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税理士コラム

吉田信康税理士事務所ブログ

一年の棚卸
2009.12.31

今日は大晦日。
個人事業主の方々は棚卸をする日です。
・・・しかし、なんか税務署から
「必ず棚卸をやりなさい!」
と言っているようですね。
忙しいですね。大変ですね。
本当に個人事業主は紅白歌合戦なんて見るヒマないですね。

私も朝から「棚卸」をしております。
年賀状を書きながらいろいろ思いませんか。
住所の確認で名刺の整理もし出したりして・・・。
「この方には本当にお世話になったな・・・」
「この方に今年一度も会えなかったな・・・」
いろいろ感じますね。
私などは、関与先の方々に
「今年は本当に一生懸命やったのだろうか。満足していただけたのだろうか」
まさに棚卸=反省です。

あと事務所の帳簿の入力もやります。
(今頃やっていてスイマセン。)
でも入力しながら、今年はこんなことあったな・・・と。
結構感慨深げになります。
まさに「一年の棚卸」ですね。
ぜひ皆様「棚卸」をしてみてください・・・。


このデフレ不況の大晦日に、東京に何十年も住んでいながら
一度も行ったことのなかった「アメ横」に初めて行ってみました。
景気回復を願って、何かヒントでも掴めればと思ったからです。

アメ横 20090022.JPG

早かったせいか、テレビで見るより空いていました。
これも景気のせいでしょうか。

でも「大トロのかたまり」と「巨大エビ」を激安で買って
なぜか幸せな気分になりました・・・。

来年はもっと頑張ります。
来年もよろしくお願いいたします。
皆様よいお年を。


今年の反省・・・
2009.12.30

まだ仕事納めしていません。
このままでは仕事を大晦日までやりそうですね。
もっと段取りよくやればよかったのですが、これは反省点ですね。

でもこれはこれでありがたいことだと本当に思うのです。
不景気で経費圧縮のために早々に仕事納めした会社があることを
ニュースで知りました・・・。
仕事があることに喜ばなければいけませんね。

芸能関係の会社の顧問をやっていますが、大晦日まで仕事をすることは
一つの自慢だと聞いたことがあります。
「仕事が年内まで一杯詰まっている・・・」と。
それでその会社は毎年大晦日に忘年会をやっています。
よくお声がかかるのですが、さすがに行けなくて丁重にお断りしています。

私も大晦日まで仕事ができてよかったなと実感したことがあります。
まさに開業の年の大晦日でした。
家族サービスや家の大掃除をしないで、必死になって入力していました。
本当に除夜の鐘を聞きながら仕事をしていました。
でもあのときは
「これで来年も安心だ・・・」
なぜか幸せな気持ちでした。
このお気持ちお分かりになりますか。
本当にあの頃の気持ちを大事にしたいですね。

ただ、もっと段取りよくやっていればと多少は反省しています・・・。
家の大掃除どころか、事務所の大掃除もまだです・・・。
奥さん。すいません・・・。

反省の多い平成21年でしたが、いくつか良かった点も
アップしておきましょう。
まず年初に申し上げたとおり、毎日ジョギングをやることができました。
雨の日以外はすべてダンベル持って走ることができました。
これはこれで健康に対する強い自信にもなっています。

それとこのブログですね。これも何とか続けられました。
あと反省点としては、秋頃申し上げた
「毎朝5時に起きて夢をかなえるゾウ!」

残念ながら、ここ忘年会続きで5時には起きていません・・・。
なかなかアルコールが入ると早起きはつらいのです・・・。
来年こそ。

本当に反省の多い一年でした・・・。


慌しい年の瀬に・・・
2009.12.29

例年だと28日に仕事納めにしていますが、
今年はまだまだやっています。
年賀状もまだ書いていないし、大掃除もまだ・・・。

ありがたいことなのですが、新規のお客様の相談が増えています。
この年末と正月は税金のことを考える人が増えるのですね。
ちょうどこのあたりから、脱税摘発事件のニュースが増えます。
マスコミにあえて記事にするようにやらせているのではないかと
思うくらいです。
「そうだ!オレも申告を考えなければ・・・」
そう思わせるのでしょう。
極め付きは、首相の贈与税のお話です。
一国の総理大臣が数億もの追徴を取られるのですからね。
これはかなりのアナウンス効果なのでしょう。

新規のお客様がいつ来ていただいてもよいように、
できるだけ事務所にいるようにしています。
よく言うのですが、当事務所は駅前にあります。
それで来客も多いのですね。
私が訪問していたら、一日に10人の方にはお会いできません。
でも来所していただければ一日に10人会うことができるのです。

経済情勢厳しい中、会社の都合でやむなく独立起業された方も
多いようです。
そういう方々の何かお役に立てればと思っています・・・。


ところで、今日からちょうど20年前の12月29日に日経平均が
38,915円の最高値をつけた日だそうです。
もう20年にもなるのですね。
20年前に証券マンだった私も感慨深く感じています。
当時600兆円だった日本の時価総額は半分の300兆円に
株価も27%にもなってしまったそうです。
そのなくなった300兆円は、いったいどこにいってしまったのでしょうか。
よく「失われた10年」といいますね。
本当に「失われた20年」「失われた300兆円」ではないでしょうか。

私の時価総額はこの20年でいったい何倍になったのでしょうか・・・。
やっぱり半分?3分の1・・・・?


