会計を使うということ

ここ最近読んだ中でもかなりお奨め。
おはようございます、相変わらず本は読み続けています。
知識を実務に還元するのも、非常に面白いです。
「会計力と戦略思考力」という本です。
平たく説明しますと、会計と経営をどう組み合わせて使うかという本です。
私自身の話ですが、昨年に引き続き今年も地元法人会さんが主催している
簿記講習会の講師を務めることになりました。
講義の一番最初に、私はこのような話をしました。
「帳面を作れる人はそれなりにいます。
でも、帳面を使える人はあまりいません。」
この話は、以前商業高校で外部講師としてお話をした際にもしました。
私自身が常に自分に対して課している命題でもあります。
ここの所で何回か記事のネタにもしましたが、会計帳簿がつけられることと
企業経営が優れていることはリンクしません。
ただし、優れた企業経営者は、会計に関してある側面からの理解を大体は
持っているものです。(どの側面かは、人によってまちまちですけど)
「男ならば人間だ」は真でも「人間ならば男だ」は偽であるという、論理式の
問題のようなものです。
なんとなく儲かっている、というのは実は儲かっていないのかもしれません。
成果や問題点の検証には、会計知識は必須のものです。
細かい帳簿のつけ方なぞ、簿記の技術を持っている人間が知っていれば良い
のですから、全員が簿記の試験を受ける必要は全くありません。
経営者に必要なのは、出来上がった決算書や試算表を経営に活かす能力です。
…実は多くの税理士が偉そうに言っておきながら、全く出来ていないのも
この能力なのですが…。
上記の本は、その辺りに対する優れた考察を与えてくれます。
840円の文庫本でこの内容、是非ともご一読を。


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