東京、とある地方にて
2008.11.30

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無線LAN機器。

おはようございます、これとエレクトーンが無線でつながってインターネットへ。
練習曲やサンプル曲が聴き放題、何というか、隔世の感があります。


昨日からの続き、自分の長所を活かす人々の話です。
これは先日とあるところで聞いたお話です。
舞台は東京、世田谷方面のとある学校において。

生徒さんの中には芸能人、芸術家といった一家のご家族が多くいるようです。
そしてそんな家族のお子様は「自分をマネジメントすること」を自然と身につけます。
音楽家の子供は学芸会で、アスリートの子供は運動会で。
それぞれの長所を活かした活躍の場が「自主的に」与えられます。
子供達自身が「彼はこれが得意」「私はこれが得意」ということを分かっているからです。

あの子もこの子もみんな変人、だけどそれが当たり前。
彼らは「他人が自分とは違う」ことを自然と受け入れています。

ピアニストを目指す子供は、体育のドッジボールの授業を休むそうです。
そしてそれを責める人間など存在しません。
彼らにとって重要なのは「ボールのぶつけ合い」よりも「自分の武器である
指を大切にすること」です。


父母の会では一流のアーティストが音楽や絵画を披露します。
親もまた自分の長所を子供に対して披露します。
子供らはそれを見て「本物」を実感するわけです。


これは「仕組み」です。
子供のころから帝王学、つまり自分をマネジメントし他者との差別化を
図ることの重要性を学ばせる。
断言できます、その子供らはそこら辺の大人よりも自分を理解しています。

「嫌な子供だ」と思われるかもしれません。
しかし、世の中で一流と呼ばれる人々の多くはこのような経験を過ごして
から認められているのです。


「勝ち負けをつけるのは残酷だ」などといって徒競走で皆で手をつないで
走るなどという気持ちの悪い全体主義とは対極にあります。
このような思想にあるものこそが「没個性」なのだと私は思います。
一流のピアニストの足が遅かったとして、それが何か問題でしょうか?
苦手なものを経験させることも必要でしょう。
しかしより重要なのは「自分はこれが苦手なんだ」と自覚させることです。
何を「やらないか」を決めることが経営では本当に重要なのです。

「個人が個性を発揮できる世の中を」と口先だけは言っていますが、
教育現場でも、企業社会でも、そのような仕組み作りが進んでいない
ことは一目瞭然です。

現在、そのような仕組みに入るためには「お金が必要」なのが現実です。
本来ならばこの仕組みに入るために資金など必要ないはずです。
しかし「没個性推進」の社会においては、お金を払わないとこのような
環境を整えることが出来ないのです。


私はこの国が「変人で溢れ返っている」状況になることこそが現在の
閉塞感を打ち破る最大の策だと思っています。
他者の長所を素直に受け入れる。
ただそれだけで世の中は一気に良くなるのではないかと。

この項、最後に蛇足をつけます。


自分を出せる人がどれほど輝いているか
2008.11.29

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エレクトーンにつけた機器。

おはようございます、これ、無線LANのアダプタです。
これがあると、物凄い色々と出来るのです、このエレクトーン。


昨日からの続き、自分の長所を出すことの重要性。
今から11か月前、私は極個人的な体験をこのBlogに綴りました。

あの日ご一緒させて頂いたお二人は本当に輝いていたのです。
御自分の長所をこれでもかと発揮し、時に傍若無人な振る舞いもありながら、
それでも周囲がついていかずにはいられないその個性。

あの日、私は自分の小物さ加減と自分を出しきれないことの辛さを知りました。
一流の人物に会い、自分にないものに触れることが出来た経験は今でも本当に
自分のためになっていると思います。


皆が一流の指揮者になれるわけではない。
皆が一流の社長になれるわけではない。
皆が一流の職人になれるわけではない。
あなたには多分なることのできないものの方が多い。


自分がやらないことを決める。
自分の強みを知る。
自分のやるべきことを決める。
必要なのは自分を経営すること、マネジメントすることです。

そして、多分あなたの知らない所では自分を経営することを
きちんと教えている人々がいるのです。
この項続く。


私が世界で最も嫌いな言葉
2008.11.28

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エレクトーン。

おはようございます、子供の習い事で使っています。
しかし、これが中々凄い、詳細は後日。


昨日の予告通り、私の言葉で私が嫌っている、いや憎んでいるとすら
いってもよい言葉を取り上げます。

それは「庶民」という言葉です。

私はこの世の中に「庶民」などという人種は存在しないと考えています。
新聞・ニュース・報道・批評家・自称経済アナリスト、多くの存在が
「庶民の暮らしが」「庶民感覚の欠如」「庶民の苦しみを」と繰り返します。


ここで質問します。
あなたには今何かの悩みがあると思います。
特にその多くは経済的な要因が多いでしょう。
あなたの悩みの原因は、あなたが庶民であることですか?
そして庶民とはどのような存在ですか?
仮に「庶民」なる存在が本当にあるとして、あなたは「庶民そのもの」なのですか?


