呪縛からの解放
2009.11.07

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変な形。

おはようございます、最近は色々なものがありますね。
何でしょう、すごく重そう。


昨日からの続き、期間損益計算に拘っていることについて。
別に私は「冒険会計に戻せ」と言いたいわけではありません。


どちらかというと、私は長期的な目標しか掲げらず、短期的な
行動指針をないがしろにすることの方に危険性を感じている
人間です。
その意味で、期間損益計算というツールは結構重要視して
いたりします。

ただ、一年という決められた期間内において損益を競うだけの
事業活動にはあまり意味がないことを知って頂きたいだけです。
最終的な目標は、個人や企業が継続的に幸せな状態を実現
できるような仕組みになっていれば良いわけです。
会計なんてのは、そのためのツールに過ぎません。


実は一年という期間が固定されたことにより生じた弊害は
企業以外にも存在します。
悪名高きお役所の「予算」というものです。
一年という限られた時間内で予算を使い切ろうとするから、
妙な支出が増えるというわけです。
必要なのは、その公共投資そのものから継続的に得られる
利潤やサービスそのもののはずです。


とある著名な経営学者の言葉を借りてこの文章を締めます。

「企業が継続的な発展を手にするためには、
 期間損益計算という呪縛から解き放たれる必要がある」


いつもお読み頂き、ありがとうございます。


使える時間は適切なのか?
2009.11.06

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いや、まぁ言われてみればそうなんですけどね。

おはようございます、これでぬるかったら怒りますけど。
こうやって改めて書いてみるのも、広告的には面白いのかも。


昨日からの続き、固定資産の経理について。
やはり最大の問題点は

・使える時間の見積もり

が非常に難しいことです。
例えばPC、世間一般的には4年間使えることになっています。
しかし、私は今回1年半で買い換える羽目になりました。
これは故障が原因でした。

使える期間が変わってくるのは何も故障だけとは限りません。
例えば技術そのものが新技術の登場により駆逐されることもあります。
現行の機械にマッチする製品が最早作られなくなった場合、
その資産は途端にゴミとかすことになります。

全般的に技術革新が進み、同じ設備を使い続けることができる時間は
短くなっているように感じられます。
このような状態にあって「この機械は何年間使えます」と断言することは
相当なリスクが隠れていることを認識しなければなりません。


明日、再度合流をしてこの話を締めます。

この項、明日まで続く。

いつもお読み頂き、ありがとうございます。


支出と費用が一致しない罠
2009.11.05

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近所に展示されているトロリーバス。

おはようございます、川崎にも昔は走っていたみたいです。
保管状態も悪いので、ボロボロですけど。


昨日からの続き、固定資産や引当金の経理処理について。
実際上の問題について、少し考えてみます。

最大のポイントは

・支出と費用のタイミングがずれること

ここに尽きます。
固定資産では支出が先に来て費用が後から来ます。
引当金では費用が先に来て支出が後から来ます。
これらは経営者の判断を著しく狂わせます。

利益があるのに会社は潰れます。
このことは、自著においても取り上げさせて頂きました。
現預金の残高と期間損益の数字が乖離し続けることにより、
経営者は判断しなければならないことが倍以上に増えてしまいます。


明日、また分離します。
当ブログでは固定資産という経理処理の実務的問題点でも。
別コラムでは引当金に関して同じような分析をしてみます。

この項、明日に続く。

いつもお読み頂き、ありがとうございます。


短視眼的傾向
2009.11.04

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なまず。

おはようございます、近所の川で見つけました。
鯉がいるのはしっていましたが...なまずもいるとはなぁ。


昨日からの続き、会計に期間が持ち込まれたことについて。
例えば金融商品や不動産などにおいてしょっちゅう使われる指標に
年利回りという言葉があります。
投資した資本に対して、年間どの程度の利益が見込めるのかを
計算するための数字です。

確かに物差しとして一定の利便性があることは確かです。
しかし、特に不動産や国債のような長期的な投資対象においては
「その案件から生じる全収入と全支出のバランス」というトータルな
視点も求められます。
人生設計と同じように、短期的な視点だけではなく長期的な分析も
同時に行わなければならないはずなのです。

