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税理士コラム

吉田信康税理士事務所ブログ

ネーミングの仕事学
2009.05.29

社内の士気をあげるために、誰にでも分かりやすいメーミングをつける。
これは本当に伸びる企業がやっていることなのですね。
そういえば、先日までアップしていた鈴木社長も見事でした。
「トップダウンはコストダウン」など、やはり通じるものがあります。
藤田社長もこの「仕事学」を習っています。

しかし藤田社長の方が若い人を引っ張っていくような
ネーミングです。これも実に見事です。
まず、社内の新規事業を発展させるために
J1からJ5
にランク分けしているそうです。
最初はJ5から初めステップアップしていく。
実に分かりやすいですね。
「J1昇格を目指す!」
こんなキャッチで、若い社員の心を掴んでいるのでしょう。

それと関心したのは
2駅ルール

何だか分かりますか。
これは中小企業でもすぐ真似できるルールですね。
「近距離通勤者に対する家賃補助」
の制度です。
職場から二駅以内であれば月額3万円も補助されるそうです。

サイバーエージェントは確か渋谷にあるから、
渋谷から二駅というと恵比寿や原宿。
東横線なら代官山や中目黒ですね。
若者に人気のある街ばかりですね。若い人なら絶対に住みたいのでは
ないでしょうか。
これはリクルートにも効果があるはずですね。

商売柄、社内の通勤費の金額はやたら目に付きますが
結構月額2万円くらいかかっている方はざらです。
いっそ通勤費を補助にあてて、近くに住んでもらえば、
通勤時間もかからずに仕事に没頭できます。
身体的にも楽だし、近くに住むことで社内の友人が
自然と増えるそうです。
この会社は割りと社内結婚が多いそうなのですが、
それをあえて意図している制度かもしれませんね。
若い社員同士が毎晩のように代官山あたりのレストランで
食事していれば、かなりの確立で仲良くなるはずですよね。
こういった制度が社内の結束力を固める副次的な効果を
上げているのではないでしょうか。

いろいろ知恵を絞って、しゃれたネーミングで社内の
士気を高め、強力な組織にしているのですね。
この仕事学も本当に脱帽です・・・。


ケータイの仕事学
2009.05.28

メールだけで感心していたら、今度はケータイのお話です。
なかなかの社長さんですね。
「20代後半から30代半ばの人で、ケータイを使いこなしていなかったら
危機感持った方がいいでしょう。」

これにはグサッと来ました。
パソコンが普及した当時と状況は同じだといっています。
でも、この会社のブログのサービス「アメブロ」のユーザーが4割が
ケータイからということなら多少は納得します。
35歳が若いといってはいられないみたいですね。
もう藤田社長のような35歳の「オジサン」のターゲットは
もはや高校生や大学生だそうです。
ケータイのアクセスは10代が決め手となるそうです。
私のような40代の「オジイサン」はもはや相手にもされないのでしょうね。

ケータイビジネスはこういった企業にとってはドル箱だと考えているのですね。
当然このモバイル市場にどう取り組むのか。
「若き」経営者は必死なのですね。

まず自分で10代の子がサービスをどのように取り組んでいるのか
試しているそうです。
これはモバイル市場で生きるビジネスマンとしては当たり前なのかも
しれませんが、笑えたのは35歳の「オジサン」経営者でも
ケータイの絵文字に日常でも無理して使えるうようにしている
と書いていたくだりでした。

私のひと回りも下の経営者が絵文字に悩んでいるとは・・・。
もちろんケーターメールくらい私も使えますが
そういう私も絵文字を使ったことはありません。
やはり照れてしまうからなのですね。
私も男性の友人からケータイで絵文字なんか送られると
「殴り倒してやりたくなる」くらいの硬派ですからね・・・。

でもそんな頭の固いこといっていたら取り残されてしまいますね。
明日から、絵文字一杯でカラフルなブログに変えましょうか・・・。

ところで私もケータイくらいは使いこなしたいとも本当に
思っています。
私のケータイは昨年ドコもが新機種を出した時に、
新宿のカメラ屋に行って真先に買ったものです。
何だかよく分からなかったけど
「宣伝しているテレビも見れて一番新しいやつを・・・」
でもワンセグもカメラもその他の機能もあまり使ったことも
ありません・・・。

しかし40代で老け込むにはまだまだ早すぎますね。
本当に使いこなして、いつか
「ケータイでできる会計」
なんていうソフトでも開発したいですね。



メールの仕事学
2009.05.27

この若い経営者がメールをどのように使いこなしているのかも
知りたかったのですね。
藤田社長は
「メールを書く能力は会話力と同じくらい重要」
といっています。
確かにそうですね。

メールで相手に正確に伝える能力が問われているのですね。
メールでの伝達能力を高めるには昨日ご紹介したブログも効果が
あるとしています。
確かに毎日書いていると文章力がアップするのかなとも思います。
もうパソコン見ただけで頭に文章が並んできます!?

