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吉田信康税理士事務所ブログ

消費税増税論議 その5

2011.05.10

税理士としていろいろな会社をご指導してきましたが

「消費税は『預り金』だからいずれ税務署に納めなければならないものなのです。」

これをいくら言っても実際に難しいのですね。
ほとんどの会社は、預り金であるはずの消費税は売上代金と一緒にされ、
日々の運転資金になってしまいます。

頭で理解してはいたとしても、なかなか消費税を別に
取っておくようなところは、ほとんどなかったと思います。
だからこそ「消費税の納税がいかに大変か!」を
知っていて欲しいのです。

税金の中で儲けに対して課税される「法人税」や「所得税」は
儲かっているから納税する資金はもともとあるのですね。
でも消費税は、損益計算で赤字でも、絶対に支払わなければならないのですね。
ここが肝心なのです。


さあ!消費税の計算構造をくどくど説明してきましたが
消費税増税論議にお話を戻しましょうか。

では現行の5%が仮に8%に引き上げられたらどうなるのでしょうか?
くだんの100円ショップでもう一度説明しましょう。
「売上」が5000万円で、「仕入れ+経費」が3000万円の例でしたね。
8%なら

売上5000万円×8%=400万円

仕入れ+経費3000万円×8%=240万円

ということは400万円-240万円=160万円

なんと5%なら納付額が100万円なのに
なんと「160万円」に跳ね上がるのですね。
冷静に考えたら分かるのですが、(差額2000万×8%)
「強烈な増税」であると思いませんか!

いま密かにいわれている
「東北の復興支援に消費税を一時的に引き上げよう!」
もっともな意見だと思います。
東北はぜひ復興して欲しいと心から願います。

でも急激な増税を税務署に直接支払うことになるのは、
実際は経営者であるあなたなのですね・・・。



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