限定的効率性による結論
2008.04.30

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これ位の厚さの本を一月に6~8冊程度。

おはようございます、ともかく最近はひたすら勉強をしています。
実は新しく試験を受けてみようとしていたり、新しい分野の本に手を出してみたり。
…本代がかつて無い程度に膨らんでいますが…。


最近読んだ本の一冊がこちら、「行動ファイナンスの実践」です。
ここの所、たまにネタにしている行動経済学の知識を実際の投資活動において
どのように活用するのか、という実践的な本です。
かなり広範な知識を求められる本だったので、完全な理解はむりでしたが、
とても勉強になりました。


ただ、ご紹介したいのは、個別具体的な内容ではなく、終章の辺りに著者が
この本では触れられなかった問題として挙げている、次のことです。
「市場が非効率的であるということは、資本の偏りが発生する。
 資本の偏在は、資本が向かわない市場に必要な資金が回らないことを意味する。」

つまり、市場から見放された分野の事業には、最初から金が回らないわけです
から、実は事業成功の可否は「事業を選択した時点」である程度決まっている
ということです。
仮に資本の偏在が一時的なもので、時間の経過とともに解消するのだと
しても、時期を誤れば勝ち目が無いのには変わりがありません。
「やりたいことを仕事にする」というと格好良いのですが、世の中のお金の動きを
眺めてみると、難しいという現実があるわけです。


また、約10年ほど前に起こった「ドットコムバブル」などが一番わかりやすいですが、
資本の偏在は不必要な高騰も産み出します。
現在起こっている食料価格の高騰も、資本の偏在とみて間違いありません。
その結果、このような弊害が起こっています。

偏在から生じる弊害を克服する為には、世の中の資本の流れに常に気を
配っておかなければならない、ということです。
具体的な手法としては、やはり金融市場の動きをチェックするのが簡単かと。


ちなみに、私がこの学問を勉強していて一番納得したのは次のことです。
「人間や市場は限定的にしか効率的でない。効率性仮説は余り役立たない。
 しかし、需給関係による相場の変動は嘘をつかない。」
効率的であろうとなかろうと、欲しいものは上がり、要らないものは下がります。
要は「欲しがられる物・サービス」を提供するのが一番の成功の秘訣ということです。


著作権管理
2008.04.29

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高級弁当。

おはようございます、有料で受ける研修会に参加すると、よく弁当が出ます。
主催者の気合の入れ方がわかるバロメータだったりします。


つい先日、著作権管理団体に関する公正取引委員会の立ち入り調査がありました。
まぁ一社独占に近い状態が長々と続いていますので、メディア業界ともべったりの
関係が出来上がっていますので、中々癒着を引き剥がすのは難しそうですが…。

で、この事件に関する産経の社説がコチラ
まず、そちらを読んでから以下の文章をお読みください。


…全く文章の体をなしていないように感じたのは私だけでしょうか?


上記の記事は
・現状の包括契約の問題点(新規参入の困難さ)
という、今回の公正取引委員会が問題視したポイントと
・著作権が広範囲に渡ると、自由な表現が阻害されるのではないか
という問題提起をごっちゃ混ぜにしてあります。

タイトルが「著作権ビジネス 競争だけでは健全さ奪う」とありますが、
これを分解するならば
・著作権ビジネス 管理団体の競争はどうあるべきか
・著作権の一方的な強化は表現の自由の健全さを奪う
とでもなりましょうか。


現状の包括契約が、著作権者よりも放送業界と著作権管理団体にとっての
利便性を重視していることは明らかです。
何せ、実際に・いつ・どのように・何の曲が使われたか、を著作権者が知ることは
現状では不可能なのです。
だって包括契約なのですから。
なぜ包括契約なのかといえば、その方が使う人と管理者が楽だからです。

ついでにいえば、現在の著作権をより強化しようとしているのも、放送業界や
著作権管理団体です。
その方が、自分達が利用権を掌握しているコンテンツを、より長く金にすることが
できるからです。
(その割には図書等からの参照などは、かなり自分勝手にやってますけど)


創造者がもっと自由に創れるためには、例えばパブリックドメインの普及などが
必須だと思うのですが…。
その上で、報償をより多く与えられる仕組みは作れないものなのですかね。


参照点の移動
2008.04.28

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スペインで貰った酒壷。

おはようございます、今から約10年前、スペインとポルトガルに演奏旅行に
行った際にお土産で貰いました。
ちなみに、その旅行中にEUROの制度的流通が始まりました。
今考えると、歴史的瞬間に立ち会ったとも言えますね。


昨日の現状維持バイアスの説明において、参照点、つまり現状から受ける
損失は大きく感じるということを説明しました。
実はこの参照点、簡単に移動することもわかっています。

まず、先に説明を要する点を。
上記の「損失拡大傾向」ですが、現状から近い範囲ほど、拡大幅が大きいことも
わかっています。
例えば、皆さんが20,000円の損をしたとすると、
・10,000円の損失までは2.5倍のポイント
・10,001円以上20,000円以下は2.0倍のポイント
というふうに、拡大幅は逓減傾向にあります。


上記のことを前提に。
例示として、20,000円の損失が一度で起こった場合と、10,000円ずつ二度に
分かれて起こった場合を考えてみましょう。


一度に損失が発生した場合の「損失感情ポイント」は
10,000 × 2.5 + (20,000 - 10,000) × 2.0 = 45,000ポイント
という風に計算されます。
ポイント計上は、金額が大きくなるにつれ、逓減が起こります。


ところが、仮にこの損失が2度に分かれて起こると、不思議なことが起こります。
まず、最初の損失10,000円ですが
10,000 × 2.5 = 25,000ポイント
これは簡単です。
ところが、ここで参照点、つまり現状の移動が起こります。
つまり、今までの「プラスマイナス0」から「マイナス10,000円」に現状が移動します。
すると、次に起こる二度目の10,000円の損失のポイントを計算すると
10,000 × 2.5 = 25,000ポイント
ポイント計上の逓減効果が無くなり、最も高い計上幅が適用されます。
結果、ポイントの合計は
25,000ポイント + 25,000ポイント = 50,000ポイント
となってしまいます。


結論としては、20,000円を一度に損するより、二度に分けて損をした方が、
より大きな損失を感じるという結果が導かれます。


もちろん、常に確定された理論ではありませんが、人間が如何に
感覚だとか自分の中の常識に捕らわれているのか、という証左になるかと。


現状維持バイアス(偏向)
2008.04.27

kouraboshi.jpg

カメ。

おはようございます、先日桜の木の写真を撮った農業用水路にいました。
野生…ではなく、野生化したカメでしょうね。


以前、人間は利得よりも損失に対する感応度が高い、という記事を書きました。
この理論を応用すると、人間のある行動パターンが理解できます。

それは、現状を変更することを嫌う、という傾向です。
損失回避の姿勢は、参照点、つまりスタート地点を現状に置きます。
仮に、この現状から変更すると、通常は皆さんに利得又は損失が生じます。
その利得又は損失は、金銭だけとは限りません。
時間かもしれませんし、もっと曖昧としたものである可能性もあります。
また、利得と損失が同時に発生する可能性も充分考えられます。
(というよりも、通常は両方発生します)

