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吉田信康税理士事務所ブログ

夢をかなえるゼイ 炎の受験生編 その21

2011.08.30

経理という仕事


現在税理士という専門職についていながら、最初は、経理については
素人同然であったことを正直に書いてみました。
営業職からの転職ですから当然といえば当然ですね。

これは持論なのですが、
料理学校を出たばかりの見習い料理人が、すぐ料理はできないと同じように
簿記学校を出たばかりの見習い「経理人」がすぐ経理はできないのです。


現場に出てすぐ実感しましたが、税理士試験の簿記論や簿記検定試験の勉強は
実際には実務にはあまり役に立たないものです。
三割くらいは必要なことかもしれませんが、あとは実務とは関係のない、
まさに「学問」だからなのですね。


でも最初は「素人同然」であったおかげで、良かったことも多いのです。
つまり、経理を始め出した人達が、
「何が分からなくて、どんなことを知ったら経理ができるようになるか」
それが、よく分かるようになったのです。

当時は、「経理って何だろう?」本当に悩みました。
簿記を勉強することが経理ではないのです。
それが知りたくて、経理の初歩的な本を買いあさってもみたのです。

でもどれを見ても訳が分からないのですね。
税理士の書いた経理の本なんて、
簿記の学問的な知識をひけらかすような、あまり意味がないものが多いです。
知識が必要ではなくて実務的にどうしたらよいかということが大事なのです。

私がかつて書いた「超簡単経理」の本がどうして好評だったのか
お分かりになりますか?

経理の初心者の人が、分からないであろうと思う点、
必ずつまずく点を分かりやすく書いたからです。
そこに「貸方、借方」なんて専門用語は一切書かなかったのですね。
だからウケタのです。

我々会計事務所が、日頃相手にする中小企業は、
決して経理のプロではないのですね。
それどころか、経理の初心者が多いのです。

そういう人達に、どうやってやさしく教えたらよいか、それを考えることは
まさに大事なのです。


当時の会計事務所では、ウィンドウズ発売前で、「手書き全盛」の頃です。
それを毎月、手書きで現金出納帳、預金出納帳をつけさせた上で
さらに伝票起票までさせていました。
経理の素人の方に対して、伝票起票なんてやはりできなくて当然なのですね。
難しい複式簿記を強制すること自体やはり無理なのです。

できないのに無理に強制して、しかも「月次監査」とかもっともらしい理由で
わざわざ毎月押しかけていって
「ほらやはりできない」
ダメだしばかりです。
そんなことは大変失礼なお話だと思いませんか。

私は絶対にそんなことはさせません。
自分の経験から、経理の素人の方の気持ちが誰よりも分かるからです・・・。



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