検証の大切さ

2008.05.13

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栄養剤の瓶。

おはようございます、ペン立てに使用しているのは、受験生時代に愛飲していた
栄養剤の瓶です。
某週刊誌内の漫画で紹介され、藁をも掴む思いで飲んだら結構効きました。


今日の記事は、企業経営・個人スキル獲得等、幅広く適用出来る話です。
目の前に困難が生じると、人間は必死に解決方法を探ります。
あるいは、いずれ成し遂げたい目的を掲げ、その為に必要なスキルを習得しようと
必死に努力をします。

しかし、とかく社会人になってしまうと忘れがちなのか、努力の成果を検証する
こと、つまり答え合わせです。

学生時代の試験勉強を思い出して下さい。
皆さんは、通常このような道程を繰り返したはずです。
1.勉強する → 2.問題を解く → 3.答え合わせをする
インプット、アウトプット、成果の確認、この3つの反復により精度を向上させます。


ところが、社会人になってからは、この答え合わせが出来にくくなります。
理由は簡単で、テストと違い正解が分かりにくいからです。

例えば「工場の生産性を向上させよう」という目標を掲げ、次の手段をとります。
A.今まで二交代制だったのを三交代制にして、工員の疲弊を避けよう
B.工員の人件費は削ることにしよう
C.原材料の仕入れは、必要に応じて随時出すようにしよう
D.外注出来る部分は、積極的に外に出していこう
さて、結果として工場の時間辺りの生産性が5%程度上がったとします。

この場合、問題なのは「どの要素がプラスで、どうマイナスで」結果がこうなった、
という検証が非常に難しい、ということです。
A.とB.は、工員からすればプラスマイナス両方です。
モチベーションがどう変化したのか、正確に測るのは難しいでしょう。
C.は、適宜仕入れは良いかもしれませんが、大量発注による単価引き下げの
効果は確実に薄れると思われます。
D.は、本当に外に出した方が安上がりなのか、確認が必要です。


もっとひどいことになると、そもそも何を目標にしていたのかわからなくなります。
・会社の事務作業の効率化を図る為、優秀な人材を入れることにしよう!!
(以下、幾つかの行程があって…)
・こないだ入った新人、今どこの得意先を担当しているんだっけ?
という具合です。
当初解決しようと思った目的をすっかりと忘れ、ついつい近視眼的に目が行きがちな
「得意先の増加」というわかり易い課題解決に注力をしてしまっています。
つまり、やや狭い意味での戦略眼が欠けているのです。


醤油ラーメンを作ろうとしたら、味噌煮込みうどんが出来たかのようなこの仕上がり。
当初の目的を忘れず、一つ一つの施策の成果を、出来れば数値化するなりして
冷静に分析しなければなりません。
感覚による検証は、意外と当てにならないものです。


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