「悪い円安」が流行語大賞トップ10入り!2021年から続く値上げラッシュが影響か

年末の風物詩ともいえる「2022年ユーキャン・流行語大賞」の表彰式が、12月1日に都内で行われました。ノミネート30語の中から、年間大賞にヤクルトの村上宗隆選手の呼称「村神様」が選ばれたほか、「悪い円安」がトップ10に入りをしました。円相場は1ドル145円台まで下がり、1998年以来約24年ぶりの円安となりました。
値上げラッシュは2023年も続く?
物価は数年前から緩やかに上昇していましたが、2021年から上昇ペースが大幅に高まっています。
2021年の値上げは、コロナ禍で物資の需給バランスが崩れたことが要因とされています。2022年に入ってからは、ロシアのウクライナ侵攻による資源高に加え、円安進行が輸入物価の上昇に拍車をかけたことにより、さらなる値上げに繋がったと推測されています。
今年10月には、6700品目以上の食料品が値上げされました。加えて原油価格高騰に伴い、ガス代や電気代なども桁並みに値上げされ、家計を直撃しています。

引用:2022-23年の食品値上げ(11月30日時点)品目数/月別【株式会社帝国データバンク】
そして2023年も、記録的な値上げラッシュに直面するとされています。
大手調査会社の帝国データバンクによると、来年値上げする予定の品目数は11月末時点で4000品目を超えたそうです。12月中にも計画ベースで累計5000品目に到達する見込みで、来年2月は今年10月に匹敵する規模の値上げラッシュとなる可能性があるとしています。
まとめ
今年を象徴する言葉として、「悪い円安」という言葉が流行語大賞のトップ10にノミネートされました。大手ビール会社では、来年4月にワインや焼酎などの価格を最大で37%引き上げると発表しており、家計負担はさらに大きくなりそうです。
引用:流行語大賞は“村神様”――本人は「人間です」「みんな知っているのかな」“悪い円安”も…新語・流行語トップ10発表【日テレNEWS】
 
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