昨日の記事で「他者の長所を認め、自分の長所を活かす」ことが
重要なことであると書きました。
私は「庶民」という言葉からこれとは全く逆のベクトルを感じます。
そこにあるのは「没個性・平均化・出る杭を打つ」という私が最も嫌う
全体主義的な思想です。

「自分と違うものは悪いもの」「自分は悪くない」「悪いのは他人」
庶民という言葉から私が受けるのはそんなイメージです。


私はよく周囲から「変わっている」と言われます。
きっとその言葉はネガティブなイメージを想起させるのが一般的なのでしょう。
しかし私は「変わり者」という評価を心から誇りに思っています。
「変わっている」ということは「他者とは違う」ということです。
私は私の長所を活かしてこの社会に関わりたいのです。

そして私は知っています、私程度の変わり者など出る所に行けば
幾らでもいることを。
私など平凡の極みたる凡人にならざるを得ない世界が確実に存在します。
そして彼らは
「自分の長所を知ること」
「自分をマネジメントすること」
を知っているのです。

この項続く。


何をやらないか
2008.11.27

nikutokometofoagura.jpg

披露宴の料理。

おはようございます、中々美味しゅうございました。
さぁ、次はどこの披露宴で美味いものを食わしてもらえるのか。


昨日からの続き、自社事業についてです。
今日取り上げる言葉はドラッカーだったか、別の誰かだったか…
すいません、出所をはっきりとは覚えていないのですが、この言葉の
重要性は誰もがよく噛みしめるべきだと思います。


「何をやらないかを決める」


企業経営でも個人的な目標でも、人は「何をなすべきか」ばかりを
考えてしまいます。
しかし
「今やっているものの中でやめるべきものは?」
「今やっていないものの中で今後もすべきでないものは?」
この観点が大きく欠けていることがしばしば。


しかしこれは非常に重要なことです。
これはドラッカー氏の発言に間違いないのですが、氏はこれからの教育は
長所を伸ばすことに注力すべきで、短所を補うのはそれほど重要ではない
と言っています。
そして「一流を超一流に育てるのは難しくはない」とも述べています。

他者の能力を認め、それを模倣するのではなく、自分の強みを把握する。
人間はどうしても他人にできることは自分にもできるような気がしてしまうの
ですが、誰しもが同じ能力を持っているはずはなく、それを平均化しようとする
動きは社会や経済に大きな停滞や減速をもたらします。


自分が何をすべきか、何をするべきではないか。
この観点を持つだけで世界は大きく変わります。

明日、やや過激な意見を書きます。
この項続く。


陳腐化
2008.11.26

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目黒、結婚式場。

おはようございます、先日同級生の結婚式で行ってきました。
数年前にもここで友人が式を挙げており、今回は二回目です。(こちらです)


昨日からの続き、自社事業についての考察です。
ドラッカーの言葉を少しだけ取り上げていますが、今日も氏の言葉を
最初に取り上げながら少し他の人の言も絡めつつ。


「自社事業を自ら陳腐化させる」


事業は常に陳腐化します。
革新的だと思われていた事業も簡単に模倣され、オリジナリティが失われ、
コモディティ化(ありふれていく)していきます。

そこで他者に陳腐化されるくらいなら、自ら陳腐化すべきだ、というのが
氏の主張です。
常に新しい事業を定義し、革新を進める努力を続けなければなりません。

その為に必要なのは実行力です。
アイデアのみでは何の意味もありません。
まず何かの行動を始める事に意味があります。

ここで重要視されてくるのが「現場」と呼ばれる場所です。
企業活動の多くは現場で行われています。
「現場主義」という言葉が盛んに使われているのはそのような理由です。
ただし、この言葉は「現場を甘やかす」のとは全く違います。
「現場の社員一人一人が経営的な思考を心掛け、組織をより良くする必要性」を
強く実感させなければなりません。

無論、その為には経営者自身が範を垂れなければなりません。
口だけの経営者についてくるものなど皆無だからです。


同じ商売をずっと続けられるほど世界は留まっていないということです。
この項続く。


自社事業の定義
2008.11.25

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御近所にある実験的美容室。

おはようございます、どうやら美容室というより企業の実験場らしいです。
無料で髪を切ってくれるそうですが、商品開発に利用されるのでしょう。


昨日までの不動産の話とは本来分けるべきお話ですが。
皆さんは「ドラッカー」という人物はご存知ですか?
現代の経営・マネジメント・マーケティング等、多くの分野の学問を体系立てた
超人です。
その研究分野はとても一言であらわせるものではなく、従って「○○学者」という
表現が馴染まない人物です。

多くの著作があり、日本でも本当にファンが多い人物です。
その言葉の中にこんなものがあります。


「自社の事業を問うこと」


自社事業の定義をどのように考えるかで、経営は大きく変わってきます。
とある経営者とドラッカーのやりとりではこんなものがあったそうです。

ドラッカー「あなたの企業の事業は何ですか?」
経営者「わが社はビンを作っています。」
ドラッカー「本当にそうですか?あなたの企業の事業は容器製造業ではありませんか?」

この経営者は氏からのこの言葉を聞いただけで、コンサルタントの大部分が
終わったことを悟ったそうです。
市場が求めているのは「ビン」ではなく「容器」だったということが分かった時点で、
企業がなすべきことがわかったそうです。

かつてアメリカの鉄道会社は自社事業を「鉄道事業」と規定した為に
成長の機会を逸したと言われています。
彼らは自社の事業を「移動・運輸・輸送事業」と定義すべきだった、と
別のマネジメント学者は指摘しています。


自社事業につきもう少し取り上げてみます。
この項続く。


不動産と企業
2008.11.24

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兵どもが夢のあと。

おはようございます、先日も取り上げたノエルという企業の看板です。
まだ溝ノ口駅近辺に残っています。


昨日からの続き、不動産をどう考えるべきなのか。
私は今後数年間の間で不動産の所有や活用について再編が起こると思っています。
この恐慌を理由に倒産する企業が増加し、個人でも破綻者が増えるでしょう。
その際に会社そのものが買収されるケースや法人・個人が所有する不動産が競売に
かけられるような例が増えてくるかと思います。

キャッシュを持っている人は、有用な不動産を割安な価格で購入することが出来るかも
しれません。
逆に現状で不動産を抱えている人は、手放さざるを得ないような状況を常に覚悟する
必要があります。
状況はそれほど切迫しているのです。