忘年会続きで・・・
2009.12.28

堅いお話が続いたのでライトなネタを。
お酒のお話をしましょう。

私はお酒を多少たしなみます・・・。
お酒とのお付き合いは大学生の頃に遡ります。
体育会系の飲み方というのでしょうか。
これは最初から鍛えられました。
先輩のビールグラスに絶えず注意しながら飲み、
すぐ注がないと怒られました。
また合宿の最終日の打ち上げで先輩から、とことん飲まされましたね。
本当に記憶がなくなるまで・・・。
あのおかげで、自分がどれくらい飲むと限界なのか知ることができました。
でも最近の大学生は「一気飲み」というのをやらなくなったらしいですね。
いろいろ事故が起きて・・・。これも時代でし方がないですかね・・・。

社会人になって、また酒の飲み方も教わりました。
特にバブルの頃でしょうか。
いわゆる「接待の飲み方」というのも先輩から教わりました。
「相手より先に酔っては絶対にいけない」
厳しい教えです。どんなときもお客さんから酒を勧められると
必死になって笑顔で一気に飲みます。
宴席の盛り上げ方まで。
あの頃はお酒も仕事のうちだったのでしょう・・・。


しかし、この業界に入ってからは、いわゆる接待するも、
されるもほとんどなくなりました。
お客さんとの宴席もあるのですが、今は景気が悪いせいでしょうか。
極端に少なくなりましたね。

でも、この時期また忘年会、新年会が多いのですね。
最近は、高校の同級生や大学時代の友人、また趣味のテニスや囲碁の
方々と飲み会が多いですね。
一年に一度くらい旧友達と会って飲みます。
これらは気兼ねなく酒が飲めて楽しい会です。

本当に適量に飲んで、友人たちと語らうのは楽しいです。
でも、楽しすぎてついつい飲みすぎてしまって、翌朝がつらい時も・・・。

この年になって酒の楽しみ方がようやく分かってきました・・・。


クリスマス!夢をかなえる税!
2009.12.25

「クリスマスのときにまた税金の話かよ!」
そう突っ込まれそうですね。

この業界に飛び込んで15年。毎年のクリスマスは年末調整との戦いです。
そんなクリスマスも、もう慣れっこになってしまいましたね・・・。

でも、税理士は

中小企業に知恵と勇気と夢を与えるサンタクロース

だとも思っているのです。
こんなことも誰も言っていないですかね・・・。

昨日アップしましたが、来年度の税制改正が本決まりになりました。
実は独立開業する人にとって、重要な改正も行われているのです。
そういうことも、分かりやすくお伝えして(知恵を与えて)、
独立することの可能性を説明し(勇気を与えて)、
夢をプレゼントするのも税理士(サンタクロース)の任務ではないでしょうか。


分かりやすく説明してみます。
個人で年間1800万円儲かるビジネスを発見したとします。
このまま個人のままでやっていくと、税金のお話では所得税がかかり、
利益に対して最高税率37%も持っていかれます・・・。
それで、会社を設立して、役員報酬を月150万円、年間1800万円
取ったとします。
そうすると、設立された会社は利益ゼロになって税金はかかりません。
ただ、その社長さんは1800万円の給与所得がかかりますが、
いわゆる概算経費(給与所得控除、この場合なら260万円)が
節税になります。

これはもともとあった節税策なのですが、数年前に1円会社が
認められ、誰でもこれができやすくなったので、
そんな節税策を封じ込めるために、課税強化されていたのですね。
これが先日の税制改正で撤廃される見通しになりました。
これでより、独立企業しやすくなるのでしょう。

昨日ご説明した「子供手当て」とともに、
来年は「起業開業の年」ですね。


夢をかなえるゼイ(税)!
メリー・クリスマス!!



所得制限について その3
2009.12.24

税制改正大綱も発表されましたね。
「子供手当て」に所得制限をもうけない見返りに
やはり子供への扶養控除もなくなるとともに
18歳までの特定扶養控除も削られることになってしまいました。
これが良かったか悪かったか、今日はそのことを独断と偏見で!?
話しましょう。

今、年末調整で多忙な現場の税理士として思うのですが、
子供がいながら、所得控除ができない人が実際に多いのですね。
不景気と昨今の増税で年末調整の還付金額も激減しています。
所得控除というのは、払うべき税金がある人から控除できるのですね。
所得がもともと少ない、もしくはない人にはあまり関係のない制度です。
逆に所得の高い、つまり金持ちの方には税金が少なくなってしまいます。
そういう税制の立場ではこの「子供手当て」の制度は賛成ですね。

この制度ができても、貯蓄に回ってしまうのではないかとか、
塾など教育産業が儲かるだけではないかという指摘もあるようですね。
確かにすぐ実効性のある景気浮揚策ではないかもしれません。

でもここで、また誰でも言っていないことをいいましょう。
この「子供手当て」で起業開業する人が増えるのではないかと
期待しています。

これは私自身の経験談です。
私が脱サラした17年も前のことですね。
当時子供が二人もいながら、野村證券を退社しました。
「これから勉強して税理士になります!」と。
それから大原簿記学校に通い出したのですが、
学生ですから当然無収入ですね。
その時、本当に「子供手当て」が欲しかったですね。
今の方々はうらやましいです。

人気ブログ?「夢をかなえるゼイ」でよくいいますが
「子はかすがい理論」という言葉があります。
子供がいると、なかなか脱サラなんてできないです。
「無収入になったら、この子供たちはどうする?」
そう思って辞表を破り捨ててしまうものです。

これから、この「子供手当て」によって、思い切って脱サラ起業する人が
増えるのではないでしょうか。
そういう意味で長期的な「景気浮揚策」ですかね?


