吉田信康税理士事務所ブログ

税理士:吉田信康

ロードサイドのハイエナ流コスト1/5のムダゼロ経営術 その3

2010年7月21日

井戸社長は、飲食事業向けの経営支援サービスをする
「店舗流通ネット」に働きながら、いろいろ店舗を見て回ります。
かなり優秀なコンサルタントであったと思いますし、
その過程で、店舗の良し悪しを見る目を養ってきたのでしょう。

それで、若干26歳の時に、すばらしい店舗にめぐり合います。
目黒区の祐天寺駅前にある居酒屋です。
「居抜き」物件で、これなら自分でやれば間違いなく成功すると
思えたのでしょう。

現在、井戸社長が行っているロードサイド店を再生する原型となる
ビジネスモデルですね。
出店費用には1200万円もかかったそうです。
これも想像がつくことですが、26歳で1200万円も調達できる人も
いないですよね。
当然まともな金融機関は相手にしてくれず、
結局3歳年長の兄がポンと出してくれたそうです。
その借金は2年で返す約束で、月に50万円の返済額です。
よほど自信があったのでしょうね。

しかし開店当初からまったく予想が外れました。
月商380万円を予想しておきながら、実際は180万円。
飲食店の経営コンサルとは、いかにいい加減なものかも分かります。
でも死に物狂いになって計画通り2年で完済したそうです。
これも、ものすごい経験です。

しかもここで失敗した経験が持てたことが重要なのですね。
なぜ失敗したか、それを身をもって学んだのです。
そのときの苦労が、またあとから生きてきます。

東京を代表する一大繁華街の渋谷からわずか3駅の
祐天寺の駅前なら、間違いなく成功すると思ったのでしょう。
しかも祐天寺という土地柄、比較的所得水準が高い住民も多い。

でも「祐天寺は飲む街ではなく飲んで帰ってくる場所だった。」
それに店を持って初めて気がついたのですね。
立地開発をコンサルしてきた方が、念願の自分の店で見事に
外してしまったのです。
さらに失敗した理由として、業務委託した従業員のやる気のなさに
気がつかなかったことと、オープンのタイミングも悪かったことも
述べています。

失敗しても借金が残らなかっただけ良かったとは思いますが、
こういう失敗を若くしてやったことが結果的には良かったのでしょう。

この社長若いながら、実に経験豊富なのです。
社長の人生を変えるターニングポイントがやってきます。
それもまだまだ若干27歳のとき・・・。

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