選択肢は用意しておきましょう
2008.08.31

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マイクロトマト、おいしいです。

おはようございます、最近は色々な野菜がありますね。
マイクロトマトといって、程よい歯ごたえと濃厚な味が楽しめます。


先日まで交渉のことについて少し触れましたが、それに少し関係のあることを。
私自身、折にふれて説明していることなのですが、特にこの文章を読んでいる方の
なかで「現在税理士を探している」という人は是非ともお聞きください。

それは「絶対に複数の税理士に会っておくべき」ということです。
新規で税理士を探している人は、何人かに面談することをお勧めします。
現在付き合いのある税理士がいる人も、もし「その税理士しか付き合ったことがない」
のならば是非とも別の税理士に会ってみるべきです。

理由は二つほど。
まず一点目は「やはり向き不向きがある」ということ。
税理士の能力にも偏りはあります。
実務能力は高いがぶっきらぼう、実力はまだまだだがすごく親切、有能なんだろう
けど他人を小馬鹿にしたような態度をとる等々。
単に税務能力のみならず、一人のサービス業者として、人間としてあなたと相性が
あうかどうか、という根源的な問題があります。
会っていて苦痛な人に自分の財布事情を預けることは、相当の苦痛となるのでは
ないでしょうか?
やっぱり何人かに会って、自分にあった人とお付き合いをするべきだと思います。

二点目は「他の選択肢があることで理性的な判断ができる」ということです。
一人にしか会っていない場合、その人と付き合うか付き合わないかという選択肢が
税理士をつけるかつけないかの選択と同義になってしまいます。
これでは「実は不満があるんだけどな」といった場合に困ってしまいます。
やはり「まぁ他にも良さそうなのはいたしな」という認識があれば、相手の述べる
口上や営業文句も冷静に聞けるというものです。


交渉相手と合意に至らない場合を想定して準備する条項を「BATNA(バトナ)」と
呼んだりします。
バトナなしで交渉に挑むと、満足のいかない合意をさせられたり、後悔をする羽目に
なるような条項を入れられたりします。

税理士にも本当に色々います。
選択肢を狭めない方が、あなたの利益が適う可能性も高いかと。


検定試験合格しました
2008.08.30

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七月に受験したやつです。

おはようございます、にしてもこの認定証、作りがもう少し立派に出来ないのか。
何かこう、レンタルビデオの会員証のような…。


というわけで、東京商工会議所が主催しているビジネス実務法務検定試験の2級と
いうやつに合格しました。
どのような試験かというと、ビジネスでよく利用される法律全般についての知識獲得を
目的としているものです。

昨今のコンプライアンス重視の問題など、法律に関する知識の重要性は日に日に
高まっているように思われます。
また、税法は私法の基礎である民法やその特別法である商法などを基礎として
契約・取引を認識しています。
税理士としての業務を行う上でも、非常に有用であると考えています。


とはいっても所詮は検定試験ですので、何か免許業ができるといった類の代物では
ありません。
しかし、この試験を勉強したことによって「これはヤバイ」だとか「私の手には負えない」
といった線引きがかなり出来るようになりました。

税理士をやっていますと、お客様から簡単な法律相談を受けることは多々あります。
この場合、適当なお返事をして問題になっては困ります。
かといって全てに対して「分かりません、弁護士さんに聞いて下さい」というのでは
サービス業としてどうなのかと思います。

この試験で得た知識は、こういった時に「どこからは専門家に任せるべきか」といった
判断において非常に役立ちます。
また、今まで漫然とみていた経済系事件のニュースがより深く理解できるようになります。

少しでもご興味をもたれた方は、是非とも受験してみて下さい。
詳細はコチラから。


より良いサービスを提供できるよう、今後も努力を続けたいものです。


交渉すべき場面は意外と多い
2008.08.29

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ヘリコプターシミュレータ。

おはようございます、ふれあい警察展で出ていたシミュレータです。
…いや、私は別にこんなのやってみたくなんかないですよええ子供がやるものであって…。


昨日からの続き、交渉に対する考察です。
交渉の相手というと「外部」という認識が皆様強いのではないでしょうか。
会社対会社など、異なる組織同士がビジネスで取引をする際に交渉は起こります。

しかし、実際には交渉をすべき場面はもっと多く存在します。
例えば社内でのミーティングだって立派な交渉と考えることができます。

自分が何か新しい事業を思いつき、それに対して上司の許可を取りたい。
予算編成において自分の部署の予算が削減されるのをなんとか阻止したい。
希望する部署への異動をお願いしたい。
これらは全て立派な交渉です。


内部者同士ということで、作法等々がないがしろに成りがちなのもよくあることです。
しかし、こういった内部での交渉こそしっかりと手順を踏み、冷静にやりとりすることが
円満な運営には欠かせません。
お互いの利益を考慮し、より多くの目的が達成されるような手段を選択する。
やはり大切なのはお互いを思いやる気持ちといえるでしょう。

これを応用できるのが家庭での交渉です。
我々は「家族」というものに対し、時に横暴に接してしまうことがあります。
しかし家族という内部者こそ、適切な対応を取り続ける必要があります。
他所の家の人ならそりがあわないなら二度と会わなければ良いわけですが、
家族は一緒に過ごすわけです。
どちらの方がより丁寧に対応すべきか、改めて考えてみてはどうでしょうか?