あの頃、ドラマかなんかで「DINKS」という言葉が流行っていました。
「ダブル・インカム・ノーキッズ」
バブルの余韻のあったあの頃、共稼ぎで子供作らずリッチに生活を楽しもう
ということがよく言われました。

でも私は違いました・・・。
17年前私がよく冗談でいった言葉です。
「ノー・インカム・ツーキッズ」

本当に「子供手当て」がうらやましいです・・・・。


所得制限について その2
2009.12.22

「所得制限なんてトンでもない!」
という主張をこれから展開しようと思っていたのですが
残念ながら、鳩山総理が所得制限をしないと急に言明してしまいましたね。

まあ良かったですね。
これで年末年始ぐっすり眠れます・・・。

マスコミの報道を見ると、所得制限を収入2000万円程度に
考えていたらしいのですが、2000万円以上の方々は財源的には
数十億程度の財源の違いしかないということと、実際にそれを把握する
市区町村の手間を考えたらそれ以上コストがかるらしいです。
中途半端に所得制限するくらいなら・・・となったのでしょうか。

良かったですね。
多分収入で800万か1000万円あたり稼いでいる子持ちのサラリーマンが
胸をなで下ろしているのでしょうね。
彼らは、リストラの恐怖におびえながら、子育て費用はかかるし
ボーナスはカットされ、おまけに煙草も値上げし・・・・。
とにかく大変なのでしょうね。
これだけ不景気ですからね。そういう方々を対照したリストラのご相談が
多くなっているのですね・・・。

所得制限のお話で、今やっている年末調整の関係で少し。
「扶養を外れないようになんとかなりませんか?」
こういうご相談というか、苦情?歎願??を毎年お聞きします。
これは私がこの業界に飛び込んで毎年のように行聞くフレーズです。
ようするに扶養の範囲内、103万円以下で働きたい主婦の方が
多いのですね。
そういう方々は11月で100万円働いているのを知ると
もう12月は働きません。
103万円越えてでももっと稼げば、税金以上になるとは思うのですけど
これはし方がないですね。

もちろん、「何とかなりません?」の意味は
「ばれないように何とかなりませんか?」
ということも含まれているのも正直分かっています。
でも誤魔化すことは、まさに脱税なのですね。それは絶対にできません。
給料を支払う会社側は収入を証明する「源泉徴収票」を作成して
市区町村に正しく報告する義務があるのですね。
これは分かっていただきたいところなのです。

つまり、「子供手当て」に所得制限を設けることは、
その収入を超えないよう働かなくなるのではないかという懸念と
誤魔化そうとする人がでてくるのではないかという危惧も、
税務の現場を永年見ている税理士としてこれは正直思うのですね・・・。


所得制限について その1
2009.12.21

民主党の公約に掲げていた「子供手当て」に所得制限を
もうけるか否かで、連日のように、論争が続いていますね。

年収800万円なのか、はたまた2000万円なのか
どこで線引きするのか財源との関係で、非常に難しい問題なのでしょう。

しかし、税理士の立場では、どうそれが決定されるかで
今後の税務相談の内容が、かなり異なってくるのではないでしょうか。
こんなことを心配しているのは、まだ私くらいかも知れませんが
この所得制限が決まったら、本当に税理士として難しい問題が
起きてくるのと想像しています・・・。
会社経営者が役員報酬をどう取るかの問題はあとで書くとして
とりあえず個人事業主の方が気になりますね。
ご夫婦お二人で子供育てながら頑張っている人たちを
仕事からよく見るからなのですね・・・。

まず、所得という言い方と、年収というのはまったく違いものです。
サラリーマンの年収を想定して議論されているようですが
個人事業主はどうなのでしょうか。
個人事業主は収入(売上)から経費を引いた残りが所得(利益)なのですね。

サラリーマンはもちろん経費がないので、給与収入から、
いわゆる概算経費(給与所得控除額)を引いて所得を出します。
例えば、年収800万円なら、所得では600万円です。
個人商店など、事業形態により収入と所得の関係はあまりにも
バラバラでしょうから、結局個人事業主の方々は所得で判断するしか
ないと思うのですね。

また、今の段階で議論の比較にされる「児童手当」は
夫婦共働きの場合の判定では夫婦の所得を合算しないのですね。
もし、今回の「子供手当て」の場合も夫婦合算しないとなると
例えば、夫婦でお店をやっているような個人商店の場合は
どうなるのでしょうか。

そうなると、個人事業主の家族構成をよくお聞きした上で
タックス・プランニンをしなければならないですね。
これは結構難しそうです。

仮に所得の基準が600万円と決まったら、それを越えないように
アドバイスしなければならないのでしょうか。
ここで「越えないように」というのがまた難しい問題ですね。
「儲けなくてもいいですよ」ともいえないですからね。
いろいろ想定できるのですが、青色申告にして、
専従給与を発生させて・・・などなど
もちろん「合法的な」アドバイスも必要なのでしょう。

これは大変ですね。年末調整で今は忙しいのですが、
もうこれは心配で眠れません。
年賀状なんて書いている暇がないですね・・・。


会計ソフトを変え、常識を変え、顧問税理士を変えていく
2009.12.18

あまり特定の業界を名指しであげて批判すると
問題なのでしょうね。もう少しトーンダウンしましょうか・・・。

先日こんな面白いお話を聞きました。
関西あたりだと、こういう紹介会社のサイトなんかに名前を出すことすら
いまだに問題らしいのですね。
なんと保守的な業界なのでしょうか。
税理士会から文句がくるそうです。
これは紹介会社の方から聞いたお話なので本当です。