藤田社長は一日500通ものメールを処理しているそうです。
ものすごい仕事量ですね。
私はそんなにも処理していませんが、仕事のウェイトとしては
かなり需要になってきています。
自分の仕事を顧みてももうメールなしでは仕事が
できなくなってきていますね。
一日に100人の方に会ったり電話さえもできないでしょうが
100件のメールくらいならやれる自信ありますね。

メールが市民権を得てもう何年も経ちます。
やはりメールを使いこなさないと本当に仕事にならなくなってきて
いるのでしょう。
今日の午後のアポの変更をメールで朝に伝えてくる経営者も
出てきました。
まあこれは仕方がないご時勢なのでしょうね。

仕事術としては、「メールを自分宛にも送る」そうです。
これは確か勝間女史もそういっていたと思います。
仕事をメールソフトで一元管理しているそうです。
現代の若手経営者はこんな風にやはり使いこないしているのです。

一方で、これは内緒のお話なのですが、
旧態依然とした某税理士会では、いまだに、
「忘年会や新年会の申込みが封書で、しかも返事は同封のはがきで・・・」
なんてまったく持って時代遅れですね(くれぐれも内密に・・・)


ブログの仕事学
2009.05.26

ブログ屋さんの社長がブログをどう考えているのか
本当に興味がありました。
今までブログを世間に認知させることによって
ビジネスを拡大してきた会社ですからね。
当然、そこに肯定的な意見やポリシーがあるはずですね。

ただ、サイバーエージェントというこの会社を「ブログ屋さん」
なんて言ったら怒られるくらい今は拡大しています。
でもその総司令官の社長もやはり当然ブログをやっているのですね。
実はブログを1年前に始めるにあたって、真先に見たブログでした。
ただその時はあまり興味が沸かなくて数回見てそれっきりでした・・・。

ブログの効用として、「リクルートに効果」があると言っています。
確かに多くの上場企業の社長さんがブログをやっていますね。
個人的にマネックスの松本大さんのブログを覗くこともあります。
情報を得るというだけでなく、確かにその社長さんをより身近に
感じることができます。
仮に転職したりする時に、候補の会社になるのでしょうか。
会社パンフレットの社長さんの型どおりの挨拶文を読むより
よほどマシですからね。

藤田社長も
「等身大の自分を知ってもらえ、素の自分を出せる場所」
としてブログを活用しているそうです。
今までもリクリートにきっと効果があったのでしょう。

それと彼はブログを「ストレス発散の場」ともしているそうです。
これはなかなか明言ですね。
ブログをそんな風に考えているとは・・・。
私も1年やってみて、実はそう感じる時もあります。
どうしてか分かりますか。
ブログに感じたことをありのままに書きつらねるのです。
口で自分の真意を正確に伝えることは意外に難しいものです。
思ったことをストレートにさえ言えない場面さえあります。
自分の文章で自分の言いたいことをキッチリ書くことで、
結構すっきりとした気持ちになるのですね。

読み手側にとっては「ストレス発散の相手」となるのは
かなわないと思われるでしょうけど、
これはブログをやったことがある人しか
多分、分からないお話なのでしょう。
ただ、小学校のときの毎日の作文の宿題が
イヤでイヤでたまらなかった方には、
まったく想像もつかないことなのでしょうね・・・。


藤田晋の仕事学
2009.05.25

先日79歳の老経営者の名著を連続アップしましたが
79歳の人生経験に裏打ちされたお言葉は確かに為になったものの
でも正直言って、ちょっとギャップも感じていました。
それで思い切って、今後は真逆の本を。

5-25.jpg

35歳でいながら10年間も公開企業サイバーエージェントを
発展させてきた若き経営者のお話。
これもアマゾンで衝動買いした本なのですが、結構面白かったですね。
35歳でこれだけのものが書けるのか、これだけのことを経験したのかと
正直びっくりもしました。
何度か読み返しながらまた本は線だらけになってしまいました。
真面目に考えながら読むと結構読み応えありますが、
その時その場面で経営者にとっての「教則本」として
読み返してもいい本なのかもしれませんね。
とにかく若いのにしっかりした方だと感心してしまいます・・・。
結構筆も立つし・・・。
失礼ながら、有名女優と結婚、離婚し、あのホリエモンと同類かと
思っていたのですが、まったく違うかなりまともな人種の方でした。
内容はかなりのブログネタだったので、少しご紹介していきましょう。