その場合、仮に利得と損失が150と100同時に発生したとします。
しかし、前述の記事を参照すれば、利得150はそのまま評価されるのに
対して、損失の100は約2~2.5倍の値で評価されます。
控えめにみても、150:200で評価される為、損失が勝ります。
結果、人間は変更により生じる損失を嫌い、現状を維持します。
決して「150-100=50だから、利得が勝るから変更が有利」という
安直な加除算では計算できないのです。


多くの事例が考えられます。
例えば、現状頼んでいる税理士がどうしようもないと思って、紹介会社に
新しい税理士を頼んでみて、会ってみたらそれなりに良さそうだった。
で、変えようかどうか迷った…けど、結局変わった場合の面倒臭さ、
つまり書類のやりとりの流れの構築や、変更に伴うストレスが非常に大きく
評価され、やっぱり今の税理士のままで良いや…とか。
…いえ、あくまで「考えうる事例」の一例ですよ?ええ。

もっとメジャーなのでは、保険契約なんかもあります。
明らかに非合理的な保険契約を結んでいるのに、変更や解約を嫌うのは
上記のような理由です。
新しい契約に伴う事務や、現行の契約が無くなる事のストレスが非常に
大きく評価されます。


冷静に変更により生じる利得と損失を比べられると、より合理的な行動が
取れることは多いのですが…難しいですね。
甲羅干ししているカメの達観した姿勢を眺めつつ。


曖昧性回避
2008.04.26

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毎週日曜日に届く新聞。

おはようございます、日経金融新聞の後釜です。


この新聞から、別に自分の投資判断をしている、というわけでもありません。
もちろん、判断に使うこともあるのですが、そもそもそんなに頻繁に判断が
迫られるような投資手法をとっていないので…。
どちらかというと、このBlogなり顧問先での話のネタを探す為に、読んでいる
人が比較的少ない媒体に目を通しているわけです。


で、この新聞等、経済や相場に関する見通し等を所謂識者と呼ばれる人々が
語っているときに、面白い傾向があることに気が付きました。
以前から少し触れている行動経済学における「曖昧性回避」の原則です。
簡単にいうと「知らないものは過度に避けたがる」というニュアンスです。

例えば、世界の経済見通しに関する記事を読みます。
仮にこんな紹介だったとしましょう。(内容適当)
1.アメリカの金融不安は今後も続くだろう。
2.アメリカから派生した金融不安は、むしろ欧州でその影響が大きくなる。
3.産油国では、先進国における経済不安の影響は限定的である。
4.産油国を始め、各新興国においても、先進各国の金融不安の影響を
 非常に強く受けるであろう。

さて、それぞれどんな人が言っている傾向が強いか?
ずばり、1.は欧州人、2.はアメリカ人、3.は投資銀行の中東出身者、
4.は投資銀行のアメリカ出身の着任暦が浅い中東担当者、こんなところでしょう。


要するに、自分が知っていることは過度に楽観的に、知らないことは過度に
悲観的に評価を下す傾向が人間にはある、ということです。
例えば、先進的な広告手法を試すような場合、同業他社からは
「あんな変なことやって、絶対にコケルよ」と言われることが予想されます。
理由は単純、周囲には先進的な手法の内容がわからないからです。


そう考えると、日本人というのは、世界でも稀にみる合理的経済人かも。
なにせ、これだけ日本国内の市場に悲観的で、海外市場に注目しているの
ですから。
この「曖昧性選好」の傾向一つとっても、日本人が投資に対して過度に
慎重、という前提は、当て嵌まっていない気がしています。


商売など辞めてしまえ!!
2008.04.25

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一本100円しないサインペン。

おはようございます、別に筆記具について金を掛ければ良いとは思っていません。
コレなんかは、安くて、軽くて、使いやすい良品です。(コレの細字です)


昨日の続き。
無駄なコストはダメ、利益をどれだけ確保するか、という話でした。


昨日までの話は別に私の、いや税理士業に限ったことではありません。
どんな事業でも、多かれ少なかれ「人に出来ないこと」を提供しています。
物を買ったり、仕事を頼むのは「自分では作れない・自分では出来ない」こと、
もう少し言い換えるなら「自分では産み出せない価値」を人に作って貰う事です。
(自分でやろうと思えばできるけどすごい手間だから、というケースも含みます)
そのお礼として代金が発生するわけです。


ですので、自分の仕事を必要以上に安く見せてはいけません。
顧客単価は高めに設定し、必要な際は値上げだって要求すべきです。
「お客様は神様です」といって、頭を下げていれば良いわけでは決してないのです。
金額のみに拘ったり、値引きをやたら要求する客など、良い顧客になるはずがありません。
自分の価値を不当に安く見積もる客など、こちらからお断りすべきです。


そして、もし自分の仕事に自信が持てない、値付けが高すぎると思ったのなら、
今すぐに商売など辞めてしまうことです。
また、「値上げをしたら、他に逃げられる」と思うのであれば、自分の強みを強化
するなり、弱点を克服するなりしなければなりません。
そもそも、自分は何が得意なのか、不得意なのか、その分析すらせずに
只嘆いてはいませんでしょうか?


極論なのは重々承知、でもコレくらいの意識が商売には必要です。
そうでないと、すぐに「顧客単価逓減の傾向」に陥り、商売は早晩行き詰ります。
多くの中小零細企業は、価格交渉力において劣ります。
結果、気が付けば顧客単価のは下がり続け、しかし従業員の給与をこれ以上
下げることも出来ず、高コスト状態が習慣となり、最後はにっちもさっちも…という
悪循環に陥ってしまうわけです。


…モチロン、私も自分の仕事に絶対の自信を持っているわけではありません。
しかし、常に高みを目指す気持ちは、そこら辺の税理士には負けていません。


商売人の道行き、供にして下さる方を心よりお待ち申し上げております。


コストを回収できる利益
2008.04.24

bonnori.jpg

10日位前から泳いでいます。

おはようございます、出し始めて早数年、手馴れたものです。


昨日の続き。
利益につながらないコストは無駄だ、という話でした。
では、どの程度利益が出せれば良いのでしょうか?
基本は、やはり行う仕事の難易度や付加価値に応じて、ではないでしょうか。