案外となぁなぁでやっている交渉、一度学問的に勉強してみて下さい。
ペテン的な意味ではなく、より良い人間関係を築くためにも非常に有用です。


何を協議するのか
2008.08.28

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ご先祖様用食卓。

おはようございます、お盆の時のものです。
ミニチュア夕飯、作るのは中々大変みたいです。


昨日からの続き、交渉の要点を簡単に。
協議は大雑把に分けて二段階に分けられます。
・何をどのように協議するのかを決めるための協議
・具体的な各論点の協議
前者が大まかな骨格を決め、後者で肉づけをするわけです。

実は、より重要なのは前者の骨格です。
交渉は常に移ろいやすく、横道にそれたり細かい論点にこだわりすぎて
最終的に達成されるべき目標がないがしろにさせるようなこともしばしば。
その為には「そもそも何を議論すべきか」ということについてしっかりと
交渉しておくことが重要です。


実はこの骨格協議(アジェンダというそうです)が決まった時点で、各論点の
協議そのものの成否はかなり限定されるようです。
「何を」「どの順番で」「どのように」「どこで」など、どのように交渉を進めるのかが
決まってしまうと、それをひっくり返すのは難しくなります。

夕飯を食べるのに、どうしても外食が良い人がいるとします。
そこでその人は交渉を進める手順を次のように設定しました。
まず「何を食べるか」を決め、その後「自宅か外か」を決めることにします。
何を食べるかの交渉において、本格フランス料理が採択されました。
そうなると、食べる場所は必然的に外食が有利となるでしょう。
自宅で「本格」フランス料理を食べるのは難しいからです。

もちろん、実際にはこんな簡単ではありません。
しかし、上のような例は、交渉の進め方をコントロールすることにより、
「外で食事をとる」という自分の目標をスムーズに達成させています。


論点の管理、これも立派な交渉の一部です。
この項続く。


準備しましょう
2008.08.27

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夏雲。

おはようございます、一気に秋めいてきましたね。
ここ数年ではあまりなかったことなので、体がややびっくりしています。


昨日からの続き、交渉におけるセオリーでも。
実は一番大切なのは交渉の場における機転だとかそういったことではないようです。
「立て板に水の如く」のように喋り倒すのも効果的とは言い難いです。

まず何より重要なのは事前準備です。
これをやっているかやっていないかで、交渉における優位性や円滑性は大きく
変わることになります。

相手の要望を考える。
こちらの通したい要求を考える。
相手の交渉戦術を推察する。
合意に至らない場合の対応策は。
これらの要素は、すべて事前に考えておくべきことです。


なぜ事前にやっておかないとダメなのか?
理由はいたって簡単、皆さんは試験勉強をせずにテストを受けてひどい目に
あったことはありませんか?
要はあれと一緒です。

試験勉強では、試験の範囲や要チェックのポイントなど、全体を俯瞰しながら
ポイントをとらえていく作業が非常に重要です。
このように勉強することで、問題の総体が把握されるとともに、個別論点も
効果的に勉強することができます。

交渉も同じで、まず事前に「何を求めているのか・どこまで議論の余地があるか」
など、範囲や要点をまとめておかないと、思わぬところで落とし穴が待っています。
古文の試験は3日目だと思っていたら2日目だった、なんてことになった場合、
オタオタとしている間にテスト時間は終了、散々な結果に終わるでしょう。
交渉でも「まさか今日その点を突かれるとは」なんてことも多々起こります。


事前準備、初めて会う相手でも全くしないのと5分でもするのとでは大分変ります。
常に心がけておきたいものです。
この項続く。


基本は相互利益の実現
2008.08.26

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カナブン、先日お亡くなりになられました。

おはようございます、この夏我が家で飼育していたカナブンです。
子供が捕まえたのですが、さて、最後は親の方が気になっていましたねぇ…。


昨日からの続き、交渉学の話でも。
まずは参考書籍として2冊ほどご紹介。

「交渉学入門」 田村 次郎 ・ 一色 正彦 ・ 隅田 浩司
「決定版 ハーバード流"NO"と言わせない交渉術」 ウィリアム・ユーリー
当事務所のサイトでご紹介しております。


まず、交渉とは「自分・自社の利益のみを実現させるための手段」ではありません。
また「相手を負かし、勝つことが重要」なのでもありません。
至極当然なのですが、交渉とは相手方があって初めて成り立つもの。
キャッチボールが一人では出来ないように、こちらに向かってボールを投げてくれる
人がいてこそ意味があるわけです。

つまり、交渉の相手方の利益のこともよく考えてあげる必要があるわけです。
よく「交渉に勝つこと」が目的になってしまい、相手の言い分を如何に邪魔するかに
専念してしまうような不毛な争いがおこります。
これは交渉というよりも単なる喧嘩、足の引っ張り合いといったものです。
そうではなく、相手の利益を相互に理解しあい、その実現のためにはお互いに何が
出来るのかを考える。
この姿勢こそが交渉の最大目的です。
勝つとか負けるではなく、達成されるべき目標が如何に達成されるのかが本当に
重要なことです。


って書くと何を当たり前のことを、という風に思うのですが…。
実はこの「相手が実現したい利益」を見誤るがために失敗する交渉は数多くあります。
例えば会社が将来性に期待している社員が退職届を出したとします。
その社員は「ともかく今の仕事は続けられなくなりました」と言っています。
会社は是非とも残ってもらいたいが、もう社員はこの会社にいたくないと思っている、と
決めつけてしまいます。

しかし、実は社員は「子供が産まれるので新しい家を会社近くで探したが見つからない。
今より遠くから通うのは難しいからもう無理、今の会社は好きなんだけど…」という
事情だとしたら?
会社は社屋の近くに家を探してあげれば問題は解決します。


要は「相手の望みをよく聴く・考える」姿勢を大切にしましょう、というお話です。
もう少し続けてみます。
この項続く。


交渉のススメ
2008.08.25

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お盆、我が家は田舎に帰るのではなく、帰ってくる側の家です。

おはようございます、皆様はなすときゅうりはご用意されましたかね?
とはいっても、写真のコレは偽物なのですが。


最近、何冊か交渉学の本を読んでみました。
交渉というと
・相手に付け入る隙を与えるな
・相手の要求は出来る限りきかないほうがよい
・こちらの要求のみを端的に伝え、強引に押し切った方がよい
・相手が飲まないなら、地位でも力関係でも使って脅せば良い
・ともかく合意させしてしまえばこっちのもの、その後に追加でごまかせば良い
・最後には法廷を使えば良い
こんな感じの手段をお考えの方も多いのではないでしょうか。

しかし、実際に交渉学の本を読んでみると、これらのやり方が如何にマズイ方法かが
よくわかります。
これら手法によって出る結果は「勝ち負け」の世界です。
しかし、実際に良好なビジネス環境を作り上げるためには、交渉とはもっと
相互理解が不可欠な世界だということが理解できます。