また、企業の価値をどこに着目するかについても変わってくるかもしれません。
長崎屋のように「スーパー業」に対しての価値をまったく認めず、所有する不動産の
立地条件など「のみ」に着目した企業買収も増えてくるでしょう。
長崎屋の件も、極論すれば「不動産の売買のための企業買収」です。
現に長崎屋の食料品売り場は先日閉鎖されました。
スーパー業としての価値などまったく興味がなかったことが伺えます。

逆方向からみると、自社で不動産を抱えているとするならば、その不動産を何か
別の用途で活用できないのかといった観点から分析を進める必要性があるかと。
現状の事業よりも効率性の高いものがあるならば、業態の変更すら考慮にいれる
必要性が出てきます。


主張を拡大するならば「自社の事業は何なのか」ということを皆そろって
考えなおす時期なのです。
小売業だと思っていたら不動産業に変わっていた。
こんなケースはこれから増えてくるかと。

この項、微妙に続くような。


癒し系小売業のソテー(不動産風味をレアで)
2008.11.23

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で、これが店の看板。

おはようございます、ってドンキですね。
しかし看板の下の方をよく見て頂きたいのです。


そう、私が行った屋上遊園地は溝ノ口にある「長崎屋溝ノ口店」の
屋上にあるものです。
しかしてその実態は「長崎屋直営 ドン・キホーテ溝ノ口駅前店」らしいです。
詳しくはこちらを参照して下さい

経歴としては
・総合スーパー長崎屋
     ↓
・潰れそうになって会社更生法
     ↓
・スポンサーが最終的にドンキに株売却、子会社へ
     ↓
・既存店をドンキ形態に改修、直営も手掛ける

こんな感じのようです。
従って溝ノ口についていえば「今でも長崎屋の店舗」であることは変わらない
わけなのですが、やっている事業は「ドンキホーテ」なのです。
何だかややこしいですね。

一番しっくりくるのは長崎屋の持っていた不動産をドンキが使っている、
という図式だと思われます。
つまりドンキからすると「当該不動産は収益力がある」と判断したと
考えられるわけです。

ここにこれからの商業・産業などの方向性が見える気がします。
この項続く。


F1カーと一般道路
2008.11.22

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屋上より丸井を望む。

おはようございます、思えばあの辺りから溝ノ口は再度変ったんだよな…。
15年前と同じものは、いまどれ位残っているのやら。


昨日からの続き、ボラティリティが高いと相場が下がりやすいという話。
実は今回の恐慌、最大の問題はその下落幅ではないと思っています。
やはり下落のスピードこそが問題だったのではないかと。

バブル絶頂期の日経平均が40,000円弱でした。
そしてバブル後の最安値が7,500円程度。
10年以上の長い時間をかけて、約5分の1まで価額が下がりました。

これに対して今回の恐慌、どこをスタートとみるかは難しいですが…。
仮にこの八月の数値からスタートするとします。
始まりが13,000円強、現在が8,000~9,000円近辺です。
下落の割合でいえば30~40%程度です。
しかし期間があまりにも短いです、その間わずか三ヶ月。


交通事故と一緒です。
一般道路で時速60キロの車が壁にぶつかったのが前回のバブル崩壊。
今回の恐慌はF1カーがレース中に壁に衝突したようなものです。
どちらも大事故なのには違いがありませんが、対処方法は違います。
前者ならエアバック等が有効に機能することもあるでしょう。
でも後者では?

各国政府や中央銀行がこれだけの対策を出しているにも関わらず
相場が好転しづらいのは、事故の衝撃が激しすぎるからです。
運転手、つまり投資家がもう一度レースに出たいと思えるようになるには
もう少し時間がかかるのかもしれません。


ボラティリティ(実際のところ)
2008.11.21

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同じく屋上より。

おはようございます、正確には「元」スーパーではなく今でもスーパー。
何を言っているのか、少しずつ展開。


昨日からの続き、ボラティリティとポジションの関係。
一昨日はボラティリティを「上がるかも、下がるかも」と表現しました。
しかし昨日の文章をお読み頂けるとお分かりになるかもしれませんが、
実際には「ボラティリティが上がると相場は下がりやすい」といえます。

投資において重要なのは損失を限定させることです。
大きく儲けることを目指すのではなく、如何に着実に利を重ねていき、
それを大きく損ねないような手法が主流となっています。

過去数年間、世界の市場は歴史的な低ボラティリティの
状態にありました。
ボラティリティの安定傾向により安定的な市場成長が起こり、
各国株式相場や外国為替市場においては定向的な成長が進んだのです。


ところが現状における相場は超高ボラティリティですので、着実な
利を重ねるという手法が通用しません。
半ば「伸るか反るかのばくち」のような相場になってしまっているのです。

今回の金融恐慌の最大の問題は多分この点にあるのだと思います。
この項続く。


大きく得をするか損をするか
2008.11.20

okujoukara1.jpg

御近所の元スーパー屋上。

おはようございます、屋上遊園地ですね。
古き良き、というべきか。


昨日からの続き、ボラティリティが高い状況でポジションを持つと
どうなるのか。
当り前ですが「大きく得をするかもしれないし損をするかもしれない」
状態になるわけです。


例えば株式市場で考えます。
ここ最近の下落傾向が著しいのは皆様のご存知の通りです。
であれば「下落をすれば儲けが出るようなポジションを持てばよい」と
すぐに考えが及ぶかと思います。

ところが余りにも下落のスピードが急なため、反発(上昇すること)が
起きた際には一日で10%近くも上昇することがあります。
もしその際に「下げれば儲けが出るポジション」を持っていたとすると
どうなるでしょうか?
結果はもちろん大損です。


