鈍る。
となれば、新興国経済も大きな痛手を被ることになるだろう。
また、為替も大きな問題で、ドルが大きく値を下げている状況が続く中、いつまでも
ドルペッグ制度(為替の連動制度)を維持することも難しく、やはり世界経済は
大きな減速をすることになるのではないか、という意見です。


きっかけになったのは、これまたすっかりと有名になったサブプライムローン問題。
金融経済での問題が、実体経済に影響を及ぼしてきました。
以前自分のHPでも少し書きましたが、現在の経済における主役は実体経済では
なく金融経済となっています。(正確には微妙ですが、ご容赦の程を)


上記のことは、所謂グローバル化という流れには反しない点に留意が必要です。
今や世界において市場となり得ない場所が少なくなってきており、資金は常に
市場を追い求めているからこそ、このような議論が成り立つのです。
別にグローバルになっていたものが、再度閉鎖的経済に戻るということでは
決してありませんので、読み違えなきようお気をつけ下さい。
現在では、既にBRICsの先にあるものを見据えた動きが活発化しており、次の
新興国を狙った資金が徘徊しています。(VISTAやアイスランド、東欧など)
個人として、どこまでその流れについていくのかについては、慎重な判断が
求められることになるでしょう。
それなりの高リスクであることは、常に念頭においておく必要があります。
もちろん、当たれば高リターンが期待できるでしょうけど…。


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