私は、実働一時間当たりの利益を考えながら仕事をしています。
どんなに低くても、実働一時間当たり10,000円程度の売上は確保したいものです。
この単価はもっと高く設定できるようにならなければなりません。

上記の数字はあくまで売上ですので、実際にはその仕事に従事する為に
かかる追加的コスト(消耗品等)があるわけですから、10,000円のお仕事にかけられる
時間は、正味では一時間を切ることが望ましいです。

月額顧問料が10,000円の仕事に毎月数時間も時間を要するようでは、全くもって
お話にならないことになってしまいます。
(もちろん、実際にここまで杓子定規な対応はしません。そのお客様の特性や職種、
それに将来の成長性等を見込んで、人・物・金・時間の資源配分を決めています。)


上記の数字の根拠は、昨日書いたように、事業の開始及び維持にかかっている
コストです。
(業界の相場は、明示していないだけで、多分もっと高いかもしれません)

もちろん、只単に「高い金寄越せ」だけでは単なるタカリ商売になってしまいます。
顧問先が「代金に見合った(ココがとても重要)」満足のいく仕事がしたいと思い、
常日頃研鑽を積んでいるつもりです。
その結果、より付加価値が多くできれば、顧客・時間当たりの単価の引き上げを
狙うという、私自身の事務所経営戦略にも合致します。
また、仕事の効率化を図る為の施策も常に試行しなければなりません。


結果、お客様が満足さえして頂ければ、顧問料はどんなに高くても問題ありません。

その為には、やはり自分の仕事に対する自信が必要だと思います。
(もちろん、客観的に自分の仕事を見つめることはとても重要です。
 自信過多は絶対にダメです。)

この項続く。


真の資源の無駄遣い
2008.04.23

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葱畑。

おはようございます、川崎というと、市全体が埋立地だとか工場のように
思われていますが、実際には家の近所はこんな畑が沢山あります。


(注:今日から三日間の更新は、あくまで「経営資源の有効利用」という
 観点からの記事となっております。別に苦労話や自慢話、金額の正当性を
 声高に主張したいわけではありません。予めご了承下さい。)

昨日までの更新を含め、私はこのBlogで何度もコストの話をしています。
繰り替えし指摘しているのは、コスト=金銭的支出ではなく、時間や機会の損失を
含めた広い意味でのコストを意識しています。
この記事も、シュレッダにかける時間のコストを指摘しました。
この記事での前文の挨拶にも、実はきちんと意味があります。
誤字脱字を細々と直している時間は、人材(私)と時間の無駄遣いだからです。


では、どんなコストが無駄、或いは有効なのか?
ポイントになるのは「利益につながるかどうか」です。


さて、ワタクシは税理士という、一応現在の日本においてはそれなりに
希少価値の高い商売を主業としております。
100人が試験を受けて、最後までいけるのは精々5人程度でしょう。
ワタクシはこの資格を取るために、約5年の時間を費やしました。
20代前半から後半にかけてという、ある意味人生で一番遊べる時期を
全て勉強に費やし、必死に資格を取りました。
つまり、税理士業を始めるに当たり、まずかなりのコストを負担している
点がとても重要です。
ここでいうコストは、時間、(他の選択し得なかった)機会等です。
(好きでこの道を選んだ、という指摘は、少し流させて頂きます…すいません)


お客様に提供する全てのサービスは、上記のような膨大なコストを投じて
獲得した資源、つまり資格を持っている人間を土台にしています。
さて、そんな税理士が、シュレッダやコピー、単なる調べ物の為の遠出や
簿記が分かれば誰でも出来るような会計入力作業に注力することは、
資源の有効活用と言えるのでしょうか?
(注2:私はこのカテゴリに「お客様と会うこと・話すこと」を入れるつもりは
 全くございません。その点だけは強調させて頂きます。)


これは、別に私の仕事についてのみ言いたいわけではありません。
営業職の人がシュレッダをかけたり、総務の人が営業会議に出席を求め
られたり、技術職の人に消耗品の管理を任せることは、貴重なタレント、
つまり才能や時間の各種資源の無駄遣いであるということです。

そもそも、何故この人を雇ったのか、何故私はこの企業に雇われたのか。
何で会社としてこの資格の取得を推奨しているのか、何故私はこの資格を
取ろうと必死になって勉強していたのか。
そもそも、この資格は本当に仕事の役に立つのか?(耳が痛いな~)
ミクロレベルでの戦略観を失った人材や時間の管理が、真の意味での
資源の無駄遣いを産みます。
この高コスト構造を打破しないと、利益創造にはつながりません。

この項続く。


そもそもなんで毎日書いてるの?
2008.04.22

gijidou.jpg

ハブとマングースの決闘場。

おはようございます、フー!! シャーーーーー!!!!
その他、各種珍種・変種が勢ぞろい!!


昨日の続き。
情報コスト・情報の選別・何を開示するのかという話の流れでした。
で、そもそもこのBlogを何で書いているのか?
まぁ、こういうことをココに書くのもどうなのかな、とは思いますが…。


このBlogにしろHPにしろ、当然のことながら私の本業の価値を高める為に
書き続けているわけです。(広報と広告のあいのこ位の活動)
ココを読んで「私に会ってみたいな」と思って頂けることが、このBlogやHPの
(私にとっての)存在意義です。
Blogの更新に掛かっている時間や、ネタ集め、情報をさらすことでの本業の
価値の毀損、全て含めて、その目的の為の時間、つまりコストです。

無論、このBlogやHPで、私の全ての情報を明かすようなことはしません。
私自身、まだまだ自分の仕事に満足しているわけではありませんが、
より高みを目指す為、必死に勉強をしている最中です。
実際にお会いすれば、もっと良いお話が出来る自信もあります。
また、当然ながら、只お会いする方よりも、顧問先に対してはより価値のある
情報を提供するように心がけております。


というのが、お仕事上の本音。
もう一つ、Blogを書き続けているのは、読んで頂いている方に少しでも
楽しんでもらいたい、という非商売的な観点も多分にあります。
どこかで酒の肴でにもして頂けると、とっても嬉しいです。
趣味の合唱ではないですが…エンターテナーとしての側面とでも申しましょうか。
上記の主張とは対極にあるのですが、「せっかく知っていることがあるんだから、
少し世の中に還元していっても良いのでは」ということも思っていたりします。


どちらの視点が欠けてもダメだと思っています。
当面はこの駄文の更新も続けてみるつもりです。


選別こそが大切
2008.04.21

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狐の巣。

おはようございます、狸の巣は撮り忘れました。


昨日の続き。(過去にも似たようなことは書いていますが)
私は、このBlogでもHPでも余りやっていないことがあります。
それは税法や判例の紹介というものです。
税理士さんが書かれているBlog等の多くは、こういった税務や会計に関する
情報等をこまめにまとめられていることが多いようです。
何故私はやらないのか?