つまり「上昇も下落も激しすぎる」が故に、ポジション管理が非常に
難しくなってしまっているのです。
気楽にポジションが持てないが故に市場参加者が減少、結果益々
市場から活気が失われていくという悪循環に陥っています。

このことからある一つの傾向が読み取れます。
この項続く。


ボラティリティ(理論上)
2008.11.19

onegai.jpg

御近所のフードコートにて。

おはようございます、そりゃあまり長居されてもね…。
どうも「コーヒー一杯で三時間」は出来ない小心者です。


昨日からの続き、ポジションが持ちづらい理由を。
変動幅について、覚えておくべき用語があります。
「ボラティリティ」といいまして、変動の大きさを表す数値です。
ボラティリティが大きい状態とは、変動幅が大きい状態を示します。
これは「下落しやすい」ということではなく「大きく上がるし下がる」という
状況だと本来は理解すべきです。

ボラティリティの数値にも種類があり、例えば過去のボラティリティを
まとめた「ヒストリカルボラティリティ(HV)」や、今後の変動幅を予測する
「インプライドボラティリティ(IV)」といったものが存在します。
特にIVは、市場がどれくらい荒れそうかという投資家の判断を示す数値と
してはとても重要なものだといえるでしょう。


ボラティリティが高い=相場が荒れやすい。
この図式からポジションをもつことの難しさが導かれます。
この項続く。


ポジション
2008.11.18

gunteyubikiri.jpg

軍手の指部分を切ったやつ。

おはようございます、ノートPCで長い文章を打つ時に使っています。
手が痛くないので、とても重宝しています。


昨日からの続き、変動幅が大きいこと。
株式でも為替でも何でも良いですが「ポジションを持つ」という言葉は
ご存知でしょうか?
株だったら何かの銘柄を買うことを、為替なら何かの貨幣を売買する
ことを指します。
金融市場から利を得ようとするためには何かのポジションを持つ必要が
あります。
厳密にいえば預金口座にお金を預けておくこともポジションなのかも
しれませんが、現預金の形態をポジションとは言わないようです。

ポジションを持っていると相場の変動により損得が発生します。
株式を持っていると、株式相場が上がれば儲けが、下がれば損失が
発生するわけです。

ポジションには色々な種類があり、中には株式相場が下がれば
儲けが発生するようなものもあります。
皆様も聞かれたことがあるかもしれませんが「空売り」と呼ばれるものです。


このポジションを持つにあたり、変動幅の大きさがネックになっています。
この項続く。


相場に手が出せない
2008.11.17

mangetsu.jpg

美しい満月。

おはようございます、先日の満月です。
冬の空は星が綺麗で好きです。


ここ最近の金融市場をみると、一日で色々な数字が大きく変わります。
最もわかりやすいのは株式相場と為替相場でしょうか。

今までの経験則(私の、というよりも世界の市場での)においては、例えば
為替が一日で1円も動けばとても大きな変動でした。
株式市場も例えば日経平均が200円も動くと「今日は割と動いたな」という
ふうに判断されていました。


しかし、この金融恐慌の状況下においてはこのような過去の数値データが
何も役に立たないものとなっています。
例えば株式相場が平気で500円動く。
為替相場が一つの通貨に対して10円程度も動く。
こういった例が過去数ヶ月で何度も見られています。

このような状況が何を生み出すのか。
少しだけ触れてみます。
この項続く。


戦いが始まる
2008.11.16

shinkasituki.jpg

新加湿器。

おはようございます、毎年100万台も加湿器が売れているとか。
我が家は過去10年ほど使っています、ふっ、時代の先を行っていたか…。


少し前に基軸通貨の話などを書きました。
ここ数日で今回の金融恐慌に対応するためのサミットが開かれていましたが、
一つの焦点になっていたのが基軸通貨をどう考えるか、ということでした。

欧州に再度の輝きを、と考えるフランスなどはドル一極支配の体制に終わりを
告げ、新しい基軸通貨を模索すべきだとの主張をしています。
一方でアメリカとのつながりが強い国(例えば筆頭として日本が挙げられます)は
多くの米ドル、あるいは米ドル資産を持っていることから、ドル価値を守るためにも
米ドル基軸通貨を維持する姿勢を崩していません。


今から1年前なら、ユーロが世界の基軸通貨になるかも、という雰囲気が確かに
存在していました。
しかし、今や金融恐慌の主戦場はアメリカに限定されておらず、むしろこれから
問題が発覚するのは欧州が中心かもしれません。

基軸通貨の地位を握ると、為替変動による経済のブレが少なくなる、世界からの
信任を得たことになるなど色々とメリットがあります。
もちろん責任も半端ではないのですが。
だからこそ今回のように「アメリカ発の金融危機」という事態が起こると、世界中から
アメリカに対して「何やってんだよオマエ!」という声が起こるわけで。


さて、結果はどうなることやら。
それが世界の選択か…。


保険証券を読もう
2008.11.15

te-pukattanirenn.jpg

二連のテープカッター。

おはようございます、今まで見たことがありませんでした。
つい購入してしまいましたが…どうなんでしょう、コレ。


昨日からの続き、保険を巡るトラブルを起こさない為に。
是非とも保険証券や設計書を一度読んでみることをお勧めします。
これは当日のセミナーで講師を務めていた方もおっしゃっていました。

保険証券は読み取りが非常に難しいです。
なにせ当の保険会社の人すら、他社の証券をスラスラとは読めないようです。
保険に関する知識を有さない人が読み解くなど、土台無理な話なのです。

ですので、専門家の力を借りて下さい。
最近では「保険ショップ」のような店もあります。
独立系のFPなどもある程度の読解力を持ちます。

知り合いの保険屋さんにお願いするのはお勧めしません。
当然ながら保険屋さんは自社の商品を勧めたがります。

現在の保険の性格を理解することが重要です。
貯蓄重視なのか、保障重視なのか。
運用率はどうなのか。
現在のキャッシュフローに与えている影響はどれ位なのか。
保障は足りているのか、余分なのか。