我々はどうしても自分の立場を中心に物事を考えます。
これは生物として当然のことともいえますし、企業人として自社の利益を重視しない
人はいないはずです。
交渉とは、この壁を一つ越えたところにある「知的ゲーム」と言えるようです。
そして、この学問・技術は結構広い範囲において有効利用できそうです。


せっかくですので、少し手法及び参考書籍でもご紹介してみます。
この項続く。


これが私の生きがい
2008.08.24

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で、花火大会のときにこんな感じで部屋から眺めていたのです。

おはようございます、外には花火、部屋で冷えたビールとつまみ。
これ以上何を望めば良いというのでしょうか。


ここ最近、物事を「お金で測る大切さ」を書き続けてきました。
不動産を所有する欲求のみではなく、冷静に金銭的な価値から考えるべきだ、
というような考え方は、考え方の尺度を金銭に統一することのすすめでもあります。

しかし、その一方で金銭では片付かないことが多いことも事実です。
これは色々な書籍を調べると出てくることですが、人間のモチベーションは最終的には
内因性のものによって維持される、という研究結果です。
平たくいうと、最後にものをいうのは「金」ではなく「やりがい・生きがい」といった
精神的なものなんだよ、ということです。

昨今ではすっかりとおなじみになったコーチングなどでも、個々人の内面にある
価値観に改めて気がつくことにより、お金では測りえないものを獲得する。
結果として、それが仕事の原動力となり、最終的には金銭的な報酬にも
結びつくこともある。
こんな例はかなりの数が紹介されています。


私が読んだ書籍の内の一冊をご紹介します。

リーダーへの旅路 本当の自分、キャリア、価値観の探究
        ビル・ジョージ ピーター・シムズ  (当事務所のサイトでご紹介しています)

この本では、物質的に豊かな現代において、我々の内面にあるモチベーションを
どのように活用するか、という点に触れています。


価値観の探究、たまには自分がやりたいこと、やりたかったことを改めて
思い出してみるのも良いのかもしれません。


ぴったりの本見つけました
2008.08.23

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多摩川、花火大会。

おはようございます、一週間ほど前にあった花火大会の写真です。
我が家の窓より撮影、十分楽しめました。


少し前に不動産に関する話題を取り上げましたが、私の言っていることと
割と似たような内容の本があったのでご紹介してみます。


不動産は値下がりする! 「見極める目」が求められる時代
                   江副浩正    (当事務所のサイトでご紹介しています)

表題には「値下がり」という点が強調されているのですが、内容はその点のみに
こだわったものではなく、不動産全体に関する話題を網羅的に取り上げています。

個人的には「土地は生産されている」というくだりが一番面白かったです。
土地は増えない、という定説をひっくり返して考えると、この先の動きがわかるのでは、
という着眼点は中々見事なものではないかと。
それ以外には「一極集中」など、私もこのblogでネタにしたことのある話題が取り込まれて
いました。


本の執筆が平成19年の夏ごろですので、約1年前です。
現状と比較すると、やや的がはずれた部分もあるように見受けられますが、
かなりの部分で予想が的中しているのではないかと思います。

「不動産は金融商品」という前提をご存じない方。
何かしらの形で不動産を運用しようとしている方。(自分で済むのも運用の一形態です)
その前にまずこの一冊は読んでみても面白いかもしれません。


扇風機市場でも推察してみる
2008.08.22

sennpuuki.jpg

もう長いこと使っています。

おはようございます、大分前に独り暮らしをしていたころに買ったやつです。
この夏も大活躍です。


八月の中旬頃、実家の方で扇風機を購入しようとしたらしいのですが、
既に家電販売店ではほぼ売り切れ、一部の高級機種のみが残っていたそうです。
実際には製品を撤去したのもあるのでしょうが、改めて考えてみると家電量販店で
扇風機を買っている人って毎年見かけているような気がします。
しかも、夏のこのころには大概売り切れていることが多いようです。
(もっとも、そのように最初から仕入れているのでしょうが…)


少し面白いと思ったので、妻と「何故扇風機は毎年売れるのか」を考えてみました。
以下、だらだらと出てきた雑感です。

・健康志向の高まり、エアコンよりも何となく健康っぽい。

・省エネ、やっぱりエアコンよりも電気代が安そう。

・値段、エアコン1台分で何台買えることやら。

・デザイン性の向上、最近の扇風機は結構おしゃれ。

・携帯性、使いたい所に簡単に置ける。
 値段の安さもあり、一部屋に一つ置いておいても便利。


こんなところでしょうか。
競合商品としてエアコンがあるのは確かですが、実はエアコンを欲しい人と
扇風機を欲しい人のニーズは余り被っていないのかもしれません。
「部屋を涼しくする」点以外は、改めて考えると商品特性が大分違うという
ことが分かりました。
何となく「 エアコン > 扇風機 」というイメージしかなかったのですが、
そもそもアピール点が違うものだったのだなぁ…というのが感想です。

あと、海外には写真のような形の扇風機ってあるのでしょうか?
余り見かけたことがないような気がします。


何を得るわけでもない考察でしたが、思考実験としてそれなりに楽しめました。
世の中、改めて考えることで気がつくことも多いものですね。


傾向と対策
2008.08.21

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酒酔いゴーグル、滅茶苦茶気持ち悪いです。

おはようございます、その警察展に置いてあったのですが、かけると素面で酔えます。
道路が歪むさまがいやはやなんとも…是非一度かけてみて下さい。


昨日、DCF法(ディスカウントキャッシュフロー法)の話題に再度触れてみました。
せっかくですので参考DVDでもご紹介します。

Discounted Cash Flow 板倉雄一郎 (当事務所サイトでご紹介しています)

DCF法について、本当に基礎の基礎を学びたい場合に有用なDVDです。


DVDの中でも触れられていましたが、多くの投資活動(企業経営や証券投資)において
忘れられがちなのが、資本コストの概念です。
どのような投資においても、まず最初に資金調達から始まります。
どのような手段で調達するかにより、会計上の大分類が異なります。

他人様からお金を借りたなら、負債(他人資本)として計上します。
出資を受けたのなら自己資本として計上をします。
両社は共にコストがかかります。
負債なら金利の支払いが必須です。
自己資本の場合、出資者からの配当圧力や収益改善期待などがコストとなります。

