星野リゾートの事件簿 その1
2010年7月 9日
まだまだ続く、星野リゾートネタ・・・。
星野ウォチャーとしては、もう一冊ご紹介しましょう。
「星野リゾートの教科書」と同じ著者が書いた、
「星野リゾートの事件簿」です。

いままでご紹介した本は、「教科書」ということで、いささかお上品な
書き方だったのですが、これは実際のお話をもとに星野経営術を
紹介しています。
この著者の丹念な取材力と洞察力、星野氏への愛情まで感じられる本です。
具体的な再生事案で、いままでの教科書経営を検証できます。
「なるほど教科書経営はブレない」
そう感じることができます。
北海道のアルファリゾート・トマムはご存知ですか。
アルファリゾートの再生のお話から始まります。
私には、ここは本当にバブルの象徴のようなリゾートだと感じます。
北海道のほぼ中央、新千歳空港から車で2時間あまりの場所に
ツインタワーができたのは、まさにバブル絶頂期でした。
バブル崩壊により、その会員権売買に頼った資金繰りが
当然ながら破綻したわけです。
それをどうやって星野社長は立て直したか。
非常に興味があるお話ですね。
これを今までご紹介した教科書的星野流で改革していきました。
ます、教科書どおり、スタッフに自由に意見を言わせ、顧客満足度を
あげることを徹底しました。
今までの経営者は、こんな立て直し策だったそうです。
「コストカット」、「上から命令」、「絶対服従」
どこかの超ワンマン社長が、やりそうな経営ですよね。
星野社長は、この再生を教科書どおり、現場のスタッフに任せました。
特に、冬場はスキーで繁盛するものの、夏場が極端に稼働率が
低下することが緊急の課題でした・・・。
生みの苦しみはあったものの、ようやく地元の方ならではのアイデアが
誕生しました。
それは、夏場に「トマムの山頂で雲海を見せるサービス」を
スタッフ自ら思いついたのです。
地元の方ならではの「気づき」なのでしょうね。
トマムの山頂から見る雲海は本当にすばらしいものらしいです。
雲海テラスはコチラ
それが結果的に大人気のサービスとなり、まさに夏場の稼働率アップに
貢献したそうです。
東京から、現場も行かないでひたすら「コストカット」などと
「命令」しているだけのワンマン経営者では
きっと思いつかないアイデアでしょうね。
トマムの雲海を一度を見てみたいと思いませんか・・・。
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