大切なのは「今の状況と保障内容」がマッチしているかです。
まずは一度正確なところを掴み、改めて考えてみてはどうでしょうか。


特約
2008.11.14

kamakiritamago.jpg

かまきりの卵。

おはようございます、庭で見つけました。
冬が近づき、少しずつ近所が静かになっていきます。


昨日からの続き、保険を巡るトラブルについて。
保険を難しくしている原因の一つが特約と呼ばれる存在です。
特約は主契約(基本の契約)につけるプラス部分なのですが、これによって
保険金の支払原因(保険事故といいます)が拡大したり、一定の場合には
支払額が大きくなったりします。

非常に分かりやすい例で、災害特約と呼ばれるようなものがあります。
これは事故や天災が原因で被保険者が死亡した場合には、保険金額が
倍額になったりするような特約です。
事故による死亡は突然です。
遺族の備えを考えると、病気よりも手厚い準備が必要だと考える場合には
この特約を主保険にプラスします。(もちろんその分支払保険料は高くなります)


この特約の内容を理解せず、常に倍額の金額で保険金をもらえるような
勘違いをしてしまうケースが非常に多いそうです。
前日の例は正にその典型です。
主契約が五千万円、災害特約で一億円という契約の場合、被保険者が事故で
死亡すれば一億円が、病気なら五千万円が保険金として支払われます。
ところが人間は都合の良い数字しか覚えていないので、どんな場合でも
一億円がもらえるように被保険者が勘違いしていたのです。

こんなトラブルを防ぐにはどうしたら良いのか。
対策をお教えします。
この項続く。


保険を巡る話
2008.11.13

entotsu.jpg

銭湯の煙突。

おはようございます、良い景色です。
改めて上をみてみると、案外と見るべきものはあるものですね。


先日保険会社さんが主宰するセミナーに行ってきました。
内容としては保険を巡る話や事業承継に関する話題などが中心でした。
そんな中でよくあるトラブルとして出ていた話を。

保険契約ですが、難しいと思うのは私だけではないと思います。
果たして皆さんは、自分にどのような事態が起こったらどれだけの保険金がおりるか
正確に理解しているでしょうか?
この保険契約の分かりにくさが原因となるトラブルが非常に多いのだそうです。

よくあるのが「俺が死んだら一億円の保険金がおりる」と常々いっていた社長さんが、
実際に亡くなったら五千万円しか保険金がおりなかった、というようなケースです。
これだけきくと「そんなバカな」となりそうですが、保険に関する知識がついてくると
これ位の事はすぐに起こりえることが分かります。


保険には主契約や特約など、実際におりる保険金額が増減する事項が多くあります。
これらを正確に理解していないことが、トラブルの原因です。
少しだけ事例を使って説明してみます。

この項続く。


潰さないために
2008.11.12

sentou.jpg

近所の銭湯。

おはようございます、昔は数件ありましたが、いまではこの一件だけですかね。
って私自身、一度も普通の銭湯にはいったことがないのですが…。


昨日からの続き、潰れやすい企業の傾向をみました。
では企業をつぶさないためにはどうすれば良いのでしょうか?

というわけで昨日までにでた三つの傾向をすべてひっくり返してみます。

・商品やサービスの品質を高める
・借金をしない
・低価格競争には踏み込まない

どれもこれも中小零細が気をつけるべき事項ばかりです。

今までと同じ仕事が通用しないのだから、仕事の品質を高める必要があります。

投資の成果が不明瞭な時代なのだから、なるべく自己資金を使うべきです。
一発大勝負をかけるのではなく、少しずつ手ごたえを確認しながら堅実な投資を
心がけなければなりません。

薄利多売は成立しづらいので、単価設定を大切にしなければなりません。
値決めに成功した時点で、勝負に負ける可能性は一気に下がります。


これらはどれも簡単にできるようなものではありません。
しかし顧問先で繁盛しているところをみると、概ねこの三つの要件は満たしている
ことが多いように感じられます。
既存の借金が多い人も、借入残高の削減を急ピッチで進めているような企業の
方が成長性は高いように見受けられます。


とりあえずこの三つの方向を目指すだけでも、自企業を守るための指針には
なりそうです…というよりもこの三つが守れない企業はおそらく潰れます。
これからは「本当の意味での経営」が求められる時代です。


価格が安い
2008.11.11

haragei.jpg

腹芸。

おはようございます…恥や、外聞なぞ…
どうでもよいのだァーーー!!(そもそもうけてないけど)


昨日からの続き、潰れる企業にありがちなこと。
今日の話については、ノエルが当てはまっているのかは微妙です。
しかし別の事例で良いものがあったのでそちらをご紹介しつつ。

売上の単価が安いのです。

はっぴーすまいるの件。
どうも「最初の一時間が無料」という制度を売り物にしていたようです。
値段の安さからはっぴーすまいるを選んだ人もかなり多かったようです。
近隣の保育所と比べても明らかな安値だったようです。
市からの助成金などで賄うことを考えていたようですが…。

別の事例で二件ほど。
リプラスという不動産賃貸の保証会社が少し前に潰れています。
こちらも保証料の安さが売りだったようです。
しかし賃料保証などはかなり煩雑な業務です。
家賃の滞納への対応、退去時の手間など、実態を聞くととてもリプラスがやっていた
金額で採算がとれるとは思えません。
審査基準の低さや業務の低品質と相まって、あえなく沈没したようです。

