機会費用

2009.01.27

sagamiwanyuuhi.jpg

相模湾に沈む夕日。

おはようございます、これで先日の写真は終わり。
本当に綺麗でした、また行きたいものです。


日本郵政のかんぽの宿売却問題を巡り議論が起こっていますが、
私は「とっとと売れば良いのに」という論者です。
竹中平蔵氏が新聞紙上で「機会費用」という言葉を用いていますが、
私もその考え方をもっと積極的に取り入れるべきだと思っているからです。

竹中氏は機会費用の用語を使ったときに「再投資」まで絡めてしまった
ためにやや説明がややこしくなってしまったのではないかな、と思います。
今回のケースで機会費用という言葉をもっとシンプルに考えると
「売ることでの損失よりも持っていることでの損失が大きいから売る」という
ことになるかと思います。


資産の保有にはコストがかかります。
現状、かんぽの宿は単年で50億円の赤字とのこと。
(もしこの前提が間違っていたら計算は大分狂ってしまいますが…)
ということは、10年持ち続けていたら500億円の赤字です。
(これも経営改革等の効果は一切無視しています)

それに対し、100億円程度で売却した場合の売却損が幾らなのかを
考える必要があります。
仮に現在の適正価格が300億円程度だとします。
ということは売却損は200億円です。
持ち続けた場合の損失の4年分で損失は終わることになります。
年間50億の赤字を出す事業を抱えるリスクと、一気に4年分の損失を
被り一回で終わらせるという選択肢なら、私は後者の方が傷口は浅くて
済むのではないかなぁ…と思うわけで。


総務省側では「100億なんておかしい、もっと高いはずだ!」と
言っていますが、そもそも不動産の売却においては売った側に
多額の損失が出るなんてのは常識として当り前のことでは。
民間同士での不動産売却において「売却益」が出たケースなんて、
バブル期の土地ころがし以外には大してなかったかと。

今回のケースは個人の投資行動などにおいても応用できる事が
まだありましたので、せっかくですからもう少しこの話題を。
この項続く。

いつもお読み頂きありがとうございます。


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