理由は「他にやっている人がいくらでもいるから」です。
その手の情報は、集めようと思えば幾らでも集められます。
(少なくとも、表面的な情報はコレで充分集まります)

例えば「居住用財産の譲渡損失があった場合の特例って何?」という質問が
あるとします。
私がこのBlogでソレを紹介しようとするなら、こうしてお終いです。
少なくとも、このBlogで細かい規定の内容を説明するようなことは一切しません。
仮に書くのだとしても、規定の内容ではなく「何故この規定があるか」という
背景を書くでしょう。
これも理由は簡単、規定の内容の情報は各所に出回っていますが、その背景の
情報は余り出回っていないので、価値があるからです。

収集するのにコストが低い、つまり手間が掛からない情報ばかりを紹介しても、
このBlogやHPの価値を高めることは出来ません。
また、当然のことながらこのBlogやHPで自分の持っている情報の全てをさらして
しまうようなこともしません。
それをやってしまえば、私の税理士としての価値が毀損されてしまいます。


要は「人がまとめているような事をまとめても仕方がない」ということです。
仮にまとめるにしても、何か別の視点を入れないといけません。
例えば、私がサブカル系のネタを織り込んだりしているのも、一応は
そんな狙いがあります。(成功しているかは別問題なのですが)


この項続く。


情報収集の為のコスト
2008.04.20

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国会図書館に行ってきました。

おはようございます、国立音大をずっと国の大学だと思っていた男です。


なぜ行ったのかというと、仕事で使いたい情報を調べに行きました。
約10年ほど前の路線価を調べたかったのですが、残念ながら国税庁のHPには
ここ3年分しか掲載されていませんでしたので、問い合わせをしたところ、国会
図書館にいって調べてください、とのこと。

で、路線価図の本を出してもらい、それのコピーをとってきたのですが…。
ものっすごい時間、つまりコストがかかりますね。
まず、事務所から図書館に行くまでに一時間弱、本を出して貰うのに20分強、
該当ページを探し出し、コピーを取るのにまた30分近く要しました。
(コピーは、自分では取れず、カウンタでココとって、と指定しなければなりません)

ただ、情報の有用性から考えると、この高コストも仕方がないのかな、と思います。
正直言って、今の日本中で10年前の神奈川県の一部地方の路線価情報が必要な
人なんて、私くらいなものではないでしょうか。
需要が少ない情報を得る為には、それなりのコストが掛かっても仕方なし。

図書館の本を全て電子化して検索する、なんていうgoogleの話がありましたが、
現実に行うとなると、電子化に掛かるコストも莫大でしょう。
(いや、ひょっとしたら結構低コストで出来るのかもしれませんが…)
ある程度有用且つ汎用性の高い情報は低コストで、そうでないものは高コストで。
施策的に、そういう方向に向かわざるを得ないのでしょうね。

この項続く。


なぜ会計操作をするのか
2008.04.19

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マイマウス。

おはようございます、無線レーザーです。
コードありには戻れませんね…電池のもちがイマイチなのが玉に瑕。


一昨日の続き。(参照図書はこちら「会計操作」です)

そもそも、なぜ会計操作、特に攻撃的会計操作に手を染めるのか、という
分析が必要です。
大雑把にいって
・株価
・債権者対策
・受注
・自分が立てた、あるいは他人が立てた目標を満たす
・その他諸々
細かいのを挙げればいくらでも出てきそうです。

前者二つは、広い意味での資金調達手段です。
前者は資本、後者は負債に属しますが、やはり儲かっている会社というのは、
それなりに有利な条件で資金調達を出来ます。
株価が高ければ、同じ株数を発行しても多く資金は集まります。
優良企業なら、金融機関も低い利率で融資をしてくれます。

受注というのは、契約を受けるに当たって条項が決められているような場合。
公共工事系や、中には民間企業同士でも赤字へ転落したら契約は継続しない、
なんて特約が結ばれていたりします。

評価とは、経営者発表の業績予想だったり、アナリストの予想があります。
予想の上方・下方修正なんていうと、株価はすぐに反応します。
もちろん、実績が予想に届かなければ、失望売りが始まってしまいます。


資本主義下における企業の減速は「儲けて、儲けて、より多く儲け続けること」です。
一円でも多く、しかも去年よりも今年が、今年よりも来年が多く儲かっていることが
本来の使命です。(かなりの極論であることは承知しています)

そのような中、上場企業とはいわば「企業of企業」、その宿命を他の誰よりも多く
背負っていると言えるでしょう。
そのような事情が、利益を少しでも多く魅せる会計操作に魅惑される背景にあるようです。

注意が必要なのは、会計操作は違法なことではないということです。
「合法的な範囲内で如何に利益を多く(あるいは少なく)するか」がポイントです。


…ま、上場企業の経営者というのは、夜も満足に寝られないそうですから。
ですので、私は経営者報酬はそれなりに高額で良いと思うのですが…
やっぱり世の中では少数意見なのでしょうね。


ご挨拶
2008.04.18

※まず最初に。
当事務所が西日本新聞において紹介されました。

kusurinohon.jpg

普通の家にはない本。

おはようございます、妻のお仕事(薬剤師)上、薬関係の本が沢山あります。
お互いに違う分野で仕事をしていて、良かったと思うこともよくあります。


予定を変更して、少し違う内容を記事にします。(会計操作の件は明日にでも)
昨日に続き、今日も新聞で紹介して頂くことになりました。

紹介して頂いた媒体は、いずれも私の生活圏からは少し離れております。
しかし、だからこそ意味もあると考えております。

繰り返しになりますが、税理士のサービスは人によって千差万別です。
比較が難しい仕事ですが、コレを期に(私を含めて)色々とご検討頂ければ、
と思います。


私は、「完璧な仕事」をお約束することは出来ません。
しかし、お客様に「満足をして頂ける仕事」をしたいという熱意は持っています。
その為に、現状に甘えることなく、新しい分野への挑戦や効率的な作業体制の
構築に励んでおります。

30歳の若造でございますが、今後も必死に努力して参ります。


会計を巡る攻防
2008.04.17

※最初に。
当事務所が日刊工業新聞において紹介されました。
3面下方です。


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最近読んだ本。

おはようございます、溜めて、いや貯めていた本は、大分読み進みました。
さて、次は何買おう(以下エンドレス)。


写真の本は、以前紹介した「決算書の暗号を解け!」という本に
おいて、より会計操作のことを勉強したい人向けの本として紹介されていました。
その名もズバリ「会計操作」という本です。