同じく八王子自動車教習所について。
「少子化の影響による競争の激化、競合との値引き合戦」が倒産の原因とのこと。
当事者がいっていることなのでどこまでが真実かわかりませんが、仮に信用する
としたら結論はやっぱり低価格競争の結論としての倒産のようです。


持論ですが、低価格競争に明日はありません。
コスト減で対処できるのには限界があります。
余程の大企業でもない限り、低価格路線に突き進むのは死への旅路だと考えて
おいた方が無難です。

これも敢えて断言させて頂きます。
「潰れる企業は低価格路線が多い。」

この項明日まで続く。


借金が多い
2008.11.10

aozora.jpg

思わず見上げてしまいました。

おはようございます、青かったですね。
乾燥は嫌ですが、この綺麗な空は捨てがたいものがあります。


昨日からの続き、潰れた企業の話。
そして表題の件、今更細かい話は不要かもしれません。
ノエルにしろはっぴーすまいるにしろ、事業運営の多くを借金で賄って
いたことがニュースからも分かります。

不動産が売れなくなったのはノエルだけの責任ではありません。
しかし不動産屋として管理や仲介業務などの固い道からはずれ、
ハイリスクハイリターンな分譲に積極的に打って出たのは間違いなく
ノエルという企業です。
そしてその為の資金を自己資金ではなく借り入れで賄い続けていた。

「建築業はそういうものです」という言い訳もあるかもしれません。
しかし、だとすればそれは「建築業という業態そのものの欠陥」としか
言いようがありません。
事業運営の基本は自己資金で回すことです。
少なくとも丸っきり借金に頼っても問題がない事業など、この世には
存在しません。


はっぴーすまいるも同じです。
子供が入るかどうかも分からないのにとりあえず借入して出店。
こんなことを繰り返していたらあっという間に資金が枯渇して潰れるでしょう。


これは断言できます。
「潰れる会社は借金が多い。」

この項続く。


品質が低い
2008.11.09

tokubetubin.jpg

年金特別便。

おはようございます、合ってましたね、とりあえず。
システムとしての品質が低いと、アフターフォローが大変なのはどこも一緒です。


昨日からの続き、倒産したご近所の噂から。
まず最初に言えること、「商品・サービスの品質の低さ」でしょうか。

まずはっぴーすまいるの件から。
我が家にも子供がいることから、保育所等に関する噂は入ってきます。
残念ながら、はっぴーすまいるについての良い噂は入ってきていません。
消費者の視点から見て、少なくとも魅力的な事業運営が出来ていたとは
言い難い状況であったと考えるべきです。

一応の根拠もあります。
実は我が家の子供を民間保育園に預けるに当たり、はっぴーすまいるも候補と
して話を聞いたことがあります。
しかし、他保育園と比較して「イマイチ」という評価だったため、選びませんでした。

給与支払の遅れなどが品質に影響していたことも想像に難くありません。
「定員割れを起こしていた事業所もあった」ということですが、高い品質の
サービスを提供できていれば、そのような状況は避けられたはずです。


ノエルについては分譲マンションの出来自体は知りません。
しかし不動産の管理業務については、話を聞いています。
管理業務の質は大変に低かったようです。
本来なら大家さんに直接行くことがないような借主の苦情が、管理会社を素通りして
大家さんにいったりしていた、という事例は聞きました。

こちらについても非常に限定された噂ですので、業務全体の品質がどの程度
だったのかまではうかがい知ることが出来ません。
しかし、一つの仮説は立てられます。
おそらく「分譲のうま味」を知ってしまったが故に、不動産業の基礎である
管理業務に対する注力が薄れたのではないか、というものです。


私が聴いた話の限りでは、両社の仕事で良かった話は出てきませんでした。
決めつけによる結論。
「潰れる会社は商品の品質が低い。」

この項続く。


ウチの近所の倒産
2008.11.08

imoage.jpg

さつまいも揚げ。

おはようございます、子供がイモ掘りで掘ってきたいもです。
おかずに出てきたはずが、気がついたら半分位子供に食べられていました。


10月末から11月初旬にかけて、我が家の近所で二件の大きな倒産が
相次ぎました。
まず一件はこちら
ノエルという地元ではそこそこの知名度をもつ総合不動産業を営んでいた企業です。
元は街の不動産屋さんだったのですが、合併や外部からの資本注入を経て
一気に上場企業に上り詰めました。

分譲事業などに積極的に打って出たことから、一時は地元発の優良企業のような
扱いを受けていたようです。
しかしこの不動産市況と金融市況の悪化で突然死してしまいました。


もう一つはこちら
はっぴーすまいるの名称で経営されていた民間保育所なのですが、実は我が町溝ノ口は
集中出店地域だったもので、そこら中にこの保育所があったのです。

こちらも積極的な出店を行っており、その為に借入をかなり利用していたようです。
しかし実際には新規店舗での採算性確保ができず、定員割れを起こしているような
状態が続いたことから運転資金が枯渇。
こちらもあえなく突然死を迎えることになりました。


さて、ご近所なもので、色々な話が入ってきました。
そこから思う「潰れやすい会社」の傾向でも。
この項続く。


米ドルと大統領選
2008.11.07

okonomiyaki.jpg

お好み焼き。

おはようございます、我が家のセミレギュラー。
美しく仕上がりました。


少し前にFXにからめて、為替で起こっていた妙な状況について触れました
「米ドルの供給が安定しないこと」で米ドルの調達金利が高まっていたのが約一月ほど前。
現在、米ドルの調達金利は一気にさがり、対日本円でもほぼゼロ金利orマイナス位です。
各国が協調して米ドルを市場にばらまいたことから、現在市場には米ドルがじゃぶじゃぶに
余っているようです。