ところで、サイバーエージェントとはインターネットで「ブログメディア」
Ameba(アメブロ)を発展させてきた会社です。
私も新米の「ブロガー」の一人として、どんな経営術、またブログの利用術を
されているのか興味もあったのですね。
ブログ学を習得してまた「オードリーのように偉そうに」ウンチクをたれようかと・・・。

また、最近30前後の若い経営者からの相談も増えてきています。
若い経営者がどんな価値観をもって仕事をしているのか
参考にもしたかったのですね。

ただ自分の20台、30台の時を振り返っても、これだけのことを思って
仕事したとは絶対いえず、ちょっとお恥ずかしい次第です。
そういえば私が35歳のころは、会計事務所でこき使われながら
まだまだ必死に税金の勉強をしていた頃でした・・・。

これまたジェネレーション・ギャップを感じつつ、自分の人生を反省するには
まったくもって良い本です・・・。


取り戻せ!税金!!
2009.05.22

まだまだ3月決算ネタを。
今週は頭が決算モードで申し訳ないですが他のこと考えられません。
よく他人のブログを覗くのですが、
「どうして毎日毎日違うネタでアップできるのか」と
不思議でなりません。
私と違って頭が柔らかいのでしょうかね・・・。

さて、専門的なお話で恐縮ですが
欠損金の繰戻し還付」という制度があります。
平成21年度の税制改正で復活した本当にホットなお話です。
要するにこれだけ不景気なのですから、国税庁が
「少しでも税金を返しましょう」
といってくれているのですね。

つまり、昨年度は利益が出て税金を納めた会社があったとします。
今期はやはりあの「リーマンショック」から売上が激減し、赤字決算になったという会社も多いですよね。
簡単に言えば、昨年度の黒字と今年の赤字を比べて、
「黒字幅より赤字幅が大きかったら、昨年度の納めた法人税全部返します」
という大変ありがたい特例なのですね。
これは「定額給付金」の比ではありません。

法人税というのはもともと赤字が出ても、7年間は繰り越すことが
できるのですが、やはり来期以降黒字がでるという前提なのですね。
これだけ景気が落ち込むと、来期以降必ず利益がでるとは
限らないですからね。
今後7年間の見通しがたたないなら、取りあえず昨年度の税金を返してもらいましょう。
ということになりますね。やはり
「将来の夢より目先の現金」ですね。

ただ、会社が今後どうなるかよくお聞きして決めなければならないのですね。
しかもその手続きは申告所の提出と同時です。
「出せばよかった。」と後からいわれないためにも真剣に
検討しています。

でも税金を取り戻すこの還付、本当に好きです。
税理士固有のお仕事ですからね。
本当に感謝もされます。税理士冥利につきますね。
3月決算ガンバ!


がんばれ!3月決算!
2009.05.21

もう少し3月決算のフォローしておきましょう。
「100年に一度の大不況」
と言われています。
正直厳しい決算を迎えざるをえない会社も多いかもしれません。

「また来期がんばりましょう」
と決算の打合せをしながら経営者を励ますことになります。
大企業が巨額の赤字決算を発表し、これだけ消費が落ち込んでいたら、
中小企業が良い訳がありません。
でもどうやって来期をチャレンジするかですね。
なんとか応援したいと思います。

でも今日、本当にうれしいことがありました。
この厳しい経営環境下、大幅黒字の会社が出ました。
守秘義務があるので、ブログで詳細にはアップできません。
でも期中からいろいろ相談を受けていて、あれこれアドバイスも
していた会社です。
実は数期間、連続赤字も出していて、こちらとしても
かなり心配もしていました。
決算を組んで見ますと、立派な数字です。
同業他社が厳しい中、本当にがんばったと思います。
「100年に一度」と言い訳ばかりいってばかりも
いられないのですね。
よく言いますね。本当に
「ピンチはチャンス」
なのです。
社長のうれしそうな笑顔を見てこちらも励まされたようでした。

ここ数日、決算の会社の経営者と一喜一憂しながら、
励ましたり喜んだり。
これも昔からの会計事務所の5月の風物詩。
でも税理士としての醍醐味でもあるのですね。

忙しさの中に うれしさもあり 3月決算


決算期は簡単に変えられます
2009.05.20

昨日は忙しさのあまり、3月決算の方に対して失礼なことを
申し上げました。申し訳ございません。

業種的に3月決算にしなければならないというところもあるのですね。
お役所相手の業種などは、4月からの年度によって年間契約など
違ってくるのであえて3月にするところも多いですね。

