今日は、NPO法人大学宇宙コンソーシアム(University Space Engineering Consortium・UNISEC)をご紹介いたします。
大学・高専学生による手作り衛星やロケットの打ち上げなどの実践的な宇宙工学活動を支援することを目的とするNPOです。お話は川島レイ事務局長にお伺いしました。
■活動の継続し、責任ある主体となるためにNPO法人を設立
-NPO法人になったいきさつは?
川島氏「UNISEC(ユニセック)は当初別々に活動していた『大学衛星コンソーシアム』と『ハイブリッドロケットグループ』が2002年4月に合体した組織で、2003年2月にNPO法人格を取得しました。
法人格を取得することで、責任の主体を明確にし、活動の継続性を担保したいと考えたからです。」
-活動ミッションを教えてください。
川島氏「大学・高専学生による人工衛星やロケットの打ち上げなどの実践的な宇宙工学活動を支援・促進しています。
具体的には、人材育成、技術開発、そして宇宙開発をより多くの人に知ってもらうための橋渡し(アウトリーチ)という3つのミッションをもって活動しています。」
■「モノをつくり、打ち上げ、動かす」ことにフォーカスした支援活動
-宇宙に関する研究サポートですか?
川島氏「幅の広い宇宙に関する研究の中で、私たちは工学にフォーカスしていて、実際にモノを作って、打ち上げて、動かすプロジェクトの支援をしています。」
-文系の学生も活動していますね。
川島氏「ロケットや人工衛星を打ち上げるための課題は、技術だけではありません。
ロケット打ち上げ実験では、飛行機の飛ぶ時間帯や高さ制限の調査、役所などへの申請手続き、衛星打ち上げでは、衛星が使用する通信周波数の申請や海外での打ち上げる場合には衛星の輸出手続など、法的な手続きも必要です。
これらの法的手続きは、専門知識のある法学部などの学生さんや先生にもサポートしていただいています。
また、イベントの企画など運営サイドのサポートをしてくださる方々の参加も歓迎しています。
活動をエンジニアリングにフォーカスした結果、いろいろな知恵を持った方に、明確な目的意識を持って参加いただけたのではないかと思います。」
■モノづくりプロジェクトの経験で人材育成を目指す
-ロケットや人工衛星の打ち上げ実績は?
川島氏「NPO法人化した2003年に、ロシアで打ち上げたキューブサットという小型の人工衛星の他、毎年のようにハイブリッドロケットや人工衛星の打ち上げに成功しています。
2008年はインドでの人工衛星打ち上げを予定しています。」
-学生が人工衛星やロケットを打ち上げている、という事実に驚きました。
川島氏「コンピューターの小型化によって、小型人工衛星の設計が可能になり、大学の研究予算でも人工衛星を作ることができるようになりました。
学生時代にロケットや小型人工衛星打ち上げのプロジェクトに参加し、モノづくりに携わることで、成功の喜び、失敗の経験などたくさんの体験をしてもらいたいですね。
シミュレーションを繰り返し、寝る間も惜しんで作った衛星やロケットでも、失敗することがあります。そのとき感じた悔しさ、なぜ失敗したのかを考え抜くことなどを通じて、エンジニアとして、また人として成長してもらえたらうれしいですね。」
■いずみ会計に一言!
川島氏「法人の金銭・税務的な面をサポートしていただく方として、誠実に対応していただいています。その誠実さがありがたいですね。」
■NPO法人 大学宇宙コンソーシアム(UNISEC)
【住所】東京都文京区弥生2-6-7-101 UNISEC事務局
【TEL】03-5800-6645


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