前回の話でも触れたように、為替も実需で動く部分がありますので、需要よりも供給が
多ければ値や調達コストは相対的に下がります。
米ドルが需要面から貴重だった時期は過ぎたので、レートが落ちてくるかもしれません。
とはいっても、相変わらず基軸通貨の地位は失っていないのですが。


話は変わって大統領選、一連の報道を見ていて非常に気になること。
どちらかというと世界は「オバマ万歳、ブッシュざまぁ」みたいな感じですね。
ただ、アメリカ国民から聞こえる声の多くが
「アメリカはオバマのもとにまとまり、世界は融和へと進むだろう」という感じで
聞こえてきます。

これ、そんな簡単にいきますかね?
もしオバマ氏が、それに多くのアメリカ国民が本当にこう考えているのだと
すれば、結局はブッシュ氏がやっていた「アメリカ覇権主義」と何も変わらない
ように感じられるのは私だけでしょうか?(妙に上から目線というか)

リアルな軍事力で覇権を求める方法に半ば失敗し、今や経済を利用しての
「世界の盟主」への道筋も断たれたといっても過言ではないわけです。
世界はこの半年で金融資本主義から「半分位」脱却しました。
ただ、これもあくまで脱却したのは「半分程度」で金融資本が滅びたわけでは
決してありません。


米ドルの基軸通貨としての地位、政権政党の変更によるアメリカの体制変化。
二つがどんな風に動くか注目です。
とりあえずは「米ドルの為替レート」には常に着目することをお勧めします。
もし米ドルが安くなるとしたら、世界はアメリカを信用していないことになります。


外注
2008.11.06

haroulins.jpg

おばけの群れ。

おはようございます、数日前の光景。
少しずつ日本でも根付いて…きたと言えるのか?これ。


昨日からの続き、求められる能力の多さについてです。
私はお金を払って外注を使うべきだと思います。
営業能力が足りないなら業界のコンサルでも代理店でも使うべきです。
財務の管理がだめなら、そういったことまできちんと面倒をみてくれる
税理士を探して下さい。
そこに費用は惜しむべきではありません。
そしてそのお金を捨て金にせず、投資にするために努力を続ける必要があります。


とこれだけ書くと私の業界の擁護をしているだけに見えるかもしれませんので、
私自身を題材にして補足しておきます。
私は自分の営業能力が十分だとは全く思っていません。
体は一つですので実務の処理も必要ですし、営業の経験が極端に豊富なわけでも
ありません。
時間と経験、そのどちらもが私には不足しています。

だから私はしかるべきプロの力を借りています。
仲介しかり、広告会社しかり。
当然利用にはある程度のコストが発生することもありますが、その費用は全く
惜しいとは思いません。
何故なら「自前ですべて用意すること」を考えれば、遥かに効率が良いからです。


自企業運営の仕組みの中で不足しているものは何なのか。
不足しているものは自前で用意が出来るのか。
用意できないなら外注は出来ないのか。

何となく仕事をして商品を買ってもらえるほど甘い時代ではありません。
商品の機能だけで買ってもらうことも無理です。

これから訪れる冬の時代を考えると、そんな思いでいっぱいです。


職人ではいけない
2008.11.05

obake.jpg

作、子供。

おはようございます、…とりあえず、まだ勝った!
…大人げなさすぎる…。


昨日からの続き、努力の問題。
これはよく方々でお話をするのですが、私は日本企業の社長さんの多くは
「社長」ではないと思っています。
多くの方は「職人」なのです。

私の定義で考えると、職人は仕事の質にはこだわりがありますが、それ以外の
要素が欠落しています。
社長は全体を俯瞰して足りない要素を観ています。
これからの経営者に必要なのは、職人からの脱皮と社長への成長だと私は考えます。


具体的にはマーケティングの発想法と財務戦略の二つの柱を勉強すべきです。
仕事の品質を高めるにしても、どの方向に高めるのが良いのか。
高めた結果を市場に提示するにはどのようにすれば良いのか。
その為の投資資金をどこから用意するのか。
決済のタイミングについて有利な立場が形成出来ないか。


社長さんに求められる能力は非常に多い、ということをまず認識することが必要です。
で、おそらく自前ですべてを獲得するのは難しいと思います。
そこでどのような対策が考えられるのか。

この項続く。


お問い合わせ
2008.11.04

jack.jpg

作、ワタクシ。

おはようございます、記憶の中のこれのみを元にして描いてみました。
うん、思っていたよりも良い出来です。


で、タイトルの件、十月の一ヶ月間で顧問先に問い合わせの電話などを
いれた際なのですが、多くの方から全く同じ質問を受けました。

「他のお客さん、景気はどう?」

私の返答。
「うん、洒落にならないかもしれません。」


ここ数ヶ月で起きた金融恐慌は一気に実体経済を落ち込ませました。
具体的な数値として不動産の着工件数や商品市況の下落が挙げれれます。

どちらも元々ややバブル気味だった部分があるわけですが、これらの数字の
落ち込みは「実需」、つまり人の物欲が低下していることを如実に表しています。
素材の代表格である鉄を取り上げてみれば、1年ほど前はクズ鉄の取引価格が
単位当たり100円に達していました。
現在、単位当たり5円もいかないようです。
北京五輪の終了なども無関係ではありませんが、それ以上に実体経済の冷え込みが
深刻だと考えるべきでしょう。


過去10年、デフレ傾向が続く中でも成長を続ける企業はありました。
無駄なコストの削減、高品質商品の販売、低価格と高価格の二つの路線に
分かれながら成長できる企業は確実に成長していました。
金利が低いことから借入の敷居は低く、銀行も安心して貸せる企業に対しては
湯水の如くお金を出しました。