「気品ある税理士会でお客を取った、取られたというのはトンでもない!」
「何が税理士紹介会社だ!」

こういうことは昔この業界には広告規制があって、
厳しくいわれたものです。
そういう「風土」が確かにありました。
これも聞いた話ですが、
数十年前に看板を出して宣伝した税理士がいたそうです。
それが「あの人は昔こんなことをした・・・」
いまだにそういわれます・・・。

でももうそういうことはありません。
数年前に広告規制そのものが撤廃されたのです。
時代の変化なのですね。
こういう税理士紹介会社がもう全国で30社以上あるそうです。
時代が求めているから繁盛しているのでしょうね。

お客さんとしても、この税理士はどんな分野が得意で、
どんな考え方なのか知りたいはずだと思うのです。

確かに経理というのは閉鎖的な分野ですね。
他人にオープンにもできない社内の秘密事項も扱います。
そう簡単には顧問税理士を変えられないのです。
でも他の会計事務所がどうやっているのか、
また自社の経理のやり方が本当に正しいのか知りたいと
思いませんか。
こんなにもデフレ不況が続く中で
もっと簡単に、そしてコストをかけずにやれる方法がないか
考えることも必要ではないでしょうか。

税理士のホームページもようやく認知されてきましたね。
世の中のスピードがこれだけ変化しているのに
昔の大先生のように、「殿様商法」なんかできないですよね。
それこそ、「税理士バー」の必要性さえ議論すべき時代にも
なってきたのかもしれませんね。

・・・まあ、あまり熱くらならずに
弥生会計のトップページにこれをぜひアップしたいですね。
弥生会計の岡本社長にこれも進言しましょう。


会計ソフトを変え、常識を変え、顧問税理士を変えていく


会計を変え、常識を変え、税理士会を変えていく
2009.12.17

昨日思わず、税理士法の改正のお話をバラして!しまいましたね。
本当に、今税理士法を改正しようという動きがあるのですね。
民主党の新政権で改正されるのでしょうか。

実は11月末に、税理士会の親組織である日本税理士会連合会から
「税理士法改正のたたき台」
なるものが公表されました。
税理士の仲間内にしか公開されていないのですかね。
もっと皆に公表すればいいですけどね。
でも、「たたき台!」というのも実に恥ずかしい表題ですね。
「もっとキチンと議論してから公表すれば・・・」
といわれないですかね。

ぜひ公開討論会でもやってほしいですね。
蓮舫議員にも来て欲しいくらいですね!?

そのたたき台はいろいろ改正しようという意見なのですが
「弁護士や公認会計士が無試験で税理士になるのはおかしい」
という論点があります。
前から言われていたことなのですが、やはり
弁護士は会計学の試験を
公認会計士は税法の試験を
受けさせよう!
という改正案なのですね。

でも、実は皆分かっているお話なのですが、
税務署のOBの方々が税理士になることができるという論点は
やはりオブラートに包んでいるのですね。

でも今日の朝日新聞お読みになりましたか。
原田税理士が「国税OBの無試験は不公平」という論文を
は発表していましたね。
「中央官庁の天下り禁止と同様、税理士への天下り禁止を
期待する。」

こんな議論が今後展開するのかもしれませんね。

会計を変え、常識を変え、税理士法も変えていく


会計を変え、常識を変え、中小企業を変えていく
2009.12.16

「弁護士バー」を作ろうとして弁護士会からクレームが
ついたという話題がつい最近ありましたね。
気品のある弁護士会ではきっとそうなのでしょう。
「弁護士の合格者を増やすから、そんなロクでもない弁護士が
出てくるのだ!」
重鎮の弁護士大先生がいいそうなことですね。

でもそんなバーがあったら、行ってみたいと思いませんか。
「法律を変え、常識を変え、世界を変えていく」
そういう弁護士が増えてもいいのではないでしょうか。

私もやりましょうかね。
「税理士バー」
バーでもなくても喫茶店でもいいですね。
「税理士喫茶」
相談にアルコールなんてなくていいでしょう。
でも17時からパブタイムにして・・・。

来年の確定申告の時期に、税務署の前で開店したら
大繁盛しますよ。
ユニクロの一角でやりませんか!と柳井社長に
進言してもいいですね。

今税理士会は税理士法の改正お話が持ち上がっています。
他のサムライ業の試験制度が大幅に見直しされている中で
税理士制度もそう安穏としてはいられないのでしょう・・・。

来年どんな状況になろうとも、「会計を変え、常識を変え」ていこうと
思っています。
先日アップしましたが、今確定申告の本を真剣に書いています。
でもこのブログを出版社の方が見ているとマズイのですね。
「そんなブログ書くヒマがあるのなら早く原稿書いてくれ!」と
言われてしまいますからね。
2月16日までに間に合うかな・・・。
とにかく「常識を変えた」本にしたいなと、あれこれ考えています。

ここで少し告知を。
今弥生会計のトップページに私の写真が出ています。
こちら

お暇なら一度見てください。
もうこれも真剣に考えています。

会計を変え、常識を変え、ついでに弥生会計も変えていく・・・・


服を変え、常識を変え、世界を変えていく
2009.12.15

ユニクロ・ネタで今年も終わってしまいそうですね。
これだけ力を入れているのは、この不況の突破口が
ユニクロを通じて見えるような気がするからなのですね。

「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」

これは良いフレーズですね。
柳井氏のお気に入りの文章だそうです。
ドラッガーさんがこう言ったかどうか分かりません。
私自身もこの言葉は非常に気に入りました。
あと正月休みにドラッガーを読み込んで柳井経営学に
少しでも近づこうと思っています。
柳井氏のぶれない哲学がドラッガーにあると確信しました・・・。

このフレーズはいただきですね。
この「〇〇を変え」をご自分の業種に置き換えれば
簡単に来年のキャッチコピーが出来上がります。

建築業なら
「建築を変え、常識を変え、世界を変えていく」

食品業なら
「食品を変え、常識を変え、世界を変えていく」

になりますね。
もう年賀状の文章に迷うことはないですね。

因みに税理士紹介業のビスカスさんなら
「税理士を変え、常識を変え、中小企業を変えていく」
でどうでしょうか。八木社長!

