官公庁オークションの掘り出し物一覧|車や家はいくらで購入できる? – マネーイズム
 

官公庁オークションの掘り出し物一覧|車や家はいくらで購入できる?

官公庁オークションについて興味のある人のなかには、詳しい内容まではよく理解できていないという人もいるのではないでしょうか。そこで本記事では、官公庁オークションの内容や、メリット・デメリットについて解説します。また、あわせて最新の掘り出し物情報まで紹介するため、あなたの欲しいものが見つかるかもしれません。
 

官公庁オークションとは差し押さえ財産を安く買えるもの

官公庁オークションとは、おもに税金滞納者や債務不履行者の財産を政府が差し押さえ、それを一般の人々に向けて競売にかけるシステムのことを指します。財産には不動産や自動車、家具、アート作品など幅広い範囲のものが含まれます。また、各行政機関が所有している財産を購入することも可能です。
 

官公庁オークションで実施される手続きには、以下の表のとおり2種類あります。
 

■官公庁オークションで実施される手続き

インターネット公売 ●各行政機関が税金などの滞納者から差し押さえた財産を、国税徴収法などに則って売却する
●買受代金は滞納者の未納税金などの支払いに充当される
公有財産売却 ●各行政機関が所有している財産を、地方自治法などに則って売却する
●売払代金は実施行政機関の歳入となる

官公庁オークションでは、一般的に入札者が価格を提示し、もっとも高い金額を提示した入札者が落札者となります。これにより、財産の所有者は入札者へと移ります。

【ビスカス公式Youtubeチャンネル】税金滞納者の掘り出し物?官公庁オークションとは より

官公庁オークションの掘り出し物一覧(2023年5月時点)

官公庁オークションでは、実際にどのようなアイテムが手に入るのか気になるでしょう。そこで、現在(2023年5月時点)官公庁オークションに出品されている財産のなかでも、掘り出し物として特におすすめなものをピックアップします。

商品名 現在の価格 出品者
日産 クリッパー 平成23年式 2,000円 岩手県雫石町
平成13年式 トヨタ カローラフィールダー AT車 4WD 30,000円 岡山県久米南町
小型乗用車(トヨタ ビスタ)AT車 10,000円 愛媛県松山市

商品名 現在の価格 出品者
徳島県阿南市長生町の土地付き建物 1,990,000円 徳島県
徳島県小松島市小松島町の土地付建物 24,640,000円 徳島県
徳島県三好郡東みよし町の土地付き建物 15,400,000円 徳島県

スポーツ・レジャー
商品名 現在の価格 出品者
電動アシスト自転車No.1(パナソニック ビビ・SX) 電動自転車 2020年10月購入 40,000円 神奈川県茅ヶ崎市
特殊小型船舶(ヤマハ 水上オートバイ) 100,000円 愛媛県松山市
学校柔道場用畳(黄) 20,000円 兵庫県小野市

電子機器
商品名 現在の価格 出品者
テレビ(モニター) シャープ LC-32E9 32インチ 100円 神奈川県寒川町
16mm映写機 ※引き取り可能な方限定 1,000円 長野県長野市
ソニー ベータムービー GSC-1(バッテリーパック・アダプター、キャリングケース付き) 3,000円 福井県鯖江市

アンティーク
商品名 現在の価格 出品者
昭和の理科教材セット(顕微鏡等) ※引き取り可能な方限定 1,000円 長野県長野市
イタチの剥製 ※引き取り可能な方限定 1,000円 長野県長野市
テンの剥製 ※引き取り可能な方限定 1,000円 長野県長野市

官公庁オークションの種類

官公庁オークションは、大きく2種類に分けられます。それぞれ異なる特性を持っているため、双方の特徴を理解したうえで、目的や予算に合わせて適切なほうを選択しましょう。

入札形式

入札形式は、定められた期間中に入札者が自由に価格を提示する方式です。入札期間中にもっとも高い入札価格を提示した人が落札者となり、その財産の所有権を手に入れられます。仮に最高額を提示した入札者が複数いる場合は、自動抽選によって落札者が決まります。
 