資金調達は、これらの資本コストを比較検討した上で、最適なものを選択する
必要があるのは言うまでもありません。
当然ながら、より低い資本コストで調達できる方が良いに決まっています。


ところが、多くの投資活動においては、資本コスト圧縮の考え方は忘れ去られ、
利益率やキャッシュインフローの向上策のみに傾倒しがちなのです。
「当社は当期も増収増益を果たしました!!」と自慢する企業は本当に多いです。
しかし、その増収増益がどれだけの資本投下で達成されたのか、という観点こそが
投資活動として本来注目すべき事項です。


大切なのはバランス、総体的に対象を観察するように努める必要があります。


再度DCF
2008.08.20

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白バイ。

おはようございます、高速なんかで見かけると心臓に悪いですけどね。
子供がまたがっている分には、無邪気なものです。


昨日まで話していた不動産の件ですが、購入に当たっての一つの目安として
「賃貸物件として運用した場合、どの程度賃料が取れそうか」
「仮に○○年後に売却を検討した場合、どれくらいの価額が付きそうか」
この辺りを一つの参照値にしてみることをお勧めします。
不動産を単なる負債でなく資産として活用するためには、上記のような視点が
欠かせないものとなります。
仮に自分で借りるとして、どれくらい家賃が払えるかという観点からシビアに
評価されることをお勧めします。
売却価額の評価は…正直に言えば、素人に評価は難しいです。
ただ、出来れば考慮しておきたいポイントではあります。


くどいようですが「住み続けるから関係ない」という決まり文句で全てのリスクが
回避できるほど、現在の経済情勢が甘くはないことはお分かり頂けるかと。
今務めている会社は本当に大丈夫なのか?
自営業者なら、本当に所得が出し続けられるのか?
出産や育児などで想定以上の出費が出ないか&時間的拘束は?
最終的な家族構成と住宅がマッチしなくなる可能性は?
こういったリスクを完璧に回避することなど、絶対に不可能です。

いざというとき、自分の家が本当に資産として活用できるのか?という観点から
購入の判断をすることが、住宅購入には必要不可欠です。
そして、住宅の購入が正解かどうかは「購入時に決まっている」という点についても
少し前に触れました。


このような評価を下す際に有用なのが、以前にも触れたDCF法です。
参照その1)(参照その2
この考え方を少し利用するだけでも、闇雲な不動産購入は大分防げるかと。
不動産購入は「良い物件を良い時に購入できるか」ということにつきます。
その為の目安として、やはり金銭的価値に変換して評価する意味はあるのではないかと。

高い買い物です、慎重には慎重を心がけてください。


割安な賃料
2008.08.19

furuipato.jpg

古いパトロールカー。

おはようございます、最近流行の一人乗り自動車みたいですね。
丸っこくて味のあるデザインです。


昨日からの続き、住み続ければ購入のリスクは回避できるのか?
私の回答は「ノー」です。
通常、ローンが終わるまで住み続けた家では修繕の必要性が出てきます。
つまり、ローンが終わってもやっぱり家に対してお金はかかるわけです。

先日紹介した「金持ち父さん貧乏父さん」において「財布から金を持っていくもの」
が負債であると定義されていますが、住宅を持つということは常にお金が出続ける、
ということを意味する以上、やはり持ち家は負債であると考えます。


よく賃貸物件の家賃にはこういった修繕費が含まれている、賃貸に住むことは
大家の修繕費を店子が払うことになる、といった反論も聞かれます。
あくまで個人的な考えですが、これはかなり穿った見方かと思います。
現在の家賃相場は、修繕費などとても取りきれていない状況です。
その傍証ですが、多くの大家さんが「利回りが出ない」ということで物件を
手放している現状があります。

つまり、結論からいえば「借り手が有利」な家賃相場が続いているのです。
本来なら家賃には修繕費相当まで入っているべきです…が、とてもそれが実現
できるほど、現在の不動産賃料相場は上がっていないのです。


以上が私の考えです。
不動産を購入することを簡単に考えていらっしゃる方は、もう一度再考のほどを。
繰り返しになりますが、不動産は金融商品です。


世間話
2008.08.18

pato.jpg

パトロールカー。

おはようございます、これに警察官の制服を着て乗ることができます。
…って、乗れるのは子供だけです、大人は無理っぽいですね。


昨日からの続き、住宅をめぐる話です。
先日、とある不動産関係者の方とお話していたときのことでも。

・多分あと3~5年すると、住宅購入のローンが払えない破綻者が出てくる。
・不動産市況は今より下がる。
・安く買いたたく。
・何年か運用しながら回す。
・数年後、市況回復後に売る。
・また何年か待つ。
こんな流れを待っているようです。
…これ、かのバブル経済が破たんした直後と全く同じ流れです。

ここまで同じような流れにはならないかもしれませんが、破綻者が出る、という
点については私も同感です。
給与水準や景気動向等、ここ数年で「身の丈に合わない買い物」をしてしまった
方にとって、流れは非常に悪い方向に向かっているかと思われます。
数年後、不動産の競売案件が増えてくるのではないかと。
競売物件は、当然安くなりがちです。


結果得をするのは、ここ数年で不動産を売りぬけ、爪を砥ぎ、適切な時期に
割安な不動産を購入する人です。
昨日の話を繰り返しますが、不動産購入の最大のポイントは「買った時に
勝敗は決まっている」ということです。

「ずっと住み続けるから関係ない」という疑問もあるかと思われます。
最後にこの疑問に答えてこの話題を終わります。
この項続く。


あの本の真価
2008.08.17

keisatsuten.jpg

みなとみらいでやっていました。

おはようございます、ふれあい警察展…って、ネーミングがやや微妙ですかね。
でも、内容は結構面白かったです、お子様を連れていくのには結構お勧めですよ。


昨日からの続き、不動産の価値についての話です。
ここで、今更ながらの本ではありますが、ご紹介します。

金持ち父さん貧乏父さん ロバートキヨサキ(当事務所サイトにてご紹介しています)