ところで、「決算期は簡単に変えられる」ということも
ご存じない方が多いので、ご説明しておきましょう。
今まで何十社と変えてきたでしょうか。
決算期変更は私は本当に得意です・・・。

まず決算期変更は登記とは関係ありませんので
まず登記手数料や印紙代など費用はかかりません。
この点ご存知ない方は多いです。
手続きを簡単にご説明すると、決算期を変更した定款を作って
税務署などにその定款とともに「変更届」を出すだけなのですね。
非常に簡単です。
会計事務所によっては、「キッチリ!」定款作成料や届出料金を取るところも
あるらしいですが、私はいまだかつて料金などいただいたことは
ありません。

昔は定款を作り直すのが確かに結構メンドウでした。
ただ今ですと、電子認証する司法書士や行政書士の方が増えたので
ほとんどの方が、定款のデータを作成者からもらっているのです。

それを書き換えるだけですから本当に簡単です。
会計事務所側のニーズという面もあるので
こちらとしては喜んでやって差し上げますね。

あと特に設立1期目ですと、よく分からないまま決算期を
決めてしまった会社さんも多いのですね。
ですので、業種や内容をお聞きした上で
決算期を変更して差し上げることもあるのです。
例えば、一年間を通して、売上が上がるような時期がありますね。
そういうところに決算期をもっていくと、税務上も煩雑な上に
ただでさえ忙しく、かつ稼ぎ時の時期に決算を持ってくると、
やはり会社にとってもデメリットの方が多くなるのですね。

逆に暇な時に決算申告時期を持ってきた方が
会社にとってプラスなります。
一般的には「ニッパチ」といって2月と8月がヒマなとき
とされます。
だから逆算して6月決算とか12月決算にする・・。
いろいろ手立てはあるのですね。
よく税理士とゆっくり(ただし暇そうな時に)相談してみてください・・。


アンチ3月決算のすすめ
2009.05.19

3月決算に忙殺されてしまって、思わずグチを・・・
どうも本当に3月決算が多いのですね。

でも中小企業の方が何も上場企業に合わせて3月決算にしなくても
よいのではないかなと本当に思っています。
何といっても集中してしまいます。ですので
ゆっくり決算対策の打合せする時間がなかなか取れないのですね。

ところで、もともと特に上場企業に3月決算が多い理由は、
昔は「総会屋対策」だったのですね。
今や総会屋なんて死語ですかね・・・。

以前証券会社いた時に、中小企業が成長して上場のレールに乗ると
必ず決算期変更をして3月決算にしていました。
理由はやはり「総会屋さん」です。
株主総会を6月の末に集中しないと、本当に大変でしたからね。
今だから言えますか、ずいぶん総会対策の経験をしました。
綿密な想定問答を作るのは当然として、本番同様リハーサルまで
何度もやったりして。
リハーサルやると本当にその筋の人?と間違えるくらいウマイ
信託銀行の人がいましたね・・・。

・・・なんて昔話はよいですが、中小企業に3月決算が多いのは
よく知らないで3月決算の会社を作ってしまうからなのですね。
「決算期は3月でなければいけないと思っていました」
「登記の本の事例が3月だったもので・・」
とよく聞くお話です。

税理士として3月決算のデメリットとして、集中するということだけでなく
まず3月期末そのものが個人の確定申告時期と重なるので、
ゆっくり決算対策する暇がなくなるというのと、
5月は連休があるのでもともと稼働日が少ないのですね。
あともう1つ、2つあるのですが、これは内緒です。
ブログでなんかアップしません・・。

すいません。グチをいいたくなるくらいになんか忙しいです・・・。


講演会の資料作り・・・
2009.05.18

5月も半ばになり、3月決算がいよいよ佳境に入ってきています。
もう休日も返上して仕事をしています・・・。

とそういいながらも、先日来ご紹介している「スズキ・ネタ」で今面白いことを
やっています。
これも以前アップしたと思いますが、来月講演会をやるので、その資料作り
にも一生懸命取り組んでいるのです。
3月決算の方はまさに税理士としての本業ですので、もう必死になって
やるしかないのですが、この講演会の資料作りは結構好きなのですね。
ちょうど、気分転換によいし、結構凝って(やりすぎか?)いろいろ考えながら
あれこれやっております。