当事務所の来年の年賀状もこれで決まりです。

2010年吉田事務所は

「会計を変え、常識を変え、中小企業を変えていく」


成功は一日で捨て去れ(新潮社) その15
2009.12.14

柳井社長はあと10年で売上高5兆円にするといいながら
一方であと4年の65歳で第一線から引こうとしています。
「そんなの無責任ではないの!」
だれでも突っ込みたくなりますね。

65歳で会長になって院政でもやろうと思っているのでしょうか。
それまでに柳井氏を越えるような経営者を育て上げられるか
甚だ疑問ですね。

数年前に玉塚氏に社長をバトンタッチしましたがうまくいかなかった。
社長復帰後も、執行役員制を取り入れたがそれもうまくいかなかったと
本に正直に書いてあります。
強烈なカリスマ社長を超えるのは大変ではないでしょうか。
「5兆円?オレが10兆円にしてやるから山口で隠居していてよ・・・」
それくらい言えるような真のリーダーを本当に待っているのでしょうね。

売上高5兆円を実行するために、経営幹部を200人育てるそうです。
確かにそれくらいの規模にするには、この「ワンマン経営」では
絶対に不可能でしょう。

一橋大学大学院の教授陣と教育機関を作って、後継者教育を
本格的に取り組んでいるとも書いてありました。
でもどうやって育てるかこれは非常に興味があります。
後継者教育をどうやってやるのか・・・。

「演説や討論がうまくなる、パワーポイントの使い方が上手にできる、
他社のケースを分析し、課題を探るなど技術論は教えるつもりは
まったくない。経営の本質を教える。」

大学教授が得意そうなことを一切学ばずに、現場の実地で教えるそうです。
これは私も学びたいくらいですね。
現場でOJTでどうやって経営の本質を教えていくのか・・・。

ところで、柳井氏の経営の手本としている方はドラッガーと松下幸之助で
特にドラッガーはNHKの特番に出演されるほど傾倒されているそうです。
松下氏はご存知のとおり、松下政経塾を設立して、
日本の将来を背負ってたつような優秀な人材を数多く育てました。

いっそのこと65歳になってもし一線を引かれたら、「柳井経営塾」を
山口で開講されたらどうでしょうか。
日本経済の真のリーダーを育てるために・・・。


成功は一日で捨て去れ(新潮社) その14
2009.12.11

あまり偉そうなことを言って、ユニクロからクレームが来ても
困りますね。
でも、これからもユニクロの「一人勝ち」にならないように
中小企業のためにユニクロを迎え撃つヒントを申し上げるまでです。

今やユニクロの対抗馬は国内にはいないそうです。
少し前では、「ユニクロ 対 しまむら」とか「ユニクロ 対 量販店」など
言われましたが、柳井社長の目は完全に海外に向けられています。
世界のアパレル小売業の上位3社はGAP(アメリカ)、ZARA(スペイン)
H&M(スウエーデン)なのですが、この社名とブランド名がこの本には
何百回と出てくることか!本当に関心するくらいです。

H&Mは、2008年9月に銀座に初進出したことで話題になりましたね。
もうそういう世界企業にどうやって対抗していくかで必死だそうです。
それに対抗するために、今後売り場面積2000平米以上の大型店を
日本に数多く作っていくそうです。
すごいですね。全館ユニクロの大型デパートみたいなものでしょうか。
その戦略は果たしてどうなのでしょうか。
それを本当に実行して行ったら、日本の中小小売業はまた大打撃を
受けてしまうのでしょうか。
でも、日本人は全館ユニクロのブランドしか売らないような
巨大デパートに皆喜んでいくのでしょうか。
日本人が皆それを望んでいるとも思えないのですね。
もっと多様なファッションを楽しみたいのではないでしょうか。
今までの郊外型店舗展開から大幅な方針転換です。
それがうまくいくかです。

第二の危惧する点は、ユニクロの「M&A戦略」です。
これも果たしてうまくいくかどうか。
確かに異業種に参入してくることは脅威です。
「ユニクロ・シューズ」はもうスタートしていますが
それ以外にインターネットや携帯の分野に進出すると発表しています。
それがどうなっていくのでしょうか。

2007年にアメリカの高級百貨店バーニーズをM&Aしようと
しましたが、買収に失敗しました。
でも結果的に買収しなくて良かったと書いてありましたが、
実際に1000億円もの資金を用意したそうです。
確かに買収していたら、アメリカのサブプライムの大不況の荒波を
まともに受け、深刻な経営危機にまでなっていたかもしれません。

M&Aによって「売上を買おう」ともし考えているとしたら
危険なことではないでしょうか・・・。

最後に、ユニクロの一番のウィークポイントですが、
それは皆マスコミも指摘していますね。
もうお分かりですね。カリスマ社長がいる企業の常にある問題、
「後継者問題」です・・・。