今から8年前に出た本ですが、当時売れに売れた本です。

内容としては「資本主義の生き方」解説書、とでも言いましょうか。
ともかくこれでもか!という位資本主義に浸った話が書かれています。
これについて、別に悪くいうつもりはありません。

そして、この本の中で「持ち家は資産ではない 負債である」という言葉が出てきます。
さらには「価値のある不動産を見つけ、適切な時期に買う」ことの重要性も語られます。
勝負は売る時ではなく、買う時についている、という非常に的を得た言葉です。


問題は、この本に書いてあることをよく精査もせずに鵜呑みにした人たちがいた、という
事実でしょうか。
「価値ある不動産を安く買う」ということがそんな簡単に出来るはずもありません。
アメリカで起こったサブプライム(最近ではプライムも含め)ショックは、身の丈を知らない
「素人」が不動産で運用をしようとしたがために起こった側面があります。
別にすべての責任がこの本にあるのではありません、しかし原因のある一面を適切に
捕らえた本ではないかと思います。


では、これは遠い世界の話なのでしょうか?
日本には関係がないのでしょうか?
…残念ながら、住宅をめぐる問題は、いずれ日本にも到来するのではないかと。

この項続く。


成功した不動産
2008.08.16

parkcity2.jpg

昨日と同じ、溝ノ口のパークシティです。

おはようございます、私の近所でいえば、最も成功した部類の開発でしょう。
理由は以下に説明。


何故成功しているのか。
ずばり、このマンション群が出来たことで街の中核ができ、そこから溝ノ口は
再発展を遂げ、駅前に丸井が来るまでに成長し、結果的にそれがこのマンション群の
価値をさらに高めることになったからです。
この循環には、二つの大きな流れがあります。
一つは街全体に影響を与えたマクロレベルのお話。
そしてもう一つは、部屋を購入した方々に対するミクロレベルのお話です。

このパークシティ、繰り返しになりますが、すでに建ってから相当年数が経過しています。
しかし、たまにでる中古マンションのチラシをみる限り、近隣の中古マンション(築1~5年位)
と比較しても全く値段が見劣りしません。
つまり、売却する価値がしっかりと残っているマンションなのです。


余り世間の認識は高くないのですが、不動産は半ば金融商品です。
将来大きく値下がりする可能性が高いような物件は、決して買ってはいけません。
そんな物件を買うくらいなら、賃貸で借りている方が絶対に好ましいのです。
ところが、人間の所有欲がその判断を狂わせてしまいます。

この項続く。


市場・共助
2008.08.15

parkcity.jpg

昨日のヨーカドーより徒歩20秒。

おはようございます、パークシティという三井系列の分譲マンション群です。
20年前に出来たのですが、明日にでも少しネタにします。


昨日からの続き、介護業界などで起こっている老人と老人の付き合い。
私は、これは需給のマッチという意味において、とても良い関係だと思います。
介護する側もされる側も状況が近いということは、相互に意思疎通が図りやすい
はずです。
私が80歳の方の介護をするとして、その方の要望を適切に把握できるかと
いったら、まず無理だと思うのです。
しかし、65歳の方が80歳の方の介護をするならば、大分話は違ってくる
のではないかと。

繰り返しになりますが、これは家庭内で介護に苦しんでいる方々をさして
いる案件ではありません。
あくまで事業者として中高年齢者が介護に従事することの意義を考えています。
事業的側面から考えれば、私は非常に効率的な人材配置だと思います。


企業として取り組むべきは、今後益々多様化する消費者のニーズを適切に
掴んでいくことです。
少子高齢化が進む中、供給者側に高年齢者が配置されていた方が、
需要者側の要望は効率よく達成されるのではないでしょうか。


女性にしろ、中高年齢者にしろ、適切な仕事を創設し、柔軟な雇用形態を
整える、こういった配慮が出来る企業が今後生き残れる企業かと。


技術力確保など
2008.08.14

yokado.jpg

我が家の近くにあるイトーヨーカドーです。

おはようございます、気がついたら20年も経っていたようです。
溝の口の街は、この店が出来たあたりが一つの節目となっています。


昨日からの続き、中高年齢者を雇用する利点についてです。
ここ数年、団塊の世代の退職による日本企業の技術力衰退という話題が
常に騒がれていました。
この問題、解決するための一番簡単な方法は単純明快です。
答えは「退職しないで働き続けてもらう」というものです。
その上で技術の移転を図るなりしてもらえば良いわけで。
雇用形態等は柔軟に考えるにしろ、これが最もシンプルかつ簡単な
答えであると思います。


そもそも、退職という制度自体がこれからの時代にマッチするのか、という
根本からの議論がまず行われるべきなのだと思います。
これも具体例ですが、介護業界の話をみてみます。
聞かれたことがある方も多いとは思いますが、現在の介護業界においては
「老老介護」という言葉があります。
老人が老人を介護する、そんな現状を半ば批判した言葉として使われています。

しかし、これってそんなに悪いことなのでしょうか?
確かに家庭内において無理が出ているのであればそれは打開すべきでしょう。
しかし、事業者が事業として介護をする場合を想定するならば、私はこの
老老介護という状況は、決して悪くないものであると考えています。

何故老老介護の現状が悪いとは思わないのか。
この項続く。


中高年齢者
2008.08.13

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夏野菜盛り合わせ。

おはようございます、これも子供たちがとってきてくれました。
本当に我が家の野菜庫はもらいもので成り立っているような気が…。


昨日からの続き、今度は中高年齢者を雇用することについてです。
社会保険等の制度で、定年制の年齢引き上げや高齢者雇用助成金等の
制度が少しずつ拡充されてきました。
現行、それほど使いやすい制度とは言い難いのが実情です。
行政が今後、この点に関しどのように事業を展開していくつもりなのか、
少し注目しています。


しかし、それとはまったく別の観点から、中高年齢者を雇用する意味合いを
考えてみたいと思います。

これも実際にある例をご紹介します。
ある工場系の企業ですが、20代~60代までの工員さんが働いていらっしゃいます。
そちらの社長さん曰く
「高齢者の人の方が、仕事に対して責任感がある。
 仕上がりが丁寧だし、速度も若い人に決して負けない。」