読了していますが、中々に面白かったです。
以前にも書きましたが、税理士は保守的会計操作(利益を少なくする会計)には
それなりに長けています。
節税(決して脱税ではない点がポイント)を目的とする会計処理には、必然的に
目がいくからです。
ところが、上場企業等では、株価や債権者、取引の条項等の関係から、利益を
大きく見せる攻撃的会計操作がよく行われます。
こちらの会計処理は、それほど詳しくないのです。

この本には、別に会計処理の手法自体が詳細に書かれているわけではないの
ですが、「会計操作の測量・統計」「なぜ会計操作をするのか」「会計操作を
した企業の株価はどうなるのか」等々の動きが非常に網羅的に説明されており、
所謂会計学を知らない人でも面白く読めるようになっています。
(むしろ、統計学の知識がある人の方が、楽しく読めるのかもしれません。
 私は統計学サッパリですが…それでも面白かったです)


それなりに長い本ですので、気楽にお奨めできるものでもありませんが、
会計と経営、株価の絡みなんかに興味がある方は是非。
明日辺り、本当に触りの部分だけご紹介してみます。


リースと購入
2008.04.16

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で、事務所にきた新顔。

おはようございます、コレが来たので色々と物が動きました。
もちろんリースですけど、使い手は中々。


で、そのリース取引を巡る会計・税務の動きは、ここ数年とても慌しい
動きをみせています。
流れの根底にあるものを極簡単にいうと
「購入したのと変わらないようなリースは、購入したものとして扱うよ」
というものです。

一番わかり易い例として、よく航空機なんかが挙げられます。
実は航空会社が使っているあの飛行機は、自社の物ではなくて、
他社からリースで借りているものなんだとか(全部ではないのかも
しれませんが)。
では、あの飛行機のリース取引を、単なるリース料という経費処理を
することで会計・税務を済ませて良いのでしょうか?
実質的には、あの飛行機は航空会社が買ったに限りなく近いという
実体は、皆さんも何となく想像がつくと思います。

リース料と購入では、経理の方法が全く違います。
前者は単なる経費ですし、後者なら固定資産として計上後、減価償却の
手続きを踏んで費用化しなければなりません。
また、消費税の取り扱いなどにも差異が出てきます。


ポイントは、そのリース契約が、所謂従来から言われているリースなのか、
あるいは限りなく購入に近いリースなのか、という点です。
リース物件を借りる際には、この点は業者さんに聞いておいても損は
ないかと思います。
もちろん、経理担当の人間(顧問税理士含む)にもその点は確認をして
おいた方が良いでしょう。


実はこのリースに絡む会計及び税務の取り扱いが、平成20年4月を境に
大きく変わったんだよ、という話です。
今後、新規契約の際は、取り扱いにご注意を。

…と、こんな制度変更がバシバシ来るので、勉強し続けないとこの
業界で生きていくのは難しいのです…。


債権譲渡の民法上の制限
2008.04.15

ink.jpg

しわ寄せを受けた物。

おはようございます、多分正月の年賀状の時にしか使いませんね、コレ。


昨日の続き。
債権(指名債権)の譲渡というお話です。

所謂債権の譲渡を行う際の民法でのルールなのですが、債務者が債権の
譲渡があったことを通知されたor承諾したという要件があります。
昨日の例でいうと
・あなたは友人Aに「Aへの貸付金をBに売りました」と通知しないといけない
・あなたは友人Aに「Aへの貸付金をBに売るからね」と承諾を得なければならない
というどちらかの手法をとらないといけないのです。


あるライトノベルでのお話。
主人公がある街で信用取引で商品仕入。
次の町にいくと、なんと先の町でのツケがその町の商人に売られていた。
主人公の知らぬ間に、債権譲渡が行われていたのです。
商品の相場に絡む謀略に巻き込まれ、大ピンチに…という展開がありました。

で、問題は債権の譲渡があったことを、譲受先である商人から突然告げられた点。
債務者である主人公は、債権者から通知も受けていなければ、承諾もして
いないので、日本の民法上はこの債権譲渡はダメ!というオチに。
…ええ、物語ですからね、盛り上げ方というのもありますし、そもそも日本国内の
話じゃありませんし…。


ただ、信用取引(別に株式ではありません)は企業間決済の基本。
債権の売買も想像以上に行われているのだとか。
自分の持っている債権をどう処理できるのか。
自分が抱えている債務はどうなっているのか。
こういった知識は持っていて損はないかと思います。


債権譲渡
2008.04.14

laser.jpg

事務所から自宅にきて大活躍。

おはようございます、とても便利です。
しわ寄せを受けた物もあるのですが…。


余り馴染みのない話ですが、債権というものは売買が出来ます。

例えば、今あなたが友人Aに50万円のお金を貸しているとします。
そのお金は、半年後に返済してもらう予定になっています。
ところが、あなたは突然一週間後にどうしても現金が必要になりました。
しかし、友人Aに掛け合っても「半年後まで待て」としか取り合ってくれません。

そこで、あなたはその貸付金をもう一人の友人Bに買い取ってもらう事に
しました。
額は45万円です。

登場人物の損得を考えてみます。
○あなた
メリット→半年後の回収の予定が、すぐに現金化できた。
デメリット→額面より低い金額しか回収できない。

○友人A
メリット→特になし
デメリット→特になし(Bの取立てが厳しくなければ、の話だが)

○友人B
メリット→半年待てば、50-45=5万円の儲けが出る。
デメリット→半年後まで現金が回収できない。


ここでは貸付金を使いましたが、このような債権の買取は
現在広く行われています。
広い意味で考えれば、手形の割引だって債権の譲渡ですし、
最近ではファクタリングを用いて、売掛金を直接金融機関に
売却しているような例も多くあります。
(該当する法律は色々とありますが、ここでは物凄く大雑把に
 括っていますので、その点はご了承を)

で、そんな債権譲渡の余談を明日にでも。


枯渇資源
2008.04.13

oldpc.jpg

さて、何故写真に頼ろうとしているのか?