成功は一日で捨て去れ(新潮社) その13
2009.12.10

このアパレル製造小売業=SPA 本当にすごいと思います。
あの大ヒットのフリースがなぜ1900円で売れるか。
単に中国で作っているだけではないのですね。
これは感心しました。

まず原料を東レから買っています。
あの日本を代表する繊維メーカーがユニクロと手を組んでいたのですね。
だからこそ、現在もヒットしている「ヒートテック」が作られたのだとも
思います。

フリースはその東レから買った糸を、インドネシアで糸を紡いで
それを中国で作っているのです。
だからこそ1900円で売れる・・・。

そのあと現在でも売れている990円ジーンズはどうしてできたか。
これも驚きです。
中国製の安価なデニムを使ってカンボジアの工場で縫製している
そうです。

これでは、そう簡単には日本の中小企業には、ユニクロの真似を
できないかもしれませんね。

でもユニクロに本当に死角はないのでしょうか。
10年間で売上が本当に5兆円になってしまうのでしょうか。
そろそろその回答を発表しましょうか。

でも本当に売上が5兆円になって、利益が1兆円になると思うのなら
ぜひ株を買っておけばよいと思います。
10年間で利益が10倍になる株なら株価も10倍以上になって
おかしくないと本当に思うのです・・・。

ブログなんかで、あまり断定的なことを言って株の購入を勧めると
金融証券取引法によって逮捕!?されてしまうかもしれないので
ハッキリは申し上げません。
でもここで投資勧誘しても意味がないのです。
日本の中小企業のためにも、そうならないようにユニクロ以上に
努力をしていただきたいのです。

ユニクロの死角を三点申し上げて、このシリーズを終わりたいと思います。
ユニクロの攻略方法!です。

まず第一点このSPAはすごいとは思いますが、この戦略で5兆は
達成できないと私は思います・・・。


成功は一日で捨て去れ(新潮社) その12
2009.12.09

ユニクロ・ネタで連続してアップしています。
書きながら自分でもヒートアップしているのを感じています・・・。
なぜこれだけユニクロにこだわるのか、ここで本心を書いておきます。

このデフレ・スパイラルの崖っぷち日本経済の中で、
「一人勝ち」のユニクロの飛躍の理由を「暴く」ことは
この不景気に立ち向かう中小企業の原動力になると思っているからです。

結論を先に言います。こんなことは言い過ぎかもしれませんが
「ユニクロを10年間で売上を5倍になんかさせてはいけないのです!」
ユニクロの売上が1兆円から5兆円になるということは
他の企業の4兆円の売上が食われてしまうということではないでしょうか。

今や中小企業はこのデフレで喘いでいます。
事務所の近く中野では、100均ショップが大繁盛し、立ち飲み酒場が乱立し、
ワンコインランチも増えてきました。
ユニクロが990円ジーンズを売り出し、今まで2980円や
3980円で売っていた洋品店が大打撃を受けています・・・。

値段を安くするということは、原価は無論、どこか切り詰めなければならない。
人件費なのか他の経費緒なのか、リストラの相談も本当に多いのです。

「がんばれ!日本の中小企業!」
という応援メッセージで書いているつもりです。
わざと年代を追って書いていますが、何度も申し上げるとおり
昭和の時代ではユニクロは「田舎の中小企業」だったのです。

昨日アップしたように、15年前は「単なる安売りの店」で
それが平成になってから飛躍的に急成長しただけの企業なのです。
こういうストレートな表現は語弊があるかもしれませんが、
この本を読んで本当に感じました。
最近の柳井社長のコメントにも「山口県の田舎の企業」と自ら言っています。

それでも、この企業はそこから、もがき苦しんだのです。
その結果、日本に生産拠点を求めるのではなく世界へ向かったのでした。
単に仕入れて、販売する従来のアパレル業ではなく、
もちろん単なる安売りでもない、

「お客のニーズを掴み、自分自身で企画し、商品開発を行い、
タイムリーなマーケティングとともにお客に商品の良さを伝えて、
自分の手で売っていく」

これこそがユニクロを成長させた「アパレル製造小売業」=SPA
なのですが、もうお分かりですね。
これはアパレルに限ったお話ではないのです。
この不景気を突破する処方箋がここにあると思いませんか!


成功は一日で捨て去れ(新潮社) その11
2009.12.08

「会社はお客さまのもの」
という言葉は、個人的には少しキレイすぎるとは思います。
でもこれこそがユニクロの戦略なのですね。
何度も読み返してそう思いました。

「会社は誰のものか」という商法学者が好きなテーマは
経営者にとっては違うのですね。
これは勉強になりました。
このお話は深いです。私自身もっと勉強してからまたアップしましょう。


では「会社はお客さまのもの」という観点から、
ここでユニクロの強みについてもっと掘り下げてみましょうか。

これは柳井流の経営哲学というより、柳井社長のこれまでの
意地といったら失礼でしょうか。

お話を1994年の公開時点に振り返って見ましょう。
1990年に公開しようと宣言して、わずか3年ほどで広島証券取引所に
株式を上場します。
ユニクロ = 安売りの店
そういうイメージがもともとあったのでしょう。
だからこそ、安売りの商品 = 粗悪品
そうではない!と意地でも何としても言いたかった・・・。

それで上場して
「購入後3ヶ月は理由を問わずに返品します」
そういう画期的な戦略に出ます。

これは幻のCMで、見た人はほとんどいないらしいですが
関西のおばちゃんがユニクロのレジの前で、
「この服気に入らんから交換して」と言いながら服を脱ぐCM。
なんと強烈で下品なCMでしょうね。
私も記憶がないのですが、当然クレームの嵐ですぐ中止に。

