Curse Upon Money
シャーマンドラムが鳴り響く。
おはようございます、マニアックなネタに走りすぎると誰も付いて来て
くれなくなります。
こういう遊びはボチボチで止めておかないと…。
呪いとは名付け、意味付け、影響を与えること、という話を何かの本で読みました。
京極夏彦さんだったか、高田崇史さんだったか…。
ある果物に「りんご」と名づけたことで、その果物は「りんご」という属性を
付加されることになります。
産まれたばかりの赤ん坊に名前を付ける事も、その人生が名前に縛りつけ
られるという意味では、立派な呪いです。
対象に影響を与えることの多くは、広い意味では呪いといえます。
例えば「今、あなたの後ろに人が何かが立っていて、あなたをじっと見ている」と
いう文章一つで、呪いは成立します。
民俗学のお話。
闇は恐怖です。
そこに「見えない何か」があると人は考え、闇から聴こえる音に恐れおののきました。
そこで、人は闇に名前をつけることで対象を確定させることにより、闇をはらいました。
山にこだまする音が天狗などの妖怪のせいにされたわけです。
その意味で、「妖怪が呪う」のではなく、「人の呪いで産み出されたのが妖怪」だと
考えることが出来るのかもしれません。
人は、何かわからないものがあると、全ての可能性を考えるのではなく、自分の知って
いる知識の引き出しから引っ張り出してきて対応します。
このような手続きをヒューリスティク、言い換えるなら近道選びといいます。
わからない、得体の知れないものに対する恐怖は、人間の根源的なものです。
これに対抗するには、自分の知っている形に落し込む、つまり呪ってしまえば良いのです。
名付け、形を与え、対象を確定させる、誰しもが行っている行為です。
少し、金融・経済に関する呪いについてでも触れてみます。
ところで、あなたの後ろにいるその人、誰ですか?


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