本日「講演会用道具!?」が届きました。

5-18.JPG

なんだか分かりますか。ポケットが見えないかもしれませんが
「2つのポケット付きのエプロン」です。
熱心なブログファンならお分かりにですね。
これ私が力説していた「会計は2つのポケット」を講演会でやるために
わざわざ注文したのです。
本当は八百屋さんが使っているような「家紋付き前掛けエプロン」に
したかったのですが、「そこまで凝っても・・・」と自重してこれにしました。
これを講演会で使うのです。
「実際に野菜まで持っていこうか・・・」
とあれこれ準備していると本当に楽しいですね。

こうやって「会計は2つのポケット」をどうやって理解していただくか
悩みながら資料を作っているわけです。

さらに
「投資は3年で元を取る!」
を説明するために
「中野サンモール・ウィンブルドン現象!!」
という資料も作っています・・・。
(だいたい想像つくと思いますが秘密です)

エプロンや野菜まで使って会計を説明する税理士は
私くらいでしょうか。

あれこれ工夫しているのは楽しいですが
3月決算の締め切りにも追われています・・。
まあ楽しい悲鳴です・・・。


強烈なリーダーシップ
2009.05.15

「ワンマン経営が絶対いいのか!」
勝手なことをアップすると反論がきてしまうでしょうね。

でもここで、少し私の持論をご紹介しておきましょう。
ちょうど数年前からでしょうか。「内部統制」という言葉が
大企業で流行っていますね。
「委員会制度」など組織を作るような動きが、改正でなかば強制されて
大流行になっております。
監査法人をはじめコンサルタントまでが大忙しのようのです。
でも、リーマンショックまではでした・・・。

確かにワンマン経営の悪いところもありますね。
だから、そうならないように、大企業は「内部統制」などチェック組織を作って、
お互いに牽制しあってより良い組織にしよう!
というスローガンのもとに改正されたのですね・・・。

一方でコンプライアンス強化や、情報漏えいを防止など、
ここ数年で、そういうコストの増大はやむをえないものとなっていました。
コンプライアンス強化のために専門職を増強し、情報漏えい防止のために
セキュリティ費用を増加させ、事務所を増床し保管費も増大させ・・・と
あらゆる面で大企業はコストをかけていました。
その恩恵をこうむっていた企業も多かったのでしょう。

しかし、リーマンショック後に「100年に一度の大不況」が
訪れてしまいました。
右肩上がりの企業業績なら、そういう「大義名分の費用」は惜しみなく
捻出したでしょう。
ただ残念ながら、この大不況でそういう組織強化のための費用は
捻出しにくくなってきているのではないでしょうか。

厳しい不況を乗り切るためにも、ある程度コストカット=リストラは
必要なのかもしれません。

特に将来有望なベンチャー企業が、売上が激減したことで、
急にこれらの「内部統制」などの費用を捻出できなくなって
上場公開を見合わせるような動きもでてきています。
残念なことですが仕方ないことなのでしょう。

やはりここは原点に立ち返って、特に中小企業は社長さんが
3倍働く時ではないでしょうか。
多少ワンマンくらいでもよいのではないでしょうか。
「内部統制」ではなくトップが統制する「トップ統制」なのですね。
そうしたら、もろもろのコストもカットできるのです。

トップダウンはコストダウン本当にそう思います。


ワンマン経営のすすめ
2009.05.14

トップダウンの戦略が「ワンマン経営」に結びつくかどうかは異論が
あるかもしれません。

でもトップダウンが明確にできるというのは、ある程度ワンマン経営だから
だと思いませんか。
スズキの社内でも、スズキ社長に文句を言えそうな人は誰もいそうも
ないようですね。
入社して50年。30年も社長、会長の座にいる方に誰もたてつく事なんて
誰もできるはずないでしょうからね。

この不景気を乗り切るのには、強烈なリーダーシップ=ワンマン経営が
必要ではないかと感じております。

トップダウンができるということは、ある意味で「人の言うことを聞かないこと」
ですからね。
よってストレートに社長の考え方を従業員に伝えることができます。
経営幹部や中間管理職の合議制だったら、この厳しい経営環境下で
明確で、しかも思い切った意思決定ができないのかもしれません。

いろいろ起こりうる難問を
「スズキなら5分で決断できる」
と社長は明言もしています。

ところで、今「研究の対象」はあのユニクロにまで広げています。
ユニクロの本を読んで比較もしています。

ご存知の通り、ユニクロも柳井社長の「ワンマン経営」の会社です。
この不況期に1兆円を宣言し、事実大躍進している企業です。
一時期、慶応ラグビー部出身の玉塚氏を社長にし、権限を委譲したかに
見えましたが、数年前、その玉塚氏を就任わずか3年で解任して
また社長の座にカンバックしました。
会社の役員構成を見ても、また執行役員制度も導入していることからも
柳井氏の完全な「ワンマン経営」といえます。

スズキもユニクロもこのワンマン経営です。
この2社をお手本に考えてみたらどうでしょうか。

本当にワンマン経営こそが中小企業の「お家芸」です。
間違いなく中小企業のほとんどがワンマン経営です。
このことからも「動脈硬化に苦しむ」大企業に勝てるチャンス到来なのです!


