税理士に経営を任せてはならない

2008.04.01

年度始め。

おはようございます、新入社員の皆様、社会人生活一日目を
有意義に過ごされますよう。


年度初っ端から、自分の仕事を否定してみます。
多くの方が「税理士」と呼ばれる人々に抱いている幻想を払拭する為です。


先月Blogで税理士についての説明をしましたが、その最後の行にご注目。
私は「経営についてはそれほど詳しいわけでもない」と書いています。
すいません、訂正します。
経営については「全く知らない」と思っていたほうが良いです。
理由は簡単、税理士試験に経営学なんて科目はありません。
「経営」というものについて自信を持っている税理士がいるとしたら、
本当に勉強をしているのか、
余程多くの顧問先があって、そこから知識を吸収したのか、
只単に知った気になっているだけなのか。


確かに、税理士は会計というツールを使ってある程度の「過去の分析」は出来ます。
しかし、これはあくまで「過去の実績の分析」であって、今後の商品の売り込み方や
人材育成の方法を示唆するものではありません。

会計がわかれば儲かる株がわかるんでしょ?という意見を以前も紹介しました。
半分はボチボチ当たりですが、半分は完璧に的外れです。
株が上がるだの下がるだのは、対象企業の雰囲気や勢い、業界や経済の動向等、
会計の数字には表れない要素で幾らでも動くからです。


ですので、私はお客様と最初に面談する際に必ずお話をすることがあります。
「経営方針を決めるのはあなたです。それは忘れないで下さい。」と。
私は、食品や衣料業界のプロでもなければ、工作機械に詳しいわけでもありません。
決めるのは、あくまで当事者であるあなたなのです。
私は、その意思決定を、主に会計という側面から補助するわけ、いや、だけです。


では、どんな税理士が良い税理士なのか?
私の考えを明日にでも書いてみます。


で、なんでこんな話を書きたくなったのかというと、今更ながらこの3部作を
読んだからです。
さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
食い逃げされてもバイトは雇うな
「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い
山田真哉さんのこれらの本は、私が言いたい事をとてもわかりやすく
書いて下さっています。
言いたい事は似たようなものなのですが、書き手の能力が違うと、こうも
わかりやすさが違うものなのだなぁ…と思うこと仕切り。
三冊まとめてお奨め致します。


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