ここ10年、成長なんてなかった、という企業も多いでしょう。
しかし、それは残念ながら努力不足としか言いようがありません。
余程の高成長時代なら「何もしなくても」自社が成長することは可能でした。
そんな時代は遥か昔に終了しており、科学的に経営を出来ない企業には
成長など望むべくもないのが本来の経済界だと私は考えます。
それは規模の問題ではありません。
家族経営の小規模法人でも努力があれば成長していますし、大規模な法人でも
迷走したあげく潰れたケースも多々あります。


で、そんなある意味「楽だった10年」が確実に終了したのではないかと。
この項続く。


経団連提言
2008.11.03

misoshiru.jpg

海藻味噌汁。

おはようございます、昨日のいくら丼と共に。
昔は意識してませんでしたが、海藻ってのも美味しいものですね。


10月に公表された日本経団連の提言の中から少しだけ。(全体はこちら

社会保障については「中福祉・中負担」を目指すべきだといっています。
北欧型の高福祉高負担型が国の成長力を考える上ではどうなのか、といった
お話は偶然ですが少し前にちょっと書いてみました
私自身、北欧系の制度を日本に導入したとして本当に有効に機能するのか非常に
疑問をもっているのもあります。
理由は簡単で、まず「高負担」を求めた時点で現在の低負担者から大反発、
結局出来ませんでした、となるのが関の山ではないかと考えているからです。
高負担者はすでに十分に高負担ですので、実は影響が少なかったりします。


その一方で制度確立のための財源たる税制について。
所得対象の課税から消費や資産に対する課税へのシフトをすべき、とのことです。
これはどうなんでしょうね、やっぱり低負担者からの反発が強そうです。
資産はともかく、消費をこれ以上課税対象とすることにはかなりの忌避感が
予想されます。
ただ、これもあくまで個人的な感想ですが、消費税の増税は避けられないと
考えていますので、いずれはこういった所得以外に対する課税制度拡充の
方向に向かうのだろうな、と漠然と思います。


法人実効税率の高さも指摘されています。
現在は概ね40%程度と言われています。
国際平均は28%だとか。
確かに高いですね、それは顧問先の税金を計算していても思います。
経団連は随分と前から実効税率の引き下げを求めています。

ただ、ここで実効税率が下がると、確かに国の財政はとんでもなく厳しい
ことになるでしょうね。
日本の税収のかなりの部分は「法人」と「高所得者」が荷っています。
これに代わる財源を…となるとやっぱり低所得者の反発が…。


実は現行税制のバランスってそれなりに取れているんじゃないのか?などと
最近は思ったりします。
問題は税収に対する広報がまずい部分が大きすぎることかと。


この国は大丈夫かもしれない
2008.11.02

kawase.jpg

過日、横浜にて。

おはようございます、駅の近くにあった外国為替の両替店です。
見にくいですが「ユーロ完売 ウォン入荷未定」と書いてあります。


円高の機を逃さずに外貨の購入、非常に理にかなった投資行動です。
店の前には行列が出来ているのですが、その方々の年齢・性別は多種多様。
大学生くらいの若人から年金生活者のご婦人まで。

先日、証券口座の開設が凄い勢いだ、というニュースを取り上げました。
その際には「金融市場さえ押さえていれば大丈夫」という時代はすでに終わったの
ではないか、という趣旨の記事を書きました。


しかし、それにしてもこの投資行動はあまりにも合理的です。
「勝負は買った時についている」の鉄則を堅実に守り、負けない戦いをしています。
そこらの機関投資家が全く出来ていなかった行動を、日本の個人は難なくこなして
いるのです。

私が元々FPの資格を取ったのも、これからは個人の時代なのではないかという
漠然とした感覚があったためでした。
今まで税理士といえば法人経営者や一部富裕層のみが市場とされてきましたが、
やっぱりこれからは普通の個人が対象になるのかなぁ…などと考えたのです。

未だどのようにマーケティングを構成するのか思考中ですが、目指している方向性は
間違っていないのかな、などと店の前の行列を見て思いました。


個人が活動を始めるなら今をおいてない気がします。
そして、そういった方々がいる限り、この日本は何とかなるのではないか、という気が
しています。


業界団体と免許の経済的価値
2008.11.01

ikuradon.jpg

いくら丼。

おはようございます、頂き物だったのですが…あぁ…ふぅ…。
……………美味かった………。


昨日からの続き、免許の価値についてです。
許認可業ではおおむね業界団体が存在します。
税理士でも税理士会という団体があって、税理士業は会に所属していないと出来ません。
以前、この業界としての営業力が足りないのではないかという愚痴を書きました。
昨日の例えで言うならば、「市場に税理士資格の価値をどのように知ってもらうか」
という努力が足りないのでは、ということです。
業務範囲が拡大してますよ、といった広報も良いのですが、もっと根本的な問題が
業界の広報制度にはあるのではないかなぁ…と思っている次第です。

無論、自分の職務遂行能力を棚上げするつもりはありません。
私はまだまだ未熟です、より質の高い仕事を出来るよう努力するつもりです。


今後、あらゆる資格、免許の経済的な価値は失われていきます。
規制緩和の推進、フラット化の進行による能力の平均化、要因はいくらでもあります。
極論すれば、私は10年後に税理士という免許が廃止になったとしても驚きません。
(もちろん、そうなれば私は今後の身の振り方を考える必要がありますが…)

法律的な規制のみで市場動向を左右することは不可能です。
何故なら、市場にとってはそのような規制は大して意味がないものだからです。
トラブルに巻き込まれない限り、無免許業者に頼んだことを後悔することもありません。


全ての資格業者は、このような強い危機感を持つべきです。
市場に「やっぱり資格を持っている人に頼んで良かった」と思ってもらえるような
努力を続けることが、今後の資格専門職業界の生きる道ではないでしょうか。