スズキが黒字確保!
2009.05.13

昨日ちょうどスズキの決算発表がされました。
何というグット・タイミングなのでしょうか。
特定会社の決算予測を元にブログを書いていた訳ではないですが
ブロガー冥利に!?つきますね。

新聞等でご存知の通り、大幅な減収減益となったものの、同業他社が
赤字に陥る中、スズキは黒字を確保したということです。

昨日ご紹介した海外事業の中核であるインド市況が安定したことが
黒字の原因だったそうですね。
四輪の世界の販売台数が4%も減っている中、
インドで、スズキの「スイフト」が72万2000台と2%も伸びたのが
貢献したと新聞報道されていました。

まさに社長自ら海外市場を拡大し、スズキの利益を増大したのです。
本当に
「トップダウンはコストダウン!」
を証明したのですね。

決算発表のスズキ社長の元気そうな顔も印象的でした。
力強くスズキを牽引したのでしょう。

でも会計の専門家として、これで余計に「3年償却」を
どうしても確認したくなりました。
本当に固定資産をこの3年償却でしているとしたら、経費を余計に
計上していることになりますね。
そうなると、普通に償却していたらもっと黒字が拡大していたはずです。
それをあえて早期償却していることは見事なものです。
「粉飾してでも」黒字を確保しようとする経営者に聞かせたいお話です。

でも「口うるさい」公認会計士からは文句はでなかったのでしょうか?
そのあたりどうも気になるところですが、「トップダウンの経営戦略」により、
この厳しい経営環境下に黒字確保したのはお見事でした!!

でも一番ホッとしたのは従業員だったのではないでしょうか。
赤字に転落したらどうなっていたのでしょうか。
熱心なブログファンの方ならもうお分かりですね。
スズキ社長の厳しい一言が、間違いなく彼らに待っていた
はずだったのですね。

儲けがないなら水でも飲んでおけ!」


トップダウンはコストダウン
2009.05.12

これは本当にいいフレーズだと思います。
このフレーズをしばらく真似して言い続けようかとも思っています。
しかし、このスズキの社長さんは、こういう造語を生み出す天才!
ではないでしょうか。

この厳しい経営環境下において、経営者としての行動指針をこの一言で
表しています。

スズキ流の経営術をあれこれご説明していましたが、
今まで申し上げてきたことは、正直大企業的な発想もあるのでは
ないかと思います。
特に「大企業病」にならないために、あえてスズキの社員に言い聞かせてきた
経営術です。

最後に申し上げたいこのフレーズは、これこそ中小企業が、
絶対に大企業に勝てる戦術なのでしょう。
トップダウンこそ中小企業の「お家芸」だからです!
中小企業は、こんな「大企業病」という"インフルエンザ"になんかには絶対にかかるはずないのです。

社長さん自ら、つまりトップダウンをしていけば、結局はコストダウンに
つながるのです。
この言葉をよく噛み締めていただきたいと思います。

スズキの社長さんはこの「率先垂範」を自らやってきたようです。
スズキがインドで自動車工場を立ち上げたのは、まさにこの社長の
「率先垂範」だったそうです。
あまり内容を詳しくご紹介すると著作権に触れるでしょうから、
あとはこの本を読んでみてください。
工場の社員と幹部の垣根を取っ払い、社長自らが
このインド工場に足しげく通い、あれこれ細かく指示してきたそうです。
時には社員食堂で、従業員と一緒に昼食を並んで食べ、ともに汗を流し、
インドという未開拓の地で自社工場を軌道に乗せてきました。

ところで大企業は今、どこも必死にリストラをやっています。
組織ばかり肥大して、「動脈硬化」になり、100年に一度のアゲインストの
寒風をもろに受け、まさに瀕死の重傷になりかけてもいます。
ダブついた中間管理職をスリム化するにはまだまだ時間がかかるでしょう。
中小企業こそ、社長さん一人が、まずがんばるしかありません。