もちろん、これは一つの例であり、全てがそうであるというわけではありません。
しかし、高齢者だからといって仕事が雑だとか、いい加減などということは
まったくないわけです。


確かに一つの会社で長く働く、という観点からは高齢者は若年者に比較して
不利といえます。
また、以前に他企業などで働いた後定年退職したような方は、改めて
自分より若い年代の人間に指示されることを嫌うという傾向もあるようです。

しかし、仕事の種類や方式を考えることにより、中高年齢者の方を
雇用した方が企業として効率性があがることも十分にあり得るのです。


まず、ライン系に近いところから話を始めてみました。
この項続く。


市場確保の観点から
2008.08.12

tiarakoutou.jpg

江東区にあるホールです。

おはようございます、先日こちらのホールでコンクール本番がありました。
結果はボチボチ、まぁ練習量と結果は比例するものだなぁ…と。


昨日からの続き、女性を確保することの意義です。
ここで「女性を確保すること」と書いていますが、単純に能力的な問題を
語るのであれば、確保すべきは「女性」ではなく「優秀な人」です。
男だろうが女だろうが、優れた人を確保するのが企業のとるべき行動です。

ただ、一つ違う視点を入れてみると「女性」にこだわった方が効率的な
ケースもあることはすぐにわかります。
化粧品や女性用下着等々、男性にはそもそも「何にどう使うのかすら
よくわからない商品群」を売るためには、やはり女性が対応した方が
明らかに効率的でしょう。

ここで最近感じることは、こういった「女性が対応した方が効率が良い」
と思われるケースは、我々のような専門職・サービス業のケースでも
結構あるのではないか、ということです。
例えば先日まで請け負っていた簿記講習会ですが、受講生の4分の3は
女性でした。
また、個人資産形成や税務上の疑問等々について鋭い指摘や質問を
してくるのも、実は女性の方が多いくらいです。
そういった時、やはり対応する専門家は男性よりも女性の方がより
適切に、かつ親身になってアドバイスができるのではないかと。
何故なら、能力獲得や資産形成はライフプランニングと密接に係るためです。


この議論は、無条件に「女性は優れている」ということを言いたいものでは
まったくないことを最後に指摘しておきます。
要は適材適所、男だけで対処するには限界もあるのでは、というだけの話です。

この項続く。


<お知らせ>
当事務所サイトの書籍紹介コーナーを随時更新しております。


女性
2008.08.11

kamakiri.jpg

子供が捕まえました。

おはようございます、かまきりです。
最近では虫取りがブームの一つとなっています。


昨日からの続き、ダイバーシティの発想法から人材確保の件を検討してみます。
まず、女性という観点でも。

女性が就職し、働き続けることが珍しくなくなった、と言われて久しいわけですが、
実態をみると「女性が働きやすくなった」とは言えない状況にあるかと思われます。
やはり結婚や出産等、人生のイベントを理由に就業形態や昇進、昇給などにおいて
男性と比較し不利な状況に女性が置かれていることは間違いがないでしょう。
これら「人生のイベント」により起こる障害は「時間の制約」にあります。


では、この時間の制約をなるべく取っ払うことはできないのか?
具体的には「子育てしながらでも仕事ができる」「家事と仕事の両立を図る」などの
課題に何か対策はないのか?という議論が起こるのも必然でした。

私が知っている具体例として、とある上場企業に勤めている女性をご紹介します。
2年ほど前に結婚したその女性ですが、つい最近出産をされました。
会社については、とりあえず休職の形をとっているそうです。
出産後の母体の体調などが整い次第、再度仕事を始めるそうですが、その形態は
自宅勤務のようなものに近いそうです。
また、会社に行くにしろ、かなりフレキシブルな出勤形態が認められるとか。

企業側の主張として「せっかく育てた人材が結婚や出産ごとに流出するのは
いい加減止めなければならない」ということだったそうです。
大手企業の一部においては、すでにこのような考え方が整いつつあるわけです。


優秀な人は男性・女性問わず存在します。
企業は育てた人材を逃がさないような制度を確立することが求められているわけです。
その制度の拡充が、結果的に女性が働きやすい環境つくりにも寄与します。

この項続く。


ダイバーシティ
2008.08.10

yuugure.jpg

誰が明かりを消すのだろう

おはようございます、こんにちは、夕暮、さようなら、こんばんは、おやすみなさい。
一年のうちでもっとも寂寥感を感じるのは、夏の夕暮ではないかと。


昨日からの続き、人材確保の傾向について。
まず、ここ数年言われているお話をご紹介します。

まず、参考図書としてこちらをご紹介しておきます。

ハーバードビジネスレビュー 2008年6月号 (当事務所サイトにてご紹介しています)

人材確保について、面白い論点が多数載っています。


ダイバーシティという言葉はご存知でしょうか?
日本語に訳すと「多様性の受容」という意味合いになります。
企業経営、拡大すれば以前ご紹介したメガリージョンの話や国家間の競争力の
話にもつながるのですが、人種・性別・宗教・国籍・嗜好等々、異なる価値観を持った
人々が集まった場所では、新しい価値が生まれやすく、競争力も勝ることが多いという
考え方です。

似たような人間が集まっていてもよいアイデアは出てこない。
違う畑の人間から思わぬ拾いものの意見が出ることがある。
こんな意見については、皆さんも同意いただけるのではないでしょうか。
ダイバーシティの発想法とは、これを拡大させたようなものです。


日本語訳が「多様性」ではなく「多様性の受容」となっていることに要注意です。
(正しくはDiversity & Inclusionといいまして、前語が多様性、後語が受容です。)
ただ単に色々な人を集めてくれば良いのではありません。
集めた上で他者を許容するような環境を作ることが求められています。
組織(企業・公共団体・国家)に求められるのは、その調整役です。


このダイバーシティの考え方に立って、昨日の人材確保の話を考えてみます。
この項続く。


人が一番大切な資源とはいいますが
2008.08.09

himawari.jpg

ひまわり。

おはようございます、近所に咲いておりました。
匂いはするのでしょうか?

