日本一の変人経営者(宗次徳二著) その5

2010年9月13日

宗次社長のことをいくら題名に上がっているとはいえ
やはり「変人」と申し上げたら大変失礼ですね。
これは独立起業、そして成長企業になるため
大変参考になるお話だと思うから取り上げているのです。

税理士として大変意外だったのは
この「CoCo壱番屋」が法人化されたのは
開業から5年目を向かえた1982年(昭和57年)でした。
その当時で売上が3億円もあったそうですから
まさに急成長です。
30年も前の3億円ですから、たいへんな売上です。
会社の顧問税理士なら節税策として、もっと前に法人化を
勧めていたはずです。

ただ、これは私の想像ですが、この社長は、節税とか金儲けに
まったく興味ないようです。
そんな気がします。
どこの社長でもそこそそ会社の基礎ができれば、
楽しいことに興味を持ちます。
でもこの社長は、そんなことにまったく興味がなかった。
少しでも金の余裕があったら、自分が楽しむよりも、
仕事に使おうと考えたのではないでしょうか。
さらには、先日申し上げたように「友達さえ作らなかった」!

これが「成功の秘訣」と驚かれるでしょうか。


この成功の秘訣も、先日取り上げた「続・志のみ持参」にも
書いてあったお話なのです。これもご紹介しておきましょう。
上甲氏いわく、
「小成功病にかからないのが成功の秘訣」ということだそうです。
これはその本の受け売りですが
吉本興業にはタレントが600人所属していて、
そのうち1億円以上稼ぐタレントは10人しかいないそうです。
実際はそのうち半分の300人は100万も稼がないタレントです。
そういうタレントは必死になって頑張りますね。でもそこから
年収で1200万円から1500万円、「そこそこ稼ぐタレント」になると
この「小成功病」に必ずかかるそうです。
この症状は、そこそこ売れてくると、必ず「天狗になり」、
「サングラスをかけるようになり」、さらに
「ゴルフなどの遊びに夢中になり」、要するに
「本業に身が入らなくなる」そうです。
そうなるとそれ以上収入が増えるどころか、「タレント生命が終わる」
そうです。
なぜタレント生命が終わるか分かりますね。
「あの野郎。ちょっと売れてくるといい気になりやがって・・・」
と必ず足を引っ張られるからです。


これは参考になりましたね。
宗次社長のように、成功しても「友達をつくらない」というのは
極端かもしれませんが、「天狗にならない」ことは絶対必要なのでしょうね。

会社で少し利益が出てくると、車買ったり、
ゴルフ始めたりする社長いますよね。(もちろん誰とはいいません)

これを「小成功病」というのです。
大変厳しいお話ですが、税理士としてこの部分は
心して感じいった次第です・・・。

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