そのあと、すぐ
「ユニクロの悪口言って100万円」
という奇抜なキャッチコピーを全国紙に出しました。
そのときも、
「1900円のトレーナー1回洗ったら糸が解けた、2回目は脇に穴があいた」
「Tシャツを一度洗っただけなのに、首のところが伸びた・・・」
などなどクレームの嵐だったらしいです。

この安売り=粗悪品 とのイメージとの戦いこそが
「会社はお客さまのもの」
という理念というか信念に結びつきます。

その悔しさがバネになって、その後、今までの日本にはない独自の
アパレル製造小売業(これをSPAというそうです)
という新規分野を開拓していったと思うのです・・・。


成功は一日で捨て去れ(新潮社) その10
2009.12.07

「会社は誰のものか?」
というくだりがあります。
こここそ柳井流の経営学の真髄だと思います。

先週かなりしつこく公開のお話をしてきましたが、
株式の公開というのは、基本的には「会社は株主のもの」という
考えに立つものです。
だから、配当をして株主に報いなければならない。

でも、この柳井社長は
「会社はお客様のもの」
と言い切っています。
「上場企業の社長がそんなことをいっていいの?」
私としても突っ込みたくなるところです。
それこそいつか株主訴訟でも受けてしまうのではないかと
危惧さえしてしまいます。

100歩譲って「ユニクロというブランド」は
お客様のものと考えたとしても
上場している以上、「会社は株主のもの」と考えるべきでは
ないのでしょうか。
でも「そんなことはありえない」と社長は完全に否定もしています。

このお話は、日頃中小企業の経営者と接している税理士として
よく問いかける「問答」です。
以前「会社は誰のものか?」
というテーマで証券税制のセミナーをよくやりました。
私自身このお話はライフワーク!にしようかと思っているくらいの
テーマなのですね。

株式公開を念頭におかない中小企業は、会社=社長のもの
という発想が多くなります。

例えば決算前に1000万円も利益が出ているとします。
「では決算大バーゲンをやりましょう!」
そういう発想は、ユニクロのような「会社 = お客様のもの」
という考え方なのでしょう。
消費者側に立てば実に望ましい経営です。

会社は株主のものという発想なら
「1000万円で税金400万円支払った後
600万円配当して株主に報いよう」
となります。難しいですがこのあたりお分かりになりますか?

「では1000万円を決算賞与として従業員に配りましょう!」
そういう発想は「会社は従業員のもの」となるのですかね。
実際はほとんどないですが・・・。

でも多くの中小企業はこうです。
「繰り延べの節税策を講じて、社長の役員報酬を来期から上げましょう」
だいたいこれで納得してもらえます。
やはり日本の中小企業経営者に特有の発想はこれです。

「会社 = オレのもの」


成功は一日で捨て去れ(新潮社) その9
2009.12.04

「日本の税制が悪いから!」
当時の公開する理由を柳井社長は明確に言っています。

これは税理士としてよく理解していなければならないことですね。
「当時は利益の6割が税金だった。仮に2年続けて10億円の利益が
出たとすると、約6割が法人税等に支払われる。おまけに前年度の
税金の3億円を当年度に予定納税しなければならない。・・・
一瞬にして9億円が税金に消えるような気さえする・・・」

これは理解できますね。
ただ、その後税率は下がってきたのですこし状況は
当時と変わってはいますが。
急成長する企業にとって納税が大事な問題になってくる。
だからこそ、資金を得るために株式公開しかなかった・・・と。

どうでしょうか。
これが柳井社長のいう公開の真の目的です。
結果的に公開によって彼は世界有数の株長者なったのですが、
もともと株長者を狙ったわけでなく、資金繰りのために
資本市場から資金を調達したかったのです。


でもここで、株式公開と税金のお話、もっと突っ込んで書いてみましょうか。
税金を支払うのが好きな社長はいません。
私もこの業界に飛び込んで15年くらいは経ちますが、そんな社長には
お目にかかったことはありません。
どんな社長でも、税金を好き好んで、喜んで支払う訳ないのです。

顧問税理士としていろんな社長にお会いしました。
「なんとかならないか!」
納税額を説明すると、そう怒り出す社長も多いものです。
それで多くの税理士は
「では関連会社を設立して、経費を発生させ・・・」とか、
「社長のお持ちの土地を会社がお借りして、賃料を払う・・・」
などなど、あれこれ知恵を絞って「合法的な」節税策を講じるのですね。

でもお話が株式公開となると、こういう関連会社や社長との
私的な取引はご法度なのです。
「資本政策」といって、上場公開を目指すとまず関連会社の整理から
入るのです。
会社が本当にどれくらい儲かっているか、明確にするためです。
当然節税ではなく、正しく納税することも要求されます・・・。

つまり、株式を公開するということは
「当社はこれだけ儲かっています。よって配当もキチンと出します。
当社の業績はこれだけすばらしいですので、ぜひ出資してください。
株も買ってください。」
それが公開ということなのですね。

配当するということは、節税なんかしないで利益を
たくさん出さなければならないということなのです。
大変大事なお話です。この発想お分かりになりますか!