「今年はいくら儲かった」なんて言葉には、全体からすれば大した
意味は存在しません。
より大切なことは、長期的・継続的に成果が出続けることです。


ところが、この期間損益の呪縛は人間を長期的視野から遠ざけます。
世界の流れは少しずつ短期的思考へと傾斜していきました。
一年から半年へ、半年から四半期へ。
確かに短期的な成果を着実に積み重ねていくことは大事なのですが、
では短期的な成果のみを求めていて長期的な成功が導かれるかと
いえば決してそうではありません。

去年より今年が、今年より来年が。
前四半期より今四半期が、それより翌四半期が...。
こういった短期的成果の欲望がエスカレートした結果発生したのが
2008年に起こった金融恐慌です。


期間損益の問題について、違った観点から問題を探ります。
これまで確認した固定資産や引当金についてです。

この項、明日に続く。

いつもお読み頂き、ありがとうございます。


そもそも一年という期間が妥当ではない
2009.11.03

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向こうに見えるは二子玉川。

おはようございます、駅東口の大開発ですね。
今は写真の状況よりも大分進んでいます。


昨日からの続き、そもそも「期間」という考え方が会計に持ち込まれて
しまったことにより、人間は様々な呪をかけられてしまいました。

・去年に比べて給料が増えた
・昨年に比べて売り上げが下がった

実はこれらの言葉自体には、その人の人生や企業経営にとっては
それほど意味がなかったりします。
この話題を取り上げた最初の方でも述べましたが、人生や事業の
節目がちょうど一年きっかりであることなどありえないからです。

人によっては20代の前半が雌伏の時で、30代から花開く人も
いるでしょう。
あるいは22~24で体制を整え、25~26で起業、27~30位で
盤石の態勢を整える人もいるかもしれません。
企業だって、設立されて半年で軌道に乗るケースもあれば、
3年くらいエンジンを温める必要があるかもしれません。


確かに一年という目盛は分かりやすいです。
が、それがその人や企業にとって合致している目盛だとは
決して限らないのです。
比較検討のために目盛を共通にしておく必要があるのは確かですが...。
本当は長距離選手に100m走をやらせているようなこともしばしば。


この項、明日に続く。

いつもお読み頂き、ありがとうございます。


全ては適正な期間損益計算のため...なんだけど
2009.11.02

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多摩川河川敷。

おはようございます、大分前の写真ですが。
仕事で二子玉川まで自転車で行きまして。


昨日からの続き、固定資産と引当金について話を続けてきました。
皆様、ここまでの話を聞いてどう思われるでしょうか?
正直

・メンドくさい!!

というところではないかと。
こんな変なことを考えずに、素直に支払ったときに費用にしてしまえば
経理処理なんてのは大分楽になるのではないでしょうか?

しかし、それでは「適正な期間損益計算」ができない、ということで
必死になって考えられたのが「費用配分」という方法なのです。
これらの方法を採用することで、企業の正しい業績が開示されるように
なりました。

...と思われていたのですけどね...。

現実問題、現在の経済で起こっている問題の多くは、この期間損益計算の
呪縛から生じているといっても過言ではありません。
このそもそも論について、少し説明してみます。


この項、明日に続く。

いつもお読み頂き、ありがとうございます。


固定資産の具体例
2009.11.01

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同じ車両がズラリ。

おはようございます、こういう場所でしか拝めない光景ですね。
ちなみに、こんな色の電車は知らないな...。


昨日からの続き、固定資産の具体例について簡単に挙げてみます。
これまでにも例にしたものも含めると

・建物(自社ビルなど)
・機械や器具備品(製造用機械や管理用のPCなど)
・車両
・ソフトウェア

こういったものが固定資産に該当します。
また、固定資産とは少し違うのですが、不動産に入居するために
支払った権利金や共用設備の負担金なども似たようなものに
該当することになります。

これらの購入や支払いは、支出の時点で一括費用にするのでは
なく「使える時間」に応じて少しずつ費用にしていくことになります。


明日よりまた別コラムと合流します。

この項、明日に続く。

いつもお読み頂き、ありがとうございます。