おはようございます、実はこのBlog、以前は最初の3行を考えるのに
約10分以上を費やしていました。(本文も10分位、こちらは数十行)
で、写真を使ったら考えるのが楽かな、と思いまして。


当事務所で一番古いPCです。
Windows XPが出た頃に買ったのだったか。

実は、このPC一台の中に、貴重な資源が眠っています。
各種の貴金属です。
現在、ありとあらゆる機械にコンピュータ、つまり基盤が入っています。
基盤は、通電や媒介の為に、各種貴金属が使われています。

ごく簡単な例示として。
宝飾品として有名なプラチナですが、実は工業用素材として優秀です。
集積回路の相場とプラチナ相場には、相関性が見られたりします。


で、この古いPCを解体すれば、各種貴金属が回収できます。
皆さんの自宅や事務所にも、使っていない機械の一つや二つはあるでしょう。
その機械の中に、貴金属が眠っているのかもしれません。
しかも、その含有率は、天然の鉱山の採掘よりも割が良いと言われています。
このような考え方を「都市鉱山」といいます。

貴金属は基本的に枯渇資源です。
地球上で採掘できる貴金属の絶対量は限られています。
昨今、天然鉱山の採掘量が不安定さを増しているとの話もあります。
こういった再生すべき資源は、無闇やたらと捨ててはいけません。


あくまで一例ですが、有効なリサイクルとそうでないものがある、という
事実は、知っておくべきだと思います。
なぜなら「分別したらもう責任はない」という考え方が蔓延してしまうと、
本当の意味での資源循環が阻害されてしまう恐れがあるからです。

以上、僭越ながら天邪鬼な意見を述べさせて頂きました。
この辺りを参照して頂くと、話がわかり易いかもしれません。
参照1
参照2


リサイクルと環境負荷
2008.04.12

mixpaper.jpg

川崎市の家庭ごみの捨て方。

おはようございます、週末が忙しい!
何が忙しいって歌の練習がなんですけど。


家庭ごみについて、かなり広範囲において紙を分けて捨てることに
なりまして。
ミックスペーパーと分類される紙は、わざわざ紙袋に入れてまとめて
週に一回捨てることになりました。

別にこのごみ行政に文句がつけたいわけではありません…が。
所謂リサイクルについて「分別すればそれでOK」という風潮には、
実は大きな落とし穴があるのではないか、という議論があります。


紙についてみてみます。
紙をリサイクルして、再生紙にするのに必要な燃料は石油です。
では、紙と石油では、どちらを大切にしなければならないのか?

敢えて断定すると、石油です、しかも圧倒的に。
理由は簡単で
・紙はまた木を育てれば作れる
・石油は枯渇したら二度と手に入らない
再取得の手間を考えれば、どちらが貴重かは自明です。

よく紙を作る為に木を切るのはいけないことだ、という理屈が
語られますが、紙製造の為の木は、そもそも「紙にする為に
育てている木」を切っています。
別に、そこらへんに生えている原生林を切ってきて紙にして
いるわけではありません(ひょっとしたら、そういう例もあるの
かもしれませんが)。

少し前、再生紙の配合率で偽装が問題になりました。
アレの本質は「再生紙を使うほうがコストがかかるから」と
いう至って真っ当な理由でした。
私は、あの理由を聞いた瞬間「じゃ、再生紙なんぞ止めた
方が良いのでは?」と思ったものです。
コストが掛かっているということは、通常環境負荷もかなり
掛かっているということですから、真っ当に木を育て、真っ当に
切り倒し、真っ当に紙にした方がコストが安いのなら、多分
その方が環境負荷も低いのでは?

じゃ、全てをまとめて捨てる方が良いのか?
リサイクルは全てについて意味がないのか?
そう単純でもないようなので、明日にでも少し触れてみます。


資源の節約と機密
2008.04.11

recyclebox.jpg

当事務所でここ数年愛用している、大和運輸のサービス。

おはようございます、新入社員の皆様、まだ会社から逃げ出すには早いですよ!


上の箱は「機密文書捨て箱」です。
税理士事務所なんてのは、顧問先の機密情報が満載です。
当然捨て方も「ゴミ箱にポイ」だけではいけません。

以前は一枚一枚シュレッダにかけていたのですが、余りにも時間が
掛かるのでほとほと嫌気がさしていた所に、大和さんからこの箱の
ことを教えてもらい、すぐに飛びつきました。


極簡単にいうと、この箱に機密文書を捨てると、大和運輸が回収に
来てくれて、溶解処理をしてくれるというものです。
値段は一箱辺り2,000円しない位だったかな…。

これのおかげで、時間の無駄がかなり減りました。
シュレッダをかけるなんてのは、生産性の向上から対極にあるかの
ような作業です。
この金額であの作業から解放されるのであれば、費用対効果は
お釣りが来ると思っています。


資源の再利用ということで、裏紙の利用が推奨されていますが、
当然のことながら「裏紙にしてはいけない紙」もあります。
上で挙げている機密文書を裏紙にするというのは、頂けません。

軽減される環境負荷に比し、情報漏洩に対する注意義務の増加が
余りにも大きすぎます。
この負荷は、結果的に「人件費」等の形をとって、新たなる環境負荷を
生み出すことにつながります。

裏紙は、チラシなり要らないFAXなり、差しさわりのない文書のみに
限定している方が、資源効率的にも機密情報管理的にも良いのでは
ないでしょうか。


出張PCサービス
2008.04.10

cable.jpg

事務所の恥部。

おはようございます、人様には見せられない部分もあるわけで。
ってそんな部分を写真に撮って公開してどうしようと。


経歴等にも書いているのですが、一年弱だけサラリーマンをやっていました。
ソフトウェア系の会社だったのですが、正直言ってコードの組み方なんて何も
覚えていません。


が、自分でLANを組んだり、WINDOWSの設定をいじってみたりと勉強した
ことは結構覚えています。
今でも知識として有効なものも多いので、仕事でも役に立っています。

先日は、顧問先の所でLANの設定が上手くいかないとのことだったので、
少し見させて頂いたら解決できました。
今までにも何度かそういった経験はあったので、この知識を身に付けさせて
くれた会社員時代の経験は、無駄ではなかったなぁ…と思うことしきり。


ただ、では全てをPC化すると上手くいくのか、というとそうでもない所が
難しい所です。
今でも日常的な集計は手書きでやっている場合もあります。
また、むやみにLANを組むと、データの管理等が煩雑にもなるので、
余程管理者がしっかりしていないと、数人のオフィスでもわけがわからなく
なってしまいます。

上手い処理の流れが作れれば、スピードは格段に上がりますので、
もっと良い方法はないかな、と常に考えております。


デュアル
2008.04.09

office.jpg

事務所近影。

おはようございます、今日は子供の入園式です。
お父ちゃん、頑張って稼がねば。


写真は最近撮った事務所の写真です。
ディスプレィが3つ並んでいますが、実際にはPCは2台です。
デスクトップにはディスプレイが2つ繋がっています。
いわゆる「デュアルディスプレィ」というやつです。

どういう使い方をするのかというと、例えば
・右の画面で会計ソフトで処理をしながら
・左の画面でエクセルで集計をとる
だとか
・左の画面でネットで調べものをしながら
・右の画面で資料を仕上げる。
といった使い方が出来ます。

使い慣れると、もうディスプレイ一つの仕事環境には戻れません。
費用もそれほど掛からずにできますので、スペースに余裕がある場合には、
是非とも導入をお奨めします。
(グラフィックボードとディスプレィを買ってくれば、すぐできます)

明日も少しコンピュータに関する話題でも。


予算なんかよさんか!
2008.04.08

daisanhokyou.jpg

我が家の近くにある、第三京浜という有料道路の補強工事。

おはようございます、無骨だなぁ…とはいっても、骨が無くては
困るのですが。


昨日の続き。
戦略が大切なんだよ、戦略ってのは長期的な展望、視点のことだよ、とのこと。
では、長期的な経営計画を立てることが大切なのか?