成功は一日で捨て去れ(新潮社) その8
2009.12.03

1990年からユニクロは安本先生の指導のもと、
公開に向け準備作業を進めていくのですが、
ここで公開準備作業について、詳しくご紹介してみましょう。
ぜひ知っていただきたいこともあります。

まず、「月次決算」をスピーディーに正確に実施するようにします。
こんなこと当たり前だと思われる方も、絶対にいるかもしれませんが
先日ご紹介しましたように、当時は地元の税理士に経理を「丸投げ」
していたのですね。それでは公開なんかできるわけないのですね。
だからこそ、自社内の経理システムの確立を真先にしました。
と同時に、仕入、販売、在庫、店舗運営、出店管理などの
不正や間違いを防止、発見するための牽制制度を確立していきます。

当時は言われなかった言葉ですが、今はやりの「内部統制制度」ですね。
それと、社内管理規定や運用マニュアルを作っていきます。
給与体系も整備したそうです。

ここまで読んで、
「なんだ!ユニクロも、昭和の時代までは、日本全国どこにでもいる
そのあたりの中小企業そのものではなかったのではないの?」
そう思うでしょう。
だからこそ「田舎の中小企業」であったと私が申し上げたまでです。

でも日頃、会計事務所を経営している者として、
次の言葉は非常に参考になりました。
安本先生の次の言葉で、このユニクロの経理システムが
一瞬にして変わったのです。

「決算書は経営者の成績表です。
それを自前で作れなければいけません。
毎月、月末で締めて即座に作って評価し、翌月の対策を打つ。
この月次決算書の流れも大事です。」

この一言で、世界のユニクロへと経理システムが確立していったのです。
日頃、商売柄「記帳代行業」という職業があることを十分知っています。
それを商売の種としている業界人として、実に「深い」言葉です。

このフレーズは、中小企業がユニクロのように
世界に羽ばたいていただくために、
私はこれから1000回くらい言っていくでしょう!


成功は一日で捨て去れ(新潮社) その7
2009.12.02

ユニクロ経営学を学んで一番うらやましかったのはここです。
41歳の青年実業家は必死になって経営を勉強していた際に
一冊の本に出会います。安本先生の書かれた
「熱闘 株式公開」という本です。
今では絶版になって手に入らないのですが、社長いわく、
「読者の立場に立って、経営や株式公開のイロハが分かりやすく
書かれている」そうです。
この本によって、柳井社長は上場公開を目指すようになったのです。
すぐさま安本先生を山口県の宇部本社に招き、コンサルティングを
依頼します。

その時は36歳の若き会計士だったのですが
それ以来お付き合いが続き、現在は株式会社ユニクロとその持ち株会社
である株式会社ファーストリテイリングの監査役をお勤めになっています。
20年間ずっとこのユニクロの成長を支えてきた方なのです。

ユニクロのホームページにもバッチリお顔も出ています。こちら
若々しくやさしそうな先生ですね。
アスクルの監査役もお勤めで、現在は大学教授でもいらっしゃいます。
しかも、いろいろ本もお書きのようですね。
「ユニクロ!監査役実録」も読んでみたい本です。

しかし会計士として、こんなうれしいことはないのではないでしょうか。
自分の関与した企業が大発展をして、売上数十億から一兆円になる・・・。

なんと幸せな会計士でしょうね。
業界人としてたまらなくうらやましく思います。
当事務所の経営方針として
「顧客とともに栄える 開業から上場まで」
を私は開業以来掲げています。
こういう企業とお付き合いしてみたいですね。

ここで個人的に 「しまった!」 と思いました。
私もこれでも30台で「個人事業の超簡単経理」を書きました。
読者の立場に立って、経理の初歩を分かりやすく書いたつもりです。
ありがたいことにその後ずっと改訂を続けています。

こんなことなら、そのとき
「超簡単 株式公開」
も書いておけばよかったと本当に残念に思います。

そうすれば、今頃私も一兆円企業の顧問税理士になっていたかも
しれませんね!?
売上が一兆円だと顧問料は一億円!?(下品なお話ですいません・・・・)


成功は一日で捨て去れ(新潮社) その6
2009.12.01

ここで柳井社長は会社を上場公開しよう!と
決意します。
これは公開の典型的な例ですね。
なぜ柳井氏は公開企業にしようとしたのか、これはまた参考になるお話です。

90年当時、私も現役の証券マンだった頃なのでよく覚えています。
当時は売上高が30億円くらい、利益が1億円を越えてくると
証券会社は皆「上場しませんか」とアプローチをかけていました。

「公開すると持ち株の価値が跳ね上がって億万長者になります!」
そんなセールストークが横行するくらい、上場すると株長者が
全国で出現していました。

でも、この社長は会社の公開の目的を、まったく違う次元においていたと
思うのです。
ずばり「資金調達」です。
当時は、本当に資金繰りが大変だったそうです。本にも

「1990年当時の我が社は、洋服の販売店がユニクロ7,8店舗を
含めて直営店は10数店舗しかなかった。
運転資金はいつもぎりぎりで、設備投資資金はほとんどなかった・・・」

なるほど!だからフランチャイズ(FC)展開を図ったのですね。
ずばりカネがなかったから・・・。
この本にも前著(一勝九敗)にも2回でてくるお話。
よほど悔しかったのでしょう。

「3年間で100店舗出店してから公開する!」

この急成長期にそう宣言したものの、メインバンクから資金の引き上げを
通告される・・。
これは公開しかない!そう思ったのでしょう。
「公開して銀行を見返してやる!」と。


それとここでまた業界人として感動したお話。
ここでユニクロを急成長させた運命の方と出会いました。

公開コンサルタントの公認会計士 安本隆晴先生 との出会い。
柳井社長41歳。安本先生36歳のときでした・・・。


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