トップダウンはコストダウン!」

このフレーズを唱え続けることによって
今こそ大企業に勝てるチャンス!だと本当に思いませんか。


3兆円の大企業でも1円の利益の積み重ね!
2009.05.11

「大企業だからできることさ!」
そろそろ、そう言いたい中小企業の経営者が出てくるでしょう。
「3年で資金回収できるのは、他に資金が潤沢にあるからさ・・・」
資金繰りに苦しむ中小企業から、そういう「切羽詰った」突っ込みも
来るでしょうね。

スズキ流 "中小企業の生き残り術" をマスターしていただくために
もう少し解説しておきましょう。
スズキの直近の連結決算の数字で分かりやすく説明しています。

売上高3兆円、利益900億円、販売数が300万台だそうです。
「そら、300万台も売れれば儲かってかたないさ・・・」
天文学的な数字を聞かされて、自嘲気味の突っ込みをいわず
スズキ社長の言葉をお聞きください。

クルマ一台の売上は3兆円÷300万台=100万円
利益は900億円÷300万台=3万円

ということになります。
一台100万円のクルマを一生懸命売って
300万台も売りあげているにも関わらず、一台3万円程度の
利益ということになります。
「そんなにしか儲からないのか」
そう皆思うでしょうか。

さらに、ここからが大事なお話です。
車というのは一台2万点の部品から出きているそうです。
3万円÷2万点=1円50銭
ということになり、一部品あたりの利益は「たかだか」1円50銭
ということになります。

この1円50銭の利益の積み重ねで900億円もの
利益を たたき出している という会社なのです。
多分あのトヨタ自動車をはじめ、自動車業界はこういう産業構造なのでしょう。

よって「1円単位、10銭位のコストダウンがどれだけ大事か!」
ということになるでしょう。

ここに「100年に一度の不況を乗り切る処方箋」を発見しました。
よく顧問税理士として経営者の方からこう聞かれます。
「この経費は交際費にしてよいですよね?」
売上に直接結びつかない交際費など、正直次元が違うお話なのかもしれません・・・。

大変失礼な言い方かもしれませんが、
中小企業の方々にも見習うべき考え方だと私は思います・・・。


3年で元が取れる自信!
2009.05.08

「減価償却」のお話はいつも苦労します。
多分一般の方には、なかなかピンとこないお話なのかもしれませんね。
もう少し分かりやすく、「ご当地ネタ」で、具体例でご説明しましょう。

中野駅の北口には有名な中野サンプラザがありますね。
そこの隣に中野ブロードウェイがあります。かつては有名人が住んでいて
昔はかなり人気の高級マンションでした。中野駅北口からそこにつながる
一大商店街があります。これが「中野サンモール商店街」です。

5-8.jpg

中野区一の繁華街です。休日になると大混雑する商店街です。
私も中野に住んで20年以上になります。
休日になるとこの商店街に買い物に出かけることも多いです。

この20年間でこの商店街はどう変わっていったか分かりますか。
個人経営のお店が多かったのですが、今やほとんどが
「大手チェーン店の中野店」に変わってしまいました。
あのユニクロもメガネスーパーもマツキヨもあります・・・。
でも、なんだか「地元の」昔ながらの商店街ではなくなってしまったようです・・。

ここで、スズキの社長の言葉を思い出しましょう。
投資は3年で元を取る!」
この経営術です。
この言葉がこの商店街にも当てはまると本当に思うのです。

例えばこの商店街に新規出店する経営者から
顧問税理士として相談を受けたとしますね。
仮に店舗の造作に1500万円かかったとします。
当然この店主から顧問税理士はこう聞かれるはずです。
「店舗の造作の償却期間は何年ですか?」
「15年ですね」
そうなると毎年100万円ずつ経費になることになりますね。
この経営者は15年かけて設備資金の回収をすることになるのです。
出店する誰もが、コレだけ人がいるのなら間違いなく売れるだろう。
15年もあれば絶対に何もしなくても元を取れるはずさと・・・。
・・・でも、なかなか商売は思うようにいかないもの。
15年どころか5年くらいで、売上不振にあい家賃負担に耐え切られなくなって
撤退していく・・。

それに対してこの商店街にまさかスズキは出店しないでしょうが、
大手チェーンも、このスズキ流を倣い、3年くらいで資金回収を
しているのではないでしょうか。
つまり毎年500万円ずつ利益出してゆこうとするはずです。

やはりこの経営姿勢の違いでもう勝負あったなのですね。
残念ながら、かつては個人経営の味のある良いお店が多かったのですが、
結果的に画一的な大手チェーン店ばかりになってしまったと
本当に思うのです・・・。


