黄色のお金(会計:期間)
静電気が凄い。
おはようございます、その内電気で人を殺せるようになるのではないかと
心配しております。
…念能力?
前々回と前回は貸借対照表と損益計算書の色分けの話を書きました。
で、キャッシュフロー計算書の話…とも思ったのですが、それはまたの機会に。
今回は期間のお話を簡単に。
そもそも、現行の会計は「適正な期間損益計算」を目的としていると言われています。
ポイントは「期間」という言葉でして、区切りをつけてその間の儲けを計算しようね、
という発想法なわけです。
現在では、この期間は通常1年間が使われています。
期間損益計算の為には、その期間に属する収益や費用の金額が正しく計算
されなければなりません。
ところが、現行の会計においては、所属がはっきりしない勘定科目が結構多い為、
この解釈を巡って問題になることはよくあります。
大雑把にいって、期間への帰属が調整されるのは次の4分類です。
・既に発生している費用が先送りに(繰延資産など)
・後で発生するであろう費用を前倒しで(引当金)
・既に収受している収益を先送りに(前受金など)
・後で実現する収益を前倒し(売上の前倒しなど)
これらの数字が調整されると、利益の数字は大きく変動します。
どの項目が、利益に対してどのように働くのか、少し考えてみてください。
利益 = 収益 - 費用 という式を考えてみれば、すぐにわかると思います。
前々回と前回の「色分け」が「時点」の問題であるのに対し、今回の「色分け」は
「期間」の問題です。
但し、現在の会社制度は「継続企業(ゴーイングコンサーン)」を前提としている
わけですから、どこかで期間帰属につき無理をすると、そのまま前後にしわ寄せが
いくことになります。
これは、利益を増やすにしろ減らすにしろ、避けられぬ運命です。
ここ3回は会計の話をまとめてみました。
少し前にもお奨めしたこちらの「決算書の暗号を解け!」という本あたりに、
とてもコンパクトにまとまっています。
是非是非お手にとって読んでみて下さい。
次回は少し違う話。
三色目、了。


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