保守主義

夜の多摩センター。
おはようございます、先日友人の演奏会があり出かけてきました。
見事にまっすぐな道路、会場まで一本道です。
昨日からの続き、伝統工芸化していく製造業について。
この手の問題について、新聞や雑誌などにおいても「今までのやり方は
通用しない」といった指摘は繰り返しされています。
しかし「こうすれば良いのではないか」という指摘はあまりなされていません。
ここで「保守主義」という言葉について少し考えてみようかと思います。
保守主義というと政治的なお話が真っ先に思い浮かびますが、もう少し
柔軟に使うことができる言葉だったりします。
平たくいってしまうと「今あるものを使ってどのようにしていくのか」という
ことを考えるのが保守主義です。
(革新主義は「今あるものに代わるものを用意する」方法論です)
私は今こそ日本の製造業は「保守主義的」な考え方を真剣に考える
必要があるのではないかと思っています。
現有資産は「日本の製造技術の高さ」です。
そして圧倒的に不足しているのは「マーケティング力」です。
ついでに言えば「各企業の専門性」ももう少し補完したいところです。
そうなれば、やるべきことは何となく決まってくるのではないかと。
・現行技術を売るための方法を学ぶ(先日ご紹介したPRや広告の話など)
・事業に関して「これが強い!」と言えるような特徴を作る
・「次世代」と呼べるような技術の開発(現行技術を陳腐化させるレベル)
これらはすべて現在の持ち物からの延長線上にあります。
とかく現在のような不況期には「ないものねだり」をする主張が多くみられます。
しかし、そんな「ないもの」に頼っても何ともならないわけで。
上で最後に挙げた「次世代技術」に関しては、実際に産業化に成功できるような
ものは非常に限られているでしょう。
多くの中小零細企業にとって学ぶべきは「現行技術をどのように産業化するか」
ということではないかと思います。
日本の製造業を維持するつもりなら、個々の企業の自助努力を促すと同時に
国としてもPR活動を繰り返す必要があります。
ここら辺は政治のお話なので省略。
ただ、単に「作って売る」だけでは日本の製造業は中国に駆逐されつくされて
終わると私は真剣に考えています。
何にせよ、誰ひとりとしてさぼっていられる時代ではないということなのでしょう。
「一生懸命やっている」という言葉だけでは何の意味もありません。
目で見える結果を出すという「プロとして当り前の仕事」が全ての企業人に
求められているのではないでしょうか。
いつもお読み頂きありがとうございます。


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