実は、これはまるっきりダメなんだそうです。
経営計画を立てて有効なのは
・皆が割と儲かっていて
・自分がやっていることはシンプル
という条件が必要らしいのです。

で、現在の経済情勢を考えると
・儲かる人と儲からない人の格差が拡大してきて
・やっていることはどんどん多角化せざるを得ない
という間逆の方向に進んでいます。


極簡単にいうと、経営計画、つまり予算立てなんかをしてしまうと、
この忙しい世の中だとスピードについていけなかったり、融通が
効かない等のデメリットが大き過ぎるのです。

…さて、各種行政の動きが「なんでノロマなんだ!!」だとか
「融通が効かないな!!」なんてお怒りの皆様。
どうして行政がノロマなのかがお分かり頂けましたでしょうか?


夏休みの宿題程度ならともかく、事業については
・行けるときにトコトン行っておく
・常に試行錯誤を繰り返し、次の手を打ち続ける
コレ位のアグレッシブさが必要です。

戦略的な視点(最終目的)を見失わず、目の前の事案に関する
戦術(短期的な解決方法)を打っていく。
シンプルだけど、多くの人が出来ていないことです。


戦略と戦術
2008.04.07

sakura.jpg

今年最後の花見か。

おはようございます、我が家の近所にある、農業用水の近くにある
しだれ桜の木です。
早く咲く割には、結構遅くまで花が残っている優れもの。


表題の件。
昔、ある漫画で「読者諸君!戦略と戦術の違いは各自辞書を引きたまえ!!」
という台詞がありましたねぇ…。

で、色々と定義はあるみたいですが、ごく簡単にいえば
「前者=長期的な目標」「後者=目の前の課題を片付ける手段」とでも
言いましょうか。


皆さんが事業を始めるとき、あるいは会社で新しい仕事を始めるとき
「どんな風にこの事業を育てたいか、当面の目標はなんなのか」という事を
設定するかと思います。
この戦略観なしに事業を始めてしまうと、途中で迷走してしまうこともしばしば。


ちなみに、皆大好き諸葛亮孔明ですが、彼は「戦術家」というよりも、
「戦略家」として優れていたとされています。
「天下三分の計」という戦略を立てたことと、名士としての人脈が彼の
優れた部分であったようです。
別に「待て、これは孔明の罠だ!」とか言わせていたわけではないようで。

で、その戦略に関するちょっとした錯誤を明日にでも。


技術力と経営力
2008.04.06

暇でもなくなってきた。

おはようございます、やっぱり大して暇じゃなくなってきました。
一日二日のことだったか。


昨日の続き的なお話。
日本の技術力について、低下しているのではないかという疑義が
主張されて久しいです。
企業価値のランキング等をみても、日本国内の企業で上位に入って
いるのは本当にわずかです。

さて、これらの話は本当に技術力の低下からきていることなのか?
実は、日本の「技術力自体」は、今でも高い水準を保たれていると
言われています。
中国やインド等の新興国の技術発展が目覚しいのは確かですが、
まだのりしろがあると見ても間違いはないでしょう。


が、真の問題は技術力ではなく、経営力にあると言われています。
簡単にいうと、「どう作るか」ではなく「どう売るか・利用するか」という
観点において、日本は非常に弱いのです。


ものすごく平たく説明。
米粒に文字とか絵を書く芸があります。
これは大変な技術ですし、誰でも出来ることでないのは明らかです。

では、その文字なりが書かれた米粒、皆さんは欲しいですか?

この米粒を如何にして売るのかが問われているわけです。
「職人が手のひらから一度も落とさずに書いた米粒」とでも銘打って、
受験生に対してでも売り込むか?(売れるか?ソレ)


レゾンデートル
2008.04.05

緩い。

おはようございます、日々が緩いです。
ゆったりとしたお仕事、激務の時期を越えた後のこの開放感。


昨日の続き。
サンクコスト、つまり回収の見込めない費用、投資はとっとと切り捨てるべき。
儲かりそうなところに資源を集中させるのが基本。


で、問題は、皆がその路線をとると、変なことをやる人が出てきにくいということ。

例えば大学。
国立大学が自主財源制になりましたが、目に見える成果のみに注力をしてしまう
と面白い実験をする人が減ってしまう、ということが指摘されていました。
金になりそうもない実験には力が入らない、ということです。

難病に対する考え方などにも影響が出ます。
患者数が少ない病気については、当然ながら金にならないわけですから、
研究も余り進まないでしょう。

日本の製品開発力は、中々見切りをつけないことによって育まれてきた、という
指摘もされています。
見捨てずに育ててきたからこそ、花咲くこともあるのでは。


これらは全て、企業の存在意義に関わってくることです。
(大学は企業じゃないですが、産学協同の流れなんかを汲んで)
利益を上げられない営利企業に、存在価値などありません。(極論)
では、利益さえ上げられれば良い営利企業なのか、という論理学の式です。
利益になりにくい、ほぼならない事業を抱え込む企業は、その存在に
矛盾を抱えているのでしょうか?

ついでにもう一つ、もう少し細かいレベルで問うとすれば
「上場企業こそが良い企業か」という点も挙げておきます。


正解は、個々人で考えてみて下さい。
昨日の東芝・新銀行東京の件も含め、それぞれお考えはあるかと思います。


サンクコスト
2008.04.04

日本一ゴーカートを楽しそうにのる男。

おはようございます、先日家族で少し遠出をしました。
子供2人と一緒にゴーカートにのった写真、どう見ても私が一番楽しそうです。


タイトルの意味は「回収の見込みが無い、埋没した費用」です。
以前、このBlogでも少しだけ話題にしました。
セオリーでは、埋没費用のことは忘れて、新たに出直すのが本来の合理的な
行動だと言われています。
が、人間中々そうは動けないよね、ということを前回紹介しました。

ここの所で起きた対照的な事象を二つ。


東芝のこと。
HD-DVDの撤退が発表されてから早一ヶ月超。
1,100億円の損失が発表された時には「東芝しゅ~りょ~」とでも言わんばかりの
扱い方がされておりました。
が、株式市場の動きだけみると、実は撤退翌日の株価は上昇していたんですね。
東芝のサンクコストへの対処方法を、市場が評価したといえるでしょう。
で、そこにきてこんなニュース
ついでに、以前も記事にしたこんな話も。