入札形式で入札できる回数は1回のみです。したがって、適正価格を見極めるためにも、あらかじめ市場調査を実施することが重要です。
 

一方で入札形式の場合、次順位買受申込者にも財産獲得の機会が与えられています。例えば、財産の落札者が買受代金を納付しなかった場合は、次順位買受申込者に所有権が移ります。

せり売り形式

せり売り形式は、入札形式とは対となるものです。最高額で入札した人が財産の所有権を手に入れられるという点は変わりませんが、入札回数や自動入札の仕組みなどに違いがあります。
 

まず入札回数についてですが、せり売り形式の場合制限が設けられていません。そのため、入札期間中は何度でも入札可能です。
 

また自動入札に関しては、せり売り形式の場合、自動的にほかの入札者と競って入札してくれる機能が備わっています。一方、入札形式にはこのような機能がないため、この点ではせり売り形式が優位です。
 

しかしせり売形式では、次順位買受申込者への財産獲得の機会が与えられていません。よって、最高額を提示出来なかった時点で、財産の所有権を得ることは不可能となります。

官公庁オークションのメリット

官公庁オークションにはさまざまなメリットがあります。それぞれの魅力を詳しく見ていきましょう。

トラブルの心配がない

官公庁オークションの魅力のひとつとして、取引の安全性が挙げられます。これは官公庁や自治体が直接取引を監督し、運営まで担当しているためです。
 

また、財産を出品できるのも、各自治体など行政機関のみです。そのため、初めてオークションに参加する人でも安心して利用しやすいでしょう。

他では見られないレアアイテムが見つかる

官公庁オークションでは、通常の市場では見かけることのないレアなアイテムに出会う機会があります。そのため、コレクターにとっては非常に興味深い機会といえます。例えば、土地や不動産だけではなく、消防車や救急車などの落札も可能です。

市価より安い見積額のアイテムが多くある

官公庁オークションの大きな魅力は、市場価格よりも安く財産を入手できるチャンスがあることです。官公庁オークションに出品される財産は、借金返済や税金滞納などの理由で差し押さえられたものであるため、通常価格よりも低めに設定されることが多いのです。

官公庁オークションのデメリット

官公庁オークションには多くの魅力がある一方で、知っておくべきデメリットも存在します。
 

実際の落札価格は最低落札価格の数倍以上となることがある

官公庁オークションでは、さまざまな財産を安く手に入れられるチャンスがあります。しかし、すべての出品物が安いというわけではありません。むしろ競争が激しく、多くの人々が関心を寄せる財産(特に不動産や高級自動車など)は、予想外に高価になることもあります。
 

そのため、官公庁オークションで買い物をする際は、商品の適正価格を事前に調査しておきましょう。また、思わず財布の紐が緩み過ぎてしまわないように、自分がいくらまで払えるのか前もって明確にしておくのがおすすめです。

手続きの流れが面倒

官公庁オークションは、人によっては入札に必要な手続きが複雑であると感じることがあります。必要な手続きの例として、以下のものがあります。

  • 申込書と誓約書への必要事項の記入
  • 必要書類の用意(住民票の写しや印鑑登録証明書など用意に手間がかかるもの)
  • 入札保証金の支払い

 

これらの手続きには時間と労力が必要となるため、この点は事前に把握しておきましょう。

申込から入札までの期間が長い

官公庁オークションは一般的に、申込から入札までの期間が長いという特徴があります。なぜなら、商品情報の公開や入札の受付期間、落札者の決定などのプロセスを要するためです。
 

場合によっては、数週間待たされることもあります。急いで商品を手に入れたい場合には、この待ち時間がネックとなる可能性があるため要注意です。

まとめ

官公庁オークションは、差し押さえられた財産を購入するための方法です。入札形式とせり売り形式があり、取引の安全性やレアアイテムを市価より安い価格で購入できる機会などがメリットとして挙げられます。
 

一方デメリットとして、落札価格が予想以上に高騰する可能性や手続きの複雑さ、申込から入札までの期間の長さがあります。そのため、官公庁オークションに参加する場合は、商品の適正価格の調査や手続きの流れを理解しておくことが重要です。

鈴木翔馬
フリーランスライター。学習塾勤務時代のブログ運営を通じてライティングやSEOについて学び、これらのスキルを活かして2021年に独立。専門ジャンルは金融・不動産。保有資格は宅地建物取引士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士。
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