表題の件、これを標ぼうしていない企業はあまりないのではないでしょうか?
例えば
・当社の最大の資産は人です!!
・社員の能力育成には最大限の援助をしています!!
こんな紹介文句は、どなたでも一度は目にされたことがあるのではないかと。

確かに人は重要な資産です。
どんなに優秀な機材があろうとも、顧客筋が良くても、商品が優れていても、
結局はその企業にいる人間がダメなら商品・サービスは売れません。


で、企業が求める人材の傾向として、ざっくりと以下のようなものが挙げられるかと。
・女性よりも男性(結婚、出産等のリスクを考え)
・高齢よりも若年(出来れば新卒)
色々とご批判はあるかと思いますが、現実としてこの傾向は変わっていません。
ずばり、この姿勢が重視しているのはリスク回避です。
いつまで雇えるか分からない人間よりも、長く働く可能性が高い人間を雇いたい。
私が今更指摘することでもありませんが、このような暗黙の了解がある上で
企業の人材確保が長年行われているのが現実ではないでしょうか。


これに対し、最近では上記のような前提に立っている限り、企業、ひいては社会の
成長には限界があるのではないか?という議論が起こっています。
その辺りの話を少し展開してみようかと思います。

この項続く。


機動性のある会計
2008.08.08

edamame.jpg

枝豆。

おはようございます、これも近隣からのもらいものです。
それほど家では飲まないのですが、流石にビールがすすみました。


一昨日からの続き、予算に囚われない経営をするための技術。
別に、これは脱予算のみを目的とした話ではありません。
より機動的な経営をするためには非常に有効な技術の話です。

ずばり、先日ご紹介したXBRLがこの役に立ちます。
XBRLを利用した会計制度は、要素づけがされていることなどから
集計・分析作業に有用だということは先日ご説明しました。
つまり、入力レベルにおいてXBRL準拠の方法でやっておけば、全社的に
集計をとったり現在の業績を把握・分析する作業がとても速く、楽になります。
こうすることで、常に自分たちの行動がどのような成果を生みだしているのかを
確認しながら、次のステップを進むことができるようになるわけです。


行動のみではなく結果の検証も重要な作業であることも今までに触れてきました。
しかし、我々が使える時間は有限であり、貴重な資源であることも説明してきました。
検証は生産性には乏しいのでついおろそかになりがちですが、重要であることは
間違いがないのです。
であれば、より効率的な手法を導入することでかなりの問題が解決するかと。

脱予算は目指さないにしろ、機動性のある会計は経営の役に立ちます。
特に大規模な企業ほどその効果は抜群です。
公共機関系の運営にもぜひ取り入れて頂きたいものです。


鉄は熱いうちに打てということで
2008.08.07


大きな地図で見る

当事務所前にて。

おはようございます、急きょ記事差し替えです。
やはり流行りものは早めに取り上げませんと。


というわけで、グーグルマップに導入されて話題騒然のサービスです。
上の写真のようなものですが、ぐるぐる回せます。
360°、お好きなようにアングルが変えられます。
上記リンクからグーグルマップに飛び、ストリートビューと書いてあるボタンを
押してみましょう。
その上で、関東在住の方はぜひご自宅の住所を入力してみて下さい。
ひょっとすると、自宅前までばっちりと写真が表示されるかもしれません。


これを利用した観光名所案内なんかがすでにサイトで考案されていますね。
良いこと悪いことは別にして、何か本当にいろいろと出来てしまいそうです。

プライバシーはどうだとか様々な議論を呼びながらのサービス開始。
それにしたって、よくもまぁここまで出来るものだなぁ…と。
おまけにこれを無料でやってしまうあたり、まだまだグーグルはすごい企業
なのだと思います。


とても面白い話だったので、即日取り上げてみました。
明日は通常更新に戻します。


脱予算
2008.08.06

tomatos.jpg

やっぱりもらいもののトマト。

おはようございます、夏野菜は良いですね。
何かこう「血が洗われる」とでも言いましょうか。(単なる勘違いですが)


4月頃にこんなお話をご紹介しました。
予算制度を堅持し、計画的な成長を遂げることが重要だ、というのは単なる勘違いでしか
なく、行けるときに行けるところまでやっておく柔軟性こそが重要なのだ、という話です。

改めて考えてみると、計画経済(社会主義だの共産主義だの)が歴史上うまくいった例を
(少なくとも)私は知りません。
ですので、それを個別企業レベルに落とし込んだって同じ結果なはずなのです。
ただ、予算を決めておかないと無鉄砲な経費や支出がかさむのでは、といういわば恐怖心が
予算制度を正当化している最大の原因のような気がしています。


では予算不要で経営するに当たって必要なことは?ということをまとめた本がこちらです。

「脱予算経営」 生産性出版 (当事務所サイトでご紹介しております)

中身を極簡単に説明すると
・目標の絶対化ではなく相対化を図る
・徹底した分権化を図る
この辺りがポイントです。

脱予算経営の詳細については本に譲るとして、一つ考えたことがあります。
それは、柔軟な経営を支えるための技術です。

この項続く。


本屋さん始めました
2008.08.05

honya.jpg

本当はもっとあるんですけど。

おはようございます、事務所の書棚が足りません。
自宅にもどんどん侵食中。


というわけで、本屋さんを始めてみました。
とは言いましても、自分で書店を持ったわけではなく、アフィリエイトのみです。
当事務所HPにおいて、書籍紹介のコーナを作成しました。
仕事上、それなりの数の書籍を読むようにしておりますので、その中からいくつか
ご紹介できれば、と思っております。

今回このようなことを始めたのは、「本を売って儲ける」のが目的ではありません。
(いや、もちろん売れてお金になるならそれはそれでとても嬉しいのですが…)
主目的は「私自身が物を売るということを覚えること」にあります。

従前から何度かご紹介している勝間和代氏の本のなかでも紹介されていましたが、
自分で本を売ることで自身の営業力や提案力を高めることが目標です。
限られたスペースで本の魅力を紹介し、購買意欲を喚起するのは、想像以上に
難しい作業です。
もし自身に成果が出れば、これを顧問先に還元することもできます。


