りんごが教えてくれたこと その2
2009年10月 2日
もちろん私は農業に関してはまったくの門外漢です。
都会のど真ん中のコンクリート・ジャングルの中で生まれ育った私は
農業はしたこともありませんし、農業をしている田舎もありません・・・。
無農薬で栽培することは何となくイメージがわきますが
無肥料で栽培するというのもまったく想像がつきません。
それが当たり前だった30年前の農業を
変えようとする努力はどれだけ大変であったか、
これも私のようなものは想像もつかないお話なのでしょう。

ところで、りんごと言えば、子供の頃から丸かじりで食べるのが
好きでした。
でもいつ頃からでしょうか。
「りんごは皮をむいてから食べなさい」
と言われるようになったのは・・・。
リンゴはやはり皮のところが美味しいのでないかと本当に思うのです。
でも、「やはり農薬がついているから」といつのまにか言われるように
なりましたね。
私が小学生の頃、これからの近代的な農業というのは
アメリカのように飛行機で農薬を空中散布して・・・
と教わったように思います。
農薬というのは近代的な農業の象徴だったのかもしれません。
この方は昨日申し上げたように経理がご専門で
農業関係を学校で学んだことはありません。
すべて独学で学ばれたのです。
試行錯誤で努力されていきます。
当然、回りの同業者の方から白い目で見られたのでしょう。
白い目どころか田舎ですから、いわゆる「村八分」の残酷な扱いです。
成功するまで11年かかったそうですから、10年間は無収入です。
「奥さんには月3000円しか渡せなかった・・・」
と書いてあります。(涙・・・)
家族を養うために出稼ぎをしたり、ピンサロで働いたり、
便所掃除のアルバイトまでしたことを赤裸々に書かれています。
ピンサロで客引きして、地元のヤクザに絡まれて、殴られ歯まで
折られたそうです・・・。
でも「自分の歯よりりんごの葉の方が大事だったから」
と当時を明るく言っています・・・。
それでも何度も挫折しそうになります。
また私しか突っ込まない一番感動した場所を。
昨日ご紹介した税理士試験科目合格証を畑で焼く場面があります。
「これでまだ飯を食おうとするから」
とソロバンとともに焼いてしまいます。
不退転の決意というのはこのことをいうのでしょう。
ここは本当に感動しました・・・。