投資は3年で元を取る!
2009.05.07

楽しいGWですね。「今ハワイからアップしています・・・」
なんていつか書きたいですね・・・。
新型インフルエンザが怖いので海外旅行を避け、
ETC大渋滞に会いたくないので、どこにも行かずお金のかからないテニスと
読書三昧です・・・。ちょっと寂しい言い訳ですが・・・。


スズキの経営学をもっとご紹介しておきましょう。
「投資は3年で元を取る!」
名著「俺は、中小企業の社長」で一番感動したのがこのくだりです。

これは頭をガツン!と、やられたような気がしました。
「それだから税理士は中小企業を育てられないのだ!」
と、この「オヤジ」にげんこつでやられたような感じでした。

なぜ私がそれほどまでショックを受けたのか、ご説明しておきましょう。
スズキでは生産設備を平均して3年で償却しているそうです。

「減価償却費」という言葉をご存知でしょうか。
これは設備投資をすると、支出した金額がすべて経費とはならず、
「法定の償却期間」により減価償却費として経費にされるのです。
このあたり難しいお話のようですね。
開業された方に特によくご説明する点です。

例えば、企業が大型の機械を導入したとします。その法定の償却期間が
仮に10年とすると10年間に渡って経費となるという意味なのです。
その経費の「勘定科目」が「減価償却費」と呼ばれるものです。

ではその定められた10年ではなく、異なったより短い期間で償却すると
いったいどうなるのでしょうか。
税務上はその過計上された減価償却費は否認されてしまいます。
でも現実のお話として、中小企業であれば顧問税理士がついている
訳ですので、法定の償却期間が10年のものを、あえて3年で償却しようとは
「絶対に」しないのです。
万が一経理担当者の方が、償却期間を間違えたとしたら
「間違っています!」
と顧問税理士は得意げに言うに違いないのです。
それをあえてこの会社は3年にしているのです・・・。

お分かりになりますか。この意味が。
ここがスズキ流の見事な経営哲学です。
「ゆっくりと10年単位で元が取れればいいといった悠長なことは
いっていられません・・・。工場も機械も、あるいは新車をつくるときの
金型もすべて3年くらいで投資を回収できるという判断がなければ、
そもそも投資しません。」

この不景気を乗り切るは、本当に中小企業のオヤジが自ら
こう言わなければいけないのですね!
スズキ流!不景気対策の処方箋です!!


売上が3兆円あっても中小企業!?
2009.05.03

スズキの社長さんは在任30年間で、売上高3000億円を10倍の
3兆円!までにも引き上げたそうです。
まだまだお元気な御年79歳だそうですが、この強烈なリーダーシップに脱帽です。
それでもまだ、この本の題名のごとく「中小企業だ」と言い張っているところが
すごいですね。
3兆円が中小なら、通常のどんな中小企業でも「弱小零細企業」に
なってしまいますからね。

ただこの発想、考え方に学ぶべきところは多いと思います。
これには昨日のお話を別の表現で言い表しています。

売上高と取扱高は違う

つまり3兆円は「売上高」ではなく、単なる「取扱高」であると!
またこれはまた、どんな会計学の権威も真っ青な理論ですね。
これも参りました。

これはどういうことでしょうか。
社長さんのお言葉を借りて説明してみましょう。
5000円のタイヤを仕入れて100円の工賃で取り付けて5100円で売ったとします。
四輪の自動車ですから5100円×4本ですから2万400円の売上ですね。
だれがどう見ても、売上はこの2万400円と見るはずですね。
多分税務署でもそう見るでしょう。

でもこの社長さんの考え方は、2万400円は単なる「取扱高」であって売上ではない。
会社の「売上高」は400円であると。

この考え方には、我々凡人な税理士の発想では
「売上400円としたら税務署が飛んでくるのではないか・・・」
そう恐れてしまいますからね。

昨日ご説明した「会計の基本は2つのポケット」と同じ考え方なのですね。
タイヤの仕入の2万円はタイヤメーカーに支払うものなのです。
だから「売上」ではないと。

でも昨日の八百屋さんの発想なら400円は「利益」ではないの?
と突っ込みたくなるのですが、数字が脹らむと400円は
今度は「売上高」となるのです・・・。

つまるところは、こういうロジックで、社員が「大企業病」に
感染しないように社長自ら厳重な危機管理をしているのですね。

「3兆円は取扱高であって実質的な売上は3000億円程度です」
とまで言い切っています。
見事なまでの大企業病感染防止の水際対策ですね!

スズキに習って中小企業もこの発想で、
これから経理改革に取り組んだらどうでしょうか。
勘定科目に「取扱高」というのを作るのです。
でも残念ながら税務署から文句が絶対来ませんとも
言い切れません・・・。


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