成長を維持する必要性があるのか

2009.03.15

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貨物路線近くの鉄塔を見上げて。

おはようございます、夕暮ってのはなんであぁも切ないのか。
春夏秋冬問わず、空をみてそんなことを感じる辺り齢をとったということか…。


昨日からの続き、ある呪縛について。
それは「成長を維持しないと死んでしまう!」という呪縛です。
昨日の記事中でも触れられていますが、マクドナルドが対前年比で
上回った月とモスのそれとを比較して「だからモスも低価格帯に手を
出す必要性があるんだ」と書かれています。
また、昨今話題の車業界でも「対前年比でマイナスがコレコレ」と
繰り返し書かれています。

が、これって何かおかしくないですか?
商売なんて調子が良い時もあれば悪い時だってあります。
どうして対前年で常に上回っていなければならないのでしょうか?
極論すれば社員に給料を払えて、自分も報酬をもらえて、社会には
それなりの貢献が出来ていれば、その状況から無理矢理に成長を
図る必要性があるのでしょうか?

無論、同じことをずっと続けていられるほど事業は甘くない、ということは
ここでも繰り返し書いてきました。
その点について宗旨替えをする必要性は全く感じていません。
しかし「無理やりな成長」と「意義のある革新」はまったく違うものでは
ないでしょうか。
私はこの二つを混同することが結果的に企業の立場を大きく弱めて
いるのではないか、という気がします。
(それは上場クラスの企業でこそよく見られる傾向かと)


株式市場や株主の動きによって動き方を左右される上場企業としては
成長性を気にすることは仕方がないことなのかもしれません。
しかし、この成長性の呪縛は企業の寿命を縮めることにもなりかねない
危険なものです。
ましてや小物である中小零細企業についてはいわずもがな。
経営にはある程度の「遊び」が必要です。
世情の波に揺られて浮いたり沈んだり、それに左右されるのではなく
乗りこなせるような良い意味での「不安定さ」こそが小物の戦い方かと。

この項続く。

いつもお読み頂きありがとうございます。


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