資金と効率

2008.02.06

寒さに震えて。

おはようございます、現在窓の外はまたもや雪状のものが降っているようです。


少し前に会社法関係の話を取り上げました。
合同会社やLLP、属人株式など、組織生成についての話題です。

そもそも、なぜ組織について色々と工夫を凝らしたのかというと、大まかに
いって理由は二つあります。
一つ目は組織の組成を柔軟化し、買収防衛策や配当政策について各企業の
裁量に任せようとした。
現在、コレが行き過ぎているのでは、という問題提起がされています。
が、今回主題にしたいのはこちらではなく…。


もう一点、資金集めを楽にしよう、という点があります。
現会社法は起業という要素を非常に重視していますので、こちらの点のほうが
より強いかもしれません。
例えば、株式の種類が多様化したことにより「配当はもらえるけど議決権が
ない株式」など、色々な種類の株式が発行できるようになりました。
起業としては、資金集めの手法が多様化したことにより、やりたいことが
やりやすくなった、というメリットが産まれたわけです。


が、同時に一つの大きな問題が発生しました。
資金集めは出来るようになった、が、その資金の運用が余り良くない、ということです。
日本企業は、海外企業と比べて利益率が概ね低いといわれています。
要は、集めた資金=資本の使い方が下手ってことです。

「この事業をすれば5億規模の商売になる」といって2億円ほど調達しました。
が、実際に始めてみたら、せいぜい3億円程度しか動かない、となったら出資した人間は
やはり怒ってしまうのではないでしょうか。
今の国内企業(特に上場企業)について起きているのは、こんな現象です。
特に、海外投資家からこのような目線でよく視られているようです。


ただ、この考え方は別に大企業のみに適用できるものでもありません。
中小零細にとっても、どこからどの程度利を稼ぐつもりかを考えた上で、投資案件を
精査するわけです。
不必要に大きな資金を集めても仕方ありませんし、途中で足りなくなるのは愚の骨頂。
動く前に、ある程度の皮算用をした上で資金獲得は進めましょう。


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