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吉田信康税理士事務所ブログ

夢をかなえるゼイ 私の脱サラ日記 その20

2010.08.23

企業内税理士


また書きながら、今度は自分に対して「突っ込み」たくなってきました。
20年経って分かったこともあるのですね。
まだまだその当時は若かったものですから・・・。


「企業内税理士」どころか、「企業内弁護士」や「企業内会計士」という
言葉もありますね。
試験制度を変革して、企業内に専門家を増やす動きもあるようですが、
一向にそういう職種が増えてこないようです。
それはなぜでしょうか。

それは専門家に依頼すべきリスクを、企業内に内在したくないからだと
私は思います。
税務に関して言えば、申告書を税務署から否認された時のリスクが
常にありますね。
ですから、企業内税理士は自社の申告書を書かないのが原則です。


でも
「申告書を書かない税理士は税理士でない。」
と本当に思うのです。
税理士試験を仮に合格しても、申告書を書いてみなければ
分からないことがたくさんあります。これは経験則からもいえます。
こういうことを書くと、現在「企業内税理士」として活躍されている方から
きっとご批判を受けるでしょうか。

同様に
「オペをしたことのない医者は医者でない。」
「法廷に立ったことのない弁護士は弁護士でない。」
有資格だけの評論家では真のアドバイスはできないと本当に
思うのです。

一方で証券会社は
「投資家の自己責任」
という不文律のビジネス原則があるのです。
証券仲介(ブローカレッジ)である以上、それ以上のサービスはありえないのです。
ですから、税務申告は自己責任でやってもらうしかないのです。
よって投資家の申告書を書いてあげるサービスなんて、どこの証券会社も
いまだにやっていません。

もしそのまま運よく「企業内税理士」となっていたら、
いったい私に何ができたのでしょうか。

また税理士となって分かったこともあります。
証券会社の立場では、中小企業の貸借対照表の資産の部の「有価証券」
しか分かりません。
銀行の立場では、せいぜい資産の部の自行の「普通預金」と「定期預金」、
負債の部の自行の「借入金」しか分かりません。
顧問税理士の立場では、中小企業のそれら含め、
オーナーのこともすべてが分かっているのです。
それが分かっているといないではアドバイスの質が全く違うのです。
でも証券会社内の社員税理士に、何が分かるのでしょうか・・・。


・・・いろいろ今なら思うことは多いのですが、当時は
「野村證券を救うには私が税理士になるしかない・・・」
それくらい思っていたのですね。
ようやく税理士になりたい指数は急上昇してきます。

このブログを書きながらようやく気がつきましたが、
要するに、私が税理士を目指した理由は
「愛社精神」だったのですね・・・!



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