厚生労働省、紙の健康保険証の使用期間を2025年秋までに延長する方針か

厚生労働省は7月11日に、健康保険証とマイナンバーカードを一体化する「マイナ保険証」を巡り、現行の紙の保険証の使用期間を2025年秋までの1年間とする方針を明らかにしました。
紙の健康保険証の使用期間が2025年秋までに延長される見込み
マイナ保険証とは、マイナンバーカードに健康保険証としての機能を持たせたもので、2021年10月からすでに本格運用が始まっています。病院などの医療機関や薬局の窓口でこれをカードリーダーにかざすことで、保険証として利用することができます。2023年7月2日時点で、マイナ保険証の登録件数は約6,400万件程度となっています。マイナンバーカードの保有者のうち約69%がマイナンバーカードを健康保険証として利用できるように登録していることになります。
現行の紙の保険証は、2024年秋に廃止され「マイナ保険証」に切り替わる予定でしたが、今回、厚生労働省が明らかにした方針によると、保険の種類にかかわらず、継続して使用できる期間が2025年秋まで延長され、事実上1年間延びるというもの。政府は、現行の保険証とマイナ保険証が切り替わるタイミングで、現行の保険証が使えなくなってしまうのではないかという国民の不安を和らげるとともに、マイナ保険証への理解を広げる狙いがあるとしています。
自営業者らが加入する国民健康保険や、75歳以上の高齢者が加入する後期高齢者医療制度の保険証は有効期限が切れると2025年秋を待たず廃止となります。厚生労働省は、そうした事態を避けるよう各保険組合に対応を依頼するとしています。
具体的な運用は各保険組合に委ねられるが、有効期限を特例的に延ばしたり来年秋の直前に保険証を再発行して2025年秋までに有効期限が切れないようにしたりする手法などが想定されているようです。
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