企業の活動でよく言われるのは「選択と集中」という文言です。
儲かりそうな所に資源(人・物・金)を集中させる、というセオリーです。
東芝の選択がどうでるのか、正解が出るのはまだ少し先なのでしょうが。


新銀行東京のこと。
多くは語らず。
埋没費用…だと思うんだけどな…。
400億円も、新たに埋没する可能性が高いと思うけどな…。

こちらも、正解が出るのにはまだ時間がかかり…かかるのかな…。
ってか、もう結果って出てるような気も…いやいや。


というのが、経済人としての私のコメント。
明日は少し違う観点から埋没費用を見てみます。


二枚舌
2008.04.03

鍼、すごい。

おはようございます、先日行った鍼効果で、肩が楽。
根治効果は、単なるマッサージよりも高い気がします。


で、今日は経営学の話でも…ってネタを。
舌の根も乾かぬ内の言動変更でございますが、別に論理破綻をしている
つもりはありません。

税理士が経営について知らない、というのはその通りだと思います。
会計=経営という勘違いを、世間も、そして税理士本人もしているからです。
経営を知らない税理士には、当然ながら私も含まれます。


で、知らないわけですから、勉強することにしました。
現在、学問としての経営学を勉強しています。
(所謂「こうすれば売れる!」系のノウハウ本ではない、という意味です。)

もちろん、机上の勉強で物事が片付くとも思ってはいません。
実践に即した知識も必要でしょうし、業界ごと、個別企業ごとの事情もあるでしょう。
ただ、「机上の空論」と頭から馬鹿にして、最初から学ぼうとしないのでは、結局
場当たり的な知識しか身につかないよな…と考えたわけです。


もし「経営」と「会計」の両方についての知識が有効に結びつけば、その時こそ
所謂「コンサルタント」としての税理士の仕事が始められると思っています。

私は、コンサルタントと呼ばれる職業には会計的知識は必須だと思っています。
財務諸表は、病人にとってのカルテのようなものです。
カルテも読めない医者が病人の診察を出来るとは思えません。
経営学(しかもにわか)のみに偏っているコンサルタントは、結果を検証する
術を持っていません。
やったらやりっぱなし、という程度のコンサルなら、受けないほうがマシでは。


すぐに芽が出るわけでもありませんが、今後も勉強は続けていきます。
まずは目の前に溜まった本を読むことから。


手段と目的
2008.04.02

で、この溜まった本をいつ読むのか?

おはようございます、確定申告終了と共に大量の本を購入。
楽しみが尽きないなぁ…で、いつ読むんだろ?


昨日の続き。
良い税理士とは、お客様の目的を達成する為の手助けが出来る人だと
私は考えています。
では、お客様の目的とはなんなのでしょうか?

結論は、お客様によりけりだと思います。
「利益の最大化」が目的な方もいらっしゃれば、
「従業員に手厚くしてあげたい」方もいらっしゃるでしょう。
「会社の成長」を望まれる方もいれば、
「自分の生活レベルの向上」を糧に努力される方もいらっしゃいます。

総じて言えるのは、その目標を達成することによって
「お客様が満足し、幸福を感じること」なんだと思います。


その為に税理士に必要な技能は、会計・税務技術のみならず、もう少し
広い視野を持っていることです。
広い視野とは、要は「顧問先が納得できる方法を探す能力」です。
節税を中心とした技術論のみに拘泥し、顧問先の要望が聞けないような
お仕事をするのは如何なものかと思うのです。
(もちろん、正確な知識が必須なのは当然です)
無論、顧問先の要望が「法の外に外れるようなもの」であれば、それを
止める行動力が必要なのは言うまでもありませんが。

もし、その税理士の関与がなければ現在の幸福や満足がなかったと
顧問先が感じていて、且つ税理士への報酬額に納得がいっているなら、
月額顧問料は50万だろうが、100万だろうが全く問題はありません。


結局、良き人との出会いが最大の幸運だと思うのです。


と、一端に税理士論をぶってみました。
ついでに蛇足。
昨日、税理士に経営のことなんぞ聞いてはいけない、と書きました。
それは嘘ではありませんが、これから税理士を探す人に一つだけ。

少なくとも「顧問先が減っているような衰退傾向にある事務所」には
余り頼まない方が良いと思います。
自分の経営すら出来ない人間に、あなたは自分の経営方針を診断して
もらいますか?
税理士に会った時、ここ最近の顧問先の増加傾向位は聞いておくべきです。
伸びている税理士だとしたら、経営に関する「何か」を知っているかもしれません。


税理士に経営を任せてはならない
2008.04.01

年度始め。

おはようございます、新入社員の皆様、社会人生活一日目を
有意義に過ごされますよう。


年度初っ端から、自分の仕事を否定してみます。
多くの方が「税理士」と呼ばれる人々に抱いている幻想を払拭する為です。


先月Blogで税理士についての説明をしましたが、その最後の行にご注目。
私は「経営についてはそれほど詳しいわけでもない」と書いています。
すいません、訂正します。
経営については「全く知らない」と思っていたほうが良いです。
理由は簡単、税理士試験に経営学なんて科目はありません。
「経営」というものについて自信を持っている税理士がいるとしたら、
本当に勉強をしているのか、
余程多くの顧問先があって、そこから知識を吸収したのか、
只単に知った気になっているだけなのか。


確かに、税理士は会計というツールを使ってある程度の「過去の分析」は出来ます。
しかし、これはあくまで「過去の実績の分析」であって、今後の商品の売り込み方や
人材育成の方法を示唆するものではありません。

会計がわかれば儲かる株がわかるんでしょ?という意見を以前も紹介しました。
半分はボチボチ当たりですが、半分は完璧に的外れです。
株が上がるだの下がるだのは、対象企業の雰囲気や勢い、業界や経済の動向等、
会計の数字には表れない要素で幾らでも動くからです。


ですので、私はお客様と最初に面談する際に必ずお話をすることがあります。
「経営方針を決めるのはあなたです。それは忘れないで下さい。」と。
私は、食品や衣料業界のプロでもなければ、工作機械に詳しいわけでもありません。
決めるのは、あくまで当事者であるあなたなのです。
私は、その意思決定を、主に会計という側面から補助するわけ、いや、だけです。


では、どんな税理士が良い税理士なのか?
私の考えを明日にでも書いてみます。


で、なんでこんな話を書きたくなったのかというと、今更ながらこの3部作を
読んだからです。
さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
食い逃げされてもバイトは雇うな
「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い
山田真哉さんのこれらの本は、私が言いたい事をとてもわかりやすく
書いて下さっています。
言いたい事は似たようなものなのですが、書き手の能力が違うと、こうも
わかりやすさが違うものなのだなぁ…と思うこと仕切り。
三冊まとめてお奨め致します。