とはいっても今はまだ捕らぬ狸の何とやら。
のんびり腰を据えて取り組んでいきたいものです。


活気溢れる企業
2008.08.04

minitomato.jpg

ミニトマト。

おはようございます、ご近所から頂きました。
我が家の食料は結構な部分が頂き物でなりたっております…。


昨日からの続き、企業が鍛えるべきこととは。
ズバリ、数字にでない部分です。

もしXBRLがかなり普及し、多くの企業の財務データが簡単に比較できる世の中が
到来するとします。
この場合、企業が市場から振り向いて欲しければこの数字を鍛え上げることが
求められるわけです。
ところが、例えば規模の問題や業種の問題、それに業界の景気動向などの影響
からそう簡単に数字が改善するわけではありません。
下手をすると、粉飾という禁じ手に走る企業も出てくるかもしれません。

数字が簡単に集められ、簡単に比較される、そんな時代だからこそ、数字には
表れにくい要素を鍛え上げ、かつそれを周囲にわかるように提示する。
多くの中小企業には、このような能力が求められるのではないかと。
大きな会社に対して数字では見栄えが悪いかもしれない、でも社員の活気や
やる気、それに小回りや仕事の丁寧さなど、そういった点で勝てるポイントは
いくらでも出てくるはずです。
そして、それを市場に対して如何に効率よく知らしめることができるか。
やっぱりポイントは営業力ということになるのではないかと。


我々が今から進もうとしている道は、強者と弱者の区別が「わかりやすい」
方向に向かっているかと思われます。
XBRLはある意味その象徴ともいえる技術です。
技術への対応と真に鍛え上げるべき能力、やらなきゃならんことはてんこ盛りです。


こんなこともできそう
2008.08.03

potato.jpg

じゃがいも。

おはようございます、子供が畑から掘ってきてくれました。
横浜産のとれたてです。


昨日からの続き、XBRLで何ができるか。
もし仮にすべての財務・税務関係の情報がXBRL準拠で処理されるとなると、
あらゆることに応用が利くようになるでしょう。
すでに利用されている税務、投資家に対するIR情報を提供、金融機関、電子債権取引市場、
取引先を調査するための手法等々、ともかくあらゆる利害関係者がXBRL準拠の情報を
利用することにより、今までよりも調査にかけるコストが削減できます。


ポイントはそんなにXBRLが流行するのかどうか、ということだと思われます。
このXBRL、最近ではかなりもてはやされている技術ですので、書店にいくとその技術書や
啓蒙書がたくさんあります。
これだけを読むとすごく流行しそう…なのですが、やはり国内の多くの中小企業が
対応に積極的か、というと決してそうではないのが現実です。

実はそこで大きなキーマンになっているのが税理士だったりします。
全国に100万社あるという企業の大半は中小零細ですが、その多くに税理士が関わって
いるわけです。
その税理士がXBRLの技術を利用し始めれば、ということはここ数年税理士業界で
常に語られ続けていることです。(主にe-taxが対象ですが)


ただ、あとはまぁ自分の情報分析力も鍛える必要があるわけです。
いくら効率よく集めても、使いこなせなければただのデータ集です。

それに加えてもう一つ、これからの企業が鍛えるべき側面が浮き彫りになってきます。
この項続く。


XBRL
2008.08.02

akiba.jpg

あんなのが出来てたんですね。

おはようございます、少し前に秋葉原の駅を通った時に撮りました。
数年前とは駅からの風景がかなり変わっていたような気がします。


昨日からの続き、XMLってのを使えば結構良いものが出来るのでは?という話。
そこでこのXMLを財務情報に適用するための技術・企画として言われているのが
XBRLと呼ばれるものです。

昨日の繰り返しですが、XML、つまりXBRLの特徴は「要素づけ」です。
ということは、仮に各企業のIR情報が全てXBRL準拠で提示されているとすれば、
皆さんはとても簡単に様々な情報を集めることができます。

例えば「機械」分野の企業のうち「資本金」が500億円以上で「売上」が3,000億円
以上の会社の情報が欲しい、と皆さんが指定したとします。
従前の方法なら、一つ一つの企業のIRを確かめていくしかないわけです。
しかしXBRLなら、上の条件式をソフトに打ち込んでクリック一つするだけ。
これで皆さんが欲しい企業の情報がソフト側で選別され、皆さんの手に入ることに
なるわけです。


現行ここまで投資活動に役立っているとは言い難いXBRLですが、実は税務分野で
既に広く活用されています。
そう、実は「e-tax」と呼ばれているシステムはXBRL準拠のシステムなのです。
考えてみれば、税務に必要な数字とはそのほぼすべてが「要素」から成立しています。
税務申告をXBRLでやる、というのは非常に理にかなった考え方なのです。


具体的にどんな活用法が想定されているのか、明日にでももう少し。
この項続く。


XML
2008.08.01

teambouzu.jpg

チームボウズ。

おはようございます、我が家の短髪組です。
私は30年この頭、さて、お子達はこれからどうするのやら。


昨日からの続き、情報取得のコスト削減のための方法です。
とはいっても、これは個々人の努力でうんぬんという話ではありません。


まず、そもそも現在のネット技術はHTMLという言語に支えられています。
このHTMLの次世代言語としてXMLというものがあります。
両者の違いを簡単に説明すると、文字に意味づけを出来るということです。

ごく簡単な例示として「赤」という文字のことを考えてみます。
HTMLの場合、例えば「赤」という文字は単なる「赤」という文字を表現しただけです。
「赤」といえば「色」ということは皆さんすぐにわかるわけですが、それはあくまで
見ている人間側の常識・知識によって解釈されることになります。

これがXMLになると「赤(色)」という情報が表現されることになります。
この場合、「赤」という単なる文字ではなく「色としての赤」という情報が
ネット上に表現されます。
XMLの特徴は、要素を定義づけることにあります。


なぜわざわざこのような技術があるのかというと、要素が定義づけられている
方が情報の収集や加工に便利だからです。
詳細はここでは説明しきれませんが、ここで私が言いたいのは「収集」「加工」
という二つのポイントが、HTMLよりもXMLが優っているという事実です。

そこで、これを使わない手はないのでは?という話になりました。

この項続く。