豊作への方策
明日は税理士会にとって最大級のイベントである無料相談初日です。
私も相談員として参加する予定ですが、PC担当とやらを仰せ付かりました。
国税庁のHPとやらを使うのですが、そのHPってのがどうにも微妙な使い勝手の
ような感じでして…まぁブラウザでやらせるとなると、コレが限界なのかな…。
昨日、コストと裁定取引について少し触れました。
コストというものは、決して金銭だけの問題ではなく、時間や手間も立派なコストです。
税理士としての営業トークでいうならば
「経理にかけている時間を税理士に任せれば、その分本業に専念できますよ」とでも
展開させることになります。
経理での手間と時間を金銭で解決することにより、本来の仕事に掛ける手間と時間を
増やす、というロジックです。
金銭の獲得手段はそれこそ幾らでもありますが、時間は獲得することは出来ません。
そこら辺の判断を見誤り、わずかな金銭を惜しむ余りに時間を無駄にしているが為、
事業に失敗しているケースも数多く見てきました。
皆様も、同じ失敗をなされませぬよう。
問題を解決するに当たっては、このトータルでのコストを最小にするような方向に
向かうのが、経済や経営の基本となります。
そこで、昨年あったこんな問題はどう考えるべきなのか。
昨年、葉物野菜がとれすぎて、価格が下がってしまったので収穫した野菜を廃棄した、
というようなニュースから
「もったいない!!何とか再利用の道を探るべきだ!!」という動きが出ました。
食料がないところに輸送だの、再処理をして肥料にするだの、色々と案は出たようです。
しかし、これは問題の本質を捕えられていない議論であると考えます。
確かに、今流行の「もったいない」という精神は気高いものなのかもしれませんが、
何故廃棄の道を選んだかといえば、それが一番コスト的に優れているからです。
くどいようですが、ここでいうコストとは、金銭のみならず手間や時間、それにエネルギーロス
などの全ての要素を含んだものです。
物流という作業にどれ程のコストがかかるのかを無視した、無責任な論議ではないかと。
そもそも、なぜ豊作になると捨てなければならないのかというと、要は需要と供給の
バランスが崩れてしまうからです。
世間が10だけ欲しいと思っているものに20の供給があれば、当然単価は下がります。
ということは、本当にもったいないと思うのであればどうすべきなのか。
答えは簡単、皆が今よりも野菜をもっと食べるようになれば良いわけです。
需要を10から20に上げれば、供給の20とバランスがとれますから単価の下落も
避けられることになります。
実はこの問題は、日本の食料自給率低下の問題と密接に絡んでいます。
米の減反政策が進むようですが、結局は日本人が米を食べなくなっているから
そういった方向に向かうわけです。
「自給率を上げなくてはならないのに、減反とは何事か」なんて意見も聞きますが、
だったらもっと米を食べなきゃ、というのが結論です。
自給率上昇の為には、日本国内で栽培育成できる食材を中心とした食生活に
向かうよう、誘導をしなければならないわけです。
そうでなければ、農家の方々の収入とコストのバランス、つまり採算がとれません。
現在話題の再生紙なんかもそうですが、理性的に考えることが重要ではないかと。


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