吉田信康税理士事務所ブログ

税理士:吉田信康

成功は一日で捨て去れ(新潮社) その14

2009年12月11日

あまり偉そうなことを言って、ユニクロからクレームが来ても
困りますね。
でも、これからもユニクロの「一人勝ち」にならないように
中小企業のためにユニクロを迎え撃つヒントを申し上げるまでです。

今やユニクロの対抗馬は国内にはいないそうです。
少し前では、「ユニクロ 対 しまむら」とか「ユニクロ 対 量販店」など
言われましたが、柳井社長の目は完全に海外に向けられています。
世界のアパレル小売業の上位3社はGAP(アメリカ)、ZARA(スペイン)
H&M(スウエーデン)なのですが、この社名とブランド名がこの本には
何百回と出てくることか!本当に関心するくらいです。

H&Mは、2008年9月に銀座に初進出したことで話題になりましたね。
もうそういう世界企業にどうやって対抗していくかで必死だそうです。
それに対抗するために、今後売り場面積2000平米以上の大型店を
日本に数多く作っていくそうです。
すごいですね。全館ユニクロの大型デパートみたいなものでしょうか。
その戦略は果たしてどうなのでしょうか。
それを本当に実行して行ったら、日本の中小小売業はまた大打撃を
受けてしまうのでしょうか。
でも、日本人は全館ユニクロのブランドしか売らないような
巨大デパートに皆喜んでいくのでしょうか。
日本人が皆それを望んでいるとも思えないのですね。
もっと多様なファッションを楽しみたいのではないでしょうか。
今までの郊外型店舗展開から大幅な方針転換です。
それがうまくいくかです。

第二の危惧する点は、ユニクロの「M&A戦略」です。
これも果たしてうまくいくかどうか。
確かに異業種に参入してくることは脅威です。
「ユニクロ・シューズ」はもうスタートしていますが
それ以外にインターネットや携帯の分野に進出すると発表しています。
それがどうなっていくのでしょうか。

2007年にアメリカの高級百貨店バーニーズをM&Aしようと
しましたが、買収に失敗しました。
でも結果的に買収しなくて良かったと書いてありましたが、
実際に1000億円もの資金を用意したそうです。
確かに買収していたら、アメリカのサブプライムの大不況の荒波を
まともに受け、深刻な経営危機にまでなっていたかもしれません。

M&Aによって「売上を買おう」ともし考えているとしたら
危険なことではないでしょうか・・・。

最後に、ユニクロの一番のウィークポイントですが、
それは皆マスコミも指摘していますね。
もうお分かりですね。カリスマ社長がいる企業の常にある問題、